こんにちは、ケイビーカンパニー戦略事業部です。
「ローカルSEOとは、どのような意味をもつのか知りたい」
「より多くのユーザーに、自社のサービスを利用してもらいたい」
「効果的な集客方法を実施して、認知度と利益を向上させたい」
このようなお悩みや目標はありませんか?
ローカルSEOはWEBにおける集客法であり、スマホや地図アプリが普及する現代では、欠かせない対策のひとつです。
そこで今回は、ローカルSEOの意味と具体的な集客方法を紹介します。
この記事を読めば、最適な集客方法を理解できて、今まで以上に多くの顧客にサービスを利用してもらえるでしょう。
- 1. ローカルSEOの意味
- 2. 代表的なローカルSEO検索表示結果2例
- 3. ローカルSEO対策の3つのポイント
- 4. Googleマップで検索上位をとるためのローカルSEO対策
- 4.1. ローカルSEO対策①:Googleビジネスプロフィールに最新の情報を入力する
- 4.2. ローカルSEO対策②:店舗やビジネスの詳細なデータを入力する
- 4.3. ローカルSEO対策③:常に正確なビジネス情報や営業時間を表示する
- 4.4. ローカルSEO対策④:口コミの管理と返信
- 4.5. ローカルSEO対策⑤:口コミの数を増やして評価を上げる
- 4.6. ローカルSEO対策⑥:投稿や写真の追加
- 4.7. ローカルSEO対策⑦:自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの関連付けをする
- 4.8. ローカルSEO対策⑧:自社サイトの構造化マークアップをする
- 4.9. ローカルSEO対策⑨:関連する自社サイトのSEO対策をする
- 4.10. ローカルSEO対策⑩:サイテーションを獲得する
- 5. ローカルSEOのメリット
- 6. ローカルSEOのデメリット
- 7. まとめ
ローカルSEOの意味
ローカルSEOとは、ローカル検索において自社のGoogleビジネスプロフィール(Googleマップ)を、上位表示を目指す施策のことです。
ローカル検索とは
検索した場所をもとに、最適な店舗の情報を表示するシステムのこと。同じキーワードで検索をしても、検索する場所によって、表示結果が変わる。
またSEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。
ローカルSEOとMEOの違い
MEOとは「Map Engine Optimization」の略であり、ローカルSEOと同じ意味を示す言葉です。
MEOは日本独自の呼び方で、海外では「ローカルSEO」と呼ばれています。
代表的なローカルSEO検索表示結果2例
ローカルSEOの目的は、ローカル検索においての上位表示を狙うことです。
たとえば「代官山 ネイルサロン」のように「地名+キーワード」を入れて検索したとき、地域に特化した情報が表示されます。
ローカル検索における表示方法、ローカルパック、ナレッジパネルの2種類について見ていきましょう。
代表的なローカルSEO検索表示結果①:ローカルパック
ローカルパックとは、ローカル検索をした際に表示される、上記の地図+店舗情報を指します。
検索結果のうち、上位3店舗の情報しか表示されず、4位以下は「すべて表示」ボタンを押さなければなりません。
ローカルSEOにおける上位表示とは、ローカルパックの上位3位を狙うことが大きな目標となるでしょう。
代表的なローカルSEO検索表示結果②:ナレッジパネル
ナレッジパネルとは、店舗名など検索キーワードが固有名詞だった場合に表示されるものです。
PCでは検索結果ページの右側に縦長に表示されます。
検索結果で表示されたリンクから飛ばずとも、所在地や営業時間などの概要を把握できます。
ナレッジパネルに表示されている情報は、Googleビジネスプロフィールに登録されている情報です。
ローカルSEO対策の3つのポイント
ローカル検索の順位は、おもに関連度・距離・知名度の要素を組み合わせて決められており、Googleで以下のように言及されています。
ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
【参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する – Google マイビジネス ヘルプ】
Googleの順位が決まる仕組みをアルゴリズムといい、ローカルSEOを行ううえで、最新の情報を把握しておく必要があるでしょう。
ここでは、関連度・距離・知名度が具体的にどのようなものであるかを紹介します。
ローカルSEO対策のポイント①:関連度
関連度とは、検索キーワードとGoogleビジネスプロフィールに記載した情報が、合致する度合いを示します。
検索したキーワードとの関連性が高く、必要とする情報を上位に表示させるアルゴリズムによって、表示順位が変動するのです。
より多くのユーザーにGoogleビジネスプロフィールを閲覧してもらうためには、自社情報を充実させることが重要です。
情報を充実させることにより検索で表示される頻度が高まり、認知度や集客につながるでしょう。
ローカルSEO対策のポイント②:距離
距離とは、検索した位置から店舗までの距離のことです。
たとえば「新宿 タコス」と検索した場合、新宿区内にあるタコスが提供されるお店の情報が表示されます。
また地域名を入れず「タコス」のみのキーワードで検索すると、検索をした場所からより近くにある、タコスが提供されるお店の情報が表示されるのです。
特定のエリアで検索をした際に、競合他社よりも上位表示されることが、集客率を高めるポイントといえます。
ローカルSEO対策のポイント③:知名度
ローカル検索における知名度とは、口コミの数やSNS等で言及されていることを指します。
おもにGoogleビジネスプロフィールにある「口コミ」の数が多く評価の高い店舗を、Googleは知名度が高いビジネスだと判断します。
知名度が高い店舗は、ローカル検索の検索順位も上がりやすいため、積極的に口コミを募り続けることが重要です。
また口コミ以外にも、自社サイトやGoogleビジネスプロフィールの被リンクを獲得する、紹介されるといったことも知名度に該当します。
Googleマップで検索上位をとるためのローカルSEO対策
ローカル検索で上位表示を狙うには、Googleビジネスプロフィールの徹底した対策が重要です。
ここでは、Googleビジネスプロフィールで順位を上げるための具体的な手段を紹介します。
ローカルSEO対策①:Googleビジネスプロフィールに最新の情報を入力する
Googleビジネスプロフィールでは、すべての項目において情報を最新に保つことが重要です。
住所や電話番号など基本的な情報はもちろん、投稿、営業時間など、顧客に不利益が生じないために、古い情報はすぐに書き換えましょう。
投稿機能では、お店の最新情報、期間限定キャンペーンやクーポンの配信、昨今では感染症などに関するお知らせができます。
さらにローカル検索において順位の改善をするのであれば、最低でも週2回以上投稿をして、常に最新の情報を発信していきましょう。
投稿で何を発信すべきか、どのような書き方が適切であるかを知りたい方は、この記事でコツをチェックしてみてください。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用し集客UP!方法・コツ・効果を解説
ローカルSEO対策②:店舗やビジネスの詳細なデータを入力する
Googleビジネスプロフィールでは、「情報」の項目で店舗に関する基本情報を設定できます。
設定する基本的な項目は、以下のとおりです。すべて埋めましょう。
- ビジネス名(会社名、店舗名、サービス名)
- カテゴリ(どのような種類のビジネスであるか)
- ビジネス所在地(店舗がある住所)
- サービス提供地域(デリバリーなどであれば、対応可能エリア)
- 営業時間(時間と定休日の設定)
- 特別営業時間(祝日などの営業時間)
- 電話番号
- 自社サイトのURL
- 予約リンク(商品購入・問い合わせ・予約ページ)
- 提供している商品やサービスの設定
- 属性(バリアフリーや感染症対策など、対応可不可などを表す項目の設定)
- ビジネス情報(フリーで入力できる自社の説明文)
これらすべての情報を埋めることにより、Googleビジネスプロフィールの情報が充実して順位の改善など、よい影響が期待できます。
Googleビジネスプロフィールに登録後は、できるだけ早い段階ですべて入力をしておくとよいでしょう。
- ケイビーカンパニーの概要
- どのようなサービスを提供しているか
- サービスを利用することで、どのような効果を得られるのか
このように、初めて店舗情報を閲覧する人に向けて、ビジネスの自己紹介を書きます。
ここでは、ローカルSEOで設定する対策キーワード、サービスを提供する地域名を入れることがポイントです。
キーワードや地域名を入れ込むことで、ユーザーの検索ニーズとの関連性を高められて、自社の情報を表示しやすくなるでしょう。
また、検索ユーザーは文章をすべて読む人は少ないため、オーナーとして伝えたいことは前半の約200文字までに入れておくことも重要です。
ローカルSEO対策③:常に正確なビジネス情報や営業時間を表示する
Googleビジネスプロフィールでは、特に以下の項目を正しく最新のものに更新しておきましょう。
- 営業時間(祝日や年末年始を含む)
- 定休日
- 臨時休業
Googleは、新しい情報が公開されているビジネスを好む傾向があります。
定期的に情報を更新するとGoogleの評価が上がりやすくなるため、都度変更をして顧客に新しい情報を提供しましょう。
投稿機能での店舗に関するお知らせを伝える、質問に対する回答をするなどして、顧客が来店しやすいよう導くことが重要です。
営業時間や定休日が誤っていると、以下のようなことが起こると想定できます。
- 「通常営業」の記載だが、実際には休業日で足を運んだ顧客がサービスを利用できない
- 「定休日」の記載だが、実際には開店していて、顧客が来店する機会を逃す
情報が誤っていると、労力をかけて店舗を訪れた顧客からは「ネットの情報と違った」とクレームにつながる恐れがあります。
口コミのマイナス評価は評価の数値が落ちるだけではなく、ほかの顧客に対しても信頼性がないと思われるため、できるだけ避けたいことです。
また、移転などで住所や電話番号を変更したときは、できるだけ早く最新の情報に更新しましょう。
適切な営業時間の設定方法は、こちらの記事を確認してみてください。
Googleビジネスプロフィールの臨時休業や特別営業時間の設定・解除方法
ローカルSEO対策④:口コミの管理と返信
口コミは、ローカル検索の順位を決める要素のひとつ「知名度」に該当する重要なポイントです。
顧客から寄せられた口コミには返信をして、コミュニケーションをとったり信頼関係を築いたりしてみてください。
また、寄せられた口コミを分析すると、自社の魅力やユーザーが求めていることや改善点が把握できて、サービスの品質向上につながります。
どのように口コミの返信すればよいのか迷うときは、以下の記事で紹介する例文を参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールの口コミ返信は超重要!書き方や方法を例文付きで解説
万が一誹謗中傷のようなネガティブな口コミが寄せられたときは、Googleへの削除要請も可能です。
口コミで悪い評価がついた!具体例や今すぐ取るべき対処法を徹底解説
ローカルSEO対策⑤:口コミの数を増やして評価を上げる
口コミの数と評価の高さは、Googleマップで上位表示するための重要な要素です。
Googleビジネスプロフィールやマップでは、画像のように評価の度合いや数が示されており、より多くの評価を得ているビジネスほど信頼度が高いでしょう。
Googleは、多くの人から評価される店舗をユーザーに情報を提供すべき重要コンテンツとみなします。
必要なキーワードを入れてもらうなどすれば、ローカル検索における関連度の上昇も見込めるため、口コミの例文を用意しておくとよいでしょう。
Googleビジネスプロフィールの口コミを集める手段としては、以下のような方法があります。
- テーブルやレジなど顧客の目に入りやすい場所に、口コミを促すPOPを設置する
- サービスの利用後にEメールやSMSで口コミを促す
- 口コミの投稿をしてもらうよう、直接口頭で伝える
ただし、金銭と引き換えに口コミを投稿してもらう口コミ代行はNGです。
「口コミを投稿した方は、500円OFFクーポン配布」のようなサービスの提供は認められておらず、Googleのガイドラインに抵触するため、代行は控えてください。
Googleで口コミ代行はNG!高い評価を得て数を増やす方法を解説
ローカルSEO対策⑥:投稿や写真の追加
冒頭で紹介した投稿だけではなく、新しい写真の投稿も定期的に行いましょう。
すでにお店の外観や内装、カバー・ロゴの写真は掲載しているビジネスが多いですが、新しい写真を掲載し続けることも重要です。
新しいメニューや販売している商品などの写真を定期的に投稿すれば、より多くのユーザーに閲覧してもらい、来店の動機につながるケースがあります。
ビジネスに関する写真は、少なくとも以下のものを準備して、変更した部分があれば適宜新しいものと差し替えてみてください。
写真の種類 | 写真の詳細とポイント |
店舗の外観の写真 | ・顧客の来店が予想される、すべての方角から撮影する ・昼、夜など時間帯ごとの写真を撮影する |
店内の写真 | ・顧客が店内にいることをイメージできるような写真にする ・ありのままの雰囲気が伝わるように撮影する |
商品の写真 | ・代表的なメニュー、人気メニューの写真でアピールする ・照明が均等に当たるように撮影する |
サービスの写真 | ・ビジネスの形態が伝わりやすい写真を撮影する (取り扱う専門サービス、スタッフが顧客にサービスを提供している写真) |
食べ物や飲み物の写真 | ・提供する食品の彩りが伝わるように撮影する ・人気メニューをアピールする |
共有エリアの写真 | ・共有エリア(入浴施設や食事を提供する場所)を撮影する ・エリアの雰囲気が伝わるしゃすい写真にする |
客室の写真 | ・顧客に提供しているすべての客室のタイプの写真を掲載する ・顧客が室内にいる姿がイメージできる、ありのままの写真を撮る |
スタッフの写真 | ・スタッフの人となりが伝わりやすい、少しくだけた写真もよい ・オーナーやスタッフの個性をほどよくアピールする |
これらの写真はいずれも3枚ずつ掲載して、サービスのバリエーションやあらゆる雰囲気が伝わりやすいようにしましょう。
ローカルSEOの効果をより高める写真は、以下の気記事を参考にしてみてください。
MEO対策には写真が必須!Googleビジネスプロフィールに載せるべき画像とは
ローカルSEO対策⑦:自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの関連付けをする
自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの関連付けとは、以下の設定を指します。
- Googleビジネスプロフィールに自社サイトのURLを貼る
- 自社サイトにGoogleビジネスプロフィール(マップ)を埋め込む
Googleビジネスプロフィールに自社サイトのURLを貼る方法は、Googleビジネスプロフィールへログイン。
情報から赤枠の「ウェブサイト」にURLを記載するだけの、簡単な設定です。
自社サイトにGoogleビジネスプロフィール(マップ)を埋め込むのであれば、会社概要や会社へのアクセスを紹介するページがおすすめです。
自社サイトにGoogleビジネスプロフィールを埋め込む方法は、以下のとおりです。
1.Googleマップ上で自社ページを開き、共有ボタンを選択
2.地図を埋め込むから「iframe」のHTMLをコピーして、自社サイトのページに貼り付ける
ローカルSEO対策⑧:自社サイトの構造化マークアップをする
構造化マークアップとは、WEBサイトの内容を検索エンジンが理解しやすく設定のことです。
具体的な方法としては、自社サイトとGoogleビジネスプロフィール、SNSなどで記載する自社の情報を統一させます。
特に、NAP(Name、Address、Phone)情報の統一は必須です。
- Name:店舗名(会社名・屋号)
- Address:住所
- Phone:電話番号
自社サイトを構造化することで、Googleのクローラー(順位を決定するシステム)の巡回時にサイトの内容を深く理解するため、検索順位によい影響を与えるといわれています。
NAP情報の統一は、細かな部分まで配慮しなければなりません。
- WEBサイトに記載された住所:大阪市浪速区大国1丁目3番19号 KBビル
- ×:大阪市浪速区大国1丁目3-19 KBビル(番地がハイフンで区切られている)
- ×:大阪市浪速区大国1丁目3番19号 KBビル(英数字が全角になっている)
このように、記号や英数字が異なるだけでも違う情報だと、コンテンツが別物であると見なし、理解に時間がかかるのです。
ローカルSEO対策⑨:関連する自社サイトのSEO対策をする
自社サイトのSEO評価を上げることも、Googleビジネスプロフィールの順位に影響を受けるとされています。
Googleビジネスプロフィールと自社サイトは関連付けられており、ナレッジパネルや検索結果にキーワードが表示されます。
自社サイトのコンテンツを充実させることも、ローカルSEOには欠かせない対策のひとつです。
WEBサイトの場合、Googleビジネスプロフィールよりも対策が複雑であるケースが多いため、マーケティング会社などへSEOを依頼してもよいでしょう。
ローカルSEO対策⑩:サイテーションを獲得する
サイテーションとは、自社に関する情報をSNSやWEBサイトなどのコンテンツで言及されることを指します。
- 会社名、ブランド名
- 住所(店舗所在地)
- 電話番号
- テキスト(a要素ではない)のURL
弊社のInstagramでは、提供するサービス「検索ドーン」について言及しており、これはサイテーションに該当します。
また第三者が検索ドーン、ケイビーカンパニー株式会社の住所などを記載した状態もサイテーションです。
自社が運営するSNSだけではなく、第三者メディアで店舗を紹介してもらうなどして、知名度を高めていきましょう。
サイテーションの注意点は、構造化マークアップでもお伝えしたとおり、住所や電話番号の半角/全角の表記や記号の有無といった、細かい点を統一することです。
万が一、第三者メディアで住所の表記が異なるときは、正しい表記方法に修正をしてもらうように伝えてみてください。
ローカルSEOのメリット
スマートフォンによる検索の3割以上、店舗に訪れるユーザーの5割以上が、ローカル検索を利用しているといわれている現代。
このようなことから、自社の店舗情報が上位になれば、より多くの顧客が自社のサービスを利用してくれるとわかるでしょう。
ここでは、Googleビジネスプロフィールの順位を上げる、具体的な3つのメリットを紹介します。
メリット①:ローカルSEOは集客につながりやすい
ローカルSEO、すなわちGoogleビジネスプロフィールの最適化は、適切な対策ができれば効果を発揮しやすい集客の手段です。
昨今、スマホの地図アプリを利用するユーザーが増加しており、それに伴いGoogleビジネスプロフィールの店舗情報も閲覧される機会が増えています。
検索キーワードに基づき、現在地から近い店舗を表示する「ローカル検索」の活用機会も多く、Googleビジネスプロフィールの情報は、来店見込みの高い顧客へアプローチできるのです。
最適化で店舗情報の順位を上げておけば、今まで以上に多くの顧客に認知してもらい、そのまま来店や問い合わせへとつなげられる可能性は十分あります。
SNS運用、WEB広告などあらゆる集客方法があるなかでも、Googleビジネスプロフィールは無料で利用できて集客につなげやすく、費用対効果の高さも魅力でしょう。
メリット②:店舗やビジネスの詳細な雰囲気や情報を伝えられる
Googleビジネスプロフィールは、住所や電話番号などテキストの基本情報だけではなく、写真やイラストなどの画像、動画、Googleストリートビュー(インドアビュー)を掲載できます。
Google独自のサービス「インドアビュー(店内の360°写真)」は、ユーザーがスマホやPCを操作して、店内をぐるっと見渡せることが特徴です。
たとえば、車いすやベビーカーを利用する人や、子ども連れで利用する顧客に、来店前から利用の雰囲気をイメージしてもらえます。
Googleストリートビューの「リスティングを充実させる」によると、写真やバーチャルツアーがある情報は、ユーザーの興味を引く確率が2倍になると紹介しています。
他社よりも一歩先を進み、より多くのユーザーから注目を集めたいのであれば、インドアビューを設置してもよいでしょう。
インドアビューは、オーナーが専用カメラで撮影をしたり、専門業者に依頼をしたりすれば、個人店でもを掲載できます。
また、Googleビジネスプロフィールの写真は、実際にサービスを利用した顧客も画像をアップできます。
ユーザーが実際にサービスを利用している風景などもわかり、新たな顧客が来店する際のイメージができることもメリットといえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールに360°写真(インドアビュー)を投稿する方法と注意点
メリット③:キーワードを絞ることで検索上位を狙いやすい
ローカルSEOは、SEO(検索エンジン最適化)と比較をして、対策の効果が出やすいといわれています。
また、対策の効果が見えるまで半年以上かかるSEOと比較すると、3カ月ほどで効果が見えてくることも、ローカルSEOのメリットです。
SEOより効果が出やすい理由は、他社が対策をしていないキーワードを選択することで、競合が少なく上位を狙えるからです。
競合性の低いキーワードを選定するという作業は必要ですが、最適なキーワード選択と対策方法が実施できれば、1位~3位の上位を狙えるでしょう。
Googleキーワードプランナーを活用してキーワードを検索すれば、他店との競合性をチェックできます。
検索数が多く、競合性が低いキーワードを選択するなどコツは必要ですが、SEOほどの知識が必要はありません。
具体的なキーワードを絞る方法は、以下の記事で紹介しています。
MEO対策のキーワードの選び方!上位表示するための選定のコツと設定方法
ローカルSEOのデメリット
適切な対策を行えば集客効果が見込めるローカルSEOですが、いくつかのデメリットがあります。
「ローカルSEOをしないほうがよい」とはいえないものの、ちょっとしたデメリットをもつことについても、理解しておくとよいでしょう。
デメリット①:対策の効果が得られるまで時間がかかる
ローカルSEOは、対策をして数日や週間のような短期間では効果が現れません。
SEOの効果が出る期間(3カ月~6カ月ほど)と比較すれば短いものの、少なくとも1カ月程度は順位の変動は見られないでしょう。
当然ながら効果が目に見えない間も、投稿で最新情報を発信し続けるなど、継続的な対策が必要です。
SNSのような「バズる」ことがないGoogleビジネスプロフィールは、気長に運用をしなければなりません。
デメリット②:悪い口コミが増加すると検索順位が下がる
悪い口コミが増えてしまうと、Googleからの評価が下がり、検索順位に悪影響が出る可能性もあります。
ローカルSEOにおいて口コミは「知名度」として重要ですが、質の低い評価ばかりでは意味がありません。
よい口コミを集めるためには、店舗で顧客が120%満足するサービスを提供することです。
顧客が口コミを書きたくなるほど質の高いサービスを提供することが、結果的に検索順位の向上につながるでしょう。
まとめ
ローカルSEOで重要なポイントは、アルゴリズムを理解したうえで、適切な対策を継続して行うことです。
営業や経営で忙しいオーナーにとって、Googleビジネスプロフィールの運用は簡単なことではないですよね。
さまざまな集客法があるなかでも、店舗をもつビジネスであれば、Googleビジネスプロフィールの運用とローカルSEOは欠かせません。
ユーザー目線に立ち、顧客はどのような情報を求めているのか、何を知りたいのか理解することが、集客を成功させる第一歩といえるでしょう