こんにちは!ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「MEO対策はどんな業種に向いているんだろう?」
「自分の店にMEO対策は必要なのだろうか?」
「MEO対策を最大限に活かすにはどうしたらいいの?」
このように、自店の業種がMEO対策を活かせるのか、必要性がどの程度あるのかを知りたい方もいるでしょう。
そこで、この記事ではMEO対策が向いている業種や業界についてご紹介します。
MEO対策の効果が出にくい業種もありますので、チェックしてみてください。
この記事を読めば、MEO対策をするとどのような効果が得られるのかわかりますよ!
MEO対策はどの業種・業界・仕事にもおすすめ?
MEO対策を正しく行うことで、GoogleやGoogleマップの検索結果画面の上部に自店のGoogleビジネスプロフィール情報を表示させることができます。そのため、集客施策としてMEO対策を行うお店が増えてきています。
SEO対策と混同されがちですが、MEO対策が成功すればSEO対策記事よりも上位に表示されるため、SEO対策を行うよりも効果的だといわれています。
しかし、MEO対策はどの業種・業界・仕事にもおすすめというわけではありません。
MEO対策を行うことで目に見えて集客率がアップする業種と、あまり効果が期待できない業種があるので、自店がどちらのタイプかを知ることが重要になります。
向いている業種の特徴
MEO対策の効果が期待できる業種、つまりMEO対策に向いている業種というものがあります。
条件に当てはまる業種であれば、MEO対策による恩恵を受けやすいということです。
MEO対策に向いている業種の特徴を4つご紹介しますので、参考にしてみてください。
実店舗を持っている
MEO対策は前提として実店舗を持っているビジネスが向けの対策です。理由は2つあります。
まず、MEO対策を始めるに当たってGoogleビジネスプロフィールへの登録が必須になり、Googleビジネスプロフィールへ登録するには住所の入力が推奨されます。
住所なしでも登録できますが、その後のオーナー確認が大変だったり、掲載順位も低くなることが考えられます。
そして、MEO対策は「地域+業種」など特定のエリアに関するキーワードで検索され、マップと共に検索結果に表示されます。ユーザーの検索意図としても、直近でそのエリア内のニーズを満たした場所を訪れたいという意思があります。
そのため、実店舗のないビジネスはそもそも検索ユーザーが訪れることができないため、対象から外れてしまいます。
「エリア名+業種」のキーワードで検索される
ユーザーがお店を検索する時、「エリア名+業種」、「地域名+食べ物」のように「地域名+ニーズのキーワード」で検索することをローカル検索と言いますが、このローカル検索で自店の情報を上位表示させるための対策をMEO対策と言います。
そのため、下記の例のように、エリア名と一緒に検索されるキーワードを持つビジネスがMEO対策に向いています。
例
表参道 美容院
新宿 居酒屋
池袋 ラーメン
銀座 イタリアン
見込み客のスマホ使用率が高い
店舗に来店する見込み客のスマホ使用率が高ければ、スマホを利用してお店の情報をチェックしている確率が高いということになります。
ある調査によると、スマホの年代別の個人所有率は以下のようになっています。
スマートフォンの個人所有率(2020年) | |
10代 | 87.0% |
20代 | 87.5% |
30代 | 90.0% |
40代 | 85.5% |
50代 | 83.5% |
60代 | 78.0% |
【参考:スマホ所有率が85%、5年間で急増…LINE利用率は75%】
これを見る限りでは、10代~60代で約80%の人がスマホを所有していることが分かります。
しかし、MEO対策を行う上では、スマホを使って店舗検索をする年齢層も知る必要があります。
10~40代の男女1,000人以上を対象としたアンケートによると、飲食店検索にスマホを利用する人は80~90%で、さらに70~80%の人が飲食店検索アプリなどではなくWeb検索を行っていることがわかっています。
【参考:【全年代】SNS利用と、年代別飲食店の探し方|それちょう|note】
これらのことから、10~40代が見込み客である店舗は、MEO対策を行うことで集客率をアップできる可能性があるといえます。
ポータルサイトに高い掲載料を払っている
集客目的でポータルサイトに登録しているお店も多いと思いますが、「高い掲載料を払っているわりにはなかなか成果があらわれない」ということもあるでしょう。
それには、スマホユーザーの多くがお店を検索する際、ポータルサイトではなくWeb検索を利用しているという理由が考えられます。
ポータルサイトに高い掲載料を払っているにもかかわらず上手に集客できていないなら、MEO対策を検討した方がいいでしょう。
MEO対策が効果的な業種は?
MEO対策が向いている業種が分かったところで、次は具体的な業種と効果的な理由について詳しくご紹介していきます。
飲食店
具体的な業種
居酒屋/カフェ/バー/ラーメン店/焼肉店/レストラン/そば・うどん店/寿司店/お好み焼・焼きそば・たこ焼店/日本料理店/イタリアンレストラン/カレー店…など
向いている理由
- ポータルサイトよりも安価に対策できる
- 対策キーワードの種類が豊富店舗の特徴をアピールしやすい
ご飯を食べに行くことになったとき、真っ先にWeb検索を行う人がほとんどでしょう。
その際、「地域名(エリア名)+食べ物」といった検索方法で探す人が多いため、飲食店はMEO対策をすることで集客率を飛躍的に上げることができます。
飲食店は競合も多く、MEO対策しても結果が出にくいと思うかもしれませんが、実はやり方次第で上位表示は十分可能です。
飲食店といえば、ポータルサイトの利用が定番ですが、予算的に厳しい状況のお店もあるでしょう。
その点、MEO対策はプロにまかせたとしてもそれほどお金がかからないという特徴があるので、安価に対策できるのです。
また、キーワードが豊富である点もMEO対策に向いている理由といえます。
例えば、イタリアン・中華料理・日本料理・ラーメンなど、お店で提供する料理名や店舗の業態によってもキーワードを変えることができるため、競合とかぶりにくいキーワードを見つけることができ、上位表示が狙いやすくなります。
美容関係
具体的な業種
美容院/ネイルサロン/エステサロン/マツエク/フィットネスクラブ/リラクゼーションサロン/脱毛サロン…など
向いている理由
- ポータルサイトよりも上の部分に表示される
- 投稿機能をフル活用できる
- 店舗の立地や内装をアピールできる
美容関係のお店、例えば美容院であれば「駅名(地名)+美容院」と検索するユーザーが多く、MEO対策を行っている美容院はポータルサイトよりも上の部分に表示されるので集客が見込めます。
また、Googleビジネスプロフィールには「投稿機能」というものがあり、キャンペーンやクーポンの発行などができるため、フル活用すれば自店を存分にアピールすることが可能です。
店舗の立地や内装の画像もユーザーに見てもらうことができ、イメージアップにもつながります。
病院/クリニック
具体的な業種
内科/外科/歯科/眼科/皮膚科/整形外科/小児科/耳鼻科/診療所/レディースクリニック/メンズクリニック…など
向いている理由
- 「地域名+診療科目」で検索されやすい
- 近隣のクリニックや病院を探す人が多い
病院やクリニックを探すときは、「地域名+診療科目」「地域名+診療目的」「地域名+症状」などで検索する人がほとんどです。
また、病院という特性上、家の近くで探す人が多いというのも向いている理由の1つといえます。
病院を探すときは急いでいる方も多いので、上位表示された病院やクリニックが選ばれやすいという特徴もあります。
施術店
具体的な業種
整体院/整骨院/接骨院/マッサージ/カイロプラクティック/鍼灸…など
向いている理由
- 対策を行っている競合が少ない
- 店内や施術風景を見てもらえる
- キャンペーンやサービスなどを投稿機能でアピールできる
病院・クリニックや美容関係の業種と同じように、投稿機能を使って店舗の外観や店内の様子、施術風景を載せることができるため、ユーザーがイメージしやすいというメリットがあります。
また、MEO対策を行っている競合が少ない業種でもあるので、施策の効果がすぐに表れて上位表示されやすいです。
施術店も、家の近くや勤務先の近くで探すことが多いため、「地域名+施術内容」で上手にキーワードを選ぶといいでしょう。
教育関連施設
具体的な業種
塾/予備校/英会話教室/大学/大学院/専門学校/保育所/保育園…など
向いている理由
- 継続的に運用しやすい
- 競合他社が少ない
- メインターゲットを決めやすい
塾や予備校といった教育関連施設は、まだそれほどMEO対策を行っていないところが多いので、先手を打つことで上位表示される確率が高くなります。
地域に根付いた施設がほとんどで長期的に運営する場合が多く、MEO対策の効果が出やすい業種といえます。
メインとなるターゲットが絞られるので、キーワード選定がしやすいというメリットもあります。
不動産関連
具体的な業種
不動産会社/工務店/建設会社/畳店/内装工事会社…など
向いている理由
- 対策を行っているライバル店が少ない
- 地域密着型で相性がいい
- ユーザーに施工画像を見てもらえる
不動産関連の業種もまだまだMEO対策を行っているところが少ないのが現状です。
また、地域密着型の会社が多く、「駅名(地域名)+不動産会社」という検索方法を取るユーザーがほとんどであることから、Googleビジネスプロフィールと相性がいい業種といえます。
施工例の画像などを載せられるので、ユーザーがイメージしやすいように工夫することができます。
宿泊施設
具体的な業種
旅館/ホテル/温泉/ビジネスホテル/ゲストハウス/民宿/民泊…など
向いている理由
- 外観や内装を見てもらうことができる
- 口コミが集まりやすい
- 地域に根付いた運営を行っている
宿泊施設もGoogleビジネスプロフィールの投稿機能をフル活用できる業種です。外観や内装を見てもらうことによって集客につながります。
上位表示されることで、利用した方が口コミを投稿しやすくなるので、口コミを見た方が泊まりにきてくれるという好循環が生まれやすいのもメリットです。
地域密着型で、「地域名+ホテル(旅館)」といったキーワードで検索されることが多く、上位表示されれば他社より優位に立つことができます。
士業
具体的な業種
弁護士事務所/会計事務所/税理士事務所/行政書士事務所/司法書士事務所/社労士事務所/公認会計士事務所…など
向いている理由
- 地域に紐づいて検索されやすい
- 費用対効果が高い
士業関係の業種も地域名で探すユーザーが多いのでMEO対策の成果があらわれやすいです。
また、1件成約するごとに数十万円~数百万円といった利益につながる業種のため、費用対効果が非常に高いといえます。
MEO対策の効果が出にくい業種は?
MEO対策を行うと効果があらわれやすい業種がある一方で、残念ながら効果がそれほど期待できない業種やサービスもあります。
効果が期待できない業種を把握しておくことで、次なる対策を講じることができるので、ぜひ参考にしてください。
実店舗のないサービス
Googleビジネスプロフィールに自店の住所を登録すると、Googleマップ上に店舗の位置が表示されます。
非店舗型サービスの場合、登録自体は可能ですが、地図上に場所を表示することができないためMEO対策の効果は出にくいでしょう。
BtoBがメインのサービス
MEO対策の効果があらわれやすいのは地域密着型のサービスです。
つまり、企業をメインターゲットにしているBtoBがメインのサービスには適していないので、MEO対策をしてもほとんど意味がありません。
Googleマップに結果が表示されないサービス
自店がアピールしたい検索語句を用いて検索しても、Googleマップ上に結果が表示されないようなサービスは、MEO対策をしても意味がありません。
あくまでも、MEO対策はGoogleマップに結果が表示され、その上位3位以内に入ることを目的として行う対策なので、表示されなければやる意味がないのです。
今後、Googleの仕様が変更されることも考えられますが、まずは検索語句でリサーチして、自店の競合が表示されるかをチェックしましょう。
表示されないなら、現時点でのMEO対策は必要ないといえます。
口コミや評価が低いサービス
Googleビジネスプロフィールに登録した店舗やサービスは、検索結果画面に店舗情報と併せて口コミや評価も表示されます。
この口コミや評価は、利用した方の率直な意見になるため、評価が低いとそのままお店のイメージに直結してしまいます。
口コミや評価が著しく低い場合は、MEO対策を行う前に、まずは口コミへの丁寧な返信やサービス内容の見直しを行うようにしましょう。
MEO対策は、それらが改善されてからでも遅くありません。
MEO対策の効果を最大限に引き出す方法
MEO対策の効果を最大限に引き出すためにはどうしたらいいのでしょうか?
せっかくMEO対策をしても、上位3位以内に入らなければほとんど意味がありません。
検索結果、上位3位以内に入るためには以下の3つに重点を置いてみましょう。
Googleビジネスプロフィールの機能を最大限活用する
Googleビジネスプロフィールの機能には以下のようなものがあります。
- 住所、営業時間、電話番号などの基本情報
- 写真付きの最新情報
- メニューやサービスの登録
- 予約やテイクアウト注文サイトへのリンク掲載
- 簡易的なWebサイトの作成
- 簡易的なアクセス解析
- ユーザー投稿の口コミへの返信
このような機能が利用できるので、フル活用して集客に役立てましょう。
住所や営業時間などの基本情報だけでは不十分なので、メニューや独自サービスの登録をしたり、予約やテイクアウトを行っているならサイトへのリンクを貼ることでユーザーが利用しやすくなります。
ユーザーが検索しそうなキーワードを意識して情報を登録したり、投稿や口コミを活用することでより効果が発揮されます。
定期的に情報を更新する
上位表示させるには、Googleビジネスプロフィールの情報の定期的な見直しが必要です。ユーザーは常に最新の情報を求めているので、メニューを変更したり、店舗の仕様を変えた場合はGoogleビジネスプロフィールの情報も更新しましょう。
写真をアップしたり、投稿でお知らせや宣伝を行うのも良いでしょう。
最新情報に常にアップデートすることで、ユーザーからの信頼を得ることができます。
口コミを増やし、返信する
Googleは、口コミの数が多く評価の高いお店をユーザーに提供する価値のある情報とみなします。
そのため、来店してくれたお客様に口コミ投稿の依頼をして口コミを増やすことは非常に重要です。
また口コミの内容は検索結果で表示されることもあるため、ユーザーが検索しそうなキーワードやユーザーのニーズを満たす内容を入れて書いてもらうよう依頼することも大事です。
一方で、リアルな口コミを投稿できるGoogleでは、正直な意見を書かれてしまうことが多いです。
マイナスな口コミを投稿されても、放置するのではなくきちんと誠実に返信しているかをユーザーもGoogleも見ています。
店舗側に非がないことがわかれば、集客にそれほど影響することはありません。
悪い口コミを放置することなく、真摯に受け止めて対応することで、新たなユーザーの獲得につながります。
MEO対策にはプロの力を借りるのがおすすめ!
MEO対策が有効な業種だとわかっても、実際どうやったらいいかわからないという方もいるでしょう。
そんなときは、MEO対策を行っている業者に依頼するのがおすすめです。
自分でやるという方法もありますが、対策方法が間違っていると一向に成果があらわれず、ライバルに差をつけられてしまうかもしれません。
MEO対策に特化した業者に依頼して、本来の仕事に集中しながら、簡単に集客率をアップすることも可能です。
わからないことがあれば、MEO対策のプロに相談しましょう!
まとめ
業種別MEO対策まとめ
- MEO対策に向いているのは実店舗があって地域密着型の業種
- 競合他社が対策に取り組んでいない業種がおすすめ
- Googleビジネスプロフィールの機能をフル活用するのが効果的
MEO対策の効果が出やすいのは、実店舗があって地域密着型の業種であることがわかりました。
その中でも、競合他社がまだ対策をしていないところや同地域に競合が少ないところは特におすすめです。
Googleビジネスプロフィールにはさまざまな機能があるので、便利な機能をフル活用し、常に情報を更新していけば上位表示を狙えます。
MEO対策の効果を最大限に引き出すためには、プロの手を借りるのも1つの方法です。
Googleマップで上位3位以内に入れば、集客率も大幅にアップしますので、ぜひMEO対策が効果的な業種の方は、チャレンジしてみてください!