こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「Googleビジネスプロフィールの『ウェブサイト』が気になる」
「無料で自社サイトを作成してみたい」
「Googleビジネスプロフィールのウェブサイトと、独自ドメインを取得したサイトどちらがいいの?」
このようなお悩みはありませんか?
Googleビジネスプロフィールの機能のひとつ「ウェブサイト」は、テーマを決めていくつか設定してURLを公開するだけで、すぐに自社サイトがつくれるんです。
そこで今回は、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトのメリット・デメリット、作成手順と削除方法を紹介します。
この記事を参考にすることで、ウェブサイトの必要性と作り方を理解して、自社サイトをどうすべきかを把握できます。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトとは?
Googleビジネスプロフィールにある機能のひとつに「ウェブサイト」があります。
すでに自社サイトをもつ会社には不要かもしれませんが、自社サイトをもっていない、難しくて自社サイトをつくれない人におすすめです。
後ほど詳しく紹介しますが、Googleビジネスプロフィールに投稿した情報や写真がそのまま掲載されるため、難しい操作や設定をしなくても、無料で自社サイトをつくれます。
Googleビジネスプロフィールでウェブサイトを作るメリット
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、自社サイトをもたないビジネスを対象としたメリットを紹介します。
サーバーやドメインを取得する費用がからず無料で作成できる
自社サイトをつくるには、初期費用や月額などの費用がかかります。会社としてサイトを作るのであれば、有料のレンタルサーバーやドメインを使用することになるでしょう。
どのサービスを使用するかにより異なりますが、レンタルサーバーは毎月1,000円~3,000円、ドメインは1年で1,000円~10,000円ほど。そしてサイトの作成を依頼するのであれば、制作費用も必要です。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトは、これらの料金が一切かかりません。ランニングコストをかけず自社サイトをつくれることは大きなメリットといえるでしょう。
専門知識がなくても簡単に作成・公開できる
自社サイトをつくるにはお金が必要ですが、自分で作成して公開、情報を更新していくのであれば、ある程度の知識が必要です。
サイトをどのようなテーマ・デザインにするかは重要で難易度の高い部分ですが、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトは専門的な知識は不要です。
ウェブサイトでは、テーマを選択して必要なお店の情報を入力するだけ。Googleビジネスプロフィールで情報を更新できる、SNSで情報発信できる程度のスキルがあれば、ウェブサイトの設定はそれほど難しくないでしょう。
スマホ対応しており多くのユーザーにアピールできる
スマホでサイトを閲覧しているとき「文字が小さく、拡大しないと読みづらい…」という経験はありませんか?これは、そのサイトがスマホ表示に対応していないと考えられます。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトでは、特別な設定をしなくてもスマホ・パソコンどちらでも閲覧できます。
スマホユウーザーを含めた多くの人に、お店の情報をアピールできる点もメリットのひとつです。
Googleビジネスプロフィールと連動しており自動で投稿できる
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトの大きな特徴でもありますが、Googleビジネスプロフィールの投稿と連携しており、自動で表示されることです。
ウェブサイト上には、画像のように最新情報として表示されています。投稿だけではなく、写真、口コミ、住所や電話番号も掲載されるため、ウェブサイトひとつで多くの情報を提供できるでしょう。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトのデメリット
無料で便利なGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトですが、実はいくつかのデメリットがあります。
自社サイトをつくるか迷う方は、デメリットも覚えておきましょう。
自由にデザインできないため独自性に欠ける
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトは簡単につくれるぶん、機能は非常にシンプルで、トップの1ページのみしか作成できません。
自由にデザインできない、カスタマイズがほぼ不可能であるため、オリジナリティを出せない点はデメリットといえるでしょう。
独自性に欠けるため、多くのユーザーに100%お店の魅力を発信しきれない、質の高いコンテンツを提供しづらいのです。
独自ドメインは設定できずSEO対策の効果は小さい
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトでは、上記の赤枠で囲んだ部分のサブドメインで表示されます。
このままではSEO対策としての効果は小さく、ユーザーが検索した際にこの自社サイトが上位表示される可能性は低いでしょう。
後にこのサブドメインから、取得した独自ドメインへ移行することはできます。ただ、どのように移行・設定するかは調べて行う必要があるため、少々手間がかかりそうです。
SEO対策:検索エンジン最適化のこと。検索結果でより上位を狙い、多くのユーザーにサイトを閲覧してもらうための対策。
自社サイトに訪れるユーザーの分析はできない
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトでは、閲覧した人がどのようなユーザーで、次のアクション(マップで経路を確認した・電話をかけた等)をとっているかはわかりません。
Googleビジネスプロフィールの情報を見たユーザーは、インサイト機能でアクションを把握できますが、ウェブサイト個別での分析はできないのです。
一般的なウェブサイトであれば、GoogleAnalytics(アナリティクス)などのWEBサイト解析ツールで、どのような人がいつどのページを閲覧しているのか分析できます。
データの分析にこだわらない人には、それほど大きなデメリットにはならないともえいます。
ただ、Googleビジネスプロフィールのインサイトはデータの見方や活用方法がわかれば、とても役に立つ機能です。
すでに独自ドメインをもった自社サイトがあるなら作る必要はない
すでに独自ドメインを取得した自社サイトをもっているなら、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトを作成する必要はないでしょう。
サイトは、たくさんあればよいものではありません。既存のサイトの情報を更新する、SNSアカウントを開設するなどして、情報を充実させるほうがユーザーにとって有益なコンテンツになります。
Googleビジネスプロフィールでウェブサイトを作成する方法・手順
ここでは、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトを作成する手順を紹介します。Googleビジネスプロフィールで自社の情報を入力していない方は、こちらもチェックしておきましょう。
①サイトのテーマを選択する
Googleビジネスプロフィールにログイン後、ウェブサイトを選択して編集画面にアクセスします。
「テーマ」からウェブサイトのテーマとなるカラーを選択します。カラーだけではなく、フォントも異なるため、ビジネスの雰囲気に合うものを選んでみてください。
②サイト内の情報を編集する
次は「編集」にある、各項目の文章や情報を変更します。この項目では、ヘッドライン(ウェブサイトの最上部にくる文字)や、ウェブサイトの概要説明を編集できます。
右側の大きな赤枠内の文字や、ボタンも編集できます。画像では「問い合わせ」ボタンとなっていますが、ほかにも「今すぐ電話」「見積もりを依頼」「ルートを検索」などの設定が可能です。
③ギャラリーで写真を設定する
「写真」を選択すると、任意の画像をアップできます。アップされた写真は、ウェブサイトの下部にあるギャラリーに表示されています。
写真をアップしていなくても、Googleビジネスプロフィール内の「写真」でアップされた画像が設定されているでしょう。
ユーザーが来店してみたいと思う画像をアップして、ビジネスをアピールしてみましょう。Instagramのようなかたちで表示されるため、文字やイラストを作成する際は正方形でも見やすいデザインにしてみてください。
④URLを設定して公開する
最後に「その他」から、URLを設定すると公開準備が完了です。
弊社ではすでにウェブサイトが公開されていますが、未公開の場合はURLを設定する項目と「今すぐ公開」のボタンが設置されています。
任意のアドレスを設定して、ウェブサイトを公開しましょう。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトを削除する方法
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトそのものは削除できないため、未公開の設定をしましょう。
「その他」にある「ウェブサイトの公開を停止」ボタンを押すことで、ユーザーからウェブサイトが閲覧できなくなります。
ウェブサイト以外で無料の自社サイトを作る方法
Googleビジネスプロフィールのウェブサイト以外にも、サイトを無料で簡単につくれる方法があります。なかでも、多くの人が活用しているサイト作成サービスを3つ紹介します。
①Jimdo(ジンドゥー)は無料版でもデザインが豊富
ジンドゥーは、マウスのドラッグ&ドロップで直感的にサイトが作成できるサービスです。
ドイツ生まれのジンドゥーですが、国内ではKDDIウェブコミュニケーションズがサービスを提供しており、日本語に対応しています。無料・有料プランどちらもありますが、無料で使い続けることも可能です。
デザインのテンプレートが多いため、Googleビジネスプロフィールのウェブサイトよりも会社の個性を出しやすいでしょう。
②Wix(ウィックス)はコーディングの知識がなくても作成できる
ウィックスは、HTMLやCSSなどコーディングの知識がなくてもサイトを作成できるサービスです。
世界190カ国、1億6000万人以上のユーザーに使用されており、サポートが充実していると評判です。
ウィックスの魅力はなんといっても、デザインプレートの豊富さ。600以上のデザインから選べることはもちろん、ドラッグ&ドロップでパーツを配置できる操作性も魅力です。
③ペライチはシンプルなサイトを作りたい人におすすめ
ペライチは、株式会社ペライチが運営するウェブサイト作成サービスです。ペライチも、ジンドゥーやウィックス同様にドラッグ&ドロップで直感的に操作できる点が魅力といえます。
有料プランのみですが、オンライン決済・ネット予約管理システム・メルマガ配信システムも利用できることはペライチならでは。
無料プランもありますが、カスタマイズをして独自のコンテンツにするときは有料プランもおすすめです。有料でも毎月約1,000円からと非常にリーズナブルであるため、有料プランへ移行したいときも、それほど大きな負担にはなりません。
まとめ
Googleビジネスプロフィールのウェブサイトには、無料で簡単に自社サイトがもてるというメリットがありました。
ただ、長期的にビジネスを続けていくのであれば、Wordpressなどで独自ドメインを取得して自社サイトを作ったほうがよいでしょう。
理由は、SEO対策とMEO対策ともに効果が期待できるからです。より多くのユーザーにビジネスをアピールできるでしょう。
まずはGoogleビジネスプロフィールのウェブサイトを作成して、後々有料のサイトを作成するという方法もいいかもしれませんね。