店舗集客の悩みを解決!効果的なWEBマーケティングのアイデア12選

店舗集客の悩みを解決!効果的なWEBマーケティングのアイデア12選
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こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。

「自社に最適な店舗集客の方法がわからない」
「集客方法を実践しても、思うように顧客が増えない」
「今以上に、幅広い顧客に来店してもらいたいが、アイデアが出尽くしてしまった」

このようなお悩みはありませんか?

店舗集客はお店の現状を的確に把握し、抱えている問題点に合ったオンラインとオフライン両方の集客方法を組み合わせて行うことで効果が得られます。

SNSや広告など店舗集客の方法は多数あっても、自社に合う方法で実践しなければ、時間や手間をかけても目に見える効果は出ないものです。

そこで今回は、店舗の集客方法におけるよくある問題点と解決策、アイデアを紹介します。

この記事を読むことで、今以上の集客効果を発揮して、店舗の利益向上が期待できるでしょう。

目次

店舗の集客方法で悩むオーナーが抱える3つの課題と解決策

できる限り対策を講じているつもりでも、思うように集客できない、利益が上がらないという悩みを抱えている店舗はあるはずです。

集客方法で悩む店舗のオーナーは、どのような課題を抱えているのでしょうか。

①顧客の満足度が低くリピーターが増えない

新規で来店する客は多いものの、2度目、3度目の来店がなく悩んでいるオーナーもいるでしょう。

「リピーターにならない理由は、サービスに問題があるからかもしれない」と思うものの、顧客に来店しない理由を直接聞く機会はほとんどないですよね。

株式会社ROI(ファンくる)が2021年に行った調査「美容室利用についての意識調査」によると、美容室にリピートしたくない1番の理由について以下の結果が出ています。

美容室にリピートしたくない1番の理由

【引用:美容室利用についての意識調査|株式会社ROIのプレスリリース

最も多い理由が、仕上がりが好みではない28%、次いで技術が悪い27%、接客が悪い22%です。

仕上がりが好みではなかった、技術が悪かった点は、顧客に期待以上のサービスを提供できなかったということです。接客については、どの業種でも共通しているでしょう。

エステやネイルサロンでも、美容院と同様のリピートしたくない理由となりそうです。

また飲食店であれば「美味しくなかった」、宿泊施設であれば「居心地のよい客室ではなかった」と当てはまるかもしれません。

顧客は、きれいになりたい、美味しいものを食べたいなど、期待している最高の結果を求めてサービスを利用します。

お金を払っているのに期待以下のサービスを提供されれば、2回目以降の来店は控えるでしょう。

解決策:顧客のニーズを正しく把握し、店舗のサービス力を上げる

顧客満足度を向上させる方法は、以下のとおりです。

  • 顧客がサービスに求めるレベルを把握する
  • 従業員の満足度を向上させる

オーナーが質の高いサービスを提供していると思っていても、顧客はどのように感じているのかはわかりません。

利用者にアンケート調査を実施して、どのような点がよかった・悪かったか、何を期待して来店したかなどを調査をしてみてください。

利用者の声は財産です。課題、自社の強み、顧客が求めているものもわかるため、利用者の声を活かして満足度につなげていきましょう。

従業員の満足度は、離職率の低下や接客の質にもつながる問題です。冒頭で紹介した「美容室にリピートしたくない1番の理由」の3位に「接客が悪い」がありました。

顧客に「次はない」と感じさせないためにも、すぐ近くにいる従業員の満足度にも注目してみてください。

また、顧客が求めているニーズを満たすためには、ファネル(漏斗)に応じたアプローチをしなければなりません。

集客におけるファネルとは、以下を指します。

顧客ファネル

ファネルの最上部「認知」の段階にいる顧客は、あなたの会社にどのような商品やサービスがあるのかわかりません。

会社そのものや商品を認知できていない顧客に対して「うちの商品は他社よりもコスパが高い!」とアプローチをされても、疑問が残るばかりで利用する人は少ないでしょう。

4つの段階に応じた顧客に適切なアプローチをしなければ、サービスの利用機会を逃してしまうのです。

顧客ニーズやファネルに合う4段階のアプローチをして、購入へつなげることが新規顧客、リピーターを増やすことにつながります。

段階それぞれに合うアプローチの例は、以下のとおりです。

  • 認知・・・Googleビジネスプロフィール、SNS、チラシ、CM、広告などで会社名やサービスを知ってもらう
  • 興味・関心・・・自社サイトやSNSの公式アカウントへアクセスしてもらい、情報を提供
  • 比較・検討・・・サンプルの配布、無料体験、入会前カウンセリング、定価の半額でサービス利用
  • 購入・・・来店してもらいサービスを体験、購入

顧客のニーズをしっかりと把握して、満足してもらえるサービスを提供するのがリピーター獲得のコツです。

 ②アピール不足で新規顧客が増えない

新規の顧客が増えない課題を抱える店舗には、2パターンあるでしょう。

  • オープンして間もない店舗
  • 経営する年数は長いものの、新規の顧客が増えない(常連客ばかり)

リピーターと新規顧客の集客方法は、似て非なるものであるため、それぞれに合った集客対策が欠かせません。

新しくお店を構えた場合も、何もせずにお客さんが押し寄せてくれるようなケースはまれです。

まだ自社のことを知らない人に対しては、認知度を高める、サービスを知ってもらうためのアプローチが必要となります。

解決策:GoogleビジネスプロフィールやSNSを利用する

新規顧客の獲得には、店舗の知名度を高められるGoogleビジネスプロフィールやSNSの運営がおすすめです。

例えば、SNSを毎日更新していても、オーナーが書きたいことをそのまま文字にしては、集客効果を発揮できません。お店が抱えている問題点に合ったツールを、発信内容にまで気を配りコンテンツを作り上げていく必要があります。

GoogleビジネスプロフィールやSNSの正しい運用方法は、この記事の中盤で紹介する「認知度アップに欠かせないオンライン店舗集客方法12選!」の見出しで詳細を解説しています。

③効果の出る店舗集客の方法が見つけられない

思うように集客できない店舗においては、そもそもどういった方法で集客することが適切なのかわからない場合もあるでしょう。

SNS、ブログ、チラシなどさまざまな集客方法があるなかで、何を実践すべきか、自社にはどの方法が最適であるかは業種やターゲットによって異なります。

集客方法がわからず、なんとなくSNSを更新し続けている、集客率が伸びず集客をやめたケースがあるかもしれません。

効果の高い店舗集客方法を見つける解決策として、PCDAサイクルについてご紹介します。

解決策:PDCAサイクルを回して対策を練る

  • P・・・Plan:計画
  • D・・・Do:実行
  • C・・・Check:評価
  • A・・・Action:改善

PDCAサイクルとは、計画・実行・評価・改善のサイクルを何度も繰り返して改善効果を高めていく施策です。

クーポンを配信して新規顧客を獲得する計画を例に各段階での行動を確認してみましょう。

  • P・・・どのような方法でクーポンを配信するのか、クーポン使用者にどのようなサービスを提供するのか、クーポン情報を見た何割くらいに来店してもらいたいのかを決める
  • D・・・実際にクーポンを配信する
  • C・・・クーポンを使用した割合、新規顧客が増えた割合、新規顧客のうち次回の予約をした人の何割などの数値を把握
  • A・・・クーポンの利用者が想定より少なければ別のクーポンを配信する、クーポン利用者や新規顧客に満足度アンケートを実施する

PCDAサイクルを上手く回せるようになれば、自店の店舗集客に効果的な集客方法が見つけられるはずです。

認知度アップに欠かせないオンライン店舗集客方法12選!

ここでは、新規顧客とリピーターを増やすためのオンライン集客方法を紹介します。

自社に合う集客アイデアを把握して、PDCAサイクルを実施しながら、最適な集客方法を見つけていきましょう。

①MEO対策:来店する可能性が高い顧客にターゲティングできる

MEO対策とは、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)に登録した店舗の、集客順位を高める施策のことです。

Google検索で店舗名を検索すると、右側に検索したお店の概要や写真、口コミ評価、営業時間などが表示されます。

店舗集客 Googleビジネスプロフィール表示

このGoogleサービス上で表示される店舗情報を管理するには、Googleビジネスプロフィールというツールを使う必要があります。

無料で利用できるツールであるGoogleビジネスプロフィールを使うと、以下のことが可能になります。

  • 店舗情報の管理
  • 魅力を伝える写真の掲載
  • 商品やサービスの掲載
  • 口コミの管理や返信
  • 投稿機能を使ったリアルタイム情報の発信
  • アクセス情報の解析
  • 無料でWebサイトの作成

Googleビジネスプロフィールは無料で取得可能なGoogleアカウントがあれば、すぐに始められます。詳しい登録方法や使い方は次の記事で解説しています。

MEO対策が向いているケースや業種

  • Googleビジネスプロフィールは、店舗集客を行うすべての業種に向いている

MEO対策の活用例

  • Googleビジネスプロフィールの「投稿機能」を使用して、写真やテキストで自社の最新情報やクーポンを配信する
  • Googleビジネスプロフィールで口コミを集めて、新規顧客の来店動機につなげる
  • Google検索で「◯◯市 美容院」「近くの美容院」と検索したユーザーに、自社を認知してもらう

②SEO対策:自社サイトから予約・購入を促せる

SEO対策とは、検索エンジン最適化を指します。Googleなどの検索エンジンにおいて、サイトを上位表示させるための施策であり、アクセス数を増やし自社サイトの認知度を高める、成果につなげていく方法です。

おもなSEO対策の方法は、おもに3種類あります。

  • キーワードの選定とコンテンツの充実性
  • サイト内部の整理(内部対策)
  • 自社サイト以外からの評価を受ける(外部対策)

ただ、対策の成果が出るまで半年~1年ほどかかること、それぞれの対策を行うプロに任せなければならず費用もかかる点がデメリットです。

店舗集客をするのであれば、SEO対策よりGoogleビジネスプロフィールを使ったMEO対策のほうが優先度は高いと覚えておきましょう。

SEO対策が向いているケースや業種

  • すでに自社サイトを制作している人(制作しているが更新をしていない人)
  • GoogleビジネスプロフィールやSNSだけでは、サービスの魅力が伝えきれない人

SEO対策の活用例

  • 自社サイトに予約フォームを作成して、サービスの利用や無料体験・資料請求につなげたい人
  • 店舗集客を行いながらも、商品を自社サイトから購入してもらう導線をつくりたい人
  • SNSなどから自社サイトへアクセスを促し、詳細なメニューやスタッフの情報を伝えたい人

③Twitter:本日のおすすめなどリアルタイムな情報を共有できる

無料でアカウント開設、利用できるTwitterも店舗集客に役立つツールです。

Twitterには、ほかの集客方法にはないメリットがいくつかあります。

  • 利用のハードルが低く使いやすい
  • 投稿した内容がリアルタイムで共有できる
  • ユーザーによるいいねやリツイートで、情報を拡散してもらえる

ユーザーを惹きつける投稿にはコツがいるものの、このメリットを活かせば高い集客力を発揮するでしょう。

Twitterが向いているケースや業種

  • 10~20代の若い世代にもアプローチしたい人
  • 魅力的な写真やエピソードなどのネタが豊富で、バズを狙いやすいサービス

Twitterの活用例

  • 自社に関連するキーワードでつぶやいたユーザーにいいねやリツイートをして、サービスをより身近に感じてもらう
  • 「フォローしたユーザーに抽選で、50%オフのクーポンプレゼント」といったキャンペーンを行い、フォロワーを増やして認知度を向上させる
  • Googleビジネスプロフィールや自社サイトでは伝えられない、オーナーやスタッフの情報を伝えて、人となりや親しみやすさを感じてもらう

④Instagram:画像でサービスの魅力を伝える

Instagramは各種SNSとは異なり、写真・動画をメインに魅力を発信するツールです。

文字も投稿できるものの、ブログのようにたくさんの文章を書いても、ユーザーは読み飛ばしてしまう可能性があります。

美味しそう、楽しそうなど、視覚でユーザーの欲を刺激して「店舗に足を運んで体験してみたい」と感じさせる投稿をしてみましょう。

そしてストーリーズからの公式サイトへのリンク、ショップ機能でサービスの予約・購入までの導線がつくれます。

飲食店のインスタグラム活用のポイントと成功事例を紹介!

Instagramが向いているケースや業種

  • 10~20代の若い男女、トレンドに敏感な世代に向けてアプローチをしたい人
  • 視覚・聴覚で自社サービスの魅力を伝えられる飲食店、美容院、エステ、宿泊施設等
  • アップする画像や写真から、ブランドイメージを確立させたい人
  • ショップ機能で、自社商品を宣伝・販売したい人

Instagramの活用例

  • 若い世代の目を引く内容の写真を投稿して、いいねやフォロワーを獲得して店舗への集客を目指す
  • プロフィールや各投稿に住所・営業時間・駐車場の有無等を投稿して、実際に足を運んでもらいやすくする
  • Instagram限定クーポンを配信して、SNSからの新規顧客獲得を目指す

⑤Facebook:予約・電話の行動を促せる

Facebookではビジネス用アカウントを運用すれば、写真・テキストの投稿、広告の配信や店舗予約機能が利用できます。

ビジネス用アカウントの正式名所は「Facebookページ」であり、個人が利用するアカウントとは別途登録が必要です。

またFacebookは登録時に氏名・生年月日・性別・居住地を記入しています。このことから、より詳細なターゲティングができるメリットもあります。

顧客にアプローチしやすい広告配信ができる点は、Facebookならではのメリットといえるでしょう。

Facebookが向いているケースや業種

  • TwitterやInstagramよりユーザーの年齢層が高く、30代以降にアプローチしたい人
  • いいね、コメントでユーザーとコミュニケーションをとり、認知度向上や来店へつなげたい人
  • 自社サイトやブログはないが、SNSから予約を行い集客したい人

Facebookの活用例

  • 顧客とのエピソードやイベントの開催報告から、親しみやすさをもってもらい、サービスの体験イメージを伝えていく
  • 写真や画像だけではなく、テキストでサービスの魅力を伝えて、潜在顧客や来店のきっかけを待つ人へアプローチしていく

⑥LINE公式アカウント:クーポンの配信や予約ができる

LINE公式アカウント(旧:LINE@)では、コミュニケーションアプリLINEで企業と顧客が接点をもてるツールです。

LINEのメッセージ同様に、顧客と1対1でメッセージをやりとりできるため、商品に対する相談や予約時間の調整といったこともできます。また、簡単な質問であればチャットボット機能を使って、自動返信も可能です。

LINE公式アカウントでは、メッセージの下部にメニューボタンを設置できます。

メニューボタンに、電話での問い合わせ、予約フォームへの導線を作成できるため、やりとりをしたあと離脱しないまま、購入へとつなげられることもメリットです。

ほかにもLINE公式アカウントでは、以下の機能が搭載されています。

  • 友だち登録をした全員へのメッセージ
  • クーポンの配信
  • 来店時のQRコード読み取りでポイントを貯められる

アカウントの作成は無料です。メッセージの送信数や友だちの人数が増えたとき、有料プランに切り替えることも可能であり、まずはコストをかけずに集客したい人にも向いているでしょう。

飲食店のLINE公式アカウントで集客する方法!友達の増やし方や活用事例も

LINE公式アカウントが向いているケースや業種

  • 1対1でやりとりをする機会が多い個人店
  • クーポンの配信で新規顧客、リピーターを増やしたい人
  • 顧客の細かな要望にも応えていきたい人

LINE公式アカウントの活用例

  • 店舗内で、QRコードとともにLINE友だち登録のPOPを設置。クーポン配信、予約状況の確認を行えるようにして、リピーターを増やす
  • 来店時にQRコードを読み取ってもらい、顧客にポイントを貯めてもらう。ポイントが貯まれば特典を渡し、次回来店のきっかけをつくる
  • 自社の通販サイトやSNSで「お得なクーポンを配信」と宣伝をして、LINE公式アカウントへの登録を促す

⑦ポータルサイト:有名サイトであれば認知度が向上しやすい

ポータルサイトとは、コンテンツの「入り口」を示すものです。飲食店であればぐるなびや食べログ、美容院・エステ・サロンではホットペッパービューティーや楽天ビューティーが有名でしょう。

近くの飲食店や美容院を検索する際に、ポータルサイトが上位に表示されるケースは多いものです。

そのためポータルサイトを閲覧したユーザーは、自社の存在を知らなくても、きっかけをつかみ来店する可能性があります。

ただ、上記で紹介した有名ポータルサイトには、非常に多くの店舗が情報を掲載しています。

上位表示されなければ比較の対象にならないこと、他社よりも魅力がなければ来店のきっかけにならないことは、ポータルサイトのデメリットのひとつです。

上位表示をさせるためには、高額なオプション料金がかかります。ある程度費用に余裕がなければ、思うように集客ができないケースもあるでしょう。

ポータルサイトが向いているケースや業種

  • 費用をかけてでも有名サイトで宣伝をして、集客をしたい人
  • 他社にはない魅力があり、店舗を比較されたときに自社を選択してもらいやすい店舗
  • 認知度向上のためにポータルサイトを活用したい新規店舗

ポータルサイトの活用例

  • 「◯◯地方では初」「◯◯区では初出店」「日本に数少ない◯◯」のように、自社の希少価値や魅力をアピールする
  • 「口コミ投稿で次回サービス50%オフ」など口コミの投稿をうながし、認知度の向上や見込み顧客に対するアプローチを行う

⑧リスティングの広告:顕在顧客にもアプローチできる

リスティング広告とは、検索キーワードに基づいて表示される広告を指します。たとえば「中古車販売」と検索した際に、最上部「広告」の文字がついているページです。

中古車の購入を検討しているものの、特定の業者を決めていない潜在層にもアプローチできるメリットをもちます。

ただ、広告を表示させる適切なキーワードの選定、誘導するページの作成、広告を忌避するユーザーがいることなどを踏まえると、上記で紹介した集客方法より難易度が高いといえます。

専門知識が必要であり、自社で広告を出稿できない場合は、運用代行サービスの利用も必要でしょう。

リスティング広告では、自社サイトのLP(ランディングページ)に誘導します。自社サイトがあることを前提に、新たにLPを制作する費用もかかるでしょう。

リスティング広告が向いているケースや業種

  • 客単価+粗利益が高い商品やサービス(美容整形、結婚相談所、弁護士への相談等)
  • 定期購入やリピートの見込みが高いサービス(スポーツジム、習い事等)

リスティング広告の活用例

  • 「大阪市 中古車販売店」「大阪市 光脱毛」などのキーワードでリスティング広告を表示。無料相談や来店を促す。

⑨SNS広告:性別や年齢層に基づいたターゲティングできる

SNS広告とは、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSに掲載する広告を指します。

広告は、投稿の合間に広告が掲載されています。タイムラインに馴染みやすく、広告を認知してもらいやすい、クリックしてもらいやすいことがメリットです。

SNS広告から自社アカウントやサイトへリンクをして、フォロワーの獲得、商品の詳細ページへの誘導につなげて認知度の向上、集客へとつなげます。

SNSに登録する際は、生年月日や性別を入力します。ユーザーの情報に基づいた広告を表示できるため、顕在層にもアプローチできるでしょう。

リスティング広告同様、費用がかかること、自社で運用できない場合は代行サービスを活用することで、費用対効果の高い広告が期待できます。

SNS広告が向いているケースや業種

  • 流行に乗った新しいサービスを展開している企業
  • SNS映えする写真で集客が見込めるサービス

SNS広告の活用例

  • SNSの登録情報でターゲティング。20~30代・男性をターゲットに筋トレマシンに特化した、スポーツジムの広告を出稿

⑩口コミ:コストを抑えつつ新たな顧客を増やしやすい

マイボイスコム株式会社が2020年に行った調査「ネット上の口コミ情報の参考度」によると、年々口コミを参考にするユーザーが増えていると発表されています。

マイボイスコム口コミのアンケート結果

【引用:ネット上の口コミ情報に関するアンケート調査|MyVoiceのプレスリリース

「参考にする」と答えた人は55%を超えています。さらに、女性の10~30代においては7割を超えている結果も発表されていました。

マイボイスコム口コミのアンケート結果

【引用:ネット上の口コミ情報に関するアンケート調査|MyVoiceのプレスリリース

同調査で「どのような場合に、ネット上の口コミ情報が信頼できると感じるか」においては、口コミの件数の多さ、おすすめや良い点だけではなく、良くない点についても書かれていることが挙げられています。

口コミの数が多いことに加えて、よくも悪くもさまざまな口コミを寄せられていることが、サービスへの信頼につながるのです。

店舗集客では、Googleビジネスプロフィールの口コミを活用しましょう。

ただ、口コミの数を増やしたいからといって、口コミの見返りに金銭や特典を渡すこと、なりすまし行為を行ってはいけません。

Googleマップの順位が下がる、Googleビジネスプロフィールのアカウント停止・削除といったペナルティを受ける可能性があります。

ほかにも、SNSで口コミの投稿を促す方法もよいでしょう。#(ハッシュタグ)を使って、顧客に投稿をしてもらえば、SNSでの口コミも増えます(例:#ケイビーカンパニー #検索ドーン)

SNSの口コミは、見返りにクーポンやドリンク1杯無料といったサービスを提供しても、ペナルティを受けることはありません。

口コミの集め方を解説!SNSやGoogleマップで効果的に集める方法

口コミが向いているケースや業種

  • 新規顧客へのアプローチは、どのような業種でも口コミが重要である
  • 既存顧客に対しても、新しいサービスをスタートした、リニューアルオープンしたのように、最新情報に関する口コミでアプローチできる可能性は高い

口コミの活用例

  • 店内に「Googleマップで口コミや評価をお願いします」といったPOPを貼って、口コミの投稿を促す(見返りはNG)
  • Instagramで、お店のロゴや商品が映った写真とともに、ハッシュタグを記載して口コミや感想の投稿を促す。スタッフに投稿画面を見せたとき、ドリンク一杯無料サービスを提供する

⑪アプリ:コミュニケーションがとりやすくリピーターを増やしやすい

店舗専用のスマートフォンアプリを使い、おもにリピーターを集客する方法もあります。

サービスのメニューや料金表が閲覧だけではなく、クーポン機能、ポイントカード機能、商品購入機能などがあります。そのため、1度来店した顧客との接点をもちやすいことが特徴です。

スマホアプリには、プッシュ通知機能があります。お知らせがあればスマホの上部に表示されるため、新メニューのお知らせやお得な情報も配信しやすいでしょう。

店舗アプリはユーザーにとって便利なだけではなく、ユーザーのデータを計測できるツールとしても活用できます。

メッセージの開封率、クーポンやポイントの利用率、来店頻度といったことまで把握できるため、顧客のニーズにあったサービスを提供しやすいのです。

店舗アプリのデメリットとしては、初期費用や月額などコストがかかる面です。

初期費用は数万円~数十万円、月額料金は1万円弱~5万円前後かかるため、熟考したうえで導入する必要があるでしょう。

アプリが向いているケースや業種

  • ユーザー自身が予約状況を知りたい飲食店、美容院、整体
  • プッシュ通知などで、定期的な来店を呼びかけたい美容院、ネイルサロン
  • デジタルチラシ、カタログで商品の購入を促したいアパレル

アプリの活用例

  • 店舗アプリ限定のクーポンを配信して、アプリの利用率を高めていく
  • 来店時、その場でアプリをインストール・登録してくれたユーザー限定でクーポン配信
  • これまでポータルサイト、LINE公式アカウント、SNSのDMで受け付けていた予約を、店舗アプリに一元化する

⑫SMS(ショートメール):開封率が高く宣伝効果を生みやすい

ショートメールとは、スマホの電話番号を利用したメッセージです。SNSやLINEがコミュニケーションの主流ではあるものの、活用方法に次第でSMSは高い効果を発揮します。

SMSのメリットや、集客に向いている理由は以下のとおりです。

  • メルマガと比較してメッセージの開封率が高い
  • 電話番号を変更する人は少なく、メッセージが届きやすい
  • アプリをインストール必要がなく、スマホさえあれば閲覧できる
  • SNS、LINE、メールと比較をしてSMSの通知は気づきやすい
  • SMSで配信される広告の数は少なく、情報が埋もれにくい

NTTコム リサーチによるとSMSの開封率は95%以上ともいわれており、非常に多くのユーザーが配信した情報を閲覧しやすいのです。

SMSはテキストと絵文字のみで、リンクや電話番号だけを掲載するシンプルなメッセージになるでしょう。

開封率の高さを活かしてキャンペーン情報の送信や、予約のリマインドができれば、さまざまなフェーズの顧客にアプローチできる優秀なツールなのです。

SMSが向いているケースや業種

  • 定期的にキャンペーンやイベントを行う飲食店、アミューズメント施設等
  • ハガキなどの郵便物で顧客にアプローチをしていた人

SMSの活用例

  • 自宅にDMやハガキでアプローチしていた顧客に対して、SMSでのアプローチに切り替える(郵便でかかっていたコストや手間も削減できる)
  • キャンペーンが始まる前日などに、キャンペーン特設サイトのURLを添付したSMSを送信する
  • メールで送信していたリマインダをSMSでお知らせして、ドタキャン防止で予約枠を無駄にしない
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オフラインで行う店舗集客方法4選!

オンラインで目的地探しをする人が増加しているといっても、まだまだオフラインでの集客方法も無視できません。オンラインとオフライン両方の集客方法を上手く組み合わせて対策を取る必要があります。

①DM(ダイレクトメール):WEB広告を見ない顧客にもアピールできる

WEBが発展する以前から行われているDMでの集客ですが、現在でも販促効果は十分に期待できるでしょう。

DMならではのメリットは、以下のとおりです。

  • WEB広告を見ない中高年世代にもアプローチできる
  • デザインやコピーライティング次第で、WEB広告やCM以上に強い印象を与えて、実際の来店につながる
  • DMで宣伝した商品がどれくらい売れたのかを把握しやすい

ただオンラインの集客方法と比較すると、コストや手間がかかること、住所や氏名まで把握しなければならないことなど、いくつかのデメリットはあります。

ターゲティングを明確にしたうえで、購買意欲を刺激するデザインのお知らせを作成できれば、費用対効果の高い集客が期待できます。

DMが向いているケースや業種

  • 50代以上などスマホでSNSを見ない世代をターゲットにした、サービスを展開する店舗
  • 郵便ポストの中身を確認する主婦をターゲットにした、学習塾、習い事教室、小売店等

DMの活用例

  • シニア世代にDMを送付するのであれば、文字のサイズや読みやすいフォントにこだわったお知らせを作成する
  • 電話番号を記載して、予約や問い合わせしやすいお知らせを作成する
  • サンプル商品やクーポンをDMに同封して、サービスの利用機会を増やす

②チラシ:特定のエリアに絞った集客をしやすい

DMと似たチラシでの集客ですが、住所や氏名がわからなくとも配布できるものがチラシです。

1枚のチラシであれば開封する手間がなく、伝えたい情報を目に通してもらいやすいことがメリットといえるでしょう。

チラシの場合、市区町村の特定のエリアのみに配布することも可能であるため、地域密着型ビジネスの集客にも向いています。

長期的な集客には不向きであるものの、新規オープンやリニューアルオープン時の、期間限定の集客やイベント時に活用したい集客方法です。

チラシが向いているケースや業種

  • 子育て世代が多い住宅街、集合住宅周辺で学習塾、習い事、教材等を提供するサービス
  • 地域の住民に多くサービスを利用してもらいたい個人店
  • デリバリー、テイクアウトができる飲食店
  • クリスマスや卒業式、入学式のイベントで集客をしたい店舗

チラシの活用例

  • チラシを持参した来店者限定のサービスを行う(その旨をチラシに記載する)
  • チラシに地図、電話番号、担当者名をわかりやすく記載して、来店や問い合わせへの導線をわかりやすくする

③看板:ローカルビジネスにおいてコスパが高い

看板は、特定のエリアに住む人、働く人を中心にアプローチできます。全国の顧客に商品を販売するサービスよりも、飲食店やサロンなどローカルビジネス向きの集客方法です。

看板には、おもに2種類があります。

  • 道路沿いに掲げる大きな看板
  • 店舗の前や駐車場付近に置く小さな看板

国道沿いなどにあり、車や電車に乗っていても見られるような大きな看板は、店舗名、住所、電話番号などの情報を書き、認知度や興味・関心を高めます。

「◯◯で検索」の文言やQRコードを掲載して、興味を抱いた人に対して自社サイトへアクセスをしてもらうように促すのです。

道路沿いに掲げる看板は、一度設置すれば数年間にわたって宣伝を続けられます。コスパの面から見ると、WEB広告よりも高い効果を発揮するでしょう。

店舗前にある看板は、営業時間、おすすめメニュー、お得情報など、お店に入りたくなる情報を書いて、直接来店を促します。

駐車場へのアクセス方法、車が止められる台数などを書いておくと、たまたま看板を見た人でも来店のきっかけができて、集客にもつながるでしょう。

看板が向いているケースや業種

  • 飲食店、美容院、病院、アミューズメント施設、水道・電気工事など店舗への来店、出張サービス等

看板の活用例

  • 店舗が入る建物に、電話番号や営業時間(診察時間)をメインとした病院の看板を設置
  • 道路から見える場所に、会社名とおもなサービスの内容、QRコードを掲載して、看板の前から立ち去ったあとでも比較、検討ができる機会を設ける

④イベント:参加・申込のハードルを下げれば参加しやすい

イベントでの集客とは、イベントそのものに参加を含めて、購入や来店など新規顧客を獲得するための方法です。

イベント時だけに留まらず、次回の来店へつなげるきっかけをつくること、明確なターゲットを決めることがポイントです。

たとえば新規顧客をターゲットにした店舗内イベントであれば、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 自社のコンセプトや理念
  • 自社のサービスを利用するメリット、効果
  • 他社とは違う強み

ただお得にサービスを利用できるイベントを開催しても、2度目の来店はないでしょう。

イベント参加者にはアンケートを実施して、サービスに対する感想、改善点などを調査してみてください。

アンケートで住所、メールアドレス、電話番号などの情報を提供してもらえれば、ここからDM、メール、SMS等でアプローチもできます。

アンケートで得た顧客の声を利用して、2度目の来店につながるアプローチ、次回イベント時の参考にしましょう。

イベントが向いているケースや業種

  • 自社独自の技術や商品を提供するエステ、サロン

イベントの活用例

  • 新規開店時に、より多くの顧客に認知してもらう目的で、新規オープンセールを行う
  • 2店舗目をオープンした際に、本店でも「◯◯店開店記念セール」を行う
  • 新規顧客限定で、全メニュー50%オフイベントを開催する

店舗集客を成功させるために大切な7つのポイント

さまざまな店舗集客アイデアがあるなかで、時間や費用をかけて実践するのであれば、できる限り成功させたいですよね。

すべての集客方法を実践することは難しいものです。自社に合う集客方法を見つけるとともに、成功のポイントを把握していきましょう。

①自社の強みや差別化ポイントを明確にする

いずれの集客方法を実践する場合でも、まずは自社の強みや他社とは異なるポイントを明確にしていきましょう。

集客のノウハウがあっても、強みや差別化できるポイントがなければ、自社が選ばれることはありません。

強みや差別化のポイントは、自社がどう思うかも重要ですが、顧客自身が体験して得られる効果やメリットにあります。

従業員からも話を聞くことに加えて「弊社を利用してよかった点を教えてください」「弊社のサービスで、どのような点に魅力を感じましたか?」など、利用者にアンケートを実施してもよいでしょう。

②ターゲットを明確にする

誰に自社のサービスを利用してもらいたいかとターゲットを明確にしなければ、適切な集客方法が選択できません。

ターゲットの選定は、性別とざっくりとした年代だけではありません。

  • どのような悩みをもっているユーザーなのか
  • 悩みを解決して、どのようなゴールを想像しているのか
  • 独身者、既婚者、子どもの有無
  • ターゲットはどのような方法で情報を収集しているのか
  • 安さを求めているのか、ブランド志向なのか

このように、性別や年齢以上だけではなくターゲットがもつ背景や心理まで明確にできると、集客方法はもちろん自社の強みも自ずと見えてくるでしょう。

③顧客のタイプに合わせた集客方法を活用する

顧客ニーズ・ファネル同様に、顧客のタイプや現状に合わせた集客方法も活用しましょう。

来店回数のみで見れば複数回、店舗に足を運んでいる顧客であっても、来店頻度が高く客単価も高いVIP、以前はよく利用していたが1年以上来店がないなどさまざまです。

見込み顧客

見込み顧客とは、将来的に自社を利用する可能性のある人です。具体的には、自社サイトのコンテンツを読んでいる、メルマガに登録している人などを指します。

ただ自社のサービスにどの程度興味・関心を抱いているのかは定かではないため、購入を検討している顧客のようにアプローチをすることは適切とはいえません。

見込み顧客は、リピーターや購入の可能性が高い顧客と比較をすると、店舗側から放置されてしまう可能性があるのです。

見込み顧客への集客は、定期的なメールやLINEを配信して、接点やきっかけづくりを行いましょう。

顧客は自分を放置する店よりも、さまざまなアプローチをしてくれるほうが信頼を感じやすいのです。放置より関心度が高まれば、他社よりも自社のサービスを選択してくれる可能性があります。

潜在層

潜在層とは、見込み顧客よりも前段階にいる人を指します。自社が提供しているサービスのジャンルに興味を抱きつつも、自社の名称や商品を知りません。

「ケーキ お取り寄せ」「大阪市 エステ」のように、ざっくりとしたキーワードで検索をしているケースが多いでしょう。

潜在層に対するアプローチは、リスティング広告やSNS広告、SNS運用を行います。

広告配信やSNSのいいね、投稿から、ケーキをお取り寄せできるサイトやSNSアカウントの存在を認知してもらえば、他社との比較や購入のきっかけとなり集客できるのです。

顕在層

顕在層とは、見込み顧客の一歩前の段階にいる人を指します。サービスのジャンルにのみ強く関心を抱いており、自社認識していない状態です。

ただ自社の存在を認識していないため、実際にサービスを利用するために他社と比較をしている段階には入っていません。

「お得であれば試してみたい」などのように、顧客にとって魅力的な情報さえあれば自社を認知してもらえる可能性があります。

顕在層に対するアプローチは、リスティング広告、自社サイトの閲覧(SEO対策)といった方法が最適です。

リピーター

新規顧客をリピーターに成長させるためには、定期的なコミュニケーションでつながりを切らさないことです。

一度来店している顧客であれば、メルマガやLINE公式アカウント、店舗アプリなどすでに接点ができている可能性は大きいでしょう。

2度目以降の顧客限定でクーポンの配信、関連するおすすめ商品などを伝えると、興味はあっても来店の動機がなかったリピーターにアプローチできます。

VIP顧客

自社に何度も来店しているVIP顧客であっても、より適切な集客方法を実践しましょう。

VIP顧客と通常のリピーターは集客方法を同等にするのではなく、より強い信頼関係を築き長く利用してもらうのです。

  • VIP顧客のみ、手書きで名前や個別のメッセージを添えたDMを送る
  • 来店時には、より丁寧なサービスの紹介を行い、新しいメニューも利用してもらう

このような集客を行えばVIP顧客は特別感を抱き、さらに満足度も高くなるでしょう。

VIP顧客には、担当以外のスタッフを紹介する、VIP限定メニューなど、来店時の直接的な関わりにも注目してみてください。

休眠顧客

以前は何度も来店していたのに、気づけば1年以上サービスを利用していない顧客もいるでしょう。

過去に来店していることから、電話番号やメールアドレスといった情報を把握しているため、なんらかのかたちで再度つながりをもてるはずです。

休眠顧客には「カムバックキャンペーン」「半年以上利用がないお客様限定」などの文言をつけたメール、DM、SMSがおすすめです。

特に長期間の休眠顧客でも、電話番号が変更されていない可能性もあるため、SMSでのアプローチが届きやすいでしょう。

またどのようなアプローチでも、できるだけ迅速に行いましょう。期間が空くほどに顧客は離れていきます。

スタッフの対応がいまいちだった、初回特典狙いの1度きりの利用といったケースもあります。顧客の心理を刺激する集客が実践できれば、再度来店をする可能性は十分あるでしょう。

④顧客ニーズやファネルに合わせた集客方法を活用する

集客を成功させるコツは、顧客の心理を理解からはじまります。

消費者行動モデルのひとつ「AIDMA(アイドマ)の法則」に合わせた集客を行いましょう。

  • A・・・Attention:注意
  • I・・・Interest:興味・関心
  • D・・・Desire:欲求
  • M・・・Memory:記憶
  • A・・・Action:行動

ここでは、学生をターゲットにした脱毛サロンを例に、消費者の心理を考えてみます。

Attention:注意(サービスを知らない)

SNS広告で、通える範囲のエリアに「学割のある脱毛サロン」が新しくオープンしたと知る。

まだエステやクリニックで脱毛をしたことがない女性は、脱毛そのものに興味を抱いている可能性はあります。

ただこの時点では、広告を見て初めてエステの存在やサービス名を知った段階です。

集客方法・・・SNS広告、リスティング広告

Interest:興味・関心(知ってはいるが興味はない)

SNSや口コミ、ブログ、自社コンテンツでエステのレビュー・評価・効果を見る

脱毛サロンといえば「本当に毛が抜けるのか」「安全に利用できるのか」といった不安な点は多いでしょう。

高い料金を支払い購入するのであれば、誰もが損をしたくないため、ネット上でどのような評価をされているのか調べるはずです。

「3カ月間◯◯に通ってみた」「脱毛ビフォーアフター」のように、効果が目に見えてわかる評価があれば、サービスに対する興味がより大きくなるでしょう。

集客方法・・・SNS運用、口コミの収集、自社コンテンツの作成

Desire:欲求(興味はあるが利用したくはない)

脱毛には興味があるが、さまざまな脱毛サロン店があるなかで、広告で見た店舗に決めてよいのか悩んでいる

広告で店舗の存在は知ったものの、それほど安くないエステでの契約は即決できません。

たとえば新規オープン杵として「先着50名限定!初回料金0円+スキンケアローションをプレゼント」といった情報があれば、まずはカウンセリングに行ってみようと思えるはずです。

少しでもお得に利用できるのであれば「ここで脱毛しよう」「話だけでも聞いてみたい」と思うでしょう。

集客方法・・・自社サイト・SNSアカウントでのキャンペーン情報を表示する

Memory:記憶(利用したいと思うが動機はない)

一度カウンセリングに行ったが、契約までには至らなかった

脱毛サロンへ足を運んだものの、何らかの理由で契約はしなかったというケースは少なくありません。

カウンセリングで不安を抱いた、想像以上に料金が高かったなどさまざまな理由があるでしょう。

記憶の段階にいる顧客であれば、他社と比較をしているうちに忘れてしまっていた、お金に余裕があるときに再度来店しようと思っていた人もいるはずです。

もう一度来店をしてもらい契約できるケースがあるため、カウンセリング時に控えておいた情報をもとに、アプローチをしてみましょう。

期間限定のキャンペーン情報とともにメッセージを伝えると、来店の動機づけとなりそうです。

集客方法・・・メール、SMS、DM、電話

Action:行動(動機はあるが利用の機会がない)

店舗に足を運んでもらい、入会の案内を行う

入会を検討している顧客に対しては、最後の一押しが重要です。

入会したいと思ったタイミングで、スムーズにカウンセリング対応してもらえなければ、予約のとりづらさを感じてしまい、他店へ流れてしまうかもしれません。

また脱毛のイメージをしてもらうために、同意のもと入会前に脱毛体験をしてもらうこともよいでしょう。

消費者の心理はこのような段階を経て、脱毛サロンへ入会をすることが予想されます。

その段階ごとに適切な方法を選択して、あらゆる層の顧客に漏れがないよう集客しましょう。

⑤新規顧客の獲得だけでなくリピーターの獲得にも注力する

顧客の獲得において「1:5の法則」と呼ばれるものがあります。

これは、リピーターと比較して新規顧客の獲得にかかるコストが5倍であることを示しているのです。

店舗としては新規顧客の獲得も重要ですが、コストの面から考えるとリピーターの集客にも注力をしていかなければなりません。

リピーターを増やす方法は、来店時にLINE公式アカウントと友だちになる、店舗アプリをインストールしてもらうことです。

これらふたつの方法は、アプリ内メッセージを使って店舗側からアプローチができます。

キャンペーン情報、クーポンの配信、新製品の案内を送れば、定期的に顧客との接点をが生まれ、来店の動機もつくれるでしょう。

⑥インサイト機能を活用して分析する

店舗集客を成功させるためには、データの検証を行うことも大切です。

チラシ、DM、看板といったオフラインの方法は、集客効果を実感しやすくても、データとして検証できないケースがあります。

そこで、オンラインの集客方法であればインサイト機能と呼ばれる分析機能を活用できる場合があります。各ツールの分析機能は以下のとおりです。

  • Googleビジネスプロフィール・・・インサイト
  • Twitter・・・ツイートアクティビティ
  • Instagram・・・インサイト
  • Facebook・・・インサイト
  • LINE公式アカウント・・・分析
  • リスティング広告・SNS広告・・・各広告のデータ分析機能を活用

このような項目から、アクセスしたユーザーの取った行動や投稿や広告に対する反応、効果が閲覧できます。

集計したデータをもとに、どのような投稿がユーザーに多く閲覧されているのか、公式サイトへのアクセスが増えたのかを把握しましょう。

Googleビジネスプロフィールのインサイト機能は無料で利用できるため、使って損はない機能です。下記の記事を参考にしながら店舗集客に活用してみましょう。

⑦無料で使えるGoogleビジネスプロフィールを活用する

店舗集客において最も重要なツールが、Googleビジネスプロフィールです。

ユーザーが自由にインターネット検索ができるようになった現代では、Google検索やGoogleマップを使ってお店の情報を探すユーザーが増加しています。

Googleビジネスプロフィールの店舗情報をしっかりと充実させることで、Google検索を行うユーザーに効果的にアピールが可能です。

Googleビジネスプロフィールは、新規顧客、リピーターを問わずアプローチできるのが強みです。

SNS、広告などさまざまな集客方法がありますが、Googleビジネスプロフィール(マップ)での上位表示を目指すことからはじめてみてください。

最後にGoogleビジネスプロフィールを効果的に運用するコツをご紹介します。

Googleビジネスプロフィール運営のコツ

MEO対策は、ただGoogleビジネスプロフィールに情報を登録していれば効果が出るものではありません。次のような対策を取ることで、自店のビジネス情報を検索画面の上位に表示させられるのです。

  • 更新頻度を上げる
  • 利用者の口コミを集めて管理する
  • 正確な情報を掲載する
  • 適切なビジネスカテゴリを選択する
  • キーワードに沿った情報を充実させる
  • 掲載する写真にこだわる
  • 自社サイトと紐づけする

より詳しい対策方法が気になった方は、MEO対策のコツをまとめた記事をチェックしてくださいね。

まとめ

店舗集客では、顧客のニーズ・ファネルを理解した上で、適切な集客方法を選定することが最も重要です。そしてGoogleビジネスプロフィールの運用は必要不可欠です。

ただしGoogleビジネスプロフィールの運用は、店舗の営業で忙しいオーナーにとって簡単なことではありません。

コア業務に専念しながらも、Googleビジネスプロフィールで集客効果を高めたいのであれば、どれだけ集客しても追加費用のかからないケイビーカンパニーの「検索ドーン」の利用も検討してみてくださいね。

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