こんにちは!ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「MEO対策をしたいけど、なにからはじめたらいいかわからない」
「どんなキーワードを選んだらいいかわからない」
「MEOキーワードってどうやって設定するの?」
そんなお悩みをお持ちの方も多いことでしょう。
今回は、MEO対策のためのキーワードをどうやって選んだらいいかわからない方のために、選び方と設定方法について解説します。
この記事を読めば、MEO対策キーワード選びのコツをつかむことができますよ!
MEO対策のキーワードは地域名+業種名
MEO対策における「MEO」とは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略です。
Googleマップなどの地図アプリで検索をした際に表示される一覧において、上位表示されるためにGoogleビジネスプロフィールを最適化する施策のことをいいます。
地域に密着したビジネスサイトや店舗の情報を最適化するSEO対策という意味で「ローカルSEO」または「ローカル検索」とも呼ばれています。
MEO対策として気を付けなければならないのが、キーワードの選定です。
例えば、美容院を経営している方がキーワードを設定するとき「美容院」というキーワードだけでは不十分です。
MEO対策で考えるなら「地域名+業種名」という複合キーワードを選定する必要があります。
経営している美容院が表参道にあるなら、「表参道 美容院」というキーワードにすれば、表参道で美容院を探しているユーザーをターゲットにすることができるのです。
MEO対策でのキーワード選びの基準
MEO対策としてキーワードを選ぶ場合、ただやみくもに選べばいいというわけではありません。
上位表示を狙うならポイントを押さえたキーワード選びが必要になりますので、4つの基準をご紹介します。
検索ニーズのスモールワード
MEO対策でキーワード選定を行うなら、「検索ボリューム」について把握しておきましょう。
検索数の多いワードを「ビッグワード」、反対に検索数の少ないワードを「スモールワード」、その真ん中を「ミドルワード」と言います。
例
・ビッグワード:大阪 居酒屋
・ミドルワード:心斎橋 居酒屋
・スモールワード:心斎橋 焼肉 個室
ビッグワードは検索数が多い人気のワードですが、競合も多いので上位表示されにくいというデメリットがあります。
一方、スモールワードは検索ボリュームが少なく競合も少ないので上位表示もされやすいです。また、上記の例の「個室のある焼肉屋さん」を探しているユーザーのように検索ニーズもより明確で来店確度も高くなります。
そのため、MEO対策ではスモールワードをメインに対策を行うのが良いでしょう。
ただし、検索ボリュームが少なすぎるとそもそもの検索回数が少ないため、まったく検索されないという事態が起こる可能性もあります。スモールワードを選定する際はキーワード検索ツールでチェックし、検索ボリュームが0の場合はそのキーワードの使用は控えた方がいいでしょう。
MEO対策で競合が少ないキーワード
MEO対策のキーワードとして、自店にピッタリなスモールワードを見つけたら、今度はGoogle検索を行い、現時点で上位に表示されている店舗を確認します。
店舗の数が少なく、また競合店が表示されていなければ最適なキーワードといえます。
また、競合性が判断できる「Googleキーワードプランナー」というキーワード検索ツールもあるので、そういうものを参考にするのもおすすめです。
Googleビジネスプロフィールのカテゴリに合わせたキーワード
Googleビジネスプロフィールに登録すると、カテゴリを設定することができます。
業種に合わせて「メインカテゴリ」と「追加カテゴリ」をそれぞれ設定しましょう。
例えば、自店が焼き鳥店ならメインカテゴリは「焼き鳥店」となり、追加カテゴリには、「和食店」「肉料理店」「居酒屋」などを選ぶことができます。
MEO対策の掲載順位ではこのカテゴリも見られるため、選択したカテゴリと関連したキーワードを選ぶといいです。
広告で使うと高いキーワード
リスティング広告やローカル検索広告で出稿する費用が高いキーワードを選定するという方法もおすすめです。
リスティング広告やローカル検索広告で費用の高いキーワードはその分ユーザーのニーズもあり集客に向いているキーワードであることがわかります。
ただし広告は1クリックごとにお金が発生するため、それらのキーワードを無料のMEO対策で対応することでより費用対効果よく集客ができます。
MEO対策に適さないキーワード
MEO対策として、適さないキーワードというものもあります。がんばって選定したキーワードでも、上位表示されなければ意味がありません。
MEO対策に適さないキーワードについてもしっかりとチェックしておきましょう。
地域名がない単体キーワード
「美容院」「居酒屋」「パン屋」といった単体キーワードでは、商圏エリアが絞り込めないため、自店を上位表示させることが難しくなってしまいます。
自店の所在地である地域名を必ず入れるようにしましょう!
自店のカテゴリやジャンルと外れたキーワード
自店のカテゴリやジャンルとかけ離れたキーワードを選定してしまうのもNGです。
お店によっては、カテゴリ分けが難しいジャンルもありますが、必ず近いものを選ぶようにしてください。
例えば、ネイルサロンを経営していて、その中でまつ毛パーマなどの施術も行っている場合、ジャンルを決めかねるかもしれません。
このようなときは、「サロン」や「美容サロン」を選ぶよりも、メインで行っている「ネイルサロン」というキーワードを選ぶといいでしょう。
MEO対策のキーワードの設定方法
MEO対策のキーワードを決めるための基準がわかったら、次は実際に自店のキーワードを設定していきましょう。
漠然とキーワードを選ぶよりも、下でご紹介する手順で設定していった方がより秀逸なキーワードを選ぶことができます。
方法①地域名で使うキーワードを洗い出す
先ほど、MEO対策キーワードを選ぶ際、「地域名+業種名」で選定すると言いましたが、地域名といっても都道府県、市区町村などがあり、どれを選んだらいいかわからないという方もいるでしょう。
地域名を選ぶとき、都道府県にしてしまうと範囲が広すぎて競合も多くなってしまいます。
できるだけ店舗の近く、所在地の最寄駅や地名を選ぶのがベストです。
最寄駅があまり有名ではなく、地名の方が有名な場合はそちらを選んでOKです。
最寄駅から遠い場所にあるなら、市単位で設定するといいでしょう。
例えば、大阪であれば「心斎橋」のように駅名まで指定するといいです。一方、岡山のような地方であれば倉敷市の「倉敷」で地名を設定する方が、駅名で設定するよりも効果が出るかもしれません。
方法②業種名で使うキーワードを洗い出す
地域名が決まったら、次に業種名で使うキーワードを決めます。
業種名は、できるだけ具体的なものの方が好ましいです。
居酒屋の場合、近隣に競合店がないなら「居酒屋」「バー」と設定してもいいですが、競合が多いなら、少しお店の個性がわかる業種名にする方が検索される確率が高くなります。
例えば、串揚げがメインのお店なら「串揚げ」、焼き鳥がメインのお店なら「焼き鳥」という感じで、確実に上位表示されるように具体的なキーワードを選んで狙っていきましょう。
方法③地域名×業種名の掛け合わせで使うキーワードを決める
「地域名×業種名」の組み合わせができたところで、まず検索ボリュームや競合をチェックします。
競合が多いと上位表示されることが難しいですが、検索ボリュームが0だとほとんど検索してもらえないということになります。
大事なのは、検索ニーズが一定数ある競合の少ないキーワードを選ぶことです。
例えば、「大阪 串揚げ店」だとせっかく業種を絞って競合の少ないキーワードで狙おうとしているのにエリア名が「大阪」だと広範囲すぎて結局多くの競合と戦わなければなりません。
逆も同じです。「梅田 居酒屋」だと梅田と駅名まで絞っていても、梅田にはかなり多くの居酒屋が存在するため上位表示は簡単ではありません。
この場合、「梅田 串揚げ」や「梅田 串揚げ 個室」などを選ぶと良いでしょう。
キーワード検索ツールを使用すると簡単に検索ボリュームや競合性を調べることができますので、後ほどご紹介します。
MEO対策で設定するキーワードの数
キーワードは多ければ多いほどいいと思うかもしれませんが、答えはNOです。
Googleビジネスプロフィールを運用するにあたって、多すぎるキーワードはあまり好ましくありません。
あらかじめターゲットを絞り、キーワードは4~6個くらいに抑えておくのがベストです。
MEO対策のキーワード設定時に使えるツール
MEO対策キーワードを設定するときに、「キーワード検索ツール」というものを用いると簡単に決めることができます。
便利なツールなので、はじめてMEO対策キーワードを決めるという方は利用してみてください。
ツール名 | 特徴 | 公式サイト |
Googleキーワードプランナー | ・Googleの月間予測検索回数がわかる ・関連ワードも調べられる ・キーワードの検索ボリュームがわかる | Googleキーワードプランナー |
ラッコキーワード | ・メインキーワードの関連キーワードがわかる ・Google以外のキーワードも検索できる | ラッコキーワード |
Ubersuggest | ・キーワードの検索ボリュームの推移がわかる ・よく検索されるサジェストワードもわかる ・難易度も調べられる | Ubersuggest |
MEO対策でキーワード設定が重要な理由
MEO対策としてキーワードの設定がなぜ必要になるのか、それには3つの理由があります。
Googleに評価されて上位表示を叶えるには、適切なキーワードを設定は不可欠ですが、上位に表示するお店はどのように判定しているのでしょうか。
キーワード設定がどうして重要になのか、詳しく解説します。
掲載順位を決める評価要素の1つが“関連性”
Googleは上位表示をするお店を以下のような評価要素によって判定しています。
- キーワードとの関連性
- 知名度
- 距離
この3つの項目で、検索内容に当てはまっていると判定されることが大切です。
キーワードとの関連性については、ユーザーが検索したキーワードと自店のGoogleビジネスプロフィールの内容がより近いお店が選ばれます。
知名度に関しては、口コミの数や評価の高さ、SNSなど他のWEBサービス上でどれくらいサイテーションされているかが見られます。
距離は、ユーザーが検索した場所とお店がどれくらい近いかになります。
この3つを全て満たすことで上位表示されやすくなります。
距離は物理的なものなのでどうしようもないですが、キーワードとの関連性や知名度は対策次第で改善できます。そのため、ユーザーの検索内容との関連性を高めるためのキーワード選びの方が重要なのです。
キーワードと一致する内容は太字になる
Googleで検索した結果で、Googleビジネスプロフィールに同じキーワードが入っている場合、太字になって表示されます。
このことで、ユーザーの目に留まりやすくなり、競合他社よりアピールできるのです。
例えば、「新宿 タコス」というワードで検索してみましょう。
このように、「タコス」というワードが太字になっているので、新宿でタコスが食べたい方が探した場合に目につきやすく、選ばれやすいのです。
ローカルパックに入ればSEOより上位表示される
検索ボリュームがある程度あり、かつ競合が少ないキーワードを選んで上位3位以内に入ることができれば「ローカルパック」として表示されます。
ローカルパックは、ユーザーがGoogle検索したキーワードに応じて上位表示されるGoogleビジネスプロフィールのリストのことです。
通常表示では「ローカルパック3」と呼ばれ、上位3位までが上の画像のように表示されます。
SEO対策を行ったサイトよりも上部に表示されるため、クリック率が高くなるというメリットがあります。
そのため、ローカルパックに入ることがとても大事なポイントになるのです。
まとめ
MEO対策キーワードまとめ
- 「地域名+業種名」が基本のカタチ
- 検索ニーズがあり、競合が少ないキーワード
- 地域名は都道府県ではなく「最寄駅」がベスト
- キーワード検索ツールを活用する
MEO対策のためのキーワード選びの重要性はご理解いただけたでしょうか。
ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのか、ニーズを理解することで上位表示される確率が高くなり、クリック数アップにつながります。
自店の情報を上位表示させるために、最適なMEO対策キーワードを選んでみてください!