こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「ローカル検索広告とは、どのような広告のこと?」
「ローカル検索と広告は何が違うの?」
「Googleマップに広告を出稿手順が知りたい」
このようなお悩みありませんか?
Googleマップの検索結果の上位に表示される「ローカル検索広告」は、潜在顧客などへのアプローチに有効な、WEB広告の一種です。
広告の出稿にお金はかかるものの、自社の店舗情報がユーザーの目に留まりやすい場所に表示されれば、今以上に認知度や集客力の向上が期待できます。
そこで今回は、ローカル検索広告の概要と、広告を出稿する手順を画像付きで紹介します。
この記事を読むことで、あなたの会社でローカル検索広告を出稿すべきか、判断できるでしょう。
- 1. Googleマップのローカル検索広告とは?
- 2. ローカル検索広告を配信するメリット
- 3. ローカル検索広告を配信するデメリット
- 4. Googleローカル検索広告の注意点
- 5. ローカル検索広告とMEO対策はどちらがよいのか
- 6. Googleローカル検索広告を配信する方法
- 7. ローカル検索広告におけるキーワード選定のコツ
- 8. ローカル検索広告の効果をより高めるコツ
- 9. ローカル検索広告の運用は代理店に依頼してもよい
- 10. まとめ
Googleマップのローカル検索広告とは?
ローカル検索広告は、Googleマップの検索結果の上部に表示される広告を指します。
Googleマップでローカル検索をした際に表示される、WEB広告の一種です。
ローカル検索とは
特定の地域に関連する検索の方法。東京と大阪で「ヨガ」と検索したとき、それぞれ表示される検索結果が、エリアごとに異なり仕組みをもつ。
画像の左側に表示されている「広告」と表示された、赤枠の店舗情報がローカル検索広告です。
Googleマップにおける「新宿 ヨガ」の検索結果の1位は、画像の一番下にある店舗情報です。
ローカル検索広告は、検索結果1位の店舗情報よりも上位に表示されるため、より多くのユーザーに閲覧する機会が増えて、集客効果が期待できます。
ローカル検索広告をクリックすると、通常どおりGoogleビジネスプロフィールの店舗情報が表示されます。
広告費用を支払うことで、検索結果より上の位置に表示できるGoogleビジネスプロフィールの情報が、ローカル検索広告の仕組みなのです。
Googleローカル検索広告の特徴
ローカル検索広告には、いくつかの特徴があります。
- 広告は有料
- Googleマップの検索結果より、上位に表示される
- PCのブラウザ、スマホのブラウザ・アプリ、どのデバイスでも表示される
- ローカル検索広告を選択すると、通常のGoogleビジネスプロフィールの店舗情報が閲覧できる
- ローカル検索広告のみでは出稿できないため、検索広告とともに設定をしなければならない(記事の中盤で解説)
ローカル検索広告に表示される項目は、以下のとおりです。
- 「広告」の文字・URL・ビジネスの説明
- ビジネスに関する写真
- 店舗名(ビジネス名)
- ユーザーからの評価(星と口コミの数)
- ビジネスのカテゴリ(ヨガスタジオと記載されている部分)
- 店舗の所在地
- 営業時間
以下の画像でいうと、上部赤枠がローカル検索広告、下部青枠がローカル検索の検索結果です。
広告に関すること(URLやビジネスの説明)以外は、広告と検索結果で、記載されている内容に違いはありません。
Googleローカル検索広告の料金
ローカル検索広告の料金は、ユーザーによるクリックによって費用が変わる「クリック課金型」の広告です。
クリック課金型広告とは
ユーザーが広告をクリックした回数に応じて、課金される広告のこと。広告出稿の際に、クリック1回あたりの単価を決める。なお、広告が表示されるだけ(クリックされない)では、料金は発生しない。
ローカル検索広告では、以下4つのクリックによって料金が発生します。
- [場所の詳細を取得]のクリック:検索結果から広告をクリックして閲覧したとき
- [ルート検索]のクリック:店舗への経路をクリックしたとき
- モバイルのClick-to-Callのクリック:電話をかけたとき
- ウェブサイトのクリック:自社サイトを閲覧したとき
競合が多い業種・エリアでの出稿となれば、そのぶんクリック単価を高く設定しなければならりません。
そのため、具体的なクリック単価や相場は明言できないのです。
ローカル検索広告とローカル検索の違い
「ローカル検索広告」と「ローカル検索」は、似た言葉ではありますが、意味は大きく異なります。
ローカル検索広告とは
Googleマップに表示させる広告のこと。
ローカル検索とは
Google検索やGoogleマップにおいて、特定の地域を検索するときの仕組みのこと。
ローカル検索広告は、ローカル検索の際に表示される広告そのもののことです。
ローカル検索広告を配信するメリット
まずは、ローカル検索広告を配信するメリットを紹介します。
来客・問い合わせの増加につながる
通常の検索結果より上位に表示されるローカル検索広告を活用すれば、多くのユーザーに店舗情報を閲覧してもらえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールの店舗情報には、店舗までの経路や電話番号、予約ページへのリンクを設定できるため、来店や問い合わせへつなげられます。
これまで検索順位が伸び悩んでおり、Googleマップ経由でユーザーの流入がなかったビジネスであれば、新規顧客へのアプローチが期待できるでしょう。
クリック課金型でコストを調整しやすい
すでに紹介しているとおり、ローカル検索広告の料金形態は「クリック課金型」です。
クリック課金型では、ユーザーが広告をクリックした回数に応じて、広告の料金を支払います。
そのため、広告を出稿しても誰からもクリックされない、すなわち広告の効果がなければ、料金は発生しません。
たくさんのユーザーに広告にアクセスをされて、来店や問い合わせなどにつながったとき料金を支払えばよいため、無駄なコストを支払い続けなくてもよい点がメリットです。
即効性を期待できる
検索結果の順位改善を待つよりも、ローカル検索広告を出稿したほうが、集客効果が出るまでの時間は短縮できます。
ローカル検索の順位を上げるためには、MEO対策が必須です。
MEO対策とは
Googleマップや検索において、自社の情報を上位表示させるための対策。Googleマップ最適化。Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる、口コミを増やすなどの対策を行う。
MEO対策は、Googleビジネスプロフィールの情報を最適化するなど手段を講じても、検索順位の変動に3カ月程度かかることがあります。
ローカル検索広告では、広告の掲載枠がある、競合が少ないなど、条件さえそろえばその日のうちに表示されることもあります。
キーワードの競合性が高くなければ、手続きから広告の掲載まで時間がかからないため、集客の即効性が期待できるでしょう。
ローカル検索広告を配信するデメリット
次は、ローカル検索広告を配信するデメリットを紹介します。
集客効果を発揮する広告ですが、運用の際にはデメリットもあると認識しておきましょう。
広告配信の料金がかかる
当然ではありますが、広告の出稿には料金がかかります。
メリットで紹介したとおり、ローカル検索広告はクリック課金型です。
店舗情報(広告)がクリックされなければ料金は発生しないことは、ほかの広告と比較すると費用対効果がよいともいえます。
同じエリアに同業者が出稿していると上位表示できない可能性がある
同じエリアに同業者がおり、同じようにローカル検索広告を出稿していると、広告金額の設定によっては上位表示できない可能性があります。
お金をかけて広告を出稿したのに、広告の掲載順位が2位、3位であれば、ユーザーに店舗情報を閲覧される機会は減ります。
反対に人口が少ないエリアであれば、検索数が多いキーワードでも広告がついていないケースがあり、常に広告を上位表示できるケースもあるのです。
ローカル検索広告の設定・運用に手間がかかる
ローカル検索広告を配信するまで、いくつかの手順を踏まなければなりません。
普段からGoogleビジネスプロフィールを運用している人は、それほど抵抗がないかもしれませんが、そうではない人にとって設定・運用は面倒に感じるでしょう。
記事中盤で、ローカル検索広告を配信するまでの手順について紹介しますが、初めてGoogle広告のページへアクセスする人は、項目の設定方法に難しさを感じるかもしれません。
また広告を出稿してからも、どれくらいのユーザーが広告を閲覧しているのかなどもチェックする必要があります。
WEBの知識に自信がない、時間がないオーナーにとって、ローカル検索広告そのものがデメリットになってしまうのです。
Googleローカル検索広告の注意点
ローカル検索広告では、運用の際にはデメリットともに注意したい点があります。
ローカル検索広告だけで出稿できない
そもそもローカル検索広告は、リスティング広告の一種であるため、ローカル検索広告のみ(Googleマップのみ)での出稿ができません。
リスティング広告とは
通常の「Google検索」の検索結果の上部に表示される広告のこと。
Googleマップだけではなく、上記の画像のように通常の検索結果にも表示されるのです。
2箇所で広告が表示されるぶん、広告がクリックされる機会も増えるため、想定しているより大きな費用必要となるかもしれません。
広告の文章は変更できない
ローカル検索広告は通常、ビジネスの名称(店舗の名前)が表示されるだけで、任意の文章を設定できません。
設定上では、ローカル検索広告は検索広告(リスティング広告)と一緒に配信をしなければならないため、広告出稿に利用する文章は作成します。
ただし最近ではGoogleマップに広告が表示される際に、ビジネスの名称以外の文章が表示されるようになりました。
そのため将来的には、ローカル検索広告でも任意の文章を設定できる可能性が高いと考えられます。
ローカル検索広告とMEO対策はどちらがよいのか
ローカル検索広告を出稿するにあたって、MEO対策やGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させることは前提条件です。
そのため、ローカル検索広告を配信するからといって、Googleビジネスプロフィールの運用をしないといった手段はありません。
ここでは、ローカル検索広告を配信すべきか、MEO対策だけで集客をするのかの2点に絞って、どちらがよいのかを紹介します。
ローカル検索広告を配信したほうがよい場合
お金をかけてでもGoogleマップで宣伝をしたい、迅速に集客を行いたいときは、ローカル広告の配信がおすすめです。
具体的には、どのようなケースでローカル検索広告が向いているのでしょうか。
広告出稿に予算を割けるとき
店舗経営では、家賃・仕入れ・水道光熱費・通信費・人件費などコストがかかります。
あらゆるコストがかかっても、ローカル検索広告に予算を割けるのであれば、広告を出稿してもよいでしょう。
できるだけ早く集客効果を出したいとき
ローカル検索広告は、MEO対策で検索順位を改善するより、迅速に集客や認知度を高める効果が期待できます。
広告は検索結果1位よりも高い場所に設置されるため、現在の検索結果が低く、あまりユーザーに見られていない店舗でも、1位以上の位置を得られるのです。
じっくりマイペースに集客するよりも、コストがかかってでも短期間で多くの人に来店してもらいたいのであれば、広告の力を利用してもよいでしょう。
店舗のエリア外でも広告で宣伝したいとき
ローカル検索広告のキーワードに「新宿 ヨガ」と設定してGoogleマップで検索すると、同様のキーワードで検索したユーザーの検索結果に、広告が表示されます。
新宿以外の大きな範囲で、ヨガスタジオを探すユーザーにも広告を閲覧してもらいたいときは「東京 ヨガ」のように、エリアを拡大したキーワードを設定します。
すると、新宿区内以外でヨガ教室を探しているユーザーにも広告が表示されて、ヨガ教室を探す多くの人に店舗を認知してもらえるでしょう。
ただし、多くの人に広告を見てもらえるキーワードを設定すると、そのぶんクリック単価が高くなり広告費用が高額になる可能性があります。
それでも、都内でヨガスタジオを探す多くの人に宣伝したいときは、ビッグキーワードを設定した、ローカル検索広告の活用がおすすめです。
MEO対策のみで集客するほうがよい場合
条件によっては、MEO対策だけで十分集客効果を高められる店舗があります。
ここでは、ローカル検索広告を出稿せずともMEO対策だけで、集客するほうがよいケースを見ていきましょう。
競合の少ないとき
同じ市区町村内に同業者がいない、極めて少ないビジネスの場合、競合の他社がおらず、MEO対策によって1位を獲得しやすいことがあります。
Googleマップで上位をとることは、エリアの特徴によって難易度が変わります。
Googleビジネスプロフィールを最適化するだけで1位をとれる状況であれば、わざわざローカル検索広告を設定しなくてもよいでしょう。
ただいずれにしても、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることは継続してくださいね。
広告費・宣伝費にコストをかけられないとき
どうしても広告費用にコストをかけられないときは、無理をしてローカル検索広告を利用する必要はありません。
そのぶん、GoogleビジネスプロフィールやSNSの運用のコツを掴み、集客をしていくこともできるでしょう。
時間を要すると想定されるものの、正しい方法で運用を継続できれば、0円で徐々に集客効果が実感できるかもしれません。
Googleローカル検索広告を配信する方法
ここからは、ローカル検索広告を配信する準備と手順を紹介します。
少々複雑ではありますが、画像を見ながらひとつずつ手順を追い、進めていきましょう。
Googleローカル検索広告の配信前に必要なこと
- Googleビジネスプロフィールのアカウント作成
- Google広告のアカウント作成
ローカル検索広告を配信する前に、ふたつのアカウントを作成します。
①Googleビジネスプロフィールへの登録
Googleビジネスプロフィールは、ローカル検索広告をクリックしたときに表示される店舗情報であり、無料で作成・運用できるツールです。
ローカル検索広告を配信しなくても、ビジネスのオーナーであればどのような業種でも、集客のために運用したいツールといえます。
おもに店舗型ビジネスに向いているツールではありますが、出張型ビジネスでも登録は可能です。
まだGoogleビジネスプロフィールのアカウントを開設していないのであれば、Googleビジネスプロフィールへようこそのページから登録をしましょう。
おもな登録手順は、以下のとおりです。
- Googleアカウントの取得
- ビジネスの名称・住所・電話番号の登録
- ハガキを受け取りオーナー確認を済ませる
ビジネスに関する情報を登録して、ハガキを受け取るまで数日を要するため、即日Googleビジネスプロフィールのアカウントを運用できるわけではありません。
開店、または集客をするためには、できるだけ早い段階でGoogleビジネスプロフィールの運用をスタートしましょう。
より詳細なGoogleビジネスプロフィールの新規登録方法は、以下の記事で紹介しています。
Googleビジネスプロフィールの新規登録方法!注意点や手順を分かりやすく解説
②Google広告アカウントへの登録
Google広告とは、Googleが提供する広告サービスです。
ローカル検索広告は、Google広告のサービスのなかのひとつであり、ほかにもディスプレイ広告や動画広告など、様々な広告の配信に対応しています。
出稿の手続きをして、ユーザーから広告をクリックされる、表示されるといった際に料金はかかるものの、登録そのものは無料です。
Google広告のホームページから、登録できます。
Google広告は、広告を出稿するだけではなく、MEO対策におけるキーワード設定の補助的な使い方も可能です。
ローカル検索広告の配信手順
次は、ローカル検索広告を配信する手順を紹介します。
Googleビジネスプロフィール、Google広告のアカウントを登録した状態で進めましょう。
手順1: Googleビジネスプロフィールに情報を登録する
まずは、今一度Googleビジネスプロフィールの情報が入力できているかを確認しましょう。
アカウントを開設して時間が経過している店舗でも、情報が一部古い、記載されていないケースがあります。
Googleビジネスプロフィールの「情報」で、以下項目は最新かつ正確なものを入力してみてください。
- ビジネス名(会社名・店舗の名称)
- カテゴリ(業種)
- ビジネスの所在地(店舗の現住所)
- サービスの提供地域(デリバリーや出張型サービスを行うビジネスは、入力する)
- 営業時間・定休日
- 特別営業時間(祝日や年末年始など、通常時以外の営業時間)
- 電話番号
- ウェブサイト(自社サイトのURL)
- 予約リンク(自社サイトの問い合わせページ)
- 商品(提供しているサービス)
- サービス(カテゴリに沿う提供するサービスの紹介)
- 属性(設備・客層・健康への配慮などに関する対応可不可)
- ビジネス情報(フリーで回答できるビジネスの自己紹介)
そのほかにも、ビジネスに関する写真も設定しましょう。
以下の画像は、Google検索で弊社のGoogleビジネスプロフィールの情報が表示されている例です。
より多くの人に情報を閲覧してもらうためにも、店舗の外観・内装、提供するメニューなど、さまざまな写真を準備しておきましょう。
MEO対策には写真が必須!Googleビジネスプロフィールに載せるべき画像とは
手順2:GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告を連携する
GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告のアカウントが同一である場合、手順3へ進んでください。
GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告が異なる場合、またはGoogleビジネスプロフィールとは別のユーザーを追加する際は、以下の手順で連携します。
- Google広告にログイン後、左のメニューから「広告と広告表示オプション」を選択
- 「広告表示オプション」を選択
- 画面中央部にある、青いボタンを選択
- 出てきた選択肢の中から「住所表示オプション」を選択
- アカウントに適した地域の選択において「知っているGoogleビジネスプロフィールのアカウントにリンクする」を選択
- 「Googleビジネスプロフィールの別のアカウントへのアクセス権をリクエストしてください」で、Googleビジネスプロフィールのメールアドレスを入力。続行する。
手順3:検索キャンペーンを作成する
ここでは検索キャンペーンを作成しますが、Google検索の際に表示される、検索広告(リスティング広告)の設定です。
ローカル検索広告を設定する前に、検索キャンペーンを作成しなければなりません。
基本的には画像と同様に設定をしてもよいですが、適宜自社のビジネスに合うよう変更をしましょう。
以下、手順を紹介します。
Google広告にアクセスをして「新しいキャンペーンを作成」ボタンを選択します。
左上にある「販売促進」を選択して、続行を選択します。
「検索」を選択して、続行します。
※リスティング広告は、検索キーワードに関連した情報を表示する広告であるため
「実店舗への来店」にチェックを入れて、キャンペーン名は任意のテキストを入力します。
※広告を閲覧したユーザーに、あなたの店舗へ足を運んでもらう目的で広告を表示するため
「1日の平均予算」は任意の金額を設定します。
ただし、広告で絶対に上位が表示できる入札単価はありません。
そのため、広告のクリック1回に対して支払える上限額を、1日の平均予算として設定してよいでしょう。
Google広告のヘルプでは、どの金額から始めたらよいかわからない場合は、試しに100円で設定してみることをおすすめしています。
キャンペーン設定では「ディスプレイネットワーク」の項目にある「Googleディスプレイネットワークを含める」のチェックを外します。
地域設定では「日本」にチェックを入れます。
特定のエリアのみで広告を配信する際は「別の地域を入力する」を選択して、任意の地域名を選択しましょう。
都市名を入力すると、プルダウンで選択肢が表示されるため、クリックで選択をして設定します。
次は、キーワードの設定を行います。
「広告グループ1個」と記載されているところは、広告のグループ名を設定できます。
キーワードの入力では、どのキーワードで検索をされたときに、広告を表示するかを決める項目です。
キーワードは、入力の方法によって検索語句の条件を変更できます。今回は「新宿 ヨガ」のキーワードを基準に見ていきましょう。
一致条件 | 使用する記号 | 設定例 | 広告が表示される例 |
部分一致 | なし ※そのまま入力 | 新宿 ヨガ | 新宿 ホットヨガ 新宿にあるヨガ教室 |
フレーズ一致 | “ ” ※半角の二重引用符 | “新宿 ヨガ” | 新宿 ヨガ 教室 体験 ヨガ 新宿 |
完全一致 | [ ] ※半角の角括弧 | [新宿 ヨガ] | 新宿 ヨガ ヨガ 新宿 |
キーワードを設定したあとは「レスポンシブ検索広告」のボタンで、広告に表示される文言などを設定します。
赤枠の部分で、表示する広告の見出しを設定していきます。各項目は、以下のとおりです。
- 最終ページURL:広告をクリックして表示されるURL。公式サイトのトップ、LPなどを設定する
- 広告見出し:広告の上部(青い文字)に表示される文言
- 説明文:広告の説明文。黒い文字で表示される。
文字を表示したあとは、右側のプレビューで広告のイメージをチェックしてみてください。
最後に、今まで設定した項目を最終確認します。
問題がなければ「キャンペーンを公開」を選択して、広告が表示されることを待ちましょう。
手順4:Google広告で住所表示オプションを設定する
住所表示オプションとは
Google広告で配信する広告に、店舗の住所や電話番号、現在地からの距離を表示できる機能。なお、Googleビジネスプロフィールで、臨時休業に設定している場合は表示されない。
ローカル検索広告を表示させるためには、住所表示オプションを設定しなければなりません。設定の手順は以下のとおりです。
- Google広告にログイン後、左のメニューから「広告と広告表示オプション」を選択
- 「広告表示オプション」を選択画面中央部にある、青いボタンを選択
- 出てきた選択肢の中から「住所表示オプション」を選択
- 「知っているGoogleビジネスプロフィールアカウントにリンク」するを選択して、中央の枠からGoogleビジネスプロフィールに登録しているメールアドレスを選び、続行
- 表示されたビジネスの名前と住所を確認して、間違いがなければ完了
ローカル検索広告におけるキーワード選定のコツ
ビジネスに関連するキーワードを設定すればよいのですが、どのキーワードを設定するかとても重要なポイントです。
閲覧される数が極端に少ない、競合が多すぎて広告を見られないなど、誤った設定をしてしまうと、せっかく配信した広告の効果はありません。
たとえば、新宿区にあるヨガスタジオであれば、キーワードは「新宿 ヨガ」を設定してもよいでしょう。
ただし、新宿区(またはその近辺)でヨガができる場所を探すユーザーは、そのほかのキーワードでも検索すると考えられます。
では、どのようなキーワードを選ぶべきかを考えるとき、Google広告にある機能「キーワードプランナー」を活用します。
まずはキーワードプランナーにアクセスをして「新しいキーワードを見つける」を選択します。
出てきたポップアップで、任意のキーワード(ここでは「新宿 ヨガ)」を入力、「結果を表示」を選択します。
すると「新宿 ヨガ」に関連するキーワードが表示されており、新宿区内でヨガスタジオ、ヨガ教室を探す人が、ほかにどのようなキーワードで検索しているかなど、ニーズが把握できます。
上記の関連するキーワードを見ると、以下のようなニーズが浮かんでくるはずです。
- ヨガとともにピラティスやエアリアルヨガをしたい人がいる
- 通常のヨガだけではなく、ホットヨガをしたい人がいる
- 新宿区内でも、新宿中央公園や新宿御苑の近くでヨガスタジオを探している人がいる
キーワードからニーズをくみ取り「新宿 ヨガ」以外のキーワードを設定しましょう。
ニーズを網羅するぶん設定するキーワードは増えますが、より多くの検索ユーザーに広告を閲覧してもらい、集客につなげるためにも、適切なキーワードの選定が重要です。
MEO対策のキーワードの選び方!上位表示するための選定のコツと設定方法
ローカル検索広告の効果をより高めるコツ
ローカル検索広告を出稿すると同時に、Googleビジネスプロフィールを適切に運用する方法(順位を改善する方法)を理解しておくと、広告の効果を高められるでしょう。
Googleマップの検索順位が決まる要因は、関連度・距離・知名度の3つです。
- 関連度:ユーザーの検索キーワードと、Googleビジネスプロフィールの合致度合い。情報を充実させることで、関連度を高めやすい。
- 距離:検索をしたユーザーと、店舗までの距離。地名を入れずにビジネスのカテゴリやキーワードだけで検索をしても、近隣の関連する情報が出る仕組みをもつ。
- 知名度:ビジネスがどれだけ広く知られているかを示すもの。口コミの数や評価の高さが影響する。
MEO対策を行い上記3つの要素を高めることで、Googleマップの検索結果の改善が期待できます。
ここからはより具体的に、ローカル検索広告の効果を高めるコツを紹介します。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
検索広告の配信手順の「手順1」で少し触れていますが、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることが、ローカル検索広告の効果をより高められます。
Googleマップで広告をクリックすると、Googleビジネスプロフィールに登録した情報が表示されるため、情報が物足りなければ魅力を伝えきれず、問い合わせや来店にはつながりません。
「食べてみたい」「利用したい」というユーザーの気持ちを高めるためにも、店舗の基本的な情報とともに、写真+テキストで情報発信できる「投稿機能」を活用しましょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿では、これらに関する内容が投稿できます。
- COVID-19の最新情報:店舗から新型コロナに関するお知らせ
- 特典:クーポン
- 最新情報:店舗に関する新しい情報、最新メニュー等の発信
- イベント:キャンペーンに関する告知
- 商品:店舗で提供する商品やサービスの紹介
店舗に関する情報は、投稿機能を活用して最低でも週2回以上、発信を続けましょう。
Googleビジネスプロフィールは常に最新の情報に保つ
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 定休日
- 予約リンク
Googleビジネスプロフィールのなかでも、これらの情報は何かをきっかけに変更する可能性があります。
特に営業時間や定休日は、新型コロナの影響によって変更したり、年末年始などイレギュラーな日程だったりすると変わりやすいものです。
顧客が「ネットでは『営業中』と書いてあったのに、実際は定休日だった」「『定休日』と書いてあったのに、実は開店していて行きそびれた」とならないよう、情報は最新の状態を保ちましょう。
足を運んだ顧客が店舗でネガティブな経験をしてしまうと、信頼を失ったり口コミで悪い評価が書かれたりと、悪い影響を受けてしまいます。
オーナーとして顧客120%サービスを満足してもらうためにも、正しい情報を伝えることが重要です。
口コミの管理・返信を行う
口コミは、Googleマップの検索順位が決まる要因のひとつ、知名度に該当する重要なポイントです。
店舗を利用した顧客に、Googleビジネスプロフィールへの口コミ投稿を促して、知名度の上昇を図りましょう。
口コミの数が増えてよい評価が増えれば、Googleマップでの検索順位も上がり、ローカル検索広告を見たユーザーも、来店しやすくなるはずです。
口コミは以下のような方法で増やし、さまざまな評価を集めてみてください。
- テーブル、レジ、サロンの待機スペースなど、顧客が目につく場所に、口コミの投稿を促すPOPを設置する
- スタッフやオーナーが口頭で、口コミの投稿を依頼する
- 商品とともに、口コミの投稿手順を書いたお知らせの紙を渡す
- サービスを利用した後日、SMS、メール、LINEなどで口コミの投稿を促す
また、顧客が投稿した口コミは、オーナーから返信をしましょう。
すべての口コミにひとつずつ返信をする必要はありませんが、寄せられた質問には回答をして、不満には真摯に対応することが重要です。
口コミは、顧客とオーナーのコミュニケーションの場です。
適切に活用をすることにより、まだ来店をしていない新たな顧客にもポジティブなイメージを与えられて、集客効果も期待できます。
MEO対策ではGoogleの口コミが超重要!増やし方や返信のコツ、注意点まで
ローカル検索広告の運用は代理店に依頼してもよい
- ローカル検索広告の設定が難しくてできない
- Googleビジネスプロフィールの運用すら時間がとれない
- 自社で広告を運用して、効果を出せる自信がない
このようなオーナーは、ローカル検索広告の出向を代理店に依頼することがおすすめです。
リスティング広告などWEB広告の運用代行会社(代理店)では、面倒な登録やキーワード設定、データの分析・改善などすべてを依頼できます。
広告管理のプロに依頼すれば、自社で運用するより大きな効果も期待できるでしょう。
ユーザーが広告をクリックした料金に加えて、代行の手数料を支払う必要はありますが、集客効果が得られれば、費用対効果の高い手段となります。
ローカル検索広告を運用代行してもらうメリット
ローカル検索広告をプロに代行すると、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
知識がなくてもWEB集客を実践できる
運用のプロに依頼すれば、WEBに関する知識がなくても面倒な設定、難しい運用をすべて任せることができます。
Google広告の設定は項目が多く難しい単語も出てくるため、Googleビジネスプロフィールの運用はできても、広告の設定が難しく感じる人は多いはずです。
ネット上にある記事を閲覧して設定や運用も可能ですが、時間がかかる、100%理解できないケースもあるでしょう。
自分でできない分野はプロに依頼して、正しい方法で集客できる点は大きなメリットです。
また代理店は「広告を掲載してどのような結果が出たか」をレポートとして提出してくれることが多く、広告による集客の効果を把握できます。
広告運用にかける時間を省き業務に専念できる
ローカル検索広告は、設定して終了の集客方法ではありません。
設定をしたあとは、広告でどのような効果が出ているのかを把握するなど、継続的に正しい運用をすることが重要です。
広告を表示させるキーワード、エリアを設定して、万が一広告の効果が感じられなければ、設定を変更する必要もあるでしょう。
こういった難しいこともプロにまとめて依頼できれば、オーナーは自身の業務に専念できるため、広告運用の悩みを抱えなくて済むのです。
ほかの集客手段も相談しやすい
WEBに関する広告代理店では、Googleのローカル検索広告以外にも、以下のようなサービスを提供するケースがあります。
- SEO対策(ホームページの検索エンジン最適化)
- MEO対策(Googleビジネスプロフィールの最適化)
- SNS広告(Twitter・Facebook・Instagram・LINE等)
- SNSの運用代行
- ディスプレイ広告
- 画像・動画広告
Googleビジネスプロフィールの運用をしているオーナーのなかには、店舗のSNSアカウントなどで除法発信している人もいるでしょう。
「ただSNSを更新しているだけで、集客効果につながっていない」と感じているのであれば、ローカル検索広告とともに、SNSの運用代行や広告出稿を依頼できる会社もあるのです。
当然そのぶんコストがかかるものの、多方面で最適な集客方法を継続することにより、これまで以上の利益・集客が見込める可能性があります。
ローカル検索広告を運用代行してもらうデメリット
設定・運用が難しいローカル検索広告を、プロに任せることにはさまざまなメリットがありました。
反対に、デメリットは存在するのでしょうか。
代行費用を支払わなければならない
代理店に依頼をすれば、そのぶん費用を支払わなければなりません。
月額2、3万円程度から依頼できる代理店もありますが、店舗の状況次第では、代行費用までコストを回せないケースもあるでしょう。
具体的な料金は店舗や代理店によって異なるため、基本的には見積もりをとって詳細な料金を把握することが必要です。
「大きなコストをかけてでも、店舗の知名度を上昇させたい」「認知度を高めて、とにかく新規顧客を獲得したい」このような希望があるなら、代行を依頼してみてもよいでしょう。
オーナー自身はノウハウを得にくい
設定・運用をすべて代理店に依頼するため、オーナー自身はローカル検索広告のノウハウが得られないこともデメリットです。
何らかの理由で運用代行をストップしたとき、その後も広告の配信を継続するのであれば、オーナー自身で運用をしなければなりません。
その際は、ネットなどでローカル検索広告を配信する方法を調べるなど、1から手段を調べることになるでしょう。
「代理店への依頼をやめて、自分で運用をすることになった」という状況にならない限り、デメリットにはならないものの、可能性として考えておくといいかもしれません。
ローカル検索広告の代理店を選ぶポイント
Googleのローカル検索広告の運用を依頼できる代理店は、全国に多く存在します。
値段、地元の企業など何を基準に選ぶべきか悩む人もいるでしょう。
これから代理店を選ぶ人は、以下3つのポイントに注目してみてください。
適切な費用であるか
どれくらいのコストがかかるのか、相場通りの費用なのか、この2点は代理店選びで重要なポイントです。
広告代理店では「月額5万円~」のような最低価格や、シミュレーション料金が掲載されていることが多いものの、実際には店舗ごとに料金が異なります。
すぐに依頼をするのではなく、相見積もりをとる、オンライン通話で話を聞くなどして、どのくらいの費用なのかを確認してみてください。
自社と同じ業種の運用実績があるか
広告に関する運用代行の実績が十分でも、あなたの店舗の業種に知見や実績がなければ、適切な運用ができないことがあります。
重要なキーワードとなる単語を知らない、顧客の行動やニーズを理解できないなど、運用のなかで取りこぼしが起こる可能性があるでしょう。
そうすると、キーワードを設定して広告を表示しても、クリックどころか閲覧される回数が少なく、効果のない広告となってしまうのです。
しかし広告の運用実績とともに、特定の業種の知識が豊富であれば、オーナーと顧客どちらのニーズも理解して配信する広告にも反映できます。
「運用実績◯件」といった数字だけではなく、業種の実績も確認してみてください。
ローカル検索広告以外の集客方法も相談できるか
ローカル検索広告の運用を依頼しても、思うように集客効果につながらない可能性があります。
このときの対策として、ほかの集客方法(広告や代行)に対応しているかもポイントとなります。
業種、エリア、キーワードなどによっては、ローカル検索広告よりも、高い効果を発揮できるWEBの集客方法があるかもしれません。
ローカル検索広告の運用を依頼できる代理店3つ
ここでは、Googleのローカル検索広告の運用を依頼できる3つの代理店を紹介します。
コスト、実績、ローカル検索広告以外に対応するサービスをチェックして、自分のビジネスに合うかをチェックしてみてください。
①株式会社カルテットコミュニケーションズ
株式会社カルテットコミュニケーションズの特徴
- 代行手数料月額3万円~対応
- 広告運用全般で幅広い業種で実績がある
- Google広告のコンテストで表彰されている
株式会社カルテットコミュニケーションズは、名古屋市に本社をもつWEB広告運用代行会社です。
料金の透明性にこだわっており、料金のリーズナブルさや、少額の予算内でも相談できることが大きな魅力です。
さらに導入において初期費用はかからず、最低契約期間がないため、初めて運用代行会社を利用する人、代行サービスの利用が不安な人でも安心できるでしょう。
ローカル検索広告(リスティング)以外のおもな対応サービス
Facebook・Twitter・InstagramのSNS広告、YouTube広告等
②株式会社グラタス
株式会社グラタスの特徴
- 代行手数料月額2万円~とリーズナブル
- 広告以外の幅広いWEB戦略のコンサルを受けられる
- SEO対策などホームページの改善に強い
株式会社グラタスは、東京に本社をもつWEB広告運用代行、WEBコンサルティング会社です。
GoogleとYahoo!のリスティング広告の運用代行が可能で、月額は最低2万円からの低価格で相談できます。
ほかにもホームページのコンテンツ改善、SEO対策なども行っており、自社サイトから集客をしたいビジネスにもおすすめです。
ローカル検索広告(リスティング)以外のおもな対応サービス
SEO対策、WEBサイト改善、Facebook・Twitter・Instagram・LINEのSNS広告、ウェブ戦略コンサルティング等
③ケイビーカンパニー株式会社
ケイビーカンパニー株式会社の特徴
- 1日326円~とリーズナブルに利用できる(詳細は要問い合わせ)
- 最新集客ツール「検索ドーン」でコスパの高いMEO対策が可能
- 検索エンジン、SNS、各種アプリと連携して、店舗情報や口コミなどを一括管理できる
ケイビーカンパニー株式会社は、大阪に本社をもつWEBマーケティング会社です。
弊社の検索ドーンでは、Googleビジネスプロフィールを利用したMEO対策に加えて、GoogleやApple、Instagramなど国内30のアプリと連携して、集客の効率化ができます。
口コミの管理や投稿の予約機能、店舗情報の一括管理ができるため、忙しさを理由に集客に手が回せなかったオーナーにもおすすめです。
ケイビーカンパニーでは、ローカル検索広告の配信サービスにも対応しています。検索ドーンを利用すれば、売り上げや集客効果をより高められるでしょう。
検索ドーンでできること
Googleビジネスプロフィールの最適化と予約投稿、SNSやLINEとの連携で情報の一括更新、口コミの管理、集客効果の確認、ローカル検索広告
まとめ
ローカル検索広告は、Googleマップで検索するユーザーに向けた広告であるとわかりました。
通常の検索結果よりも上位に表示できるため、Googleビジネスプロフィールの運用のみと比較して、高い集客力が期待できます。
ただし設定が難しく、専門的な単語が出てくるため理解できないことも少なくありません。
「ローカル検索広告以外で集客をしたい」「低予算でGoogleビジネスプロフィールの最適化、MEO対策に尽力したい」とお考えの方は、ケイビーカンパニーの検索ドーンで集客をしてみませんか?
検索ドーンでは、Googleビジネスプロフィールだけではなく、SNSや国内外で利用されている、Google以外の検索エンジンでの最適化ができます。
WEB広告の配信以外の集客を実践したい方は、ケイビーカンパニーの最新の集客法で、あなたのお店をより多くの人にアピールしていきましょう!