こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「美容室の集客がうまくいかず、利益の向上につながらない」
「美容師としてのテクニック、内装に自信はあるが、集客がうまくできない」
「コスパの高い、WEB集客方法が知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
地域によっては、同じテイストかつ似た客層をターゲットにした店舗があり、思うように自社へ集客できず、コストばかりがかかるサロンもあるでしょう。
そこで今回は、マーケティング初心者にもわかる、美容室の集客方法を紹介します。
この記事を読めば、個人で美容室を経営するオーナー、WEB担当者がいないサロンでも、今日から実践できる集客方法を理解できるでしょう。
美容室が今すぐ集客方法を見直すべき理由2つ
現在行っている集客方法は、美容室にとって最適なものでしょうか。
美容室の集客は、ホットペッパービューティーのようなポータルサイトが主流ですが、昨今はGoogle検索やInstagramを使い、コストを軽減しながら顧客にアプローチできることが特徴です。
集客にコストをかけたぶん利益が向上するとはいえないため、この機会に集客方法を見直しましょう。
理由①:技術力だけで集客は難しい
顧客が美容室を選ぶとき、美容師の技術の高さだけに注目しているわけではありません。
株式会社ノーマリズムが提供する「ヘアログ」が2020年に行った調査によると、美容室選びのきっかけ・決め手は「ヘアサロン検索・予約サイト」であるとわかりました。
【参照:美容室・ヘアサロン選びのきっかけや決め手は? | HAIRLOG SPECIAL】
約6割の顧客は、WEBを利用した方法で探し、美容室を選び予約しているとわかります。
ヘアサロンを検索、予約サイトを閲覧するとき、どのような美容師がいるかを探すものの、検索の段階では、顧客は美容師の技術力はわからないでしょう。
実際に自分自身が美容室へ足を運び、施術を受けて仕上がりを見た顧客が、美容師の技術の有無を判断するはずです。
当然ながら、集客のために高い技術力は必要であり、特にリピーターを増やすためには、スタッフ全員が高い技術力をもっていなければなりません。
ただ、集客の手段としては技術力だけではなく、WEBを使った適切な集客方法を理解して、実践することが重要なのです。
理由②:適切な集客ができている美容室は意外と少ない
チェーン展開する有名美容室を除き、個人経営や小規模のサロンでは、適切な集客対策ができていないケースが多いです。
今から集客を始めれば、競合の美容室と差別化をして、利益向上につながる可能性は多いにあります。
特にWEB集客の面では、何となくTwitterやInstagramを更新している、LINE公式アカウントで顧客とつながっているだけのように徹底されておらず、集客力を発揮できていないのです。
この記事で紹介するポイントを押さえて施策を講じれば、WEBマーケティングの担当者がおらずとも、今日から集客を実践できます。
美容室の集客は自分のお店を知ることから始まる
集客方法を検討する前に、自社のコンセプトやターゲットを改めて整理します。
オーナーだけではなく、スタッフにも自社の売りを再認識してもらうと、店舗全体で一丸となり集客率向上を目指せるでしょう。
お店の売りを決める
あなたの美容室では何を売りにしていて、顧客にどのように感じてほしいと思っていますか?今一度考えてみてください。
- パサパサになった髪の毛にツヤとうるおいを与える、髪質を改善するトリートメントを提供
- 老若男女を問わず、誰でもばっちり決まる似合わせカットが自慢
- 他店では断られたばっさりカットにも対応
人気の美容室は、顧客が続々と来店する明確な理由があります。
集客方法を実施する前に、集客の軸として自社の売りを決めておきましょう。どのような施術でも自信をもって対応するのは当然ですが、そのなかでも何を最もアピールするかを決めておきます。
また、お店の売りは技術やメニューだけのほかにも、可愛い内装、駅から近い立地なども含まれます。
オーナーが違えば美容室のコンセプトも違い、どの店舗でも差別化できるポイントがあるはずです。
お店の売りが決まれば、SNSでどのように情報発信をするかも見えてきて、従来の方法から変化するでしょう。
メインの客層を設定する
お店の売りを再認識したら、次はメインの客層を確認していきます。一例として、都市部の主要駅近くの美容室という設定で、客層を考えてみましょう。
美容室の情報
- 駅から徒歩数分、アクセスがよい立地の美容室
- 夕方の退勤時は、自宅に帰る前に美容室を利用する人もいる
- 人気メニューはカット+シャンプー+ブロー
この美容室は、駅近で夕方も最も繁盛していることから、仕事帰りの会社員がメインターゲットだとわかります。
なかでもシャンプー+カットが人気であることから、サッとメンテナンスカットを済ませたいと考えている顧客が多いともいえるでしょう。
メイン客層から考えられる主な集客方法
- 駅や駅付近に看板を設置する
- お店のWEBサイトを作成
- Googleマップで検索する人のために、Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップで、自社の店舗情報を掲載できるツールです。無料で登録・運用できて、店舗ビジネスの集客には欠かせないツールであるため、SNS同様に集客方法として活用することをおすすめします。
メイン客層から考えられるアピールポイント
- 日々の疲れを癒す、ヘッドスパやマッサージメニュー
- スタッフを増やし、待ち時間を減らす対策を実施
駅利用者の会社員をターゲットに集客するのであれば、少し離れた場所にあるアパートやマンションへのポスティングは、集客効果が期待できません。
それよりも、スマホで情報収集をする人をターゲットに、Google検索や地図アプリから集客できる仕組みを構築するほうが、高い集客効果を発揮するでしょう。
WEB集客では、施術メニューやスタイリストの紹介など、お店の詳細を知らせたりコンセプトを伝えたりするために、ホームページの準備も必要です。
お店の売り・コンセプトを考えて、ターゲットを想定できれば、最適な集客方法も自ずと見えてきます。
美容室の新規顧客の獲得に使えるオンラインの集客方法
ここでは、新規顧客をターゲットにしたWEBの集客方法を紹介します。
まずはコストがかからないもの、ハードルが低いものから実践してもよいでしょう。
集客方法①:Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、美容室を始めとする店舗ビジネスで欠かせない、無料のWEB集客ツールです。Googleマップの検索結果としても表示されるため、たくさんの検索ユーザーの目にとまるでしょう。
Googleビジネスプロフィールには、ローカル検索によって、ユーザーにとってベストな検索結果を表示できるシステムがあります。
ローカル検索とは
検索キーワードや、ユーザーの現在地に基づいた検索結果が表示される仕組みのこと。この仕組みにより、東京と大阪それぞれの場所で「美容室」と検索したとき、検索結果が異なる。
Googleビジネスプロフィールであなたの美容室を登録すれば、ユーザーがローカル検索をしたときにに店舗情報が表示され、お店の認知や予約つながるなど、集客効果が期待できます。
そして、ローカル検索されたとき、Googleビジネスプロフィールの情報は以下の画像のように、通常の検索結果より高い位置に表示されるため、ユーザーの目につきやすいのです。
画像上部の赤枠はローカルパックと呼ばれており、上位3位のみがGoogleビジネスプロフィールの店舗情報として掲載されます。Googleビジネスプロフィールの運用をして、ローカルパックに入るための施策を行いましょう。
無料で集客できること、多くの新規顧客にアプローチできることを考えれば、今すぐにでも実践したい重要なWEB集客法です。
まだGoogleビジネスプロフィールに登録していないオーナーは、こちらの記事を参考に登録・運用を開始してみてください。
Googleビジネスプロフィールの新規登録方法!注意点や手順を分かりやすく解説
Googleビジネスプロフィールの順位が決まる要素
Googleビジネスプロフィール(ローカル検索)の順位は、関連性・距離・視認性の高さを組み合わせており、ユーザーにとって最適な検索結果が表示される仕組みです。
関連性とは、検索キーワードとGoogleビジネスプロフィールのプロフィールが合致する度合いを指します。
Googleビジネスプロフィールでは、自社がどのようなサービスを提供しているかを記載できる項目があります。ほかにも投稿機能を使って発信した情報や、口コミと関連性が高いと、ユーザーの検索結果として表示されやすくなるのです。
距離とは、ユーザーの現在地と店舗までの距離を指します。
現在地と近い店舗情報が表示されやすいものの、関連性が高い店舗であれば、少し離れている場所にある店舗情報が表示されるケースもあるでしょう。
視認性の高さは以前まで「知名度」と呼ばれていた要素であり、口コミの数が多くよい評価が多いほど、上位表示されやすくなる仕組みを指します。
視認性の高さを向上させるには、Googleビジネスプロフィールの機能のひとつである口コミを活用して、たくさんの人たちに美容室の感想を投稿してもらいましょう。
自社のGoogleビジネスプロフィールの順位を上げて、集客率の上昇を目指すためには、上記3つの要素を踏まえて対策を行う必要があります。
Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)で順位を上げるための施策をMEO対策といい、店舗ビジネスでは欠かせないWEB集客のポイントです。
なかでも、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させて、投稿機能を活用することが大切です。
上位表示させるためのコツは、こちらの記事で詳細を紹介しています。
Googleビジネスプロフィールを最適化しよう!検索で上位表示させる方法を紹介
美容室がGoogleビジネスプロフィールを使う理由や活用術、成功事例を紹介
GoogleビジネスプロフィールとMEO対策ツールを活用した美容室の集客
Googleビジネスプロフィールの機能「投稿」では、画像とテキストで情報発信ができます。下記は、とある美容室による、ヘアカラー、縮毛矯正のビフォーアフターの紹介の投稿です。
自社で対応しているメニューや施術による効果を、実際の写真付きで発信することにより、検索ユーザーの目をひきます。
投稿を定期的に行うことにより、Googleからの評価が上がり検索順位の改善も期待できるでしょう。最低でも、週2回以上の投稿がおすすめです。
また、今回紹介した美容院では、弊社が提供するMEO対策ツールを使い、Googleマップの検索ビュー数は1.2倍、経路検索は2倍に増加しています。
さらに投稿機能の活用以外にも、店内での口コミ投稿依頼、口コミ返信といったMEO対策を行っています。Googleビジネスプロフィールで集客効果を高めたいのであれば、ツールの導入もひとつの手段です。
集客方法②:ホームページやブログ
ホームページは、お店のコンセプトやスタイリストの紹介、新しいお知らせを掲載して、どのようなサロンかを顧客により詳しく伝えられるメリットがあります。
株式会社ノーマリズムが提供する「ヘアログ」が2020年に行った調査によると、美容室を選ぶときにお店の公式ホームページをチェックする人は66%であるとわかりました。
【参照:美容室選びで「公式ホームページをチェックしますか?」のアンケート調査 | HAIRLOG SPECIAL】
多くの人が閲覧しているということは、美容室選びのきっかけでもあるため、ホームページが重要であるとわかります。
美容室がホームページを使って集客するのであれば、以下の項目を掲載してみてください。
美容室のホームページに掲載する内容例
- お店のコンセプト
- 営業時間や定休日
- メニュー、料金
- ヘアスタイル
- スタッフ紹介
- お客様の声、実績など
- アクセス(最寄り駅や駐車場の有無)
- ご予約・お問合せ
最近は、無料で手間がかからないホームページ作成サービスも普及しています。しかし、安価なサービスは機能が制限されており、デザイン性や機能性が落ち、お店のコンセプトが伝えきれないケースもあるため注意が必要です。
特に美容室は、お店のイメージがユーザーの来店に影響を及ぼします。
ホームページのデザインや制作は、専門のWEB業者に依頼して、コストをかけて質の高いものを顧客に見てもらうことが賢明です。
ホームページで集客をするためには、SEO対策が必須です。
SEO対策とは
検索エンジン最適化のこと。ホームページの順位を上げるための施策で、順位を上昇させることにより、多くの検索ユーザーの目にとまり、集客効果を発揮する。
自社のホームページの順位を上昇させるためには、さまざまな対策が必要であり専門的な知識が必要です。
ホームページ制作とともにSEO対策も依頼することが、ホームページを使った美容室の集客として好ましいでしょう。
集客方法③:SNS
SNS集客は、いいねなどの拡散を通して、潜在的なユーザーへアプローチしたり、リンクを設置してホームページへ誘導したりできます。
ここでは、ツールごとの特徴を紹介します。
Instagramは、美容室の集客と相性がよいことが特徴です。
Instagramでは写真・動画でアカウントの世界観を伝えられるため、施術したヘアスタイルなどを紹介すると、技術力やコンセプトを伝えられます。反対に、さまざまな写真を掲載しても、魅力的な写真がなければ集客へとつながりません。
投稿、ストーリーズ、リールそれぞれをうまく活用して、技術力・コンセプト・対応できる施術方法を紹介します。
集客方法としては「写真+店名のハッシュタグをつけて、口コミ投稿すると次回◯%オフ」といったキャンペーンなどを行えば、口コミを投稿した顧客は、2回目の来店が期待できるでしょう。
また、新規の顧客を集客するために「この投稿を見た方限定!初回限定カット◯%オフ」といった投稿で紹介キャンペーンを行う手段もあります。
Instagramでヘアスタイル・ヘアカラーの施術例を紹介するアカウントは、ユーザーにとってヘアカタログのように閲覧できます。「このヘアスタイルにしてほしい」と注文もしやすいでしょう。
InstagramのDM・コメント機能は、SNSユーザーとコミュニケーションをとれる場所です。
マメにチェックしなければならないものの、来店しようか迷っている来店見込みの高いユーザーにアプローチできます。予約への誘導も可能であるため、運用を継続して、自社のファンを増やすことが集客へとつながるでしょう。
【美容室のインスタグラム集客】活用方法、投稿アイデア、成功事例を紹介
Facebookは、InstagramやTwitterとは違い実名性が特徴です。
SNS内で投稿された口コミは、匿名より実名のほうが、閲覧したユーザーが「あの人がおすすめした美容室」だと親近感や信頼性が高まります。
また、Instagramと比較してユーザーの年齢層が高く、30代~50代の客層を取り込みたい美容室の集客方法としてもおすすめです。
美容室のページをフォローしてくれたユーザーの投稿にいいねをする、コメントは迅速かつ丁寧に返信をするなどして、SNS上で信頼関係を築くことが、店舗集客へとつながるでしょう。
Twitterは、匿名性が高く140文字と限られた文字数で、コミュニケーションをとることが特徴です。
文字数の制限はデメリットであり特徴ですが、面白いネタやフォロワー共有したくなる情報は驚異的な早さで拡散されやすく、認知度の上昇を期待できます。
画像は4枚までですが、画像にテキストを入れる加工をすれば、1投稿で140文字以上の情報は伝えられるでしょう。
また、リアルタイムの情報発信に向いていることから、予約状況、新しいキャンペーン情報の発信に向いています。
ほかにも、プロならではのヘアケア、スタイリングの方法など、素人でもできるテクニックを紹介すると、フォロワーも増加しやすいでしょう。
SNS投稿アイデアを紹介!
SNSで集客効果を発揮するためには、定期的な投稿が必要です。
SNSユーザーが思わず見たくなる・フォローしたくなる、魅力的なコンテンツを投稿する工夫が求められます。
美容室がSNSで情報発信するときは、以下の例を参考にしてみてください。
投稿内容の例
- ヘアスタイル、ヘアカラー
- 施術のビフォーアフター
- 簡単ヘアアレンジの方法
- オーナー、スタッフ紹介
- 店内の雰囲気(全体的な内装・施術する空間・イス・キッズスペースなど)
- おすすめのホームケアアイテム
- コロナ等の感染症対策実施のお知らせ
- スタイリストが教えるヘアケアの秘訣
見つけてもらうために重要なハッシュタグ
- ファッション雑誌名
- アパレルブランド名
- コスメブランド名
- ヘアアレンジ名(おだんご、ハーフアップ、編み込みなど)
- 施術名(インナーカラー、ハイライト、レイヤーボブなど)
- 地名(新宿、銀座、心斎橋など)
SNSの発信では、お店の魅力、コンセプト、対応可能メニューを伝えるだけではなく、専門的な知識がない顧客にもわかりやすい投稿をしましょう。
集客方法④:ポータルサイト
ポータルサイトとは、あらゆる美容室やサロンの情報を掲載するコンテンツであり、ホットペッパービューティーや楽天ビューティーのようなサイトが該当します。
美容院の情報とともに、施術メニューと料金、スタッフの紹介、日時を指定した予約、口コミやお店からのお知らせなど、ひとつのサイトでさまざまな情報をユーザーに届けられます。
ユーザーにとって使いやすくクーポンも利用できるポータルサイトは、新規顧客の獲得、店舗の認知向上に役立ち、高い集客効果が期待できるでしょう。
ただし、ポータルサイトにはたくさんの美容室情報が掲載されており、自社の情報が競合サロンで埋もれてしまう可能性があります。
高い順位で表示させるためにはオプション料金が必要となり、大きなコストがかかるデメリットがあるのです。
オープンしたばかりのサロンであれば認知度上昇に役立つものの、費用対効果を見極めたうえで利用しなければ、集客コストで赤字が続くことになりかねません。
ホットペッパービューティーは集客に必須!?無料で効果的なMEO対策!
集客方法⑤:WEB広告
WEB広告は、アプリやブラウザ上に表示される広告であり、以下のような種類があります。
- 検索連動型広告:GoogleやYahoo!で検索をした際に、検索結果の上位に表示される広告。検索キーワードに関連した広告が表示される。
- ディスプレイ広告:WEBコンテンツ上に、画像・動画・テキストで表示あれる広告。
- SNS広告:SNS上で表示させる広告。タイムラインなど、一般的な投稿と馴染むように広告が配信されるケースが多い。
- ローカル検索広告:Googleマップで、検査結果の上位に表示される広告であり、Googleビジネスプロフィールの情報が掲載される。特定のエリアで、サロン選びをするユーザーへのアプローチに効果的。
美容室がWEB広告を利用するのであれば、Googleマップ上に表示させるローカル検索広告がおすすめです。
特に美容室が多いエリアでは、他社との差別化を図るために広告を配信して、より多くの顧客に注目してもらい、集客をする方法もよいでしょう。
そのほかの検索連動型広告、ディスプレイ広告、SNS広告と比較すると、コストを抑えやすく、エリアを限定したアプローチができるため、特定のエリアに住む・行き来する人を対象とした美容室の集客に向いています。
ローカル検索広告で集客効果を発揮するためには、集客方法①で紹介した、Googleビジネスプロフィールの運用を徹底しなければなりません。
手間は広告の出稿費用はかかるものの、組み合わせることで大きな集客効果が期待できるでしょう。
ローカル検索広告の出稿方法は、こちらの記事をチェックしてみてください。
ローカル検索広告とは?Googleマップでの広告設定方法や通常版との違い
集客方法⑥:メルマガ配信
メールマガジンは、ポータルサイトなどの予約サイトを経由して来店した際に、登録したメールアドレスにお知らせを送る手段です。
リピーター集客として有効な手段であり、お得なキャンペーン情報、クーポンの配信、口コミの投稿依頼+特典といった方法で集客を行います。
ただし、昨今はメールアドレスを利用せず、LINEやSNSやDMでコミュニケーションをとる人が多く、開封率の低さがデメリットです。
そのため、LINE公式アカウントで顧客とつながる、もしくは開封率の高いSMS(電話番号を使ったメッセージ)で接点をもつほうが、集客効果が期待できるでしょう。
なかでもLINE公式アカウントのメッセージでは、月1,000通まで無料で配信できるため、より多くのユーザーにメッセージを閲覧してもらえます。
メルマガを中心に集客を検討しているのであれば、よりコスパの高いLINE公式アカウントや、開封率の高いSMSでメッセージを発信するほうが効果的です。
美容室の新規獲得に使えるオフラインの集客方法
次に、オフラインの集客方法を紹介します。
WEBのように多くのユーザーへ周知しづらい一面はあるものの、ローカルビジネスではピンポイントの顧客へアプローチできるでしょう。
集客方法①:チラシ
チラシのポスティングは、新規オープン時や、シニア世代などWEBを見ない人をターゲットにしたいときは、エリアを限定した集客方法としておすすめです。
チラシ持ち込みで割引、大きく地図や電話番号を記載し、集客や問い合わせにつながる工夫をすると、来店する確率も上昇します。
あくまで新規顧客の集客方法であり、来店した顧客をどうリピーターにつなげていくかは、別途考える必要があるでしょう。
集客方法②:DM(ダイレクトメール)
DMは、リピーターや休眠顧客へのアプローチとして有効な集客方法です。
来店時に記載してもらった住所と氏名をもとに、しばらく来店していない顧客、特別な顧客に対してメッセージを伝えるとともに、お得な情報を添えて送ります。
「特別なあなただけに」「しばらく来店していないからこそお得に」といった、特別感を出すことにより、休眠顧客も来店してくれる可能性があります。
DMの封筒やハガキの目立つ場所に、クーポンが入っていること、とてもお得になることを記載して、そのまま捨てられない工夫が必要です。
集客方法③:紹介キャンペーン
紹介キャンペーンは、既存顧客が知人などを紹介して、両者がお得に施術を受けられるといったキャンペーンで、新規顧客の獲得が期待できるものであり、すでに取り入れている店舗は多いでしょう。
髪に不安を抱く人は多い一方で、自分に合う美容室を見つけるのは簡単ではありません。
そこで、知人による口コミやアドバイスによって「あの美容院なら任せられるし、初回はお得になる」と紹介してもらえば、来店してくれる可能性があります。
そのためには、既存顧客に対して120%満足してもらえるサービスを提供しなければなりません。現状、満足していない美容室を、知人に紹介することはできないからです。
- 待合スペースや施術スペースに紹介カードを設置する
- 会計時に紹介カードを渡す
- LINE公式アカウントやメルマガで、紹介キャンペーンをお知らせする
このような方法で、紹介キャンペーンを認知してもらい、新規顧客の集客を行います。
コストや時間は抑えられるものの、即効性があり大きな効果は得られないため、ほかの集客方法とともに継続して行うことが適切です。
リピーター・既存顧客の獲得に使える集客方法
新規顧客の獲得は、リピーターの獲得の5倍のコストがかかるといわれています。
そのため、新規顧客の獲得だけに注力していると大きな負担となり、継続して利益を上げつづけることが難しくなってしまいます。
ここでは、リピーターを増やす集客方法の詳細を見ていきましょう。
リピーター集客方法①:LINE公式アカウントで友だち追加
LINE公式アカウントは、美容室と顧客がLINE上で友だちとなり、1対1のトークや友だち全員へのお知らせ、クーポンの配信ができることが特徴です。
LINEは老若男女問わず多くのユーザーが利用しており、新しいメッセージはプッシュ通知でお知らせすることから、顧客との接点をもちやすいメリットがあります。
ほかのSNSとは違い、基本的には1対1で密なコミュニケーションがとれて、リピーターを増やすための集客方法して最適です。
- 1~2カ月に1度「そろそろメンテナンスのタイミングです」と来店をうながす
- 新しい商品・メニューの提供を開始したとき、効果や価格を写真つきで紹介
- LINE公式アカウントの友だち限定で、新メニュー◯%オフとキャンペーンのお知らせ
- 紹介キャンペーンで、紹介した人次回メニュー◯%オフ、紹介された人◯%オフと新規&リピーターへのアプローチ
- 1対1のやりとりで、予約の調整や相談をする
お知らせが多すぎると、ブロックやミュートで敬遠されてしまうため、顧客が来店したいと思うお知らせに絞ってメッセージを送信してみてください。
リピーター集客方法②:SNSフォロー
SNSアカウントをフォローして、顧客が美容室の投稿するコンテンツを楽しんでくれれば、美容室に対する信頼や関心が高まります。
SNSでつながっていることより、顧客は美容室の投稿を定期的に閲覧して、より身近に感じられるでしょう。
良質なコンテンツを投稿して、少しでも多くの顧客と接点をもてるようにしましょう。
リピーター集客方法③:スタンプカードやクーポン
スタンプカードやクーポンを使うことで、既存顧客の集客に効果的です。
スタンプカードがいっぱいになればホームケアアイテムやクーポンをプレゼントするなど、特典のために美容室を利用する顧客が増えるでしょう。
顧客が「あと◯回通えば、スタンプカードがいっぱいになる」という心理を利用して、この先も継続して店舗を利用してくれるきっかけになります。
カードの裏面に予約日を記入すれば、顧客はいつごろ来店すればよいのかがわかるため、カードのデザインを工夫することも大切です。
リピーター集客方法④:特別感のある接客を行う
オンライン・オフラインさまざまな集客方法がありますが、120%満足するサービスと接客を行うことが、顧客が「また行きたい」とリピーターになるきっかけでしょう。
コストをかけてたくさんの新規顧客を獲得したとしても、2回目の来店がなければ、技術・接客に満足をしていないということです。
2回目の来店をした顧客には、初回から比較して髪質や髪色がどう変化したのかを見極めるなど、この先ずっと通いたくなるサービスを提供するとよいでしょう。
何年も通ってくれているVIP客・上客には、特別なクーポンを配布したり、限定メニューを提案するなど、特別感のある接客により「また来たい」と感じてもらえるはずです。
今後の美容室集客においてMEOとSNSが重要な理由
さまざまな集客法があるなかでも、GoogleビジネスプロフィールのMEO対策と、SNSの集客が重要です。
理由①:オフラインだけでは満足な集客ができない
今の時代、情報収集をする際のツールとして、ほとんどの人がWEBを活用しています。
美容室を選ぶきっかけは、検索や予約サイトなどさまざまですが、美容室を比較したり予約したりする手段はWEBで行われているでしょう。
店舗情報を検索する際には、GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップが利用されている、情報の拡散性はSNSが優れている点からしても、MEO対策とSNSは特に欠かせません。
MEO対策とSNSをに注力したうえで、看板の設置、チラシの配布といったオフラインの集客を行いましょう。
たとえ、自宅サロンで「隠れ家サロンを」コンセプトにしていても、WEB集客を活用しなければ認知されないままで、新規顧客もリピーターも増えません。
そのため、MEO対策とSNSの集客に尽力するために、Googleビジネスプロフィールの設定を見直す、SNSの投稿に統一感を持たせるといった、基礎の部分から見直し集客することが大切です。
理由②:ポータルサイトやWEB広告は費用が高額
ポータルサイトやWEB広告は、大きな集客効果が期待できるものの、高額な費用がかかります。競合他社よりも高い順位で表示させるためには、オプション料がかかり、毎月数十万円かかることも珍しくありません。
個人や小規模経営の美容室では、広告にかけられる費用が限られてしまうケースが多く、掲載順位も集客力も中途半端といったことになる可能性があります。
ポータルサイトやWEB広告より費用対効果の高い集客方法が、GoogleビジネスプロフィールとSNSです。
どちらも無料で登録・運用ができるため、月額費用がかかりません。掲載するための写真や動画を撮影する、継続的な情報発信が必要といった手間はあるものの、高額な費用はかからないため、広告費用は大幅に軽減できるでしょう。
まとめ
美容室の集客は、コンセプトや技術など、競合他社と差別化できるポイントである、集客の軸を整理することから始まります。
Googleビジネスプロフィール、SNS、WEB広告などを使い集客するときも、集客の軸を念頭に起きながら、写真を撮影したりテキストを考案したりしましょう。
なかでも、Googleビジネスプロフィール(MEO対策)は、店舗ビジネスにおいて注力したい、WEB集客法です。集客につなげられる投稿を継続的に行い、新規顧客やリピーターの獲得へつなげましょう。
ただ、美容室の経営で忙しいオーナーは、Googleビジネスプロフィールの運用に手が回らないことは少なくありません。ほかにも、投稿をしても集客率に伸び悩んでいる、ほかの集客法のコストを削減したいオーナーもいるでしょう。
そのような方は、ケイビーカンパニー株式会社が提供する「検索ドーン」を使い、自社のGoogleビジネスプロフィールの集客力を今以上に高めてみませんか?
検索ドーンでは、Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO対策)以外にも、SNSや国内外で利用しているアプリと連携をして、あなたの美容室の魅力を発信できます。
面倒な店舗情報の更新も、検索ドーンを使えば一括管理できて、集客にかかる時間も軽減できるでしょう。
Googleビジネスプロフィールで集客力を高めたい、コスパの高い集客方法を実践したい方は、検索ドーンについて、ぜひ一度ご相談ください。