美容室がGoogleビジネスプロフィールを使う理由や活用術、成功事例を紹介

美容室がGoogleビジネスプロフィールを使う理由や活用術、成功事例を紹介
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こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。

「美容室の集客にGoogleビジネスプロフィールをもっと活用したい」
「美容室でもGoogleビジネスプロフィールは効果が出るのだろうか?」
「Googleビジネスプロフィールを使って美容室の露出を高めたい」

そんなお悩みありませんか?

Googleビジネスプロフィールは、美容室のウェブ集客に今や必須となっています。

そこで今回の記事では、美容室でGoogleビジネスプロフィールを使う理由や活用術、使用する際の注意点を、初めての方でもわかるよう説明します。

記事の最後に成功事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールの具体的な活用法をお伝えする前に、GoogleビジネスプロフィールとMEO対策について復習から始めましょう。

MEO対策とは、「Map Engine Optimazation」の略称です。Googleマップ検索やGoogle検索で、Googleビジネスプロフィールに記載した店舗情報を上位表示させる施策を意味します。

近年、多くのユーザーが店舗情報をGoogleマップやGoogle検索で収集してます。Googleマップに自店舗を表示させるにはGoogleビジネスプロフィールの登録が前提となるので、MEO対策を取るためにGoogleビジネスプロフィールの活用が必須です。

Googleビジネスプロフィールとは? - 美容室のMEO対策

上の画像は「青山 美容室」でGoogle検索したときに表示される画面です。
赤の枠で囲まれた箇所は「ローカルパック」と呼ばれ、Googleマップ直下に上位3位までのGoogleビジネスプロフィールで作成された美容室のページが表示されます。

ローカルパックは、SEO対策を施したウェブサイトよりも上位に表示されるため、露出度が高まりユーザーの目に留まりやすくなります。

従って、美容室も含めた多くの店舗はGoogleビジネスプロフィールに登録し、MEO対策を取る必要があるのです。

美容室にGoogleビジネスプロフィールがおすすめの理由

美容室がGoogleビジネスプロフィールで集客をすべき理由を、具体的に見ていきましょう。

美容室にGoogleビジネスプロフィールがおすすめの理由4つ

  • 理由①:美容室検索サイトより上に表示される
  • 理由②:来店の決め手となる口コミを増やせる
  • 理由③:Googleマップで店舗検索しているユーザーにPRできる
  • 理由④:Googleビジネスプロフィールから直接予約できる

理由①:美容室検索サイトより上に表示される

Googleビジネスプロフィールを登録しMEO対策を取ると、ホットペッパービューティーなどの美容室検索サイトより上位表示されるというメリットがあります。

美容室検索サイトは美容室にとって主な集客ツールですが、登録している店舗数が多く自店舗の情報が埋もれがちです。その点、Googleビジネスプロフィールならローカルパックに表示されると美容室検索サイトよりも上位表示され、集客に効果的です。

また、美容室検索サイトは掲載料や成果報酬手数料が発生しますが、Googleビジネスプロフィールはほとんど無料で活用できるため、集客コストを大幅に抑えられます。

理由②:来店の決め手となる口コミを増やせる

美容室にGoogleビジネスプロフィールがおすすめの理由 - 口コミを増やせる

【参考:美容室・ヘアサロン選びのきっかけや決め手は? – HAIRLOG

2020年のHAIRLOGの調査によると、ユーザーが「美容室・ヘアサロンを選ぶ主な決め手」の第3位に、「口コミの評価が高い」が選ばれました。
理由として、「口コミ評価が高いと安心」「体験した人の口コミを参考にしたい」といった声がありました。

つまり、ウェブに記載された口コミやレビューを参考にして、美容室やヘアサロンへの来店を決めるユーザーが多いということです。

Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーからの口コミを管理したり増やしたりできるので、口コミを集めるとユーザーの行動を後押しできるでしょう。

理由③:Googleマップで店舗検索しているユーザーにPRできる

美容室にGoogleビジネスプロフィールがおすすめの理由 - GoogleマップユーザーにPRできる

【参考:【2021年版 定点調査】地図アプリ利用率1位はGoogleマップ!エフェクチュアルが地図アプリの利用トレンドをレポート – 株式会社エフェクチュアルプレスリリース

2021年に発表された調査によると、Googleマップなど地図アプリを活用するユーザーの目的に、「店舗情報の確認(住所や立地など)」が第2位にランクインされました。

特に、「地名+業種」のキーワードで特定のエリアに関してローカル検索するユーザーは、直近で飛び込みができる美容室を探していると考えられます。

「すぐに美容室に行きたい」「近くにあるヘアサロンに行きたい」と考える、アクション率の高いユーザーに自店舗をPRするために、Googleビジネスプロフィールを活用したGoogleマップからの集客が効果的です。

理由④:Googleビジネスプロフィールから直接予約できる

「ユーザーの迷いを減らし、予約までスムーズに誘導できるか」という点は美容室の集客において重要です。
この点Googleビジネスプロフィールでは、美容室の公式ホームページと予約システムを連携させ、予約ページへの誘導ができます。

また、美容室検索サイトからの予約は成果報酬手数料がかかりますが、Googleビジネスプロフィールを活用すると手数料分のコストを節約できます。

さらにスムーズな誘導を重視するならば、有料にはなりますがGoogle連携のプロバイダ経由で予約システムを導入すると、より簡単にユーザーを予約画面に促せます。

【参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ-サービス提供事業者経由で予約を設定する

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美容室のGoogleビジネスプロフィールの活用術

美容室がGoogleビジネスプロフィールを活用するときのコツを解説します。

美容室のGoogleビジネスプロフィールを活用術7つ

  • 活用術①:キーワードを決める
  • 活用術②:Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させる
  • 活用術③:投稿機能でキャンペーンを宣伝する
  • 活用術④:口コミを集めて返信する
  • 活用術⑤:ウェブサイトのSEO対策を強化する
  • 活用術⑥:SNSで拡散しサイテーション対策を取る
  • 活用術⑦:NAP情報を統一し構造化マークアップを実施する

活用術①:キーワードを決める

MEO対策では、「地域名+業種」というキーワードで特定エリアの情報を検索するローカル対策が重要です。
何のキーワードでユーザーが検索したときに自店舗のGoogleビジネスプロフィールのページを見つけて欲しいか考え、キーワードを決定しましょう。

ヒントとして、美容室では「地域名」+「業種やユーザーのニーズを表すキーワード」がおすすめです。
「地域名」には「東京都」「大阪府」といった広範囲は設定せず、「〇〇区」「最寄り駅」にするといいでしょう。
また、「 業種やユーザーのニーズを表すキーワード」 には、「美容室」のほか「カット」など、検索されやすいキーワードを選ぶのがポイントです。

美容室のユーザーニーズの例

  • パーマ
  • 縮毛矯正
  • カラー
  • メンズ
  • トリートメント
  • シャンプー
  • ブリーチ
  • 顔そり

活用術②:Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させる

上記で設定したキーワードと関連性を高めるように、Googleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させます。

Googleビジネスプロフィールに掲載した情報と検索キーワードとの関連性は、MEO対策で表示順位を決定する上で重要なポイントの1つです。
不自然にならない程度にキーワードをGoogleビジネスプロフィールに情報として充実させると、ユーザーの検索ワードと合致しやすくなります。

Googleビジネスプロフィールで充実すべき情報

  • 店舗名
  • 住所
  • 電話番号
  • カテゴリー
  • 営業時間
  • ウェブサイト
  • 予約リンク
  • ビジネス情報
  • 提供メニュー 
  • 写真

特に綺麗な写真を多く載せる

Googleビジネスプロフィールに掲載する情報を充実するにあたり、魅力的な写真を多く載せるようにしましょう。
特に美容室は、写真でアピールしやすい業種です。

ユーザーは「清潔感のある美容室か」「理想のヘアスタイルになるか」「どんな商材を使っているか」という点で写真を閲覧しています。
例えば、以下のような写真をGoogleビジネスプロフィールに掲載して美容室へ来店を促しましょう。

美容室がGoogleビジネスプロフィールに掲載する写真の具体例

  • 店の外観:目印や入口の扉、駐車場などお客様に見つけてもらいやすい写真
  • 店内の雰囲気:カット台やシャンプー台、レジ、全体の雰囲気が伝わる写真
  • 仕上がり:ビフォーアフターなどお客様から許可をもらった写真
  • ヘアケア商品:シャンプーやトリートメント、ワックスなどの写真

写真を掲載するとき、ブランドイメージを崩さないように明るさなど雰囲気を統一するようにしましょう。

「商品」にメニューと価格を掲載する

Googleビジネスプロフィールの情報をより充実させるには、「商品」ページにメニューと価格を掲載するのがおすすめです。
「商品」ページには写真と文字が入力できるので、適度にキーワードを使って関連性も高めます。

カットやシャンプーといったメニューだけでなく、下記の画像のように店頭販売しているヘアケア商品も掲載可能です。

美容室がGoogleビジネスプロフィールを活用するときのコツ - 商品情報を充実させる

活用術③:投稿機能でキャンペーンを宣伝する

投稿機能を活用してGoogleビジネスプロフィールの更新頻度を高めましょう。
投稿では、美容室のキャンペーンなどユーザーにとってお得な情報を掲載すれば、集客につながります。

投稿機能は、ブログやSNSのように写真と文章でアピールできます。
頻繁に更新すれば、検索で上位表示されやすくなるでしょう。

美容室のキャンペーンの例

  • お店のアニバーサリーキャンペーン:〇周年〇%オフなど
  • 雨の日キャンペーン:雨の日ご来店の方はトリートメント無料
  • 季節のキャンペーン:梅雨時期に縮毛矯正、春の新シーズンに向けてカット
  • SNSキャンペーン:フォローやメンションでヘアケア商品をプレゼント

活用術④:口コミを集めて返信する

Googleビジネスプロフィールには口コミ管理機能があり、ユーザーの口コミに返信も可能です。
美容室オーナーは口コミに返信すると、顧客とコミュニケーションが取れ信頼関係が築けるというメリットがあります。

ローカル検索で上位表示されるためには、口コミ数と高い評価が重要です。
Googleは「検索ユーザーに価値のある情報を提供したい」と考えているため、口コミ数が多くて評価が高い店舗は上位表示されやすくなります。

できるだけ多く口コミを獲得するために、例えばヘアサロン内に口コミ投稿を促すQRコードやポップを配置しましょう。
ポイントカードを発行している美容室なら「口コミ投稿後、〇ポイントプレゼント」と特典をつけると効果的です。

口コミは検索結果画面に表示される場合もあるため、ユーザーが気になる情報を書いてもらうようにしましょう。

  • ユーザーが検索しそうなキーワード(地名、最寄り駅、メニューの名前など)
  • ユーザーのニーズを満たす内容(デジタルパーマ、ヘナケアなど)

活用術⑤:ウェブサイトのSEO対策を強化する

店舗の知名度を上げるために、Googleビジネスプロフィールに登録済の公式ホームページにもSEO対策を取りましょう。

ニュースやキャンペーン情報、営業時間など定期的に更新し、ユーザーの検索意図に応えて疑問を解消するようコンテンツの充実化を図ります。

美容室のブログを公式ホームページ内に設置して、ヘアケア情報やヘアグッズの紹介など、ユーザーにとって役立つ情報を発信するのが効果的です。

活用術⑥:SNSで拡散しサイテーション対策を取る

MEO対策を効果的に行うためには、ローカル検索で露出や知名度を高めることが重要です。
知名度を上げるには、サイテーションという方法が使えます。サイテーションとは、店舗名、電話番号、住所、公式ホームページなどの情報が、SNSや別のサイトで引用されることです。

サイテーションを促すには、拡散される内容の表示を統一して、利用者にSNSなどで取り上げてもらう必要があります。
TwitterやInstagramは広まるスピードが速いので、拡散されたいキーワードをハッシュタグとして設定し、投稿やシェアを促しましょう。

美容室はInstagramがおすすめ

美容室はInstagramと相性のいい業種です。
地域のお客様と相互フォローすれば交流しやすく、「いいね」を積極的に送ると覚えられやすくなります。

お店の雰囲気やカットなどの写真を投稿やストーリーで流したり、ヘアアレンジやヘアケアの方法などお役立ち情報を発信したりして、露出を高めましょう。

また、スタッフの顔写真を載せると親近感が湧くのでおすすめです。

活用術⑦:NAP情報を統一し構造化マークアップを実施する

最後に、NAP情報を統一するのも忘れないようにしましょう。
NAP情報とは、店舗名(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)の頭文字を取ったもので、記載内容を統一することが重要です。

例えば、ネットで情報発信するときは、店舗名が「〇〇hair salon」なのか「〇〇ヘアサロン」なのか、表記を統一します。

NAP情報の統一はサイテーションやMEO対策、ローカル検索で重要視され、サイテーションの数と質が知名度を決める1つの基準となっているほどです。

また、構造化マークアップはテキスト情報をGoogleが正しく認識するために必要な記述方法です。
構造化マークアップとNAP情報の統一を徹底すると、Google検索エンジンが同じ店舗の情報だと認識し、上位表示されるようになります。

美容室がGoogleビジネスプロフィールを使うときの注意点

美容室がGoogleビジネスプロフィールを活用するとき、注意すべき点を紹介します。

美容室がGoogleビジネスプロフィールを使うときの注意点3つ

  • 注意点①:否定的な口コミにも返信する
  • 注意点②:Googleビジネスプロフィールの情報を最新状態に更新する
  • 注意点③:店名にキーワードを入れない

注意点①:否定的な口コミにも返信する

Googleビジネスプロフィールに、ユーザーから耳の痛い内容を口コミで書かれる場合があります。
返信に戸惑うかもしれませんが、否定的な口コミにも返信して誠意を見せれば、プラスの体験に変えられる可能性もあります。

ユーザーの口コミから、接客や衛生面、技術など改善点を見つけて、スタッフにフィードバックすればさらに良い店舗に成長できるでしょう。
美容室に訪れるユーザーは口コミを参考にして決める人が多いので、「多くの人に見られている」と意識しながら、丁寧に返信します。

しかし、口コミが誹謗中傷であった場合、Googleに削除依頼を出すことも可能なので、放置しないよう適切に管理してください。

【参考:MEO対策ではGoogleの口コミが超重要!増やし方や返信のコツ、注意点まで

自作自演の口コミは避ける

「Googleビジネスプロフィールで口コミを増やしたい」と焦るあまり、自分で高評価の口コミを書くのはご法度です。
自作自演がばれてしまったとき、アカウントを削除される恐れがあるからです。

また、自作自演のコメントはGoogleだけでなくユーザーの信用も落とす可能性が高いので、避けるようにしましょう。

注意点②:Googleビジネスプロフィールの情報を最新状態に更新する

Googleビジネスプロフィールのページ登録終了後は、定期的に情報をアップデートして放置しないようにしましょう。
リアルタイムで最新情報を更新すれば、ローカル検索で上位表示が狙いやすくなります。

特に最近では、新型コロナウイルス対策情報がユーザーの関心事項としてあがっているので、Googleビジネスプロフィールにも情報を反映すると効果的です。

注意点③:店名にキーワードを入れない

Googleビジネスプロフィールに店舗情報を登録する際、店名にキーワードを入れないよう注意してください。
情報を充実させようとして、ビジネス名に不要な内容を入力すると、ペナルティの対象となります。

例えば、「居心地のいいヘアサロン〇〇」「カットが安い美容室〇〇」など、店舗の特徴を入れないようにします。

Googleで決められているガイドラインを遵守し、正しく管理しましょう。

【参照:Googleビジネスプロフィールヘルプ-Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

Googleビジネスプロフィールを活用した美容室の成功事例

Googleビジネスプロフィールを美容室の集客に活用し、コロナ禍でも成功した事例があるので紹介します。

美容室Ashなど、300店舗以上を展開する株式会社アルテサロンホールディングスの発表内容によると、Googleビジネスプロフィールを活用しコロナ禍でもウェブサイトへのアクセスを2倍アップさせました。

アルテサロンはMEO対策を2018年から実施し、2021年1~5月のGoogleマップからの訪問客数は前年比で約120%伸びたといいます。

これはローカル対策を徹底して行った結果です。
アルテサロンは大手美容室の成功例ではありますが、個人店舗でも適切にMEO対策を行うと大手サロンと並んでローカルパックに表示されることもあります。

まずはGoogleビジネスプロフィールを登録し、情報を充実させキーワードに沿って頻繁に更新するところから始めましょう。

【参考:店舗運営者のためのDX推進オンラインカンファレンス – 株式会社アルテサロンホールディングスPR TIMES

まとめ

Googleビジネスプロフィールは今や美容室の集客ツールとして欠かせません。
MEO対策が取れるので、Googleマップからの集客数アップが期待できます。

露出を高めるために、まずはキーワード設定から始めて、美容室のビジネス情報と関連付け、口コミ管理や写真掲載などを行い、定期的に情報をアップデートしていきましょう。

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