こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOの意味、対策がよくわからない」
「どうすればGoogleビジネスプロフィールの順位が上がるのか知りたい」
「WEBで集客効果を高めたい」
このようなお悩みはありませんか?
店舗をもつビジネスにとって、GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOは欠かせないもののひとつです。
そこで今回は、GoogleビジネスプロフィールのローカルSEO効果を高める方法、検索ワードの適切な設定方法を紹介します。
この記事を読むことで、今以上にGoogleビジネスプロフィールの情報が充実して、集客や認知度でよい影響を期待できるでしょう。
- 1. GoogleビジネスプロフィールにおけるローカルSEOとは?
- 1.1. ローカルSEOでGoogleビジネスプロフィールの掲載順位が決まる仕組み
- 1.2. GoogleビジネスプロフィールのローカルSEO対策で上位表示する方法
- 1.3. ビジネス情報を正確に記入する
- 1.4. 選定したキーワードを入れる
- 1.5. 営業時間や定休日は最新の情報を記入する
- 1.6. 投稿・写真は最低でも週2回以上新しい情報を掲載する
- 1.7. 適切なカテゴリの選定をする
- 1.8. 口コミを増やす
- 1.9. 口コミの返信を行う
- 1.10. 自社サイトの構造化マークアップを行う
- 1.11. サイテーションを得る
- 1.12. 自社サイトとGoogleビジネスプロフィールを関連付ける
- 1.13. 自社サイトのSEO対策を行う
- 1.14. 新型コロナウイルスの関連情報を入れる
- 2. GoogleビジネスプロフィールでローカルSEO効果を高める検索ワードの選定方法
- 3. Googleビジネスプロフィールでキーワードを設定して検索上位を狙う方法
- 4. まとめ
GoogleビジネスプロフィールにおけるローカルSEOとは?
GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOとは、「地域名+キーワード」で検索した際に、Googleマップの検索結果で上位表示を目指す施策のことです。
日本ではローカルSEOを「MEO」といわれる機会が多く、どちらも同じ意味を持ちます。
SEO(検索エンジン最適化)との違いは、地域性の有無です。
SEOはGoogleでの検索順位で上位を目指す施策であり、検索結果に地域差が生まれることはありません。
ローカルSEOには、自社の情報をGoogleマップで検索結果の上位にさせて、認知度や集客率を高める目的があります。
さまざまな集客方法が確立されているなかでも、GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOは特に力を入れて運用したいツールです。
ローカルSEOでGoogleビジネスプロフィールの掲載順位が決まる仕組み
Googleマップの検索順位は、おもに関連性・距離・知名度が関係しています。
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。
たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
【参照:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する – Google マイビジネス ヘルプ】
関連性とは、検索ワードとGoogleビジネスプロフィールのプロフィールが合致する度合いを指します。
ビジネスのプロフィールを充実させることで、より的確な情報が提供されるため、検索語句との関連性を高められるのです。
距離とは、検索ワードから店舗までの距離を指します。
Googleでは「美容院」「カフェ」だけのような検索ワードでも、ユーザーの現在地情報に基づいた距離から、関連する店舗が表示される仕組みがあるのです。
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。
具体的には、口コミの数が多く評価が高いビジネスが上位表示されやすくなるでしょう。
ほかにも、SNSや別サイトから自社のビジネス情報がリンクされている、店名・住所・電話番号等に言及されているといった要素が含まれます。
距離はユーザーの位置により上位表示できないケースはあるものの、関連性・知名度を高める方法を把握しておくことが重要です。
GoogleビジネスプロフィールのローカルSEO対策で上位表示する方法
Googleビジネスプロフィールにおける上位とは「地域名+キーワード」で検索した際に、マップとともに表示される3店舗を指します。
以下は「大阪市 歯科」で検索した例です。
1位~3位は検索結果で表示されるものの、4位以降は「すべて表示」を押さなければ閲覧できません。
上位3位に入っているのであれば1位を、4位以降であればTOP3を狙いながら施策を行いましょう。
こころでは、GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOで上位表示させるための、具体的な対策方法を紹介します。
ビジネス情報を正確に記入する
ビジネスに関する情報とは、Googleビジネスプロフィールにおける店舗のプロフィール情報です。
ビジネスのジャンルによって記載するポイントは異なるものの、以下のような点を記載するとよいでしょう。
- 店舗がどのようなビジネスを行っているのか
- 主要駅からのアクセスはどれくらいか
- どのようなサービスやメニューを提供しているのか
- ビジネスの魅力、特徴、メリット
ビジネスに関する情報は750文字まで入力できますが、ユーザーの多くは最後まで目を通すことはないでしょう。
またスマホの場合、200文字ほどしか表示されず、続きを閲覧するには「もっと見る」ボタンを押さなければなりません。
そのため、記事の前半200文字くらいまでに重要な情報を盛り込むと、ユーザーは店舗に関する情報を掴みやすいでしょう。
また、URLやHTMLは利用できない、改行ができないため、文字のみでわかりやすく自社の情報を伝える必要があります。
編集方法や具体的な文章の例は、以下の記事を参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィール説明文の書き方と編集方法【例文付き】で解説!注意点も
選定したキーワードを入れる
ローカルSEOを行う際には、どのキーワードで検索上位を狙うか考えなければなりません。
ビジネスに関する情報、口コミ、投稿など、Googleビジネスプロフィールのさまざまなポイントで選定したキーワードを入れて、ユーザーの検索ワードと関連性を強めましょう。
なお、以下のようなキーワードの入れ方はNGです。
- 店名(ビジネス名)にキーワードを入れる
- 無意味にキーワードを羅列する
- その他ユーザーが読みづらくなる、不自然なキーワードの使用
具体的なキーワードの選定方法は、記事中盤にある「GoogleビジネスプロフィールでローカルSEO効果を高める検索ワードの選定方法」で紹介します。
営業時間や定休日は最新の情報を記入する
Googleビジネスプロフィールには、営業時間、定休日などを設定できる項目があります。
すでに設定している店舗は多いでしょう。しかし、コロナ禍で時短営業になったものの変更をしていない、祝日の営業日を設定していないといったケースは少なくありません。
緊急事態宣言とわかっているから、大丈夫だろうと思うかもしれませんが「もしかして空いているのかも」「テイクアウトだけ対応しているの?」と勘違いが生まれやすいのです。
顧客が実際に足を運ぶと、閉店していたとなれば「ネットの情報と違う」とマイナスなイメージを抱く可能性があります。
特に注意したいケースは、特定の曜日が定休日であるものの、祝日は営業、次の平日に休むパターンです。
変則的な営業日時の場合、顧客は来店機会を逃す、定休日だとしらないまま足を運んでしまいます。
このような場合、Googleビジネスプロフィールの情報「特別営業時間」から、祝日や前後の営業日時をあらかじめ記載しておくと、ユーザーは安心するでしょう。
定休日であるか、営業の開始時間・終了時間を決められるため、祝日がある月には早めに設定しておいてください。
営業時間を最新の状態に保っていなければ、顧客から店舗に「今日は空いていますか?」と連絡がくることもあるでしょう。
連絡で時間をとられないためにも、顧客には最新かつ正しい営業時間、定休日の情報を提供しなければならないのです。
Googleビジネスプロフィールの臨時休業や特別営業時間の設定・解除方法
投稿・写真は最低でも週2回以上新しい情報を掲載する
Googleビジネスプロフィールでは、投稿・写真といった機能があります。最低でも週2回ペースを目安に新しい情報を掲載すると、Googleからの評価が上がりやすく上位表示を狙えるでしょう。
投稿とは、テキストと写真でユーザーにお知らせができる機能で、おもに以下のような情報を掲載できます。
- COVID-19(新型コロナ関連)の最新情報:営業時間の変更や感染対策のお知らせ
- 特典を追加:クーポンの配信
- 最新情報を追加:移転、営業時間の変更、新メニュー販売開始等
- イベントを追加:セール、キャンペーン等
- 商品を追加:メニューやサービスの紹介
ただ店舗に関する情報を掲載していくだけではなく、ユーザーが知りたい情報を伝えていくことがポイントです。
お得なクーポン情報、美味しそうな食べ物の写真があれば、お店の存在を知らなかった顧客にもアプローチできるため、集客効果が期待できます。
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用し集客UP!方法・コツ・効果を解説
写真とは、ビジネスに関する写真や画像を掲載して、ユーザーに対して視覚的にアピールをするものです。
Googleビジネスプロフィールのアカウントを作成した際には、外観、内観、基本的なメニューの写真(提供する飲食物等)を掲載します。
週2回以上掲載する際には、その週のおすすめメニュー、イベントの風景など新しい写真をアップしてみてください。
投稿のようにテキストは掲載できないものの、写真だけでも美味しさ、清潔感など顧客に対して視覚で魅力を発信できます。
また、お店の外観は初めて来店するユーザーにとって、参考となる情報です。周囲の風景が変わったときなどは、新しい写真に差し替えてもよいでしょう。
MEO対策には写真が必須!Googleビジネスプロフィールに載せるべき画像とは
適切なカテゴリの選定をする
Googleビジネスプロフィールのカテゴリとは、店舗の業種・種類を指します。
カテゴリには、メインカテゴリ・追加カテゴリの2種類があり、メインカテゴリはビジネス全体を指し、追加カテゴリはメイン以外で提供するサービスのことです。
記事の前半で、ローカル検索の順位に影響される要素として、関連性・距離・知名度を上げましたが、カテゴリは関連性に該当します。
Googleビジネスプロフィールのカテゴリは、ガイドラインに基づいて選びましょう。
カテゴリは「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」という観点で選択します。提供しているサービス、販売している商品、保有している設備を示すことではなく、事業を総合的に示すことが目的です。
【参照:Googleに掲載するローカルビジネス情報のガイドライン-Googleビジネスプロフィールヘルプ】
歯医者の場合、メインカテゴリを「歯科医院」に、追加カテゴリを「矯正歯科」「インプラント専門医「歯周病専門医」「小児歯科医」「美容歯科医」といったカテゴリを設定します。
Googleがビジネスのプロフィールを読み取り、自動的にカテゴリへ追加されるケースがあります。
不適切なカテゴリが自動的に設定されているときは、オーナー自身がカテゴリの削除・編集をしても構いません。
当然ではありますが、関連しているとはいえ、対応していないサービスのカテゴリを追加してはいけません。
Googleビジネスプロフィールで適切なカテゴリを設定する方法とコツを解説
口コミを増やす
口コミは、ローカル検索の順位に影響される要素の知名度に該当します。
Googleビジネスプロフィールで口コミを増やす方法は、来店したユーザーに口コミの投稿を促すことです。
- 目に付きやすい場所にPOPを設置する
- 来店後、メールやSMSで顧客に口コミの投稿を依頼する
- 退店時に口頭で依頼をする
注意点として、Googleビジネスプロフィールでは口コミの見返りを渡してはいけないことがあります。
クチコミは、偏見がなく正直なものであって初めて価値が生まれます(ビジネス オーナーはクチコミの見返りに特典を提供するなどの行為をするべきではありません)。
【参照:Googleでクチコミ数を増やす-Googleビジネスプロフィールヘルプ】
すなわち「Googleで口コミを投稿した方に◯◯をプレゼント」といった特典の提供はしてはならないのです。
バレないからとガイドラインに沿わない行為をすると、最悪の場合アカウント停止の措置をとられてしまいます。また口コミの代行、強制的な口コミの依頼等も行ってはいけません。
またオーナーは、顧客に満足してもらい、店舗での体験を口コミで共有したくなるサービスを提供することも心がけましょう。
思うように口コミが増えないときは、以下の記事を参考にしてみてください。
MEO対策ではGoogleの口コミが超重要!増やし方や返信のコツ、注意点まで
口コミの返信を行う
顧客から投稿された口コミにオーナーが返信をすることも、ローカルSEOで重要なポイントです。
口コミに返信することによって、口コミを投稿した顧客との信頼関係が築ける、口コミを見た顧客にサービスのイメージや安心感をもってもらえることがメリットです。
ポジティブな口コミに対しては、以下の点を踏まえて返信をしてみましょう。
- 厳しい意見に対しては、個人的に捉えず、プロフェッショナルな対応を心がける
- 簡潔で読みやすい文章を心がける
- 口コミ投稿者に感謝の意を示す
- ビジネスライクにならず親しみのある対応を心がける
万が一、ネガティブな口コミが寄せられた際には、真摯に対応をしてみてください。
- 口コミ投稿者の個人データを公開したり、個人的に攻撃したりしない
- 口コミ投稿者がビジネスに対して悪印象を抱いている原因の調査
- 誠実さを心がける
- 実際の担当者が対応していることを示すために、ご自身の名前やイニシャルを添える
- 迅速な対応を心がける
☆1や2の評価はネガティブであるものの、必ずしも悪質とは言えません。
オーナーやスタッフが気づかなかった点、よりよいサービスを提供するためのポイントになる可能性もあるため、改善へとつなげましょう。
すべての口コミに返信を行う必要はありません。丁寧な口コミをしてくれた顧客、クレームを伝えた顧客、疑問投げかけている顧客に対しては返信してみてください。
Googleビジネスプロフィールの口コミ返信は超重要!書き方や方法を例文付きで解説
自社サイトの構造化マークアップを行う
構造化マークアップとは、WEBサイトのコンテンツ情報を、Googleのクローラーが理解しやするための方法です。
クローラーは、コンテンツの検索順位を決める情報取得するために、WEBサイトを巡回しています。理解しやすいサイトは結果的にGoogleから評価されるのです。
自社サイトをもつオーナーは、サイトとGoogleビジネスプロフィールのNAP情報を統一しましょう。
NAP情報とは(Name・Address・Phone)
- Name(店舗名):会社名・屋号・ブランド名
- Address(住所):店舗の所在地。全角/半角や建物名も揃える
- Phone(電話番号)
NAP情報の統一で特に注意する点は、住所の表記です。
Googleのクローラーは、同じ住所であっても、ビル名の有無や全角・半角の表記が異なる場合、別の情報として捉えます。
たとえばビルの名称あり、番地を半角で表記するのであれば、以下の例を参考にしてみてください。
- OK例:大阪市浪速区大国1丁目3番19号 KBビル
- NG例:大阪市浪速区大国1丁目3番19号
人間は表記が異なっても同じ住所だと認識できますが、クローラーが理解するためには細部まで表記を統一することが重要です。
サイテーションを得る
サイテーションとは、自社の情報をWEBサイトやSNSで言及された状態を指します。
- 会社名、店舗名、ブランド名
- 住所
- 電話番号
- テキスト状態(a要素ではない)のサイトURL
これらの情報が言及されることで、Googleビジネスプロフィールの検索結果に優位に働くでしょう。
Googleはサイテーションについて明言していませんが、検索の順位を決める知名度に該当すると考えられます。
ケイビーカンパニーには、ローカルSEOのサービスに「検索ドーン」があります。
自社が運用するSNSや第三者が「検索ドーン」を含めた投稿をすれば、サイテーションを獲得した状態となるのです。
サイテーションを獲得する方法は、以下のとおりです。
- 自社のSNSで情報を発信して、認知度を向上させていく
- SNSなどで自社に関する情報を添えて、口コミを投稿してもらう
- 自社の取り組みを第三者のメディアで掲載してもらう
たとえば、自社のSNSで商品の名称を入れて投稿したり、商品名にハッシュタグをつけてSNSで投稿してもらったりしましょう。
飲食店などであれば、おすすめのお店などでSNSやコンテンツサイトで掲載されるケースがあります。この際に、店舗に関する情報を掲載してもらいましょう。
構造化マークアップで紹介したように、自社サイトで統一したNAP情報と同様に、会社名やブランド名、住所、電話番号を統一しなければなりません。
統一した表記でなければサイテーションを獲得したとはいえないため、コピペをして投稿を促す、メディアの掲載で間違っていれば修正を依頼するなどして、できる限り統一しましょう。
サイテーションの意味とSEO・MEOへの効果とは?事例と対策法を徹底解説
自社サイトとGoogleビジネスプロフィールを関連付ける
関連付けとは、自社サイトとGoogleビジネスプロフィールに互いの情報を掲載することを指します。
Googleビジネスプロフィールに自社サイトを関連付ける方法は、ビジネスの「情報」にあるウェブサイトの項目にURLを貼るだけです。
自社サイトにGoogleビジネスプロフィールを関連付ける方法は、Googleマップの共有リンクを、会社情報などの項目に貼り、Googleマップを埋め込みます。
自社サイト内に、店舗情報が掲載されているiframeリンクを埋め込むことでマップの掲載ができます。
自社サイトからGoogleビジネスプロフィールへのアクセス数が増加すれば、検索結果の順位によい影響が期待できるでしょう。
自社サイトのSEO対策を行う
GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOでは、自社サイトの検索順位も考慮されています。
そのため自社サイトでSEOの評価を上げる対策も重要なポイントのひとつです。
Googleビジネスプロフィールと自社サイトを関連付けすると、検索ワードに関連するテキストが表示される仕組みとなっています。
自社サイトにGoogleビジネスプロフィールに関する情報や、表示させたいキーワードと関連性のあるコンテンツを掲載しましょう。
新型コロナウイルスの関連情報を入れる
2020年以降続くコロナ禍ですが、Googleビジネスプロフィールでは感染症対策に関する情報を設定できます。
情報の項目にある「属性」では、店舗スタッフや店内での感染症対策に関する項目があり、設定をすることで顧客に安心して来店を促せます。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で時短営業をするときは、投稿でその旨を周知したり、営業時間を速やかに変更したりして、常に最新の情報を提供しましょう。
GoogleビジネスプロフィールでローカルSEO効果を高める検索ワードの選定方法
ローカルSEOにおいて検索ワードの選定は、検索順位を決める重要なポイントです。
ただ関連するキーワードを選択するのではなく、競合の他社やツールを確認しながら、自社が上位表示されるための検索ワードを決めましょう。
検索ボリュームが少ないキーワードを狙う
キーワードの選定で覚えておきたいことに「検索ボリューム」があります。
検索ボリュームとは、ひと月にキーワードが検索される回数のことです。
検索数が多いものをビッグワード(月10,000以上)、少ないものをスモールワード(月1,000以下)、中間をミドルワードといいます。
検索ボリュームの例
- ビッグワード:大阪 歯医者
- ミドルワード:大阪市 歯医者
- スモールワード:大阪市 歯医者 ホワイトニング
検索ボリュームが大きい検索ワードほど1位をとることが難しいため、スモールキーワードで上位を狙う対策をするとよいでしょう。
スモールワードはボリュームこそ少ないものの、上位表示を狙いやすいやすいメリットがあります。
今回の例では、ユーザーは「大阪市内でホワイトニングができる歯科医院を探している」とわかります。具体的な目的が決まっているため、来店する可能性も高く集客につなげやすいのです。
上記で紹介したビジネスに関する情報、投稿、メニューなどでキーワードを入れて、検索ワードとの関連性を高めましょう。
Googleビジネスプロフィールのカテゴリに合わせた検索ワードを選ぶ
すでに紹介したとおり、カテゴリにはメインカテゴリと追加カテゴリがあります。
たとえば歯科医院には、歯医者、歯科、歯科医、歯科医師、歯科医などさまざま呼び方があるでしょう。
カテゴリに合わせた検索ワードを選ぶときは「歯科医院」「矯正歯科」「インプラント専門医」「歯周病専門医」「小児歯科医」「美容歯科医」といったキーワードを入れます。
「大阪市 矯正歯科」「浪速区 小児歯科医」のように地域名とカテゴリの名称を合わせるとよいでしょう。
競合の他社が対策していない検索ワードを選ぶ
競合の他社が対策していない検索ワードを選ぶことで、検索結果の上位を狙いやすいでしょう。
競合の度合いを競合性といい、Googleのキーワードプランナーで検索できます。
ここでは、大阪市にある歯科医院を例に紹介します。「大阪市 歯科医院」であれば競合性は中、検索ボリュームも少ないことがわかりますよね。
「大阪市 歯科医院」は競合性は中ですが「大阪市 歯医者」「大阪市 歯科」であれば競合性は低いものの、100以上の検索ボリュームがあります。
ここでは表示されていませんが「審美歯科 大阪」は競合性が高く、上位を狙いづらいといため避けるといった方法がとれるでしょう。
ニッチなビジネスではない限り、同一の地域に同じ業種の店舗はあるはずです。他社の状況も把握することにより、上位表示を狙いやすくなります。
広告を出稿すると費用が高い検索ワードを選ぶ
広告の出稿費用が高い検索ワードはユーザーのニーズがあり、集客に向いているキーワードといえます。
ニーズのない検索ワードで対策をしても、そもそも検索をするユーザーがごくわずかであれば意味がありません。
キーワードプランナーで検索すると「ページ上部に掲載された広告の入札単価」が表示されます。
一例ではありますが「大阪市 歯科」と検索をした際に、入札単価が高い順に並べ替えてみました。
「大阪市 浪速区 歯科」「大阪 歯医者 矯正」といったキーワードは入札単価が高いとわかります。
もちろん、競合性や検索ボリュームといったポイントにも注意しなければなりませんが、ひとつの指標として入札単価を目安にしてみてもよいでしょう。
Googleビジネスプロフィールでキーワードを設定して検索上位を狙う方法
ローカルSEOの検索ワードを決めたら、次はGoogleビジネスプロフィールのなかで設定をしていきます。
検索上位を狙うためには、キーワードをどのように設定していけばよいのでしょうか。
ビジネス情報に検索ワードを入れる
Googleビジネスプロフィールのプロフィールでもあるビジネス情報に、検索ワードを入れ込むことにより関連性が高まり、ユーザーの検索結果に表示されやすくなります。
「大阪市 審美歯科」をキーワードに設定したのであれば「◯◯歯科は、大阪市◯◯区にある審美歯科です」という書き出しから始めてもよいでしょう。
また、初めて審美歯科を訪れる人や一般的な歯科医との違いを知らない人のために、審美歯科ではどういう治療を行うのか、治療でどのような効果を得られるのか、紹介すると親切です。
専門用語がある場合には、簡単に補足をするなどして、わかりやすい文章を心がけてみてください。
投稿の際に自然なかたちで検索ワードを入れる
ビジネス情報でも同様ですが、必要以上に検索ワードを入れる必要はありません。
お知らせのなかで検索ワードに触れるときは、不自然に繰り返す、羅列することは控えましょう。
Googleからの評価を上げるには、ユーザーファーストであることが重要です。
検索ワードを盛り込みすぎるあまり、投稿が読みづらいものになってしまっては、順位の改善は見込めないでしょう。
反対に評価が下がり、検索順位が下がってしまう可能性もあるため、検索ワードの個数よりも読みやすさにこだわってみてください。
口コミを投稿してもらう際に検索ワードを入れるようお願いする
口コミに検索ワードを入れてもらうことにより、関連性のある店舗として検索上位に表示される可能性があります。
口頭で検索ワードを伝えることは難しいため、店内のPOPや来店後のメールなどで「『大阪市 審美歯科』のキーワードを入れて、口コミを投稿してください」などと伝えるとよいでしょう。
口コミは公正でなければならないため強制できませんが、例文があると顧客は口コミしやすくなるはずです。
商品に検索ワードを入れる
Googleビジネスプロフィールの商品では、提供するメニューを写真とテキストで紹介できます。
商品名・価格・説明を掲載できる項目であり、商品説明に検索ワードを入れます。
公式サイトにアクセスをしなくても提供されているメニュー等がわかるため、定番メニューや人気メニューを掲載しておくとよいでしょう。
外観等の写真はオーナー以外のユーザーも掲載できますが、商品はオーナーしか設定できません。
商品の設定は、Googleビジネスプロフィールのトップの「商品」から追加します。
店舗が出す公式の情報としていくつか商品を登録しておくと、来店を検討するユーザーの参考になるでしょう。
サービスに検索ワードを入れる
Googleビジネスプロフィールのサービスは、店舗のサービスを一覧で見られるメニューのようなものです。
商品やサービスの名称、価格や値段に関するキーワード(無料など)、300文字以内で商品説明が記載できます。
商品紹介でエリア名を入れることは難しいものの、ホワイトニングやインプラントといった、関連するキーワードを入れるとよいでしょう。
自社サイトに検索ワードを入れる
GoogleビジネスプロフィールのローカルSEOではありますが、自社サイトにも検索ワードを入れて関連性を高めましょう。
自社サイト内にあるメニューの紹介、会社概要、トップページでのビジネスの紹介などに入れてみてください。
Googleビジネスプロフィールでの対策同様、読みやすさを重視したうえで不自然ではないように検索ワードを入れていきます。
WEBサイトでも同様に、キーワードを不自然に羅列するなどの対策は好ましくありません。検索順位に悪影響を及ぼすため、ユーザーファーストを心がけましょう。
まとめ
Googleビジネスプロフィールは、ローカルSEOに欠かせないツールであるとわかりました。
上位表示を狙うための検索ワードを決めること、情報は常に新しく定期的に更新することに尽力をしていきましょう。
店舗の営業で忙しく、Googleビジネスプロフィールを運用できないオーナーは、ケイビーカンパニーの集客方法を実践してみませんか?
弊社のローカルSEOでは、GoogleビジネスプロフィールだけではなくSNSなどの対策も同時に行えます。
「時間がなく、Googleビジネスプロフィールまで手が回らない」「自分で対策をしても、集客率の向上が見えない」とお悩みの方は、ぜひご相談ください!