こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「これから店舗を開店するが、どのように集客すればよいのかわからない」
「個人店でも実践できる、コストを抑えた新規店舗の集客アイデアが知りたい」
「いずれはリピーターも増やしていきたい」
このようなお悩みはありませんか?
集客にはたくさんの方法があります。やみくもに実践するだけではなく、業種やエリアに合ったアイデアで集客をしなければ、期待した効果は出ないでしょう。
そこで今回は、新規店舗における集客アイデアと活用方法を紹介します。
この記事を読むことで、あなたがオーナーとなるお店に最適な集客方法が理解できて、多くの顧客に足を運んでもらえるでしょう。
- 1. 新規店舗の集客は消費者の行動を理解しよう
- 2. 個人店でもできる!新規店舗の集客を成功させる11個のアイデア
- 2.1. ①Googleビジネスプロフィールに登録してWEBユーザーの認知度を向上させる
- 2.2. ②Twitterはリアルタイムな情報発信に向いている
- 2.3. ③Instagramは飲食店などで写真を有効活用すれば集客しやすい
- 2.4. ④LINE公式アカウント(旧LINE@)はクーポンの配信ができる
- 2.5. ⑤Facebookは予約・電話のアクションと広告出稿ができる
- 2.6. ⑥YouTubeは写真や静止画だけでは伝えられない魅力を発信できる
- 2.7. ⑦公式サイトとブログを作成すればSEO効果も期待できる
- 2.8. ⑧サービスによってはWEB広告が有効なケースもある
- 2.9. ⑨ポータルサイトは費用は高額だが信用につながりやすい
- 2.10. ⑩地元密着企業であれば看板のアナログな方法もあり
- 2.11. ⑪チラシは特定のエリアを対象にした集客が期待できる
- 3. 新規店舗の集客はGoogleビジネスプロフィールやSNSの口コミが重要
- 4. 店舗の新規集客ではGoogleビジネスプロフィールに力を入れるべき
- 5. 新規顧客を獲得して終わりではない店舗集客
- 6. まとめ
新規店舗の集客は消費者の行動を理解しよう
消費者行動とは、サービスの存在を認知すること、調査、選択、使用から口コミなどの共有といった一連の行動です。
消費者の購買行動モデルのひとつに「AISAS(アイサス)」があります。
- A・・・Attention:認知
- I・・・Interest:興味・関心
- S・・・Search:検索・比較検討
- A・・・Action:行動
- S・・・Share:共有
AISASの実例では、CMで注目を集めた「ライザップ」を挙げて考えてみましょう。
- A・・・独特の音楽
- I・・・「太っていた芸能人が、あんなにもスリムになった」と驚きを与え、興味や関心を抱く
- S・・・「ライザップとはどのようなサービスであるか」をネット検索して、公式サイトや口コミサイトを閲覧、または入会前に無料カウンセリングの予約をする
- A・・・ライザップに入会をする
- S・・・SNSやブログなどで「ライザップで痩せた」「ライザップに通ってダイエット中です」など、自身が体験したことを共有する
消費者による上記のようなフェーズが具体的な「消費者行動」です。
新規店舗においても、AISASをはじめとする購買行動モデルを意識したうえで、集客を行いましょう。
個人店でもできる!新規店舗の集客を成功させる11個のアイデア
ここでは、新規店舗における具体的な集客方法を紹介します。
消費者のフェーズに合わせた集客方法を変えることが、より多くの集客につながるでしょう。
①Googleビジネスプロフィールに登録してWEBユーザーの認知度を向上させる
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップ検索において、自社の店舗に関する情報を発信できるツールです。
- 住所・電話番号・営業時間といった基本的な情報
- テキストや写真で情報の投稿
- 口コミの投稿
特定のエリアに関する情報の検索を「ローカル検索」といいます。
Googleマップで検索をしているユーザーは、来店の可能性が高いと考えられます。店舗情報が上位に表示されるほど、多くのユーザーに認知・来店のきっかけを与えられるでしょう。
Googleビジネスプロフィールは、MEOでは欠かせないツールのひとつです。新規店舗の準備とともに、アカウントを開設してGoogleビジネスプロフィールの運用を始めましょう。
MEOとは
Googleマップに登録されたお店の検索順位を高める施策のこと
Googleビジネスプロフィールの使い方!登録方法や注意点まで必要な情報を全て解説
Googleビジネスプロフィールが向いているケース
- ローカル検索でGoogleマップの上位に表示させたい店舗(飲食店、サロン、病院等あらゆるジャンルに向いている)
- 無料で新規店舗の集客を始めてみたい店舗
Googleビジネスプロフィールの活用方法
- 「近くのカフェ」「◯◯区 カフェ」と検索をするユーザーに、店舗を認知してもらい来店の動機をつくる
- 口コミを投稿してもらい、より多くのユーザーに店舗の魅力を発信してもらう
②Twitterはリアルタイムな情報発信に向いている
Twitterは、サービスの認知や関心を抱いてもらうために利用できるSNSです。
トレンドをうまく活用したり、プレゼントキャンペーンを行ったりすれば、商品を知らないユーザーにも認知してもらえます。
また、つぶやいた内容はリアルタイムで投稿されます。本日のおすすめメニュー、営業時間の変更など、今伝えたいことを多くのユーザーに共有できることがメリットです。
ユーザーに、いいねやリツイートをされると、ほかのユーザーにも情報が共有されます。
ユーザーによる共有・拡散によって認知度を高められることから、広告費用を抑えられる点もメリットのひとつです。
Twitterが向いているケース
- 10~20代といった比較的若い世代にアプローチをしたい店舗
- ユーザーとのコミュニケーションをとって好感度を上げたい店舗
Twitterの活用方法
- 自社のサービスを利用した人の投稿に、いいねやリツイートをしてサービスをアピール
- 「リツイート&フォローをしたユーザーに、抽選で当社の商品をプレゼント」のようなキャンペーンを行い、ユーザーに情報を拡散してもらう
- 画像や動画を投稿して、テキストだけではわからない情報を伝える
③Instagramは飲食店などで写真を有効活用すれば集客しやすい
Instagramは、写真をメインとするSNSです。
Instagram最大の魅力は、ユーザーに対して視覚的にサービスをアピールできること。
投稿する写真のイメージを統一すること、ストーリーズ(24時間で消える投稿)の活用は少々コツがいるものの、自社のブランドイメージを伝えやすいメリットがあります。
新規店舗の認知だけではなく、予約や電話などの問い合わせ、ショップ機能を使えば、サービス利用・購入までの導線をつくれるのです。
Instagramは1投稿につき約2,000文字まで投稿できるものの、拡散力の面ではTwitterに劣る側面があります。
文字よりも画像のほうが、サービスの訴求力を高められるビジネスでは、TwitterよりInstagramのほうが集客に向いているでしょう。
【美容室のインスタグラム集客】活用方法、投稿アイデア、成功事例を紹介
Instagramが向いているケース
- 視覚・聴覚で商品のシズル感を伝えたい飲食店やサロン
- ショップ機能を活用してInstagramから直接商品の導線をつくりたい店舗
- SNSを通してブランドのイメージを確立したい店舗
Instagramの活用方法
- 年齢や性別に応じたターゲットに向けた投稿をして、フォロワーを増やす
- プロフィールに住所や電話番号を掲載して、来店や問い合わせを促す
- Instagram限定で、初回購入クーポンなど特典を発行して購入のきっかけをつくる
④LINE公式アカウント(旧LINE@)はクーポンの配信ができる
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリLINEを使って、企業とユーザーがつながれるツールです。
1対1のメッセージだけではなく、友だち限定クーポンの配信、ポイントカード、メニューボタンのクリックで電話をかけられる機能などがあります。
スマホを持つユーザーはLINEを使用しているケースが多く、幅広い年代の人にアプローチがしやすいでしょう。
また、クーポンの配信や、来店時にQRコードの読み取りでポイント獲得といった機能があることから、リピーターを増やしやすいメリットもあります。
アカウント開設は無料。友だちやメッセージの送信数が増えたときに有料プランへ加入すればよいため、集客に費用を抑えたい個人店でも気軽に始められるでしょう。
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LINE公式アカウントが向いているケース
- 1対1でコミュニケーションをとる機会が多いエステ、整体などの個人店
- 新規顧客向けにお試しクーポンを配信したい通販サイト
- チャットボット機能を活用して、メッセージを送れない時間帯でもユーザーの問い合わせに対応したい人
LINE公式アカウントの活用方法
- 店内に「LINE友だち登録」のQRコードがあるPOPを配置して、リピーターにつながるよう定期的にメッセージやクーポンを配信する
- SNSや公式サイトでLINE公式アカウントの友だち登録を促し、クーポンの配信を行う
- 来店のたびにQRコードを読み取ってもらい、ポイントが溜まればドリンク1杯無料や、商品のサンプルをプレゼントする
⑤Facebookは予約・電話のアクションと広告出稿ができる
Facebookは、TwitterやInstagramと比較してユーザーの年齢層が高いSNSです。そのため、30代以上のユーザーへのアプローチにも活用できます。
各種SNS同様に、テキストと写真・動画の投稿が可能です。
そして自社のページに「コールトゥアクションボタン」を設置すれば、スマホユーザーはそのまま店舗への電話、席予約ができます。
有料ではありますが、Facebookでは広告も設置できます。Facebookは実名制のSNSで年齢・性別を登録していることから、ターゲットを絞った広告配信が可能です。
いいねやコメント、シェア機能もあるため、ユーザーによる情報の拡散も期待できます。
10~20代の若い年齢層のユーザー以外にも、自社をアプローチしたいオーナーにもおすすめできる集客方法でしょう。
Facebookが向いているケース
- テキストと写真で自社をアピールしたい店舗
- いいねやコメント機能を使って、Facebookユーザーとコミュニケーションをとりながら来店を促したい店舗
- 自社サイトはもっていないが、SNSを中心に集客したい店舗
Facebookの活用方法
- 魅力的な写真を添えた投稿で、見込み顧客に対してアプローチをする
- 単なる宣伝だけではなく、イベントの開催報告、オーナーと来店客によるエピソードを添えて、サービスの魅力や利用イメージを発信していく
⑥YouTubeは写真や静止画だけでは伝えられない魅力を発信できる
YouTubeでは、テキストや画像では伝わりづらい情報でも、動画として発信することで集客が可能です。
登録は無料。最初から機材にこだわる必要はなく、スマホやタブレットさえあれば、撮影や動画編集が可能です。コストを抑えたい個人店でも、情報を発信しやすいでしょう。
動画タイトルの付け方、ユーザーがストレスなく見られる編集方法、興味を引くサムネイルの作成など、コツを掴むまで時間がかかり、最初から集客効果は見込めません。
動画配信における収益は期待できないものの、来店や購入といった行動に導けるため、結果的に集客や利益向上につながるでしょう。
ただ、動画配信を継続することによって、ユーザーが必要とする情報を動画として配信できれば、検索エンジンでの上位表示をされるようになります。
オーナーの親切さや人となりが伝わる動画になれば、新規顧客からの信頼が増して、集客にも期待ができます。
YouTubeが向いているケース
- オーナー自ら商品を宣伝したい、魅力を伝えたい人
- 商品を使用することによって、どのような効果が得られるのかを動画で伝えたい人
YouTubeの活用方法
- 商品の魅力やメリット、デメリット、利用することによって得られる効果を伝えたうえで、動画の概要欄に商品ページへのリンクから購入を促す
- 実際の顧客に協力してもらい、サービスを体験するようすの撮影。リアルな感想を伝える
- 投稿した動画をSNSで共有をして、SNSからYouTubeへのアクセスを増やす
⑦公式サイトとブログを作成すればSEO効果も期待できる
新規店舗では、情報が満足ではないものの公式サイトやブログを作成しているケースも多いでしょう。
公式サイトは、サービスの認知度を高めるだけではありません。企業理念・イメージのアピール、商品の購入や資料請求、SNSへのリンクなど、あらゆる消費者のフェーズで役立ちます。
また新規店舗の場合、SNSアカウントしかないサービスよりも、公式サイトを運用しているほうがユーザーからの信頼を得られるとも考えられるでしょう。
SNSの運用やGoogleビジネスプロフィールを使ったMEOと同時に、公式サイトでSEOを行うことがおすすめです。
SEOとは
検索エンジン最適化のこと。自社サイトをGoogleなどの検索エンジンで上位表示させるための対策。
SEOの効果をより高めるのであれば、常に新しい情報を発信し続けること、どのようなユーザーが訪れているのかデータを分析することなどが必要です。
ホームページ作成サービスには、無料で特別な知識がない人でも簡単に作成できるものもあります。
しかし徹底的にSEOを行うのであれば、サーバーのレンタル料金、専門業者にサイト作成を依頼するなど、ある程度コストがかかる点は覚えておきましょう。
公式サイトやブログが向いているケース
- GoogleビジネスプロフィールやSNSの決まった枠だけでは、魅力が伝えきれないサービス
- ユーザーが興味のあるキーワードで検索をした際に、広告として公式サイトを掲載したいサービス(リスティング広告の設置)
公式サイトやブログの活用方法
- 美容院やサロンで施術するスタッフのプロフィールを掲載して、サービスそのものに興味をもってもらう
- SNSの投稿から公式サイトへ誘導して、商品購入や予約を促す
- SNSでは紹介しきれないメニューを公式サイトに掲載。「詳細はこちら」などで公式サイトへのアクセスを促す
⑧サービスによってはWEB広告が有効なケースもある
WEB広告とは、ネット上に存在する広告の総称です。さまざまな種類のWEB広告が存在しているなかでも、新規店舗(サービス)の集客においては、リスティング広告とSNS広告がよいでしょう。
リスティング広告とは
検索キーワードに基づいて表示される広告のこと。顕在層にもアプローチできることがメリット。別名「検索連動型広告」とも呼ばれる。
自社サイトがあり、商品紹介のページや購入までの導線ができているのであれば、リスティング広告を設置してもよいでしょう。
ただ、適切なキーワードを選択する方法はノウハウが必要です。費用に見合った効果を出すためには、ノウハウを身につけること、または運用代行サービスを活用しましょう。
SNS広告とは
Twitter、Instagram、FacebookといったSNSに掲載する広告のこと。広告から自社アカウントのフォロワーが増える、公式サイトへのアクセスを促せるなどのメリットがある。
SNSのアカウントを登録する際に、年齢や生年月日を入力します。このことから、細かなターゲティングや、潜在層にもアプローチできるのです。
各SNSで、広告の仕組みや料金は異なります。またリスティング広告同様に、適切な広告を配信するためにはノウハウが必要であり、効果を高めるためには運用代行を活用するとよいでしょう。
いずれのWEB広告も、広告を出稿することだけが目的ではありません。
広告を見たユーザーの特性、広告を閲覧した際に検索したキーワードなどのデータを分析・チェックしたうえで、改善を行う必要があります。
WEB広告が向いているケース
- リスティング広告①:客単価と粗利益が高いサービス(脱毛、リフォーム、不動産等)
- リスティング広告②:リピートが見込めるサービス(定期購入の健康食品やサプリメント、習い事等)
- SNS広告:SNSの特性により異なるが、Instagramであれば「インスタ映え」する商品を展開するサービス(化粧品、食品、宿泊施設等)
WEB広告の活用方法
- リスティング広告:「大阪市 脱毛」など特定のキーワードでリスティング広告を表示させて、来店やカウンセリングを促す
- SNS広告:詳細なターゲティングを活かして、大阪府や近隣エリアに住む、10~20代女性に絞って脱毛サロンの広告を出す
⑨ポータルサイトは費用は高額だが信用につながりやすい
ポータルサイトとは、あらゆるコンテンツの入り口となるサイトのことです。
身近なところでいうと、ぐるなびや食べログなどの「飲食店ポータルサイト」、ホットペッパービューティーなどの「美容ポータルサイト」があります。
ローカル検索をした際、上位にポータルサイトの情報が表示されるケースは多々あるでしょう。
ポータルサイトを閲覧するユーザーは、特定のエリアにある店舗同士を比較しています。そのため、他社と比較をして特化しているメリットをアピールしていかなければなりません。
ポータルサイトへの掲載は、基本情報だけではなくオプション費用が大きくなることから、想像以上のコストがかかるケースもあります。
ただ、有名なポータルサイトに情報を掲載していれば「信頼できる」と感じるユーザーがいることも事実。
新規店舗で他社にはない強みを活かして集客できるのであれば、ポータルサイトで費用対効果の高い集客はできるでしょう。
ポータルサイトが向いているケース
- ある程度コストはかかっても、大手ポータルサイトで認知度を高めながら、新規の顧客を集めたい店舗
ポータルサイトの活用方法
- 「西日本初!◯◯をコンセプトにしたカフェ」のように、他社にはない強みをアピール。メニューや店内の写真を充実させて来店のきっかけをつくり、口コミを投稿してもらい、徐々に上位表示を目指す
⑩地元密着企業であれば看板のアナログな方法もあり
看板は、ここまで紹介した方法とは異なり「オフライン」の集客方法です。
特定のエリアに住む・働く人をターゲットにアプローチができるため、地域に密着したビジネスを展開する新規店舗の集客に向いています。
購買行動モデル「AISAS」でいうと、A「認知」I「興味・関心」のフェーズです。
看板に「◯◯で検索」と記載したりQRコードを掲載していたりすれば、看板を見た人は「うちの近くにこんなお店があったっけ?」と、公式サイトやSNSに誘導できます。
看板のメリットは、一度設置すれば長期にわたって宣伝できることです。飲食店、病院、サロンなどの店舗型ビジネスにおいては、集客効果を発揮すれば、WEB広告やポータルサイト以上のコスパを実感できるでしょう。
看板が向いているケース
- 飲食店、クリニック、アミューズメント施設など、店舗でビジネスをする業種であれば利用できる
看板の活用方法
- 店舗の前に置く看板:まずは存在を知らせるために、周囲の雰囲気に馴染ませながらも、店名、メニュー名、営業時間を簡潔にわかりやすく伝える
- 道路沿いにある看板:看板で自社を認知。看板にQRコードを掲載して、より詳細な情報を後からでも閲覧できるようにする
⑪チラシは特定のエリアを対象にした集客が期待できる
チラシでの集客は、看板同様にオフラインの集客方法です。
新規店舗の場合、SNSなどで情報を閲覧、店舗の前を通らない限り、地域住民に新しい店舗ができたと認知されにくいものです。
馴染みの店がある人にとって、新規店舗の利用はハードルの高さを感じるでしょう。
「オープンセールで商品20%オフ」「無料体験」といったキャンペーン情報でお得であるとアピールすれば、安いから一度くらいは足を運んでみようと思う人も多いはずです。
また、新聞の折り込みチラシの場合、新聞社の審査に通った広告でなければなりません。そのため、一定の信頼があるサービスであるとアピールもできるのです。
ただ、チラシの特性上、ブランディングのような長期的な施策としては不向きです。
限られた期間で、新しくお店を出したと認知させたいときは、チラシのような即効性のある集客方法が向いているでしょう。
チラシが向いているケース
- 宅配やテイクアウトができる飲食店
- 子育て世帯が多く住む住宅街にある習い事、学習塾
- エステサロン、整体などの個人店
チラシの活用方法
- チラシにクーポンを付ける。チラシ持参の来店者限定で特典を設ける
- 新聞折り込みチラシは、インターネットを利用しない高齢者層へのアプローチも可能。一目でわかる地図を掲載して、来店へのハードルを下げる
新規店舗の集客はGoogleビジネスプロフィールやSNSの口コミが重要
新しく店舗を出したとき、SNSアカウントで宣伝したりチラシで集客をしたりすることに加えて、利用者に口コミの投稿を促しましょう。
「新しくできた店舗に行ってみたい」と思うユーザーは、その店舗に足を運ぶ前にネット検索をして、口コミや評判をチェックする人は多いはずです。
その際に、新規店舗でもいくつかの口コミがあれば「いい評価があるなら行ってみよう」と来店のきっかけになります。
たとえば、レセプションパーティーの参加者に口コミ投稿を促すなどしてもよいでしょう。
口コミは新規店舗の開店時だけではなく、継続的に投稿依頼をして、オーナーからの返信も行ってください。
Googleビジネスプロフィールの口コミは、ローカル検索結果の順位に影響します。
検索順位は「関連度・距離・知名度」3つの要素から成り立っており、口コミは「知名度」のひとつに該当します。
具体的な口コミの集め方は、以下の記事を参考にしてみてください。
口コミの集め方を解説!SNSやGoogleマップで効果的に集める方法
店舗の新規集客ではGoogleビジネスプロフィールに力を入れるべき
さまざまな集客アイデアがあるなかでも、新規顧客の集客はGoogleビジネスプロフィールから始めて、集客方法の軸にしてもよいでしょう。
Googleビジネスプロフィールは、無料で集客の促進ができる優秀なツールです。
インサイト機能を使えば、どのようなユーザーが自社の情報を閲覧しているかデータも集計できます。
インサイトのデータを把握することで、ユーザーがどのような投稿に関心があるのかわかります。
データを適切に活用できれば、より関心度の高い投稿を行いアクセス数が増え、結果的にGoogleビジネスプロフィールの表示順位にもよい影響が期待できるのです。
SNSやLINE公式アカウント等に注力することもよいですが、まずはローカル検索で上位表示を目指すほうが、効率のよい集客ができるでしょう。
Googleビジネスプロフィールのインサイトを活用・分析し集客アップする方法を解説
新規顧客を獲得して終わりではない店舗集客
新規顧客の獲得は、リピーターの獲得よりコストがかかるものです。
マーケティングの用語に「1:5の法則」があります。これは、新規顧客を獲得するためには、既存顧客の5倍のコストがかかることを指しています。
新規の顧客獲得も欠かせないことではありますが、それ以上に既存顧客の維持が重要であるという考え方です。
リピーターの獲得方法は、SNSやLINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィールで新しい情報を発信し続けて、顧客との接点をもってコミュニケーションをとることです。
接点を持ち続けることで、興味はあるけど来店するきっかけがなかった顧客、来店したいけど興味がなかった顧客にもアプローチできます。
利益を出して店舗の営業を継続していくためには、新規顧客の獲得だけではなく、リピーターを獲得することこそ、集客で大切な要素となるでしょう。
まとめ
さまざまな集客方法があるなかでも、まずはGoogleビジネスプロフィールの活用が重要であるとわかりました。
新規顧客、リピーターを増やすためには、GoogleビジネスプロフィールだけではなくSNS、LINE公式アカウント、場合によっては広告を活用することも必要でしょう。
Googleビジネスプロフィールの開設や設定は、それほど難しいものではないため、オーナー自ら運用して集客することもできます。
店舗で営業することに専念をしたい、できるだけ集客を高めたいオーナーは、プロに依頼、相談をしてみませんか?
ケイビーカンパニーでは、店舗集客やMEO対策に関するサポートを行っています。新規顧客はもちろん、将来のリピーターを増やしたい方は、一度お問い合わせください。