こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「不動産会社を運営しているがGoogleビジネスプロフィール活用法がわからない」
「不動産ビジネスにもGoogleビジネスプロフィールの集客法は効果的なの?」
「不動産がGoogleビジネスプロフィールを使うメリットが知りたい」
そんなお悩みありませんか?
不動産の集客法は、ITやスマートフォンの普及で大きく変わりました。
今や多くのユーザーが、GoogleマップやGoogle検索で不動産会社を探しています。
そこで今回の記事では、不動産会社がGoogleビジネスプロフィールを始めるべき理由や始め方、活用するコツを紹介します。
Googleビジネスプロフィールの運用が初めての方でも、わかりやすい内容なのでぜひ参考にしてください。
不動産の集客でGoogleビジネスプロフィールが欠かせない理由
Googleビジネスプロフィールは、不動産がMEO対策を取るために欠かせません。MEO対策とは「Map Engine Optimazation」の略称で、GoogleマップやGoogle検索で自店舗のGoogleビジネスプロフィール情報ページを、上位表示するための施策のことです。
スマホの普及に伴い、多くのユーザーはGoogleマップ上やGoogle検索で情報を探していることから、Googleビジネスプロフィールを使った集客は、どの店舗にとっても必須となっています。
不動産でもGoogleビジネスプロフィールを使うべき理由としては、以下の点が挙げられます。
不動産の集客でGoogleビジネスプロフィールが欠かせない理由5つ
- ローカル検索と不動産は相性が良い
- ポータルサイトやSEO対策したウェブサイトより上位表示される
- ユーザーはGoogleマップの口コミを頼りにしている
- 基本的に無料で集客ができる
- Googleビジネスプロフィールを活用している不動産会社が比較的少ない
具体的に内容を見ていきましょう。
理由①:ローカル検索と不動産は相性が良い
ローカル検索とは、「天王寺 不動産」「天王寺 賃貸」のように、「地域名+業種」「地域名+ニーズ」といったキーワードで特定のローカルエリア情報について検索することです。MEO対策では、ローカル検索で上位表示されるようさまざまな工夫をします。
不動産は地域密着型ビジネスであるため、ユーザーが不動産を検索するときは必ず地域名や最寄りの駅名を入れて検索しています。
検索結果に自店舗が上位表示されると、露出が高まり集客アップにつながるので、不動産ビジネスにとってMEO対策は相性が良い集客ツールだといえるでしょう。
理由②:ポータルサイトやSEO対策したウェブサイトより上位表示される
不動産の主な集客法として、SUUMOやLIFULL HOME’Sといったポータルサイトへの掲載やSEO対策を強化したホームページ作成が挙げられます。
ところが、適切にMEO対策を取りGoogleマップやGoogle検索で上位表示されると、ポータルサイトやホームページよりも上に自店舗のGoogleビジネスプロフィール情報ページが表示されます。
上の画像は「天王寺 不動産」とGoogle検索したときの検索結果です。
赤枠で囲った部分を「ローカルパック」と呼び、Googleマップの下に上位3位のGoogleビジネスプロフィール不動産情報ページが表示されます。
ローカルパックは検索画面トップに来ていて、SUUMOよりも上に表示されていることが画像よりわかります。
つまり不動産集客において、ポータルサイトやホームページと並んで、Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策が効果的といえるでしょう。
理由③:ユーザーはGoogleマップの口コミを頼りにしている
2021年に実施された株式会社エフェクチュアルの調査によると、不動産を探しているユーザーのうち32.1%が、Googleマップの口コミを参考にしていることがわかりました。これは、1位にランクインした大手ポータルサイトSUUMOの37.3%と僅差の第2位です。
ユーザーがGoogleマップに表示される不動産に寄せられた口コミを、どれだけ重要視しているかうかがい知ることができます。
Googleマップに口コミを表示するには、Googleビジネスプロフィールを作成し口コミ管理する必要があります。特に、できるだけ多くの口コミ数を集め、高い評価を得ることが大切です。
理由④:基本的に無料で集客ができる
Googleマイビジネスは不動産の集客力アップに大きく貢献できますが、ほとんど無料で使えるというメリットがあります。
一方、ポータルサイトを活用した集客は、掲載料や成果報酬手数料がかかってしまいます。
その点、MEO対策を外注しても安価で依頼でき、早ければ1~3か月で効果が出るため費用対効果が非常に高い集客ツールだといえます。
理由⑤:Googleビジネスプロフィールを活用している不動産会社が比較的少ない
飲食店やサロンなど他の業種に比べると、不動産業界ではGoogleビジネスプロフィールを活用しきれていないのが現状です。
特に古くからある不動産会社は、Googleビジネスプロフィールのページはあっても情報登録がされておらず、放置されているページも散見されます。
従って、まだGoogleマップ上ではライバル店が少ないので、MEO対策に今注力すると別店舗よりも競争力をつけられるのでおすすめです。
不動産がGoogleビジネスプロフィールを始める方法
不動産がGoogleビジネスプロフィールを登録して始める方法をお伝えします。特に、2つ目のオーナー確認が重要になるので、忘れないようにしましょう。
不動産がGoogleビジネスプロフィールを始める方法3つ
- Googleビジネスプロフィールに登録する
- オーナー確認をする
- Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
方法①:Googleビジネスプロフィールに登録する
Googleビジネスプロフィールを登録するために、Googleアカウントを発行しましょう。個人のアカウントでも構いませんが、紐づけされてページが作成されるため、ビジネスアカウントを作ることをおすすめします。
Googleビジネスプロフィールの登録で必要な情報
- ビジネス名
- 店舗情報
- 業種の選択
- 登録用の電話番号
詳しい作成方法は、以下の記事をぜひ参考にしてください。
【参照:Googleビジネスプロフィールの使い方!登録方法や注意点まで必要な情報を全て解説】
方法②:オーナー確認をする
Googleビジネスプロフィールの不動産情報ページを検索すると、オーナー確認されていない店舗が多々見られます。
つまり、ユーザーやウェブ上の第三者による情報で作成されているため、正確な情報が載っているとは限りません。
その場合、不動産オーナーが「オーナー確認」を速やかに完了しましょう。
オーナー確認を行わなければ、ページの乗っ取りが起こったり、口コミ欄が荒れてしまったりして、評判を落とす可能性があります。
オーナー確認を完了する方法
- ハガキ郵送
- 電話
- メール
- テキストメッセージ
- サーチコンソール(登録済の場合)
具体的な方法は、以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
【参照:Googleビジネスプロフィールのオーナー確認は重要!方法ややるべき理由を徹底解説】
方法③:Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
Googleビジネスプロフィールのオーナー確認まで完了したら、次は基本情報を充実させます。
営業時間、提供商品や写真、口コミ管理や返信、公式ホームページとの連携、投稿機能の活用など、さまざまな機能を使いましょう。
情報の充実化がMEO対策では必須となるので、早めに入力を済ませることが大切です。
【不動産】Google評価を上げるGoogleビジネスプロフィール活用法
不動産がMEO対策を適切に取るためには、Googleからの評価を上げてGoogleビジネスプロフィールを活用する必要があります。
活用法として、以下の点が挙げられます。
Google評価を上げるGoogleビジネスプロフィール活用法8点
- キーワードを決める
- Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
- 見栄えのいい写真を多く載せる
- 口コミ数を増やして高い評価を得る
- 定期的に最新情報を更新する
- SNSを使って知名度を高める
- NAP情報の統一と構造化マークアップ対策を取る
- 関連サイトのSEO対策を行う
では一つずつ詳しく見ていきましょう。
活用法①:キーワードを決める
不動産に必要なMEO対策では、ユーザーが検索するキーワードを「地域名」+「ユーザーニーズを表す語句」で設定するところから始めます。
「地域名」には「東京都」「大阪府」といった都道府県ではなく、「〇〇区」「最寄り駅」にしましょう。
「ユーザーニーズを表す語句」には、不動産店舗がある地域ごとのユーザーニーズによって異なります。
ファミリー層が多い地域なら「一軒家」「マンション購入」、学生街なら「一人暮らし」など、検索意図を考えましょう。
自店舗の取扱数が多い物件に関するキーワードを設定すれば、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。
不動産のユーザーニーズの具体例
- ビル
- 売買
- 一人暮らし
- 駅前
- 土地
- 中古
- 賃貸
- テナント
活用法②:Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
始めに設定したキーワードと関連性を強めるために、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させます。
検索キーワードとGoogleビジネスプロフィールの情報との関連性の高さは、Googleが評価する上でポイントとなり、MEO対策で表示順位を決める際に重要な要素です。
従って、Googleビジネスプロフィールに不自然にならない程度に、キーワードを散りばめて情報を充実させるようにしましょう。
Googleビジネスプロフィールで入力すべき情報
- 店舗名
- 住所
- 電話番号
- カテゴリ
- 営業時間
- 関連ウェブサイト
- 予約リンク
- ビジネス情報
- 店舗写真
- 周辺地域や治安情報
【参考:「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果 -不動産情報サイト事業者連絡協議会 】
2020年に不動産情報サイト事業者連絡協議会により発表されたアンケート結果によると、不動産を探しているユーザーは、物件情報以外に「周辺の商業施設情報」「治安情報」が必要だと回答しました。
従って、Googleビジネスプロフィールを充実させる際、スーパーやカフェなど物件周辺の施設情報、一人暮らしや子育て世代に向けた治安情報も合わせて発信するようにしましょう。
活用法③:見栄えのいい写真を多く載せる
【参考:「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果 -不動産情報サイト事業者連絡協議会 】
2020年に行われたアンケート結果によると、ユーザーが不動産を訪れる決め手として「写真の点数が多い」が1位にランクインし、2位の「店舗がアクセスしやすい場所にある」と圧倒的な差をつけました。
また、3位に「写真の見栄えがよい」もランクインしており、ユーザーは写真の数と質を重要視していることがわかります。
Googleマップの検索で上位表示されるためにも、写真投稿がとても重要です。
例えば、以下の画像のように、Googleビジネスプロフィールの「商品」ページに物件の写真を載せるようにしましょう。
活用法④:口コミ数を増やして高い評価を得る
Google検索で上位表示されるためには、口コミの数と質が重要です。
口コミをできるだけ獲得するよう、ポップやQRコードを店内に設置し、来店客に投稿を促すようにしましょう。
そのとき、ユーザーが検索しそうなキーワードも含めて書いてもらえるとベターです。
- ユーザーが検索しそうなキーワード(駅近、賃貸など)
- ユーザーニーズを満たすようなキーワード(デザイナーズマンション、仲介手数料無料など)
口コミ返信を行う
ユーザーから寄せられた口コミには、返信してコミュニケーションを取るようにします。
「対応が良かった」「希望の物件に出会えた」などポジティブな口コミに対しては感謝の気持ちを伝え、「思ったような部屋を紹介してもらえなかった」「店舗が汚かった」などネガティブな内容に関しては、真摯に謝罪します。
どのような内容の口コミに対しても、丁寧に返信すれば誠意を示すことが可能です。Googleビジネスプロフィール上の口コミ返信は、投稿したユーザーだけではなく、閲覧者全員に向けて発信する気持ちで対応しましょう。
一方、誹謗中傷のコメントはGoogleに削除依頼が可能です。そのまま放置せず、速やかに対応し口コミページを管理する必要があります。
自作自演の口コミはしない
口コミ数を増やしたいあまり、つい自分で口コミを書きたくなるかもしれませんが、それはご法度です。
自作自演の口コミがバレてしまうと、ペナルティの対象となるからです。
最悪のケースではGoogleアカウントが削除されるだけでなく、ユーザーから信用も失う可能性があります。
Googleのガイドラインを守りながらGoogleビジネスプロフィールを正しく管理しましょう。
活用法⑤:定期的に最新情報を更新する
Googleビジネスプロフィールの情報ページを作成したら、そのまま放置せず定期的にアップデートすることも大切です。
定期的に情報を更新すると、Googleからの評価が上がってGoogle検索で上位表示されやすくなります。
例えば、「商品」ページへ物件情報の追加、営業時間の変更、店舗やスタッフの写真掲載など、メンテナンス作業を怠らないようにしましょう。
投稿機能を活用する
スタッフのおすすめ物件やキャンペーン情報は、投稿機能の活用がおすすめです。
ブログやSNS感覚で更新でき、ユーザーに必要な情報を発信できます。例えば、以下のような投稿を検討してみましょう。
不動産のGoogleビジネスプロフィール投稿機能の活用アイデア
- 季節のキャンペーン:仲介手数料半額/無料
- スタッフおすすめの駅近物件:空き物件の速報
- 近隣情報:カフェ、スーパー、コンビニ、郵便局、学校など
- 新型コロナウイルス対策:アクリル板の設置、検温、消毒など
活用法⑥:SNSを使って知名度を高める
MEO対策を成功させるためには、知名度を高めることも大切です。
例えば、サイテーションと呼ばれる方法を取り、自店舗の名前、電話番号、住所、公式ホームページが、他のウェブサイトやSNSで言及されるよう工夫しましょう。
例えば、インスタグラムやツイッター、フェイスブックでハッシュタグをつけて自店舗の名前を拡散するのもおすすめです。
露出する機会が増えると、Googleからの評価も高まるのでSNSの活用も検討しましょう。
活用法⑦:NAP情報の統一と構造化マークアップ対策を取る
NAP情報の表記を統一し、サイテーションを行いましょう。NAP情報は、以下の内容を指します。
- 店舗名(Name)
- 住所(Address)
- 電話番号(Phone)
構造化マークアップとは、テキストやコンテンツの情報をGoogleクローラーが正しく認識する記述方法で、サイテーションと合わせて行うことが大切です。
Googleの検索エンジンがNAP情報を正しく理解すると、上位表示につながりMEO対策が取れるので、従業員全員に表記統一を徹底するよう伝えましょう。
活用法⑧:関連サイトのSEO対策を行う
知名度を上げるための施策の一環として、関連ウェブサイトのSEO対策を行いましょう。
ユーザーがよく検索するキーワードを盛り込みながら、関連ウェブサイト内の情報を充実させます。例えば、キーワードを使ってブログ記事や最新情報の更新、物件の選び方やお役立ち情報を更新するといいでしょう。
公式ホームページなど関連サイトのSEO対策も強化することで、MEO対策につながります。
まとめ
不動産の集客アップには、Googleビジネスプロフィールを利用したMEO対策が不可欠です。
地域密着型の不動産ビジネスは、ローカル検索と相性が良く、MEO対策の結果が出やすいという傾向があります。
もし運用がまだならオーナー確認から始めて、Googleビジネスプロフィールを定期的に更新し、ローカルパックへの上位表示を狙いましょう。