こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「新規顧客を獲得したい」
「どうやってリピーターを増やしたらいいかな…」
飲食店にとって集客の課題はつきものですね。
集客を考えるうえでカギとなるのが販促ツールです。店舗に合った販促ツールを活用することで今より効果的な集客が見込めるようになります。
今回はさまざまな種類の販促ツールのなかから、飲食店と相性がいい販促ツールや販促を行う際のポイントをご紹介します。
販促ツールをうまく活用して飲食店経営を盛り上げていきましょう。
飲食店が販促を行う際のポイント
販促は集客には欠かせません。「おいしければ自然にお客さんも増えるだろう」と軽く考えるのは要注意です。思うような集客アップは難しいでしょう。とはいえ、やみくもにしていても疲弊してしまうため「目的」を明確にすることが重要なのです。
ポイント①目的や店舗業態に合わせて選ぶ
自分の店舗や顧客に合わせた販促方法を考えましょう。たとえば「新規顧客獲得を目指す」のか「リピーターを増やすのか」といったところです。
- 新規顧客を増やすのが目的…サイトやTwitterなどで店舗の露出をはかるのが有効
- リピーターを増やすのが目的…DMやメルマガなどで再来店を促すのが有効
また、店舗のスタイルによっても異なりますね。カフェなどの場合は通りすがりに立ち寄れるのに対し、レストランや割烹料理店などは、事前に日時と時間の予約が必要な場合が多いでしょう。どちらも同じ販促方法を行っていては思い通りの集客は期待できません。
集客の目的や店舗に合った販促方法を考えることで、集客アップが見込めるでしょう。
ポイント②販促の計画を立てる
販促するにあたり、計画を立てることも重要なポイントになります。なぜなら、販促にも何種類かあるからです。たとえば、オープン記念や期間限定といった単発のイベントのほか、継続的に割引する販促方法もありますよね。
そのため年間を通して目標売上を設定し、細分化して計画を立てていくことが売上アップの近道にもなるのです。販促予算の目安は、一般的には売上の3~5%とされています。
「新規顧客アップへ!」販促アイデア
リピーターを育てるためにも新規顧客の獲得は必須です。具体的な販促アイデアを紹介していきますので、店舗に合った方法を探してみてくださいね。
グルメサイトへの登録
グルメサイトへ登録し、店舗の画像や基本情報を掲載するだけでも集客につながります。なぜなら今の時代は、ネットでお店探しをするユーザーが多いからです。有名なグルメサイトには「食べログ」や「ぐるなび」などがありますね。
飲食店はとくに「おいしそうな写真」の掲載が効果てきめんです。メニュー写真を掲載することでユーザーの目を引き、来店につながりやすいです。サイトからそのまま予約も可能なため、広く活用されています。ただし掲載費が高めな現状もあるため念頭においておきましょう。
チラシを配布・投函
チラシの配布も販促アイデアのひとつです。街頭や店頭でスタッフがチラシを配っている光景をみたことがある人も多いのではないでしょうか。また、地域の住宅にチラシを投函することもありますね。地域のお客様をターゲットとしている店舗には向いている方法といえるでしょう。クーポン券などを付けるとより来店を促すきっかけになります。
グルメサイトでの掲載に比べて、コストがかからない点もうれしいですね。
看板の設置
店頭に看板を設置するのも始めやすい販促方法です。看板は通りがかったユーザーの視覚に直接訴えかけられるため「日替わりメニュー」や「季節限定!白桃ケーキ」といった看板メニューを掲載すると集客が見込めるでしょう。
デザイン性が高い看板を外注依頼することも可能ですが「スタッフの手書きのあたたかさ」が好印象になるケースも。大事なのは、看板をみたお客様が「ここは飲食店だ」と一目でわかるものにすることです。
SNSの活用
飲食店にぜひ活用してほしいのがSNSです。インターネット社会といわれる今の時代。今後ますますAIやWEBサービスが普及してくるでしょう。店舗検索もSNSが主流になってくるといっても過言ではありません。このSNSが飲食店にとって心強い集客の味方になってくれる可能性があります。
たとえばInstagramです。写真がメインのInstagramは飲食店との相性が非常に良いです。店舗の雰囲気や一押しメニューを投稿することで「おいしそう!」「いってみようか」とユーザーから反応がきます。SNSは拡散力も魅力なので、口コミが話題になることも珍しくなく注目されている販促ツールです。
Instagram以外のSNSにはTwitterやFacebook、LINE公式アカウントなどがあります。LINE公式アカウントはリピーターの獲得で特に効果を発揮します。
飲食店がSNSを通して集客を行うメリットは下記の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。
【最新】飲食店がSNSで集客を成功させる6つのコツをご紹介
Googleビジネスプロフィールの活用
Googleビジネスプロフィールは飲食店を経営しているのであれば必須の販促ツールです。最近は飲食店検索にGoogleマップを利用する人が増えています。ユーザーは「新宿 カフェ」などの地名+業種で検索し、店頭を訪れます。その際に自店の情報が出てこないと大きな機会損失につながります。
Googleマップに登録するためにはGoogleビジネスプロフィールへの登録が必要不可欠です。店舗情報や所在地が掲載できるほか、口コミにも返信できたりと機能も充実しています。運用次第では効果的な集客が見込め、販促ツールとしても有効な方法です。
Googleビジネスプロフィールの登録方法や注意点については下記の記事で詳しく解説しています。
Googleビジネスプロフィールの使い方!登録方法や注意点まで徹底解説
そして、Googleマップで自店の情報を上位に表示させるにはMEO対策を行うことが重要になってきます。MEO対策については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
MEO対策とは?Googleマップ検索の上位表示のコツや仕組み
「リピーター顧客獲得へ!」販促アイデア
ポイントカードの作成
1度店舗へ来店した顧客に対してメンバーズカードやポイントカードを発行します。規定回数のポイントやスタンプで特典を受けられるようにすると再来店を促せるでしょう。たとえば次のような特典を目にしたことはありませんか?
特典例
- 200円ごとに1ポイント付与。500ポイントで500円分の割引券発行
- 貯まったポイントは会計に利用可能
- スタンプ3コで10%オフ。5コで15%オフ。スタンプが貯まったら1品無料サービス
メンバーズカードやポイントカード活用のコツは、ハードルを低くすることです。「15回行かないと何も特典がない」のでは消費者からするとあまり魅力を感じませんね。一方「3回に1回はサービスしてもらえる」と思うと再来店したくなります。
とはいえ、特典を豪華にしすぎると利益がなくなり店舗にとって負担になりかねません。ほどよいバランスを考えて取り入れましょう。
DMの送付
DMはターゲットをしぼって販促を行える方法です。会員登録などで登録した顧客を対象に、郵送で店舗のキャンペーン情報などを送付できます。ただ、郵送のDMは頻度や内容によっては「またか…」と迷惑に思われてしまう可能性も否定できません。送付頻度や対象の顧客に合った内容かを確認してから送るようにしましょう。
郵送形式のDMもありますが、今はメルマガでの情報発信やLINE公式アカウントなどでもメッセージが送れるようになってきています。
メルマガの活用
リピーターを増やしたいと考えるなら、メルマガを活用しましょう。メルマガはユーザーに対して定期的にメールや手紙を配信できるため、再来店を促しやすいです。また、ターゲット配信といった機能があるのも特徴的です。年齢や性別、職業に沿ってターゲットをしぼることができるため、読者層に合ったメルマガを配信できます。
ホームページ・ブログの運営
自社のホームページやブログを作成することで販促につなげることが可能です。自社のホームページやブログでは、店舗の基本情報だけでなく、おすすめのメニューや価格、店舗の雰囲気など細かな部分まで自分たちで設定できるため、ブランディングしやすいメリットがあります。
ただ、上位表示させるにはSEO対策が必要になるため、目にみえて効果を発揮するまでには時間がかかる場合もあります。一方で上位表示されるようになれば、長期的かつ安定した集客ツールとしても有効な方法になるでしょう。
飲食店におすすめの販促ツール10選
集客を成功させるためには店舗に合った販促ツールの利用が重要です。この章では、さまざまな種類のツールのなかから、飲食店と相性のいい販促ツールを10コ紹介します。
販促ツール①食べログ
「食べログ」は多くの店舗やユーザーに利用されているグルメ検索サイトです。国内の口コミサイトでも圧倒的な規模を誇っており、知名度の高さもうかがえますね。食べログは店舗から発信された情報と、ユーザーから投稿された情報をもとに作られています。
影響力があるため集客しやすいメリットがある一方で、口コミの削除ができないため、思わぬトラブルになることも…。口コミには注意が必要です。
販促ツール②ぐるなび
「ぐるなび」も食べログ同様、グルメ検索サイトです。いくつかあるグルメサイトの中で、ぐるなびは最も早い2000年2月からサービスを開始しています。ぐるなびでは他のグルメサイトとの連携をとっている点や外国語対応が充実している点が特徴的です。
外国語対応においては、6か国語の外国語ページの作成が可能なため外国人観光客対策などに役立つでしょう。一方で、古いイメージから、ユーザー属性は40代男性が多く、偏りがあるのが難点といえるかもしれません。
販促ツール③Retty
「Retty」もまた、グルメ検索サイトのひとつです。食べログやぐるなびなどの大手グルメサイトと並び、今注目されています。Rettyの最大の特徴は、口コミが実名投稿されていること。SNSと連携しており、実名での投稿となるため信憑性が高い口コミが多いとされています。
また、ユーザー同士がフォローしあえる面ももっているため、店舗情報が拡散されやすく集客につながるでしょう。2020年からは飲食店支援としてInstagramと提携しており、Instagramから料理が注文できるサービスを開始し、テイクアウトにも対応できるようになっています。
販促ツール④UberEats(ウーバーイーツ)
「Uber Eats」は、世界中で展開されているデリバリーサービスです。月額固定費、解約金、違約金どれもかからないのが最大のメリット。さらにクレジット決済手数料は、Uber側の負担。店舗は手数料も気にせず始められます。
料理がユーザーに届くまでに時間がかかるデメリットはありますが、テイクアウトの需要が高まっている今、飲食店にとっては心強いサービスではないでしょうか。
販促ツール⑤チラシDM
「チラシDM」は、ポスティングチラシを作成して地域やターゲットをしぼってアプローチできるツールです。テンプレートからデザインを選べるほか、自身でデザインを作成することも可能。ターゲットをしぼることができるので、分析や改善がしやすい反面、デザインの企画から作成までを行う際に手間がかかるのが難点といえるでしょう。
⑥LINE公式アカウント
「LINE公式アカウント」は、事業者向けのアカウントを作成し、情報発信を行えるツールです。友だち登録しているユーザーにメッセージを一斉送信したり、基本情報を掲載してホームページのように使用したりもできるため、活用する企業が増えてきています。
特にリピータ獲得での効果を発揮します。一度来店した顧客にお友達登録してもらい、定期的に新メニューやキャンペーン、クーポン情報を発信すると良いです。
LINE公式アカウントのメリットについては下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
飲食店とLINE公式アカウントは相性抜群!友だち集めの方法も公開
販促ツール⑦Instagram
「Instagram」はTwitterやFacebookなどとともに、SNSの代表とされるツールです。最近は若い世代がInstagramで情報収集することが多くなってきています。
またInstagramはSNSの中でも飲食店と相性がよく、集客ツールとしておすすめです。理由は、Instagramの「写真掲載」にあります。「インスタ映え」という言葉が流行りましたが、飲食店のメニュー投稿はまさにユーザーの視覚に訴求できる有効な方法です。
新メニューや店内の写真を、流行りのハッシュタグと一緒にアップして来店を促すと良いです。
飲食店にSNS運用をすすめる理由として、下記の記事も参考にしてみてください。
飲食店のインスタグラム活用のポイントと成功事例を紹介!
販促ツール⑧Googleビジネスプロフィール
「Googleビジネスプロフィール」は、GoogleマップやGoogle検索でユーザーが検索した時に自店の情報を表示するツールです。無料で登録でき、営業時間やメニューなどの店舗基本情報はもちろん、写真のアップや投稿機能、口コミの管理・返信なども可能です。
ただ、Googleビジネスプロフィールに登録するだけでは、Googleマップで上位表示はされにくいです。自店の情報をGoogleマップで上位表示させるには、MEO対策が必要です。
MEO対策とは、自社の店舗をGoogleマップなどの検索にて上位表示させる施策を指します。上位表示されているとよりユーザーの目に留まりやすく、来店につながります。
販促ツール⑨レポハピ
「レポハピ」は、ライターが店舗の取材や記事の作成、掲載をしてくれるサイトです。記事の品質が高く、お店の魅力をPRできるのがメリットです。実際に取材が行われるため、オーナーのインタビューやメニュー、お店の雰囲気などが詳しくレポートされます。検索エンジンで上位表示もされやすくなるため、集客力の強化にもつながるでしょう。
販促ツール⑩検索ドーンGYAX
「検索ドーンGYAX」は、MEO・SEO対策を含んだ店舗情報管理ツールです。地図アプリや音声アシスタント、口コミサイトなどに掲載されている店舗情報をまとめて管理できるのが特徴です。MEO対策だけでなくSEO対策としても活用できます。また、SNSとの連携も可能なためさまざまな動線から集客が見込めるでしょう。
まとめ
販促ツールの活用は、集客アップ・売上アップのために必須です。「どれも同じ」と軽く考えず、店舗に合った販促ツールを選びましょう。相性のいい販促ツールを選ぶコツは、目的を明確にすること。ターゲット層や店舗の業態を踏まえて判断するといいですね。
飲食店にとって大事なリピーターを増やすためにも、販促アイデアやツールをうまく組み合わせて活用していきましょう。