こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「MEO対策をしているけどなかなか上位表示されない」
「Googleビジネスプロフィールをどう使いこなせばいいのか分からない」
「そもそも自分にMEO対策はできるのかな?」
なんてお悩みを持ってこのページを訪れた方も、もう安心です。
MEO対策で上位表示するには、MEO対策の基礎知識はもちろん、MEO対策の仕組みやコツを理解することが重要です。
今回は、なぜMEO対策で上位掲載する必要があるのかを説明した上で、MEO対策の掲載順位に影響する要素や仕組み、上位表示のコツについて分かりやすく解説していきます。
この記事を参考にしていただくことで、きっとMEO対策の改善ができるはずです。
- 1. MEO対策の基礎知識
- 2. MEO対策で上位表示されることが重要な理由4つ
- 3. MEO対策の上位表示における3つの仕組み
- 4. MEO対策上位表示を達成するポイント11選
- 4.1. ポイント①:Googleビジネスプロフィールの登録内容を充実させる
- 4.2. ポイント②:NAP(Name, Address, Phone)表記は統一する
- 4.3. ポイント③:更新頻度を上げ最新情報を保つ
- 4.4. ポイント④:適切なビジネスカテゴリを選択する
- 4.5. ポイント⑤:手軽に発信できる投稿機能を活用する
- 4.6. ポイント⑥:掲載する写真にこだわる
- 4.7. ポイント⑦:口コミの管理・返信をする
- 4.8. ポイント⑧:口コミを増やす工夫をする
- 4.9. ポイント⑨:自社サイトのSEO対策を強化
- 4.10. ポイント⑩:自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの紐づけを行う
- 4.11. ポイント⑪:プログやSNSの合わせ技
- 5. MEO対策上位表示に向けてインサイト機能で分析する
- 6. まとめ
MEO対策の基礎知識
MEO対策とはMap Engine Optimizationの略でその名の通りGoogleマップ検索での上位表示を目指す施策のことを言います。
ローカル検索やローカルSEOとも言われます。
ユーザーが「地名+業種」で調べる際に表示されることが多く、特に店舗集客で効果的と言われています。
Googleビジネスプロフィールへの登録が必要
MEO対策をするにはまずGoogleビジネスプロフィールへの登録が必要です。Googleビジネスプロフィールは基本無料で利用が可能で、Googleサービス上にお店情報を表示させたり管理したりできるツールです。
Googleビジネスプロフィールを始めるのに必要なモノは、パソコンやスマホなどインターネット環境とGoogleアカウントです。
既にGoogleアカウントを持っている場合は既存のアカウントを利用することもできます。Googleビジネスプロフィールの登録ステップは次の通りです。
Googleビジネスプロフィールの登録手順
- Google マイビジネスにアクセス
- Google アカウントにログイン
- ビジネス(店舗)の住所を入力
- Googleマップ上でのビジネスの表示方法を選択
- 業種を選択
- 電話番号、サイトURLを入力
【参照:ビジネスの登録とオーナー確認 ビジネス情報を登録して確認する – Googleビジネスプロフィールヘルプ】
大きな問題なくGoogleビジネスプロフィールの登録が完了出来るかと思います。Googleビジネスプロフィールの詳しい説明については以下の記事も参考にしてみてください。
オーナー確認も忘れずに
Googleビジネスプロフィールの登録が無事に完了し、少しややこしいのが「オーナー確認」のステップです。これからGoogleマップで上位表示の対策をしていくには必ずオーナー確認が必要になりますので詳しくご紹介します。
オーナー確認の概要についてまずはGoogleビジネスプロフィールの記載は次の通りです。
オーナー確認を行うことで、Google サービス上に掲載されるビジネス情報を正確に保持することができます。
ビジネスの登録とオーナー確認 ビジネス情報を登録して確認する – Googleビジネスプロフィールヘルプ
オーナー確認には、別人がお客様のビジネスの代表者になりすまそうとするのを防止できる効果もあります。Google のサービスでビジネス情報を編集するには、まずビジネスのオーナー確認を行う必要があります。
オーナー確認の方法としては一部のビジネスは電話、テキスト メッセージ、メール、または Google Search Consoleでオーナー確認ができることもあります。
しかしほとんどの場合はGoogle から届くオーナー確認用のハガキを用いて郵送でオーナー確認を行うため、今回はハガキでのオーナー確認の流れをご説明します。
Googleビジネスプロフィール登録後にそのままオーナー確認の案内が表示されるので、登録内容の確認をしてオーナー確認ハガキの「郵送」をクリックすれば後日Googleからハガキが送られてきます。
Googleビジネスプロフィールの登録後にすぐ行わなかった場合にはGoogleビジネスプロフィールのダッシュボードの右上にある [今すぐオーナー確認]をクリックして同じようにオーナー確認ハガキの請求をしてください。
ハガキが届いてからのオーナー確認の手順は次の通りです。
オーナー確認の手順
- google.com/business にログインします。
- 以下のいずれかの方法でビジネスのオーナー確認を行います。
- [オーナー確認が必要] で [今すぐオーナー確認] をクリックします。
- または、左側のメニューで [オーナー確認を行う] をクリックします。
- 手順に沿って、ハガキに記載されている確認コードを入力します。
【参照:ビジネスの登録とオーナー確認 ビジネス情報を登録して確認する – Googleビジネスプロフィールヘルプ】
以上でオーナー確認を完了させることができました。オーナー確認をする前には利用できなかったメニューも利用することができるようになります。オーナー確認の重要性に関しては以下の記事も参考にしてみてください。
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールの上位表示を目指す
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールに登録されている情報の上位表示を目標とした施策だとご説明しましたが、つまりはGoogleマップの検索結果でトップを目指すということです。
Googleビジネスプロフィールに登録された情報がローカルパックという場所に表示されると、Googleマップ上だけでなく、Google検索の検索結果でSEO対策をしたサイトよりも上に表示されます。
ローカルパックとは、Google検索エンジンの検索結果で表示されるGoogleビジネスプロフィールのリストのこと。
例として「横浜 居酒屋」のキーワードで検索した場合の検索結果を見てみましょう。
MEO対策で上位表示に成功し、ある程度の検索ボリュームのあるキーワードでローカルパックで表示することができたらかなりの集客効果が期待できます。ローカルパックで掲載するには、基本的に上位3位以内に入る必要があります。
利用するお店を決めるときに先ほど例に挙げた「横浜 居酒屋」のキーワードの様に「地名+行動目的」というローカル検索をする人達が多いため、地図に対応しているGoogleビジネスプロフィールの重要性が高まっています。
MEO対策で上位表示されることが重要な理由4つ
MEO対策をすることでお店の集客改善に大きな効果が期待できます。現代のユーザーの行動パターンや集客方法が変化している中で、基本無料で活用できるGoogleビジネスプロフィールを使ったMEO対策が重宝される理由があります。
理由①:スマホの普及
NTTドコモ社のモバイル社会研究所が2020年に発表したケータイとスマートフォン比率に関する調査によると、スマホの普及率はなんと88.9%にも及ぶことが分かりました。
ケータイとスマホの大きな違いと言えばやはり検索をしたり、動画を見たり、SNSを更新したりというインターネットを使ったサービスがより身近になったことではないでしょうか。
これまでは事前に電話で確認したり、家のパソコンからホームページを閲覧したりしてお店を決定していたユーザーが、今では友達と合流してからその時の気分で食べたいものを検索し近くのお店に訪問することもあります。
また事前にお店を選定する場合でもSNSのトークルームにお店の情報を共有してお互いがそのお店のサイトやSNSアカウント、Googleビジネスプロフィール情報に接続し直接写真や雰囲気を確認することも多いでしょう。
インターネットの発達によりユーザーの行動パターンにも変化が起きてきている今、MEO対策で上位表示を目指すことの意義がより強くなってきています。
理由②:ポータルサイトの掲載には高額な費用が掛かる
ポータルサイトとは所謂情報のまとめサイトで、通常企業が掲載するお店集めて運営しているサイトであるため個人店の公式ホームページよりユーザーの目につきやすいのが利用するメリットです。
しかし実際にポータルサイトに掲載しようとすると初期費用と月額費用を合わせるとなかなか高額な費用が掛かります。
さらに、高い掲載費用を払っている店舗が上に表示されるということもあり、多くの競合店に埋もれてそもそもユーザーに見られていないという問題もあります。
ポータルサイト掲載に比べると基本無料で利用できるGoogleビジネスプロフィールを使ったMEO対策で上位表示を目指す方が費用的なメリットが大きくなります。
またMEO対策においては競合が近隣のお店に限られるため、公式ホームページのSEOを強化してポータルサイトに対抗するよりは難易度が低くなります。
理由③:口コミを集めることが出来る
お店を決めたり、商品を買ったりするときに口コミを参考にするという人も少なくないのではないでしょうか?
実際にユーザーが商品を購入したり、サービスを利用する時にいかに口コミを参考にしているか、に関しての結果をご紹介します。
オンラインで商品やサービスを購入する際に、実に半数以上のユーザーがオンライン上の口コミ情報を参考にしていることが分かります。
【参照:ネット上の口コミ情報に関するアンケート調査(第5回)- マイボイスコム株式会社】
つまりあなたのお店をユーザーに選んでもらうためにもお店に関する口コミ情報を集めることが大事になってきます。そこでGoogleビジネスプロフィールを利用すればユーザーが書き込んでくれた口コミの管理や返信なども行うことが出来ます。
口コミを集める場所としてもGoogleビジネスプロフィールを利用するメリットが大きいのです。
理由④:視認性の高い場所に表示される
Googleビジネスプロフィールの登録情報は自然検索の情報(のウェブサイト等の検索結果)よりも上部に表示されるため、ユーザーが認識しやすいという特徴があります。
例えば「北海道 お寿司」と検索した場合、Googleビジネスプロフィールの情報(MEO対策部分)の下にウェブサイト等の検索結果(SEO対策部分)が表示されます。
Googleビジネスプロフィールのリスティング情報はローカルパックと言われ、通常検索時に表示される店舗数は上位3店舗で、それ以下の店舗の情報は「さらに表示」をクリックして確認します。
つまり特定のキーワードでMEO対策に成功することが出来れば、検索したときにお店のGoogleビジネスプロフィール情報が最も上部に表示されることになります。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させMEO対策を行うことはお客さんが注目してくれる機会を格段に増やすことに繋がります。
理由⑤:ユーザーが次のアクションを起こす確立が高い
地図と関連したローカル検索の場合は、ユーザーが「地名+業種・業態」などのキーワードで次の目的地を探していたりする時に行われる場合が多いので、次のアクションに繋がりやすいという特徴があります。
例えば、「カフェ 近く」と検索しているユーザーは、直近で近くのカフェに寄りたいから探しているため、良いカフェを見つけることが出来たらすぐにアクションを起こすと予想出来ます。
MEO対策を強化することはお客さんのアクション、つまり来客や問い合わせに繋がる可能性が高くなるという点で見落とせないのです。
MEO対策の上位表示における3つの仕組み
MEO対策の表示ランキングに関連している要素についてはGoogleビジネスプロフィールのヘルプに記載がされています。
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する‐Googleビジネスプロフィールヘルプ
ユーザーが検索したキーワードとビジネスの関連性、検索した位置からの距離、お店自体の知名度の3つの要素です。ひとつひとつ詳しく確認していきましょう。
要素①:検索キーワードとの関連性
関連性とはユーザーが検索したキーワードとGoogleビジネスプロフィールに登録されているお店のビジネスプロフィールの一致度合いを基準にしています。
基本情報としてお店の名前、住所、連絡先しか掲載されていないビジネスの場合は情報量が限られてしまうため、キーワードとの関連性を高めるのに苦労します。
しかしGoogleビジネスプロフィールの多彩な機能を上手く活用して内容を充実させることによって、自店とユーザーの検索したキーワードが関連する可能性が高くなります。
Googleはユーザーが使いやすいサービスを心掛けているので、キーワードに対してできる限りユーザーの要求に沿ったお店を探し当てようとします。キーワードとの関連性を高めることはGoogleに情報を探し当てられる(上位表示される)有効な手段となります。
要素②:検索地点からお店の距離
検索地点からお店の距離とは検索語句に地名が含まれている場合はその場所が基準、そうでなければ検索したユーザーの現在位置からの距離の事をいいます。
つまり地名の入っていない同じキーワードで検索した場合、場所によって表示されるお店や順序が変わってくるということです。
またいくらキーワードの関連性を高めたとしても検索位置からの距離が遠ければ上位表示はおろかランキングの対象になりません。
要素③:知名度
知名度でいえば誰でも知っている施設やお店などはローカル検索でも上位表示される仕組みになっています。
Googleビジネスプロフィールというオンラインサービスを利用しているため、オフラインの知名度はあまり意味がないかと思う人もいるかもしれませんが実際にはオンラインだけではなくオフラインでの知名度も考慮されています。
もちろんお店に関連した記事やリンクなどのオンライン情報も知名度の要素に含まれています。Googleビジネスプロフィールにオーナーが登録した情報だけではなく、利用したユーザーの残した口コミや評価はMEO対策で上位表示するための重要な評価要素とされています。
また公式サイトの掲載順位や、他のWEBサイトやSNSでの引用も考慮されているので、オンラインの対策を全般的に行うことでMEO対策上位表示に効果がある事が分かります。
MEO対策上位表示を達成するポイント11選
米国のWEBマーケティング会社MOZが行った調査によると、ローカル検索のランキング付けに影響を与える要素として1位がGoogleビジネスプロフィールの登録情報、2位がユーザーの口コミや評価、3位が検索地点との距離となっています。
【参照:Proximity comes in third among local ranking factors-MOZ/State of Local SEO
Googleビジネスプロフィールの登録情報を充実させるのはもちろんのこと、ユーザーの口コミや引用(サイテーション)などの複数の要素を強化する重要性がお分かり頂けるかと思います。
具体的にGoogleビジネスプロフィールの登録情報を充実させるとはどういうことをすれば良いのか、関連要素を強化してMEO対策で上位表示させるポイントを詳しく解説していきます。
ポイント①:Googleビジネスプロフィールの登録内容を充実させる
MEO対策でまず取り組まなくてはいけないのがGoogleビジネスプロフィールの情報を充実したものにすることです。とりあえずアカウントを作って始めてみようとしたけれどいまいちGoogleビジネスプロフィールを使いこなせていない人も多いのではないでしょうか?
Googlでの上位表示を決定する要素でご紹介したキーワードとの関連性を高めるためにGoogleビジネスプロフィールの登録内容を充実させ、キーワードと関連する情報を増やしていくことは大きな効果があります。
つまり初期の基本的な店名や住所、電話番号などの登録しか手を付けていなかった場合は、ユーザーが検索するキーワードとの関連性がどうしても低くなってしまうということです。
下記でもご紹介するGoogleビジネスプロフィールの各機能の使い方も参考にしながら、情報量豊富なGoogleビジネスプロフィールアカウントを作り上げていきましょう。
ポイント②:NAP(Name, Address, Phone)表記は統一する
NAPという言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、NAPとはその名の通り企業名、住所、電話番号です。
Googleはローカル検索での順位決めの際にお店の公式ホームページなどのオンライン上の情報も参考にしていることは先ほど説明しました。
MEO対策では、Googleビジネスプロフィールの情報を関連するサイトやSNSでの表記と一致させることが非常に重要になります。違う表記で登録してしまうと、Googleはこれらを別のお店と認識し、知名度の観点から評価が低くなってしまいます。逆に、複数のWEBサービスで統一して登録することで、そのお店は多くの場所で引用されている知名度が高いお店とされ、評価も高まります。
MEO対策の上位表示では重要な要素ですが意外と対策を怠っているお店も多いので、今すぐ見直してみましょう。
NAP確認ポイント
- 株式会社の書き方(例:株/(株)/株式会社)
- ローマ字の大小
- 丁目番地の書き方(例:1-2/1丁目2番地)
- 階の書き方(例:階/F)
- 電話番号のハイフン有無
- ホームページの記載に誤表記がないか
構造化データをマークアップすることで検索エンジンにより分かりやすく伝えることが出来るのと同じように、NAPも内容を統一することでGoogleに認識してもらいやすくなります。
ポイント③:更新頻度を上げ最新情報を保つ
Googleビジネスプロフィールはアカウントを開設し、基本情報を登録したらそれで終わりではなく、始まりです。
ユーザーの立場で考えてみても分かるように長期間放置されているオンラインの情報を信じられにくく感じるのは当たり前のことです。
一定の更新頻度(できれば2-3営業日)を保ち、最新情報を発信することはユーザーに安心感を与えるだけでなくGoogleビジネスプロフィールの上位表示にも影響を与える部分です。
放置しすぎてしまっては逆効果になる場合もあるため、Googleビジネスプロフィールを使い始める時にはどの位の頻度で更新できそうかを検討してみる必要があるでしょう。
またお店が移転したり連絡先が変わったりした場合はせっかくのお客さんの来店チャンスを失ってしまうことに繋がる為早急に情報を更新しましょう。全ての情報のNAPを揃えることも忘れずに対応しましょう。
ポイント④:適切なビジネスカテゴリを選択する
ビジネスカテゴリの選択はGoogleビジネスプロフィールの登録の中でも特に重要な部分で、間違いのないように適切なカテゴリを選択する必要があります。
ビジネスカテゴリの選択についてGoogleビジネスプロフィールのガイドラインを確認してみましょう。
カテゴリは、ビジネスの事業内容を表し、そのカテゴリの商品やサービスを検索している見込み顧客にビジネスを結びつける役割を果たします。
ビジネスのカテゴリを選択する-Googleビジネスプロフィールヘルプ
たとえば、メインカテゴリが「ピザレストラン」のビジネスは、地元の「レストラン」、「イタリアン レストラン」、「ピザ」を検索したユーザーのローカル検索結果に表示される可能性があります。
つまりもしここで選択したカテゴリとビジネスの内容に相違があるとMEO対策の上位表示の弊害になってしまう可能性が高いです。
今1度確認の意味を込めてビジネスカテゴリの確認をしてみてください。
ポイント⑤:手軽に発信できる投稿機能を活用する
Googleビジネスプロフィールを使いこなすためには最新情報を発信できる投稿機能を活用する必要があります。
投稿機能とはGoogleビジネスプロフィールにおいて赤枠の部分に表示されている、お店が発信したタイムリーなコンテンツを確認できる機能です。
投稿内容にキーワードを入れることで、ユーザーが検索した際により関連情報としてみなされる可能性が高まります。
投稿機能ではテキスト、画像、動画を使ったコンテンツを発信できます。簡潔な文章でユーザーに最新情報を伝えるという意味ではSNSに共通する部分でもあるかもしれません。
特に新商品のお知らせや長期休暇の営業時間などお客さんに今知らせたい情報を発信する時に利用すると効果的です。
ポイント⑥:掲載する写真にこだわる
ユーザーの店舗選定に写真の有無は大きな影響があると考えられます。何故ならいくら言葉で説明がしてあってもコンセプトや雰囲気などの情報は写真で確認する方が圧倒的に理解度が高まるからです。
Googleビジネスプロフィールのガイドラインに記載されているビジネス写真についての項目では、ユーザーにお店の特徴をアピールする効果があるだけではなく、Google サービス上でビジネスを差別化させる効果も期待できるとの記載があります。
MEO対策上位表示の対策としても見落とせないビジネス写真の選択に関してGoogleが示すお店が用意すべきビジネス写真のタイプを整理したので参考にしてみて下さい。
ビジネス用写真のタイプと選定ポイント
写真選定のポイント | |
外観の写真 | お客さんの来店する方向から見えるお店の外観を網羅する。日中と夜の様子もあると良い。 |
店内の写真 | お客さんに内装やコンセプト、お店の雰囲気が伝わる写真を用意する。 |
商品の写真 | 人気商品や代表的な商品の写真があるとお客さんにウリが伝わりやすい。商品の撮影では照明が均等に当たるように注意する。 |
サービスの写真 | 商品だけでなく、スタッフがお客さんに対してサービスを提供している様子が伝わる。 |
食べ物や飲み物の写真 | 飲食店の場合はメニューの登録だけではなく実際の写真があるとお客さんに伝わりやすい。人気メニューの写真を用意する。照明が均等に当たるように注意する。 |
共有エリア | 宿泊施設などの場合は共有エリアの雰囲気が伝わる写真があるとお客さんの選択の助けになる。 |
客室 | 客室タイプごとの雰囲気が伝わる写真を用意するとお客さんの選択の助けになる。 |
チームの写真 | 働くスタッフの写真はお客さんに親密感を感じてもらうのに役立つ。 |
【参照:ビジネス用写真-Googleビジネスプロフィールヘルプ】
ポイント⑦:口コミの管理・返信をする
口コミはお客さんが貴重な時間を割いてお店や他のユーザーのために作成してくれたものであるため、真摯な対応を心掛け営業日2-3日の間には返信をするようにしましょう。
口コミの注意点としては集まる口コミが全て好意的とは限らないという点です。もしお客さんがお店のサービスや商品に満足できなければマイナスイメージを与える口コミが書き込まれてしまうかもしれません。
口コミは放置せずにお客さんとのコミュニケーションの場だと考え、丁寧に対応するようにしましょう。ユーザーにとっても更にお気に入りの店としてリピーターになってくれる可能性も高まるでしょう。
また否定的な口コミの場合も真摯に対応することで番外できるチャンスがあります。お客さんの立場に立ってひとつひとつ対応していきましょう。
ポイント⑧:口コミを増やす工夫をする
本章の冒頭でご紹介した通り口コミの数や評価はGoogleビジネスプロフィールの表示順位を決める要素の第2位にランクインしています。
Googleは、多くの人から評価される店舗・拠点=ユーザーに情報を提供すべき重要コンテンツとみなし、実際に利用したお客さんの反応を重要視しています。
また、口コミが多く集まっているお店には新たに口コミを書き込みやすいという人間の心理があります。そのため口コミを沢山集めるためには普段から口コミを集める努力をしなければなりません。
店舗で声掛けしたり、チラシやQRコードなどを配布してお客さんに呼びかけるという地道な努力がMEO対策上位表示の成功に繋がってくるのです。
さらに、Googleマップの検索結果には口コミの内容が表示されることもあるため、以下の内容を口コミに入れるとより効果的です。
- 検索キーワードに関連する内容
- 具体的かつユーザーニーズをおさえた内容
(サービスや商品、店内の雰囲気、メニューなど)
Googleビジネスプロフィールの口コミの詳しい対策に関しては次の記事も参考にしてみてください。
ポイント⑨:自社サイトのSEO対策を強化
自社サイトを持ちながらGoogleビジネスプロフィールにも登録している場合は結局どちらに力を入れたらいいの?と思われるかもしれませんが、結論から申し上げますと両方対策することで相乗効果が生まれます。
公式サイトのSEO対策を強化し掲載順位が上がれば、Googleのお店に対する認識が上がった状態になります。つまりローカル検索においても自社サイトの掲載順位が考慮されるため、MEO対策上位表示に有効に働くということです。
SEO対策に関してはMEO対策に比べて難易度が上がるため、業者に依頼するのもひとつの手です。
ポイント⑩:自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの紐づけを行う
自社サイトとGoogleビジネスプロフィールそれぞれの対策を行っていくというのが基本ですが、忘れてはいけないのが2つを紐づけしてユーザーがアクセスできるようにするということです。
特に飲食店や美容室などの個人店のサイトはSEO対策を行う中で大規模ポータルサイトとも対抗していかなければいかないため難易度が高いとも言われています。
そこで少しでも自社サイトのアクセス数を増やすためにGoogleビジネスプロフィールと連携させることが有効です。上手く導線が出来ていればユーザーはGoogleビジネスプロフィールと自社サイト両方の情報を参考にしながらよりお店に興味をもってくれるはずです。
自社サイトの会社(店舗)情報ページやアクセスページに、次の2つを記載します。
- Googleマップの共有リンク
- Googleビジネスプロフィール地図情報
ポイント⑪:プログやSNSの合わせ技
ブログやSNSとGoogleビジネスプロフィールを上手く組み合わせて運用していくのも戦略の一つです。これにはサイテーション(引用)というMEO対策上位表示に影響を与える概念が関係してきます。
サイテーションとは?
言葉を直訳すると「引用・言及」という意味です。リンクとは違ってテキストとして言及されているということになります。
MEO対策やSEO対策においては、他のWebサイトやSNSなどでお店の情報がどれだけ紹介されているかという指標になります。
MEO対策上位表示の要素として紹介した「知名度」にも関係する部分ですが、オンライン上でどの位のサイテーションがされているかでGoogleは総合的に知名度を判断しているからです。
いかにお店のサイテーションを増やすかという工夫をする必要があります。
MEO対策上位表示に向けてインサイト機能で分析する
Googleビジネスプロフィールは基本無料で登録、利用ができるサービスですが、なんとページのアクセスやユーザーのアクションを確認できるインサイト機能まで無料で利用が可能です。
MEO対策をするには現状の把握、改善が大事になりますのでインサイト機能を上手く使いこなすことで改善の手掛かりになります。
インサイト機能の概要
まずは基本的なインサイト機能についてGoogleビジネスプロフィールのヘルプの説明を確認してみましょう。
インサイトでは、お客様のビジネス リスティングがウェブ上でどのように検索されたかを確認できます。ビジネス情報の検索には Google 検索や Google マップが使われることが多いため、インサイトではユーザーがそうした Google サービスでお客様のビジネス リスティングをどのように検索し、その後にどのような行動をとったのかに焦点を当てています。リスティングのインサイトに個別にアクセスすることも、まとめてアクセスすることもできます。
インサイトについて-Googleビジネスプロフィールヘルプ
インサイト機能で確認できる項目は次の通りです。
- ユーザーがお客様のビジネス情報を検索した方法
- 検索クエリ
- ユーザーがお客様のビジネス情報の検索に使った Google サービス
- ユーザーの行動
- ルート リクエスト
- 電話
- 写真
- ビジネスが認知されている要因
MEO対策改善に大切な情報である検索キーワードやお客さんのアクションについての情報がこれだけ無料で確認出来たらとても有難いですよね。
例えば、「渋谷 パフェ」というユーザーの検索クエリでの流入が多いのであれば、パフェの種類を増やすというメニュー改善や、美味しそうなパフェの写真をアップするといった対策が行えます。
最後に、使いこなせていない人も多いインサイト機能の使い方も見ていきましょう。
インサイトの確認の仕方
まずインサイト機能はどこから確認したらいいのかご説明します。
パソコンの場合
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- インサイトを確認したいビジネスを選択
- ホーム画面のメニューから【インサイト】をクリック
モバイルアプリの場合
- モバイルアプリの立ち上げ
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- インサイトを確認したいビジネスを選択
- ホーム画面の「閲覧数」「検索数」「アクティビティ数」の下の矢印記号(v)をタップ
- レポートを表示をタップ
パソコンとモバイルアプリで若干の違いはありますが難しい操作をしなくてもインサイト機能を確認することが出来ます。
各項目のレポートを上手く研究してMEO対策上位表示に上手く活かしてみてくださいね。
まとめ
MEO対策上位表示を達成することが出来ればインターネットとスマホが普及した現代に合った集客を強化することが出来ます。
Googleビジネスプロフィールは基本無料で利用ができるのにも関わらず、お店の情報や写真の更新はもちろん最新情報の発信ができる投稿機能や口コミ管理もすることが出来ます。
SEO対策に比べてライバル数が少なくなるためMEO対策上位表示はお店がしっかりと対策を取る事で改善が期待できます。
こちらで紹介したMEO対策上位表示のポイントをしっかりチェックして、お店の集客改善に役立てて頂けたら嬉しいです。