Googleビジネスプロフィールの動画を作成・編集するときのコツと注意点を解説

Googleビジネスプロフィールの動画を作成・編集するときのコツと注意点を解説
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こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。

「Googleビジネスプロフィールに動画を投稿したいけど、どのような動画を撮影すればよいのかわからない」
「どうすればユーザーに注目をしてもらえる動画が作成できるのか知りたい」
「なぜか動画を投稿できない、拒否されてしまう」
このようなお悩みはありませんか?

Googleビジネスプロフィールでは、写真やテキスト以外にも動画を投稿できて、より多くのユーザーに魅力を伝えられます。

そこで今回は、Googleビジネスプロフィールにおける動画のメリットと作成のコツ、注意点を紹介します。

この記事を参考にしていただくことで、今まで以上に自社の情報を発信できて、集客効果を高められるでしょう。

目次

Googleビジネスプロフィールの動画とは?

Googleビジネスプロフィールでは、写真やテキストと同じように動画を投稿できます。写真では伝えられない内容を動画にして、ユーザーにより魅力を伝えられるでしょう。

ケイビーカンパニー株式会社では、以下の動画をアップしています。

ケイビーカンパニーの動画

実際の動画は、こちらから確認できます。

Googleビジネスプロフィールに動画を投稿するメリット

Googleビジネスプロフィールの動画には、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、各データが示す調査結果をもとに紹介します。

メリット①より多くの情報や魅力を伝えられる

動画では、映像・テキスト・音声で表現できることから、画像の何倍もの情報を伝えられます。

BtoB動画配信ツールを提供するアメリカの企業「Wistia(ウィスティア)」が2016年に行った調査によると、動画のないページと比較して、動画のあるページが平均で2.6倍、滞在時間が長かったと発表しています。

動画のあるページのほうが2.6倍になる

引用:Our Videos Dramatically Increased Our Visitors’ Time on Page – Wistia Blog

これは動画のあるページは平均7分21秒(左)、動画のないページは平均2分48秒(右)滞在したことを示すグラフです。

さらに調査結果によると、長時間の動画を1本視聴しているのではなく、1分前後や10~20秒程度の動画を2・3本視聴していることもわかっています。

ページの滞在時間が長ければ、そのぶんユーザーはたくさんの情報を得ているはずです。滞在時間が長ければよいというものではありませんが、長く閲覧されるページはユーザーにとって良質なコンテンツといえるでしょう。

メリット②来店意欲、購買意欲を高めることができる

動画は動きや音声で魅力を伝えられると同時に、視聴したユーザーの来店意欲や購買意欲を高めます。

動画配信プラットフォームを提供するアメリカの企業「BRIGHTCOVE(ブライトコーブ)」が2015年に行った調査によると、動画のあるページのほうが自然検索(オーガニック検索)による流入の数が157%多く、滞在時間も105%増加した結果が出ています。

As a result, your audience will be engaged and your marketing team can expect to see on average a 157% increase in organic traffic from search engines, a 105% increase of time on site, and 2 times overall conversion compared to a non-video marketing strategy. That’s something to celebrate!

引用:Create Compelling Video Experiences | Brightcove

また、オンラインマーケティングを行うアメリカの企業「WordStream(ワードストリーム)」が2021年に行った調査によると、動画があるページの平均CVRは4.8%、動画のないテキストのみページの平均CVRは2.9%であると発表しています。

Video on a landing page can increase conversions by 80% or more.

The average CVR for websites using video is 4.8%, compared to 2.9% for those that don’t use video.

引用:75 Staggering Video Marketing Statistics for 2021 | WordStream

CVR(コンバージョン率)とは、商品やサービスの購入・申し込み率。顧客転換率とも呼ばれる

すなわち、動画は自社の商品の魅力を伝える手段として効果的であり、購入・申し込みといった利益にもつながりやすいといえるでしょう。

メリット③好感度や認知も高められる

口コミやSNSの投稿を見たうえで、商品の比較や購入をした経験はありませんか?

動画作成サービスを提供するアメリカの企業「Animoto(アニモト)」が2018年に行った調査によると、購入した商品やブランドを知ったきっかけとして、SNSの動画広告がFacebookなどのSNSが最も多いと発表されています。

たとえばInstagramの場合、ストーリーズ(24時間で消える投稿)を購入のきっかけにしている人が多く、消費者のうち48%のユーザーがブランドが発信する投稿を見て購入に至ったといいます。

Instagram too is on the rise, especially in the Stories department. According to our own survey, Instagram has emerged as a purchase driver. 48% of consumers on Instagram said that they have made a purchase due to a brand’s video on the platform in 2018. This was a significant increase from 32% last year.

引用:30+ Video Marketing Statistics from 2018 to Help You in 2019 – Animoto

また、WEBマーケティングなどを行うアメリカの企業「HubSpot(ハブスポット)」が2017年に行った調査によると、ブランドや企業に求めるコンテンツとして、動画を挙げる人が消費者の50%以上と最も多い結果となっています。

ブランドや企業には動画を求めているHubSpot

引用:The Ultimate Guide to Video Marketing

動画は映画やアニメを見るだけではなく、企業は動画を通してユーザーとつながり、潜在顧客に対してもうまくアプローチできるツールといえるでしょう。

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Googleビジネスプロフィールに動画を投稿する手順

たくさんのメリットや効果がある動画は、Googleビジネスプロフィールでどのように投稿すればよいのでしょうか。パソコンとスマホから投稿する方法を紹介します。

スマホから動画を投稿する手順

スマホの場合、ブラウザとGoogleビジネスプロフィールのアプリ、どちらからも動画を投稿できます。

ブラウザからGoogleビジネスプロフィールに投稿する手順

  1. Googleビジネスプロフィールのページにアクセス、左上の3本線を選択
  2. 出てきたメニューから「写真」を選択、「動画を追加」ボタンを選択
  3. 「パソコンから動画を選択」ボタンを押して、任意の方法でスマホ内に保存している動画をアップロードする(パソコンからと書いてありますが、スマホ内のフォルダが開きます)
動画をアップロードする手順 スマホ-ブラウザ

Googleビジネスプロフィールのアプリから投稿する手順

  1. インストール後、アプリを開いてGoogleアカウントでログインをする
  2. アプリ画面の右下にある「投稿」を選択
  3. 「写真や動画を追加する」を選択して、動画をアップロードする
動画をアップロードする手順 スマホ-アプリ

パソコンから動画を投稿する手順

パソコンから動画を投稿する手順は、写真と同じ方法です。

パソコン(ブラウザ)で動画を投稿する手順

  1. Googleビジネスプロフィールにログインする
  2. 左上の3本線からメニューを開き「写真」を選択
  3. 「動画を追加」から動画をアップロードする
パソコンで動画をアップロードする手順1
パソコンで動画をアップロードする手順2

Googleビジネスプロフィールに投稿する動画を作成するときのコツ

Googleビジネスプロフィールの動画で魅力を伝えたり、集客効果を高めたりするためには、ユーザーにとって質の高い動画を提供しなければなりません。

では、どのような動画を撮影・編集すればよいのでしょうか。

ユーザーの五感を刺激する動画を作成する

五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の感覚を指します。視聴者に伝えられることは、目で見る視覚と耳で聴く視覚のみですが、香りや味が想像や、触れてみたいという感覚は刺激できるでしょう。

肉や魚を焼く音、肉の照り、ピザからトロッとしたチーズが伸びたものなど、美味しそうだと感じさせる写真・映像の表現を「シズル感」といいます。特に飲食店では「食べてみたい」と感じてもらうことが、集客効果につながるでしょう。

何を伝えたいのかテーマを決めたうえで作成する

オーナーが伝えたいことだけを詰め込んだ動画では、ユーザーの訴求効果を高めることはできません。詰め込んだ結果、長時間の動画になってしまってもユーザーは飽きてしまい、動画から離脱してしまいます。

商品やサービスを紹介したいのなら、特定のテーマに限定して紹介してみてください。

たとえばダイエットアイテムやヘアケアアイテムがほしい人は「痩せたい」「髪をきれいにしたい」それぞれ違う解決策を求めているでしょう。ふたつのテーマを1本の動画にまとめると、ユーザーは動画の見づらさやを感じます。

ひとつの動画を長くする必要はありません。特定のテーマにフォーカスした短めの動画をいくつかアップロードして、ユーザーに見たい動画を選んでもらうほうが、より内容の濃い情報を発信できるでしょう。

伝えたいテーマが決まっている、五感を刺激する動画は、たとえ十数秒でもユーザーの訴求効果を高めます。

建物内やサービスの内容がはっきりわかる動画を撮影する

大前提ではありますが、動画にしたい対象物がはっきりとわかるように撮影しましょう。

店舗内の雰囲気を伝えたいのであれば、広角でお店全体が見渡せるように撮影をしてみてください。

商品を撮影するのであれば、手に持ったり何かと並べてサイズを比較したりしてサイズ感を伝える、色味や明るさを調節して対象物が鮮明に見えるようにするとよいでしょう。

商品の使い方や店舗までのアクセスを動画にする

自社で提供している商品の使い方を説明することにより、ユーザーの購買意欲を高められます。動画を見ているユーザーは「買ってみたい」気持ちがありながらも、何か不安や迷いがあると考えられるでしょう。

  • 商品を使うことにより得られる効果
  • 「これなら自分も使える」という不安の解消
  • ユーザー自身が使っているイメージ

この3つを押えた動画にすれば、動画をきっかけに商品の購入やサービスの利用といったコンバージョンへとつなげられます。

これと同様に、主要な駅や建物などから店舗へのアクセスを動画にすることもおすすめです。近所にあるものの足を運んだことがないユーザーなどに対して、実際に足を運んでもらうきっかけになるでしょう。

ユーザーがもつぼんやりとしたイメージを動画にすることで、頭の中で描いている悩みや不安が解決して、集客効果につながりやすいのです。

鮮明な映像を投稿する

動画のテーマ以前に、何が見えているのかわからないほど画質が悪い、明るすぎる・暗すぎる映像は動画としてアップすることは控えましょう。

どれだけよい動画の構成にして、アピールしたいサービスがよいものでも、何が写っているのかわからなければ動画の効果はありません。

何本もの動画をアップしても、ユーザーに思いが伝わらなければ意味はないのです。大前提ではありますが、撮影・編集した動画を客観的に見たうえでアップロードしましょう。

Googleビジネスプロフィールに動画を投稿する際の注意点

動画を作成するときのコツを踏まえて、どのような点に注意して投稿すればよいのでしょうか。

ガイドライン「投稿コンテンツに関するポリシー」を守る

Googleビジネスプロフィールでは、動画を始めとするテキストや写真の投稿コンテンツに関するポリシーが定められています。そのなかでも特に、動画に関するポリシーを遵守することが大切です。

写真と動画では、以下がガイドラインとして記載されています。

・撮影禁止の場所で撮影した写真や動画は公開しないでください。他人の私有地または一般公開されていない場所の写真や動画を、その土地の所有者の同意なしに公開することは認められません。
・ご近所の方への配慮を常に心がけ、識別可能な人物が写っている写真や動画は、撮影された本人の許可なく投稿しないでください。プライベートな側面が強く、人々が自身の画像を公開することに抵抗がある地域では、特にこの点に留意してください。
・規制対象の商品が偶発的に写り込むことは許可されます。
・許可されるコンテンツ(偶発的な描写):レストランの動画で、ワインを楽しむ客が背景に写っている
・許可されないコンテンツ:動画の全編を通してアルコール飲料に焦点が当てられている(動画のメインテーマがアルコール)

引用:投稿コンテンツに関するポリシー-Googleビジネスプロフィールヘルプ

店舗の敷地内で撮影するのならおおよそ問題はないと考えられますが、たまたま外を歩いていた人の顔や姿が映ってしまうことはあるでしょう。モザイク処理などをして、周囲の人への配慮をすることが大切です。

動画の最大長さは30秒

アップできる動画の長さは、最大で30秒です。30秒を超えると、動画がアップロードできないケースがあります。

商品紹介などをするときは、伝えたいことをテキストにしたり、早回し機能を使うなどして、要点のみを見せるようにすれば、コンパクトかつ訴求効果の高い動画に仕上がるでしょう。

ファイルサイズは最大75MB

動画のファイルサイズは、最大で75MBまでです。75MBを超える動画は「ファイルの上限を超えました」とエラーメッセージが表示されて、アップできません。

動画のファイルサイズが大きくなる原因には、解像度が高いことが考えられます。解像度を落としたくないのであれば、動画の時間を短くするなどして対処しましょう。

解像度は720p以上

アップできる動画の解像度は720p以上です。ファイルサイズが75MBを超えたからと、安易に解像度を落とすと画質が悪くなり、ユーザーに魅力を伝えられません。

Windowsの場合、ファイルを右クリック→プロパティ→詳細タブから解像度をチェックできます。

動画の解像度をチェックする方法

ビデオのフレーム高が解像度です。この動画の場合、解像度は720pとなっています。解像度が720p以下の動画をアップした場合、動画がアップされないケースもあるため、事前にチェックしておきましょう。

オーナー権限をもたないユーザーも動画を投稿できてしまう

Googleマップに表示されたビジネス情報には、オーナー以外の一般ユーザーも動画や写真の投稿ができます。動画をアップしてもらうことにより、お店の情報が充実するという大きなメリットがあります。

一方で、オーナーの意思にそぐわない動画や、あまり見られたくないものが写っている動画などもアップされる可能性があるのです。

万が一、意図しない動画がアップされているときは、ビジネス情報から動画を選択して、動画や写真の左上に記載されている「問題の報告」を行いましょう。

ユーザーがアップした動画を削除する方法

動画の投稿が拒否されて投稿できないときの対処法

Googleビジネスプロフィールに動画をアップしても、すぐに投稿できない、投稿が拒否されるケースは少なくありません。うまく動画が投稿できないときは、以下3つのポイントを確認しましょう。

①Googleのポリシーに違反していないか確認する

まずは、動画のガイドラインの要件を満たしているかチェックしてみましょう。

  • 時間:最大 30 秒
  • ファイルサイズ:最大 75 MB
  • 解像度:720p 以上

そして、中傷や性的なこと、暴力を助長する不適切なコンテンツだととらえられるような内容ではないかも再確認してみてください。

意図的に不適切なコンテンツをアップするオーナーはいないはずですが、動画を客観視して問題点がないか今一度確認してみてください。

②投稿を拒否されそうな単語が入っていないか確認する

動画を説明するテキストのなかに、性的なことや医薬品、酒を勧めることを助長させる文言は、投稿を拒否される可能性があります。

エステやリラクゼーションサービスにおいては、お尻や胸を連想させる単語、薬の名称を出して効果を伝える、使用を促すと拒否されやすいのです。(医薬品や酒を勧めることそのものはポリシー違反です)

表現を遠回しにしすぎるとユーザーに伝わりづらいものの、適切かつ伝わりやすい表現に変更してみましょう。

③Google側のバグにより拒否されている可能性がある

ポリシーがガイドラインに違反しておらず、適切なテキストを添えて動画をアップしても、反映されるまで時間がかかったり拒否されたりするケースがあります。

この場合、Googleビジネスプロフィール側のバグが考えられるでしょう。

2020年、Googleビジネスプロフィールのテキスト投稿や写真・動画のアップが拒否された件は、Googleビジネスプロフィールによるバグだったと発表されています。

何度動画をアップしても投稿できないときは、Googleビジネスプロフィールのヘルプコミュニティをチェックして、バグが発生していないか確認をしてみてください。

まとめ

Googleビジネスプロフィールで動画を投稿すれば、テキストや写真よりたくさんの情報と魅力を発信できます。

大前提として、動画のガイドラインや投稿のポリシーを遵守しなければ、ユーザーに魅力を伝えられないどころか、Googleからペナルティを受けることも考えられるでしょう。

もしGoogleビジネスプロフィールで動画が投稿できない、拒否されるのであれば、今一度ガイドラインを確認してみてください。

ルールを守ったうえで素敵な動画を作成して、多くの人にビジネスを認知してもらいましょう。

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