こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「もっとジムの集客を強化したい」
「ジムの集客が伸び悩んでいる」
「効果的に集客できる方法を知りたい」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
ジムの集客では、紹介キャンペーンや無料体験などオフラインでの集客方法に加え、Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策やSNSを活用したトレーニング情報やコロナ対策などの情報発信が重要です。
この記事では、ジムの集客をアップさせる方法や、おすすめの集客方法、コロナ禍におすすめの施策などについても 紹介します。
この記事を読むことで、スポーツジムのより効率的な集客法がわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。
スポーツジム業界の動向
2011年からスポーツクラブ業界は、売上、会員数ともに右肩上がりを続けてきました。しかし、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、売上、会員数ともに、大きく減少しているのがわかります。
スポーツクラブには、トレーニングマシンやプール、ダンス教室などが利用できる総合型の大型施設と、限られたスペースでヨガ、ダンス、エアロビ、格闘技などのレッスンを受けられる小型施設があります。
2011年からジム業界が右肩上がりに成長してきた理由は、近年の健康志向ブームが大きな要因です。
シニア世代の健康思考の高まりや、パーソナルトレーニングジムのテレビCMなども、ジム業界にとって追い風となっています。スポーツジムの認知度アップと需要の増加により、全国各地でスポーツジム、フィットネスジム、パーソナルジムなどが増え、競合が多くなりました。
競合が増えた上に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も重なり、ジムの集客は厳しい状況になっています。
スポーツジムの集客に戦略が必要な理由
闇雲にジムの集客を始めると、いつになっても成果が出ないということになりかねません。ジムの集客を成功させるためには、戦略が必要です。その理由を解説します。
集客競争が激しくなっているから
先ほど述べたように、スポーツジム、フィットネスジム、パーソナルジムなど様々なスポーツクラブが増えたことによって、顧客の取り合いが激しくなっています。
ユーザーがスポーツジムを選ぶときには、自宅や勤務先から通いやすい場所を選ぶ傾向にあります。
健康ブーム以前は、ジムの数が少なかったため、エリア内の顧客の囲い込みができました。しかし、同じ地域にいくつかのジムができたことにより、エリア内の顧客の奪い合いになっているのです。
ユーザーのニーズが変化してきているから
ジムに通う人が増えたことによって、スポーツジム、フィットネスジム、パーソナルジムなど通うユーザーのニーズが多様化してきました。例えば、以下のようなニーズが挙げられます。
- 健康を維持したい
- 痩せたい
- 部分痩せしたい
- 筋肉をつけたい
- メリハリのある体になりたい
- 運動の習慣をつけたい
- ストレス発散したい
この他にも様々なニーズが考えられます。こうした顧客のニーズを汲み取り、他のジムにはないサービスを展開することが、選ばれるスポーツジムになるために重要となってきています。
WEB集客の影響力が大きくなってきているから
これまでのスポーツジムの集客は、チラシの配布、看板設置、街頭広告など、エリアの顧客にアプローチするものが主流でした。
しかし、WEBの影響力が大きくなってきたことで、エリア外の顧客にもリーチできるようになったのです。
ジムから離れた地域の顧客にも簡単に情報を届けられるようになったので、人気のあるジムと人気のないジムの二極化が起きるようになりました。
WEB集客に関する正しい知識を知って、実践していかなければ、生き残りが難しい時代になっているのです。
スポーツジム集客のコツ
ジムの集客を成功させるためのポイントとなる、5つのコツを紹介します。
①ターゲットを明確にする
まずは、集客のターゲットを明確にしましょう。
誰でも良いから集客をしたいという方針だと、発信する内容が誰の心にも響かない内容になってしまいます。ターゲットが若者なのか、高齢者なのかで、アプローチが全く異なってきます。ターゲットを決めるために既存顧客の以下のような点を分析してみてください。
- 性別(男性、女性、男女両方)
- 何歳くらいの人が
- 何曜日の
- どの時間帯に
- 何人くらい
- どれくらい滞在しているか
- どんな職業か(学生、主婦、会社員)
- どんな目的か(健康維持、筋力アップ、減量、楽しく体を動かすこと、ヨガなどのレッスン)
これらの点を分析してみましょう。自分のジムはどのようなお客さんに人気なのかを知った上で、どんなお客さんに来てもらいたいのか、集客したいターゲットを設定してみてください。
②集客エリアの選定を行う
①の「ターゲットの選定」と同時並行で行うべきなのが、自分の店舗がアプローチすべきエリアを分析することです。これを「商圏分析」といいます。
以下のデータを参考に、どのエリアに力を入れてアプローチすべきかを分析しましょう。
- 人口、世帯、人口特性
- 年収特性
- 昼夜人口
- 既存顧客が住んでいるエリア
これらの情報を分析することで、ターゲット獲得のために、どのエリアに力を入れてジム集客を行っていくべきかが見えてきます。
WEBを使ったオンライン集客では、エリアをまたいで集客を行うことができますが、WEBを使わないオフライン集客では、エリア選定が特に重要です。
③競合店との差別化
他のジムと同じことをやっていては、お客さんは来てくれません。競合店との違いを明らかにして、自分のジムならではの魅力を発信していきましょう。
まずは、競合となるジムをピックアップし、次に競合店の強みと弱みを分析します。
競合店に多く通っているのは、どのような人たちか分析することで、競合店の強みと弱みが見えてくるのです。
競合店と差別化できる点はどのような点か、また競合店の弱みを自店の強みにできないかという視点で戦略を考えましょう。
④ジムに通う価値を発信する
自分のジムの魅力を発信していくのと合わせて大切なのが、ジムに通う価値を発信していくことです。
- 運動不足が解消できる
- いつまでも若々しくいられる
- ストレス発散になる
- いつまでも美しくいられる
- 体型をキープできる
など、他にもジムに通うメリットはたくさんあります。
ジムに通うことを決めている人だけでなく、ジムに通おうか迷っている人たち向けて発信することで、より多くの人にアプローチできますよ。
⑤無料カウンセリング・体験キャンペーンを行う
どこのスポーツジムに通うか迷っているユーザーにとって、無料カウンセリングがあったり、無料で体験できるサービスがあったりすると安心です。
ユーザーは最初、実際にジムに足を運ぶことに抵抗を感じます。
無料カウンセリングや、無料体験キャンペーンがあると、ユーザーがジムに訪れるハードルが低くなるので、そこで良い印象を与えられれば会員になってくれるチャンスが一気に大きくなるのです。
オンラインで行うジムの集客法
情報を素早く、より多くの人に届けられるネットを使った集客がオンライン集客です。オンラインを使って行う、ジムの集客におすすめの方法を紹介します。
ホームページを作成し、SEO対策を行う
ホームページを作成して、検索で上位表示を狙う方法です。
ユーザーがネット上で、「ジム」「フィットネス」などと検索した時に、サイトが上位に表示されていれば、より多くの人に自分のお店を知ってもらえます。
自分のサイトを、Googleやyahoo!などの検索エンジンで上位に表示するための対策を、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策といいます。
Googleは、ユーザーの役に立つサイトを上位に表示させるので、ホームページをただ何となく作るのではなく、ユーザーのことを一番に考えて作成しましょう。
例えば、以下のような点に気をつけてみてください。
- ホームページ内の情報を整理する
- 運営者を明確にする
- ジムの場所とアクセスを明確にする
- 表示速度が遅くない
- ユーザーの導線が明確(問い合わせフォーム、連絡先などが明記されている)
- 常に最新の情報に更新しておく
SEOで上位表示を狙うには、この後解説する、GoogleビジネスプロフィールやSNSとの掛け合わせもポイントです。多方面から発信して、ネット上での信頼を得るのが大切です。
リスティング広告を出す
リスティング広告とは、ユーザーが検索するキーワードに対して表示できる広告です。
そのキーワードに関心があるユーザーにピンポイントでアプローチできます。ユーザーがクリックした時に初めて広告料が発生する仕組みなので、無駄が少なく効率の良い広告の出し方です。
例えば、以下のようなキーワードに絞って広告を出せます。
- スポーツジム
- パーソナルジム
- ヨガ
- フィットネス
- ピラティス
自分のジムに来てほしいユーザーが検索するであろうキーワードを設定しましょう。しかし、検索結果に「広告」と記載されるので、あえてクリックしないユーザーも多いことは、頭に入れておいてください。
Googleビジネスプロフィールに登録してMEO対策を行う
Googleビジネスプロフィールに登録すると、Googleマップ上に自分のジムを表示できます。
「新宿 ジム」「渋谷 ジム」など、「地域+業種名(サービス名)」で検索することをローカル検索といいます。ユーザーがローカル検索をした時に、検索結果の一番上にGoogleマップが表示されるようになっています。
上位3位までをローカルパックといい、ローカルパックに表示されると、ユーザーへの露出が高まり、認知度アップが期待できるのです。
ローカル検索結果や、Googleマップの検索結果で上位表示させるための対策をMEO(Map Engine Optimization:マップエンジン最適化)対策といいます。
自分のジムを上位に表示させるためのMEO対策は、以下のような施策が挙げられます。
- Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
- 定期的に投稿して、キーワードとの関連性を高める
- 口コミを集める努力をする
- 口コミの返信や管理を行う
- 常に最新の情報に更新しておく
- 公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを連携させる
- 公式サイトやSNSのNAP情報(店名・住所・電話番号)を統一する
- SNS発信にも力を入れてサイテーションを獲得する
Googleビジネスプロフィールは誰でも無料で使えるツールなので、ぜひ活用してみてください。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
MEO対策で店舗集客を成功させる方法!具体的なやり方を詳しく解説します
SNSを活用する
Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSを活用する集客の方法です。
SNS集客は、コストをかけずに無料で始められます。それぞれのSNSの特徴に合わせて発信していくのが大切です。
Instagramのリール機能(ショート動画を投稿できる機能)は、ジムとの相性が良いツールです。
「二の腕トレーニング」「腹筋メニュー」「背筋メニュー」「太もも痩せ」「お尻引き締めメニュー」など、部位別に動画をアップするのもおすすめです。
通常の投稿では、トレーニングのポイントや、食事の注意点などをまとめた文字投稿を行うとユーザーから人気を得やすいので、ぜひ取り入れてみてください。
Instagramは、拡散力が弱いSNSなので、適切な「#(ハッシュタグ)」をつけて、ユーザーに投稿を見つけてもらいやすくしましょう。
ハッシュタグの例は以下の通りです。
- トレーニング
- 筋トレ
- 筋トレ男子
- 筋トレ女子
- ダイエット
- ボディメイク
- 筋トレ好きな人と繋がりたい
- 筋トレ好きさんと繋がりたい
Twitterには、「リツイート機能」といって、他人の投稿をシェアできる機能があるので、一番拡散力が高いSNSです。
ユーザーに役立つ情報を発信すると、シェアしてもらえる可能性が高くなります。
Twitterでは、写真は4枚、動画は1つ投稿でき、文字は140字までしか投稿できないので、簡潔にまとめましょう。
文章での訴求もしやすいので、ジムの無料カウンセリングや、無料トレーニング体験のキャンペーン情報などを投稿するのもおすすめです。
Facebookは、実名登録は基本で、ユーザーの設定次第では、大まかな所在地もわかることがあります。地域のユーザーとつながるのには一番便利なSNSです。
ジムの公式アカウントとして、法人アカウントを立ち上げれば、簡単なホームページとしての役割も果たしてくれます。
例えば、早朝トレーニングイベントなどの告知や、参加申し込みなども行うことができるので、必要に応じて活用してみましょう。
LINE
LINEは、既存の顧客とのやりとりをスムーズに行うために有効なツールです。
お客さんが、ジムの公式アカウントをお友達登録することで、ジムと直接連絡を取り合えるようになります。電話が億劫という方も多いので、LINEを通して予約などをしてもらうのも良いですね。
LINEでは、一斉送信の他、タイムラインの投稿機能が使えます。おすすめトレーニングや、食事やトレーニングの注意点などを定期的に発信することも可能です。
SNS広告
SNS広告は、リスティング広告と同じように、広告を届けるターゲットを絞りやすいのが特徴です。
Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSで、広告を設定できます。
「〇〜〇歳、性別、居住地、〇〇に興味がある人」など、細かく条件を設定できるSNSもありますので、例えば「40〜50歳、女性、足立区、ヨガに興味がある人」など、自分のジムのターゲットに合わせて設定してみましょう。
YouTubeに動画をアップする
SNSに比べると編集の手間はかかりますが、SNSとはまた違った層にアプローチできます。
ジムを探している人だけでなく、ダイエットや筋トレ動画を見たい人にもリーチできるので、新たな顧客を開拓しやすいのも特徴です。
長めの動画も投稿できるので、実際のトレーニング風景や、ユーザーと一緒に行うトレーニング動画なども投稿してみましょう。
YouTubeのコメント欄を通じて、ユーザーとコミュニケーションがとれる点も良いですね。
オフラインで行うジムの集客法
続いて、オフラインの集客を紹介します。
オフライン集客は、ネットに慣れていない世代の集客に効果的です。多くの人にアプローチするのは難しいですが、高齢者をターゲットにしている場合は取り入れてみてください。
チラシを配布する
チラシの配布には、ポスティングと、新聞折込などがあります。
ポスティングは、新聞をとっていない家庭にもチラシを配布できるのがメリットです。しかし、お店のスタッフ自ら配布しなければならないという手間がかかります。
新聞折込は、新聞をとっていない家庭にしか配布できませんが、自分で配り歩く手間はかかりません。
ジムの入会キャンペーンや企画などを行う時に、積極的にチラシを出すと、見てもらいやすくなります。
紹介キャンペーンを行う
紹介サービスとは、すでにジムに通っているお客さんから、家族や友人にジムを紹介してもらう方法です。
信頼できる人から紹介してもらうことで、ジムに入会するハードルが下がりやすくなります。紹介する側にも、紹介される側にもメリットを設定しておくと、より積極的に紹介してもらえるようになりますよ。
無料体験キャンペーンを行う
無料トレーニンぐの体験や、見学などを行えるキャンペーンを行う方法です。
ジムに訪れて、施設やトレーニングの様子を見学できたり、実際にトレーニングやレッスンを体験できるのは、ユーザーにとっては大きなメリットです。
無料体験キャンペーンを通して、「このジムは自分に合っているか」「先生はどんな人か」「施設や雰囲気は自分好みか」など、様々な情報を得ることができます。
無料体験キャンペーンで一度体験することで、入会へのハードルも低くなるのがポイントです。
街頭広告を出す
駅や道の広告枠に、広告を掲載する方法です。
そのエリアに住む人や、通勤する人にアプローチできます。「ジムに通おうかな」と思ったタイミングで、思い出してもらえるきっかけになる可能性があります。
雑誌やフリーペーパーなどに掲載してもらう
雑誌やフリーペーパーは、高齢者や主婦層にアプローチしやすい方法です。
スポーツジムのクーポンや、ジムのキャンペーン情報を載せることで、目に留めてもらいやすくなります。
載せてもらう媒体によって、掲載料が異なりますので、リサーチしてみましょう。
コロナ禍でも集客できるジムになるための施策
コロナ禍で、ジムの集客が落ち込んでいる店舗も多くあります。コロナ禍でも安定した集客を行うための施策を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
感染対策を徹底する
コロナ対策には、以下のような例が挙げられます。
- 頻回清掃の実施
- 受付、待合い室、更衣室、ロッカー、ドアノブ、トイレなどの消毒
- 除菌、空気清浄機の稼働
- 換気
- お客さんの人数制限
- スタッフの手洗い、手指消毒の実施
- 器具、備品の管理(洗浄、消毒、殺菌)
- スタッフのマスク、フェイスガードの着用
- スタッフの検温、健康観察
- お客さんへのマスク着用のお願い
- お客さんへの手指消毒のお願い
- お客さまへの検温のお願い
ジムの状況や、スタッフの勤務状況などによって、できる対策は限られるかもしれません。しかし、コロナ対策をしていることで、お客さんが安心してジムに通えるようになりますので、できる限りの対策を行いましょう。
感染対策の内容を積極的に発信する
店内で実施しているコロナ感染対策を、まずは会員に周知するのことが大切です。
その上で、会員以外にも知ってもらえるように、ホームページ、SNS、Googleビジネスプロフィールなどを通して発信していきましょう。
オンラインレッスンを導入する
オンラインレッスンを取り入れることで、コロナ感染を不安に感じている人や、遠方に住んでいる人たちに向けてもレッスンを行うことができます。
特に器具を使わずにできるトレーニングや、ヨガ、エアロビなどはオンラインレッスンに切り替えることも可能です。
グループレッスンからパーソナルレッスンまで、ニーズに合わせてコースを用意するのも良いですね。
オンラインを使ったアプローチが集客成功の鍵
オフライン集客とオンライン集客では、リーチできるユーザーの量や範囲が大きく異なります。
不特定多数のユーザーに、広く情報を届けるためには、オンライン集客を活用するのが効果的です。SNSやGoogleマップは、今すぐ無料で取り組めるので、コロナ禍でもリスクなく始められる手法です。
自分のジムがどのユーザー層をターゲットにしているかによっても、集客ツールの選び方が変わってきますが、今後の時代の流れも見据えながら、オンライン集客に力を入れ始めてみてください。
まとめ
今回紹介した集客法をうまく組み合わせながら、自分のジムに合った方法を見つけてみましょう
「戦略→実践→分析」を繰り返すことで、徐々に自分の店舗と相性の良い集客法がわかってきます。
オンライン集客に重きを置きながら、コツコツ発信を続けてみてください。