こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「飲食店の集客にはグルメサイトを利用するべき?」
「グルメサイトの登録を検討しているけど、どれを選べばいいの?」
「グルメサイトより費用を抑えて集客できる方法を知りたい…」
そんなお悩みありませんか?
グルメサイトは多くのユーザーがお店選びの参考にしているツールではありますが、利用する際にはメリットとデメリットを知って、正しく利用する必要があります。
今回はどんなグルメサイトがあるのか、グルメサイトのメリットとデメリットは何か、飲食店のオンライン集客のコツついて詳しく解説します。
この記事を参考にしてお店に合った集客方法の選択ができるようになれば、より費用を抑えて、効率的に集客効果を出すことができます。
大手グルメサイトの情報比較
飲食店の集客を始めるのに、多くのお店が検討するであろうグルメサイトですが、数が多くサイトごとの違いが分からないと感じている方も多いでしょう。
まずはクックビズ株式会社が2020年に実施した「飲食企業のグルメサイトの利用状況についての調査」を元に、利用率の高いグルメサイトを確認してみましょう。
上位から順に食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、Google地図検索、Rettyと続いています。
4位のGoogleの地図検索は、Googleビジネスプロフィールと呼ばれる店舗情報をGoogleサービス上に表示する無料ツールのことで、グルメサイトではありません。
Googleビジネスプロフィールに関しては、後ほど説明する予定ですので、ここではGoogle地図検索を除いたトップ5件のサイトの比較をしてみましょう。
食べログ | ぐるなび | ホットペッパーグルメ | Retty | トリップアドバイザー | |
会員数 | 100.3万人(有料会員) | 約1,935万人 | 約8000万人 | – | 1億3,700万人以上(国内外) |
月間利用者数 | 約1億1,113万人 | 約5,600万人 | 約5,200万人 | 約4,000万人 | 約2億人 |
店舗登録数 | 約81万店 | 約49万店 | 約75万店 | 約80万店 | 約500万店 (国内外) |
ユーザー属性 | PC:40代~50代が半数以上スマホ: 各年代ともまんべんなく分布 | 30~50代メイン | 20代女性メイン | 20~30代男性40代女性 | – |
クーポン機能 | あり | あり | あり | あり | あり |
掲載プラン | 従量課金+ライトプランS:10,000円 ベーシックプランS:25,000円 プレミアム5プランS:50,000円 プレミアム10プランS:100,000円 | ビギナー会員プラン:月額1万円〜4万9999円 正会員プラン:月額5万円以上 | B:32,000円〜40,000円 A:64,000円〜69,000円 SS:120,000円 SSP:180,000円 | ブロンズ:19,000円 シルバー:28,000円 ゴールド:48,000円 ラーメンプラス、そば・うどんプラス、バープラス:12,000円 | 地域ごとに料金設定あり |
【参照:食べログ媒体資料2021.04-06】
【参照:2021年3月期 ぐるなび第2四半期決算説明会資料】
大手のグルメサイトを比較すると、掲載プランの料金やユーザー層など、それぞれのさいとごとに特徴があるのがお分かりいただけるかと思います。
次からご紹介するグルメサイトの特徴を良く知ってから、お店に合ったグルメサイトを選択することが重要です。
※データはできるだけ正確で最新のものから引用していますが、参考程度にご利用頂きますようお願い申し上げます。
無料プラン完備のグルメサイト一覧(全19サイト)
やはりグルメサイトの利用で気になるのは、登録・使用に伴う費用ではないでしょうか?
ここからは、無料でも利用できるグルメサイトを一挙ご紹介します!
①食べログ
【参照:食べログ公式サイト】
- 日本最大級の店舗データベース
- ユーザーによる多様な口コミ4,213万件以上
- グルメサイトの中でも検索上位表示される
グルメサイトといえば思いつく人も多い、国内最大級の規模を持つグルメサイト、食べログです。月間の利用者数も多く、店名検索を行うと食べログのサイトが最上位に表示されるという状況も多く見掛けられます。
お店からの情報だけでなく、実際に訪れたユーザーの口コミ掲載を重視することで、ユーザーから選ばれるグルメサイトを目指しています。
有料プランを利用することで、集客に効果的な標準検索やゴールデンタイム枠における優先表示機能を使うことができます。
店舗準会員 | 無料 |
ライトプランS | 10,000円 |
ベーシックプランS | 25,000円 |
プレミアム5プランS | 50,000円 |
プレミアム10プランS | 100,000円 |
②ぐるなび
【参照:ぐるなび公式サイト】
- 「お店の価値が伝わる」店舗ページ
- 英語・韓国語・中国語での多言語表示に対応
- オーダーメイドの年間販促計画を提案
ぐるなびは1989年にサービスがスタートした、グルメサイトの中でも歴史をもっているサイトです。サイト利用で貯めたポイントは、ドコモや楽天ポイントなどに交換が可能で、使い勝手の良さが伺えます。
有料会員になると、経営ノウハウが記載された会員向け雑誌や、ユーザーの情報をまとめたレポートを受け取ることができるなど、手厚いWeb販促のコンサルティング力も魅力です。
スタートプラン | 無料 |
ライトプラン | 11,000円 |
ベーシックプラン | 33,000円 |
③ホットペッパーグルメ
【参照:ホットペッパーグルメ公式サイト】
- ネット予約利用者数NO.1
- 空席状況が一目でわかる
- 各種ポイントの利用が可能
国内最大級の飲食店検索・予約サイトであるホットペッパーグルメは、2018年7月1日時点で、全国に約100,000店の加盟店を持っています。大規模サイトだけあって、店舗ページのレイアウトや機能も充実しているため、効果的にユーザーにアピールできます。
クーポン機能も豊富に準備がされており、新規顧客獲得に有効です。各種ポイントと提携しており、無駄なくポイントを使えるのもユーザーに選ばれる理由の1つです。
無料掲載プラン | 無料 |
有料プラン | 要問合せ |
④エキテン
【参照:エキテン公式サイト】
- エキテン利用者数月間650万人以上
- 150以上の業種に対応、さまざまな業種で利用可能
- 完全無料で集客を強化できる
エキテンは初めてネット集客を行うお店、お客様との接点を増やしたいと考えているお店などに、無料で導入しやすいと好評なグルメサイトです。店舗情報を無料掲載できる理由は、無料ページにエキテン内の広告を表示し、収益化するという独自のシステムを採用しているからです。
店舗情報や写真の登録、口コミへの返信など、操作もシンプルに行えるので、「とにかくグルメサイト登録に挑戦してみよう」というお店にもおすすめです。
無料会員 | 無料 |
有料会員 | 月額5,000円(初期費用30,000円) |
⑤Retty
【参照:Retty公式サイト】
- 「行ってよかった」オススメのお店”を実名で紹介
- 無料会員登録でお店情報を掲載可能
- アクセス状況などのマーケティング情報も確認できる
グルメサイトの中では珍しい、実名登録を基本しているサイトです。グルメサイトの口コミ評価の信頼度を上げるための施策として有効で、ユーザーが信頼できる情報を提供するという目的があります。
Rettyで登録した基本情報や最新情報は、自動的にGoogleビジネスプロフィールに連携されるため、Googleビジネスプロフィールとの併用にはもってこいです。
無料会員 | 無料 |
有料会員 | 要問合せ |
⑥ジモティー
【参照:ジモティー公式サイト】
- 地元情報の掲示板
- 完全無料で利用可能
- 地域に特化した情報サイト
ジモティーは地域情報を交換できる、様々な用途で利用可能なサイトです。一見すると、飲食店の集客に使えないように思えますが、「地元のお店」という項目には15万件以上の情報が掲載されています。
無料で利用できるので、特に店舗周辺エリアでの集客を強化したいときには、利用してみるのも良いかもしれません。
無料会員 | 無料 |
⑦駅近ドットコム
【参照:駅近ドットコム公式サイト】
- 無料で店舗登録で初期費用もなし
- 一つのアカウントで、複数の店舗情報を掲載可能
- スマホからも登録・編集可能
サイト公開から1年3ヶ月足らずで25,000店舗を超える掲載数を誇る、勢いのあるグルメサイトです。駅近ドットコムは様々なサービスを展開し、多方面からお店の運営のサポートをしています。
「お店」のあり方を支える新サービスが今後もリリースされる予定とのことで、集客改革をしたいと考えているお店は注目の価値があるでしょう。
無料会員 | 無料 |
有料会員 | 要問合せ |
⑧街のお店情報(お店のミカタ)
【参照:街のお店情報公式サイト】
- 電車の沿線や駅名から検索可能
- 地域に特化した店舗情報を提供
- 掲載店舗数8,053,208件
ホットペッパーが運営する、エリアに特化した情報検索サイトです。地域のビジネスを掲載しており、エリア名や駅名、沿線などからお目当てのお店を探すことができます。
アクセスランキングを表示やカテゴリ検索など、無料で利用できる機能も充実しています。
無料会員 | 無料 |
⑨Yelp(イェルプ)
【参照:yelp公式サイト】
- 世界最大級のローカルビジネス紹介サイト
- インバウンド狙いなら登録して損なし
- 月間1億人を超えるユーザー数
アメリカの店舗情報が豊富なサイトで、飲食店以外の美容室やサロンなども掲載されています。レビューの質が高いという特徴があり、海外からの観光客の来店が見込める地域では、特に効果が期待できるでしょう。
無料会員 | 無料 |
⑩トリップアドバイザー
【参照:トリップアドバイザー公式サイト】
- 会員数1億3,700万人以上
- 世界的に認知度のある旅行情報サイト
- 海外からの集客に効果的
トリップアドバイザーはアメリカ、イギリスで多くのユーザー数を獲得しているサイトですが、近年では日本のユーザーも増加しています。トリップアドバイザーでは、ユーザーからの評価でランキング形式で表示されます。
店舗情報を充実させ、ユーザーが見やすいページを作り上げることも重要です。
ベーシックプラン | 無料 |
プレミアムプラン | 要問合せ |
⑪KitchHike
【参照:KitchHike公式サイト】
- 「食・旅・交流」に興味関心が高い人が利用しているコミュニティサイト
- 「食でつながる暮らしをつくる」ための仕組みとして2013年にサービス開始
- ユーザー層は20~40代
KitchHikeは食を通して交流を深められるコミュニティサイトです。「食」といった共通項を持って集まったユーザーに、お店の情報を届けることができます。
掲載料は無料ですが、利用料に際して、お客様がサイトを通して来店した時に成果報酬として費用が発生します。
無料会員 | 追加費用発生あり |
⑫開店ポータル
【参照:開店ポータル公式サイト】
- 登録店舗数214,048店舗
- オンラインサービスを展開する様々な企業を紹介
- 店舗・企業のサービスオンライン化を応援するポータルサイト
開店ポータルは、店舗や企業のオンラインサービス情報をお届けするサイトです。今までになかった「オンラインサービスのシェアリングエコノミー型メディア」として、店舗・企業を開店ポータルメンバーがインタビューし、掲載する取り組みも行っています。
オンラインサービスを開始する店舗・企業の情報を集約し、情報を発信したい店舗・企業とユーザーを結び付け、市場の活性化を図る目的を持って運営されています。
掲載料 | 無料 |
⑬ぐるめネット
【参照:ぐるめネット公式サイト】
- 店舗ページをクリックすると一目で営業時間中かどうかがわかる
- 気になる条件、並び順で検索可能
- ブックマークや応援コメントで行きたい・行ったお店を保存
お店のホームページがが0円で簡単に開設・掲載でき、いつでも編集更新可能なサイトです。2021年9月現在、本来有料オプションである、ネット予約受付機能が1年間無料で利用可能です。
管理画面もスマホ対応なので、いつでも編集・管理ができます。
掲載料 | 無料 |
⑭BAR-NAVI
【参照:BAR-NAVI公式サイト】
- SUNTORY運営すの日本最大級のバー専門検索サイト
- 月間約100万PV、掲載店数約6,000店
- 良質なお客様にアプローチ可能
BAR-NAVIの調査結果によると、ユーザー層は、週に1回以上、月に1-3回BARへ行くコアファンが7割で、確度の高いお客さんにアピールできます。駅名やエリアでの検索はもちろん、口コミやバー訪問記などのコンテンツからお気に入りのお店を探すことができます。
掲載は無料ですが以下の条件があるようです。
BAR-NAVIへの掲載は、下記基準を満たすBAR業態様に限らせていただきます。○サントリーのウイスキーを4種以上お取扱いいただける店舗様(同じブランド名で、エイジングや製法(熟成方法)の異なる商品は1種、2種と数えます。)※ただし、弊社が不適当と判断した場合につきましては、弊社基準に基づき掲載の判断をさせていただきます。
BAR-NAVI公式サイト
サントリーバーテンダーズクラブ会員登録 | 無料 |
⑮クックドア
【参照:クックドア公式サイト】
- 東建コーポレーション株式会社運営
- 実際にお店を訪れた方の「生の声」を掲載
- オールジャンルの飲食店対応
クックドアでは、エリアや店名から簡単に検索することが可能です。飲食店の基本情報や口コミはもちろん、お店のメニューや外観・内装などが分かる投稿写真・投稿動画も充実しているのでお店選びに役立ちます。
飲食店の基本知識・用語集や多彩なグルメ情報、飲食店周辺の生活施設(タウン情報)などのコンテンツも提供中です。
掲載料 | 無料 |
⑯食べタイム
【参照:食べタイム公式サイト】
- 登録加盟店舗数約23,000店(2016年7月現在)
- ユーザー課金型の会員制グルメサイト
- 飲食店様は広告料・登録料・送客手数料など無料
食べタイムは他のグルメサイトとは違って、ユーザー側が課金をして入会するタイプのシステムで構築されており、飲食店は無料で掲載可能です。食べタイムを導入している会員企業は、会社の福利厚生として利用している場合が多く、質の高いユーザーにアピールできます。
サイト掲載には「独自の掲載基準」により審査が行われ、通過した店舗のみが掲載可能です。
利用料 | 無料 |
⑰favy(ファビー)
【参照:favy公式サイト】
- 月間閲覧数6,700 万人
- 活用店舗数30,000 店
- 「お店のことを知ってもらう」ことが得意なメディア
単にユーザーがお店探しをするサイトではなく、お店の良さを知ってもらうことを目的としているサイトです。SNSとの連携も強化されていて、、自社でSNS運用するよりも格段に効率よくユーザーにアピールできます。
店舗のネット予約機能、プレスリリース支援サービス、最新の顧客管理機能などが利用できます。
無料会員 | 無料 |
プレミアムプラン | 要問合せ |
⑱PayPay
【参照:PayPay公式サイト】
- スマホやパソコンがあれば無料で導入可能
- 一番使われているQR決済で集客アップ
- 売上金額に関わらず自動で翌日入金だから安心
決済システムとして有名なPayPayですが、実は多くのユーザーがPaypPayからお店探しを行っているのです。勢いのある決済システムだけあって、今後電子決済の利用率が上がれば、それだけ集客にも期待が出来ます。
独自のキャッシュバックキャンペーンなどを定期的に行うこともあり、他店との差別化にも有効かもしれません。
導入費・決済システム利用料 | 無料 |
⑲Every Town
【参照:Every Town公式サイト】
- 会社・ショップがよく判る地域情報サービス
- 人、街、企業、お店を繋ぐ
- 質問形式のプロフィールでお店をアピール
新規登録したお店や企業の情報、働くスタッフの情報、ブログなどが見やすくまとめられています。お店のホームページがない場合は、サイトに登録することで、オンライン上の店舗情報を充実させることができます。
無料サービスなので気軽に始めてみることもできるでしょう。
会員登録 | 無料 |
有料プランのみのグルメサイト一覧(12サイト)
次は有料でのみ利用できるグルメサイトをご紹介します。
有料サイトは集客強化などはっきりとした目標がある場合や、他のお店との差別化を図りたいときなどに有効です。
①一休.com レストラン
【参照:一休.com レストラン公式サイト】
- ハイクラスなお店を紹介
- 会員数850万人以上
- 独自の掲載基準あり
紹介しているお店は、特別な日のディナーやお祝いに使われるような、都市部のレストランが多くなっています。その分サイトの雰囲気も、シンプルながらも高級感のある印象です。
コンセプトが一致している店舗にとっては、ニーズのあるユーザーにアピールできる良いチャンスになるでしょう。掲載には一定の基準があり、審査を通過する必要があります。
掲載 | 有料(要問合せ) |
②レポハピ
【参照:レポハピ公式サイト】
- お店のPR記事をライターが取材して作成
- 口コミ力のあるSNSユーザーの集客に特化
- 記事が閲覧された回数に応じた料金設定
SNSユーザーに効果的にアピールできるのが、レポハピならではの特徴です。SNSのアクティブユーザーの中で、お店の利用層に合った人に招待状を配信し、実際に食事をしてもらいます。
招待状は、属性や口コミ力の評価から、配信条件設定することが可能です。集客を強化したいと考えているターゲット層に、ピンポイントで集客を掛けることができます。
格安プラン | 初期費用:20,000円 月額料金:最大3,500円(閲覧数基準) |
安心プラン | 初期費用:20,000円 月額料金:定額 5,500円 |
充実プラン | 初期費用:20,000円 月額料金:定額 7,500円 |
③ヒトサラ
【参照:ヒトサラ公式サイト】
- 料理人の顔が見えるグルメメディア
- プロが担当する写真と文章を掲載
- 15,251人の料理人情報
ヒトサラは、食を楽しみたい人のための、美味しいお店との出会いを提供するグルメメディアです。お店の集客のポイントとして、ファンの獲得を掲げ、掲載する写真や文章のクオリティーを重視しています。
ヒトサラではお店の基本情報だけでなく、料理とその作り手の情報を丁寧に掲載することで、情報の信頼度を高めているサイトです。
掲載料金 | 有料(要問合せ) |
④出前館
【参照:出前館公式サイト】
- メニュー選定、価格設定、写真撮影、販促グッズ提供など出店準備をサポート
- 人手をかけず、タブレットで注文受付・管理
- 利用店舗80,000店舗以上
コロナ渦の生活様式に合わせて、一層注目されるようになったデリバリー、全国の出前・デリバリー注文が可能なのが出前館です。自店舗で配達要員がいない場合でも、出前館に登録することで、出前館の持っている配送網を利用して、デリバリーサービスを始めることができます。
メニューの選定や価格設定、商品撮影や販促グッズの提供など、デリバリーを始める準備を全面的にサポートしてくれるのが魅力です。
利用料 | 初期費用(20,000円/無料キャンペーン実施) 従量料金(注文数に応じて設定)配達代行手数料 |
⑤Uber Eats
【参照:Uber Eats 公式サイト】
- デリバリーサービスの先駆けとして有名なサ―ビス
- 既にアクティブなユーザーにアプローチできる
- 掲載店舗 600,000 軒以上
カナダのトロントからスタートしたUber Eatsは、日本でも着実にその知名度を高めているサービスです。Uber Eatsのパートナー配達員は、サービスに登録した一般の人であり、配達員の数も増加しています。
お店の紹介ページでは、店舗ごとのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズができるようになっています。利用者の年代としては20~40代が多くなっているようです。
利用料 | 初期費用(50,000円)手数料(注文に応じて設定) |
⑥Yahoo! ロコ
【参照:Yahoo!ロコ公式サイト】
- 月間6,800万人が利用のYahoo! JAPAN各種サービスと連携
- 初期導入費・固定料金0円の成果報酬型で利用可能
- シンプルで使いやすい機能搭載
日本の検索エンジンにおいて、一定の利用者を確保しているYahoo!が運営しているグルメサイトです。検索エンジンやマップとのサービス連携により、お店の認知度を高める効果が期待できます。
日々の店舗運営に忙しい利用者のために、予約管理機能と店舗の情報入稿機能が独立しており、難しい操作なしにお店の情報が管理できます。
利用料 | 有料(要問合せ) |
⑦EPARK
【参照:EPARK公式サイト】
- 会員登録数2,000万人突破
- グルメを始め医療、美容、ペットなど多ジャンルの予約受付が可能
- 単発のお客さんをリピーターにするという目標を掲げている
様々なジャンルの施設・サービス予約が行えるのが、EPARKです。医療や美容、生活、カーライフなど普段からEPARKを利用しているユーザーは、飲食店探しも同じサイトで済ましてしまうことも多いでしょう。
スマートフォンから順番待ちや予約が簡単にできるので、少しでも時間を有効に使いたいというユーザーに支持されています。
利用料 | 有料(要問合せ) |
⑧OZmall
【参照:OZmall公式サイト】
- 女性向けの飲食店・サロン・ウェディング予約サイト
- 会員数200万人を突破
- 「東京女子の恋とキレイを応援する」がコンセプト
OZmall(オズモール)は首都圏女性情報誌「OZmagazine」のWEB版として、1996年に運営が開始されました。女性をターゲットとしたサイトは、シンプルながらもオシャレ感のあるデザインでまとめられています。
高級ホテル・レストラン・ヘアサロン・ウエディング会場の予約や、まるで雑誌のような特集記事、心理テストや占い、プレゼント企画などが掲載されています。
掲載料 | 有料(要問合せ) |
⑨SAVOR JAPAN
【参照:SAVOR JAPAN公式サイト】
- 海外からの観光客向けの集客強化
- 英語・中国語・台湾語・韓国語に対応
- 月間利用者数100万人突破
訪日外国人向けに効果的な集客が期待できる、情報グルメサイトです。SAVOR JAPANユーザーは、香港・台湾・アメリカの比率が高いとされています。
インバウンド顧客の特徴としては、サービスの利用単価が高いことが挙げられるため、適切に集客を行うことで売上アップに繋がる可能性があります。
利用料 | 有料(要問合せ) |
⑩旅色
【参照:旅色公式サイト】
- 旅行に特化した情報検索サイト
- 電子雑誌の発行で知名度アップを図っている
- プロの編集者監修の記事や企画の掲載
「泊まる」「食べる」「遊ぶ・観る」「お取り寄せ」などの目的別に、エリアを指定して情報を検索できるサイトです。旅行という一般的にユーザーの関心度が高いトピックに絞って情報発信を行っているため、関連ワードの検索からのサイト流入も期待できます。
大都市だけでなく、小さな町の魅力を発信するような、にっちなニーズにも対応しているサイトです。
利用料 | 有料(要問合せ) |
⑪美味案内
【参照:美味案内公式サイト】
- お店とユーザーのマッチングサイト
- 単発利用でなく、リピーター獲得が目標のお店向き
- 国内最大級経路検索サービス「乗換案内」と連携
月間総検索数2億回の「乗換案内」との連携することで、徒歩を含めたお店までのルート案内や終電のお知らせなど、ユーザーが必要な情報を提供しているサイトです。プロの編集者が、そのお店の本当の魅力を引き出し紹介することで、お店のファンを作る事ができます。
リピーター獲得サポートとして、「割引目当てではない来店者」がわかる機能という独自のシステムも導入しています。
利用料 | 有料(要問合せ) |
⑫meeats. ミーツ
【参照:meeats公式サイト】
- 動画で見れるグルメサイト
- ポイントをギフト券と交換可能
- 予算に応じた店舗情報を制作可能
飲食店の情報を動画で掲載できるという、これまでになかった斬新なサービスです。メニューやお店の雰囲気を動画で確認できるので、ユーザーのニーズとの食い違いを解消できます。
動的コンテンツが流行しているのに合わせて、お店らしさを伝える手段として動画を選択してみるのも良いかもしれません。
利用料 | 有料(要問合せ) |
グルメサイト利用のメリット
グルメサイト一覧を紹介してきましたが、「グルメサイトに登録すると何がいいの?」という疑問を持っている方も、いらっしゃるでしょう。
飲食店がグルメサイトを利用するメリットを解説します。
サイト集客をしなくてよい
飲食店が自分の公式サイトを運営する時に、なにより苦労するのがアクセス数を増やすこと、つまりユーザーにサイトを見てもらうことです。
グルメサイトに登録する場合は、グルメサイト自体の知名度を利用できるため、自分で集客をする必要がありません。
ある程度のユーザーがいるグルメサイトや、お店のターゲットに合ったユーザーがいるグルメサイトを選ぶことが重要です。
ユーザーの利便性が高い
グルメサイトの大きな特徴としては、比較してお店選びができるということが挙げられます。
ユーザーは1つ1つのお店のページを確認するという手間を省き、かつ多くのお店を比較したいという気持ちを持っているため、利便性の高いグルメサイトを利用します。
また、グルメサイト上でそのままオンライン予約してくれる可能性が高いというのも、飲食店がグルメサイトに登録するメリットです。
グルメサイトの付随機能を利用できる
多くのグルメサイトには、クーポン、オンライン予約、ユーザー分析など、飲食店側が利用できる機能がそろっています。
自社サイトでそれらの機能を搭載しようとすると、費用と時間を掛けてホームページを作り上げる必要がありますが、グルメサイトに登録すればすぐに利用できます。
ユーザーがお店選びから予約までを、どれだけスムーズに行えるかで、オンライン予約の成功率が上がるため、グルメサイトの搭載機能は無視できません。
グルメサイト利用のデメリット
しかしグルメサイトの利用には、いくつかのデメリットがあるのも事実です。
グルメサイト登録の前に、デメリットの部分もしっかりと検討したうえで手続きを進めましょう。
登録に高額な費用が掛かる
グルメサイトを利用するには、平均してひと月で数万~数十万の費用が掛かると言われています。
今回の記事では無料でも利用できるグルメサイトをいくつかご紹介していますが、有料プランに比べると無料プランには、何らかの制限があるのが一般的です。
例えばユーザーの検索表示順に影響が出たり、ページのカスタマイズが細かくできなかったりという点です。
無料の利用でも集客効果が出なければ、登録した意味がなくなってしまうので注意です。
登録=集客とはいかない
グルメサイトは他にも多くのライバル店舗が登録しているため、広告費を出さないと上位表示されないサイトが多いです。
費用を掛けて登録したからと言って、必ずしもユーザーがあなたのお店のページを訪問して、なおかつ予約をしてくれるとは限らないのです。
グルメサイトを利用して確実に効果を上げようと思うなら、広告費用を増やす必要があり、長期間の運営になると、負担が大きくなることも考えられます。
クーポン目当てのお客さんはリピーターにならない
グルメサイトでは初回クーポンが配布されていることが多く、毎度クーポン狙いのお客さんもいるのが現状です。
つまりグルメサイトからの集客は割引を使っての新規顧客集客には適しているものの、リピーター獲得の難易度は高いということです。
お店のファンになってくれるユーザーを増やすためには、クーポンやキャンペーンといった施策が別途必要でしょう。
飲食店の集客に関しては、こちらの記事もご参考ください。
上位表示される条件がサイトごとに違う
後ほど詳しくご紹介する、Googleビジネスプロフィールでは上位表示させるには明確な基準があるため、飲食店の担当者が自分で店舗情報を改善していくことができます。
しかしグルメサイトにおいては、表示基準は運営会社によって決まるので、広告費を出す以外には表示順位の改善が難しい場合が多いです。
現状把握や改善活動がしにくいというのも、グルメサイトのデメリットの1つでしょう。
ユーザーの飲食店選びに起きている変化
最近ではグルメサイトに対するユーザーの姿勢が変化しており、グルメサイトの登録を検討している飲食店は次の情報を知っておく必要があります。
飲食店探しでグルメサイトを信用していないユーザー増加
株式会社TableCheckが2021年に行った「グルメサイトに関する意識調査」によると、グルメサイトの点数やランキング表示、3割が「信用しない」と答えています。
今回のアンケート調査結果では、「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」の3大グルメサイトすべてで、「あまり信頼していない」「まったく信頼していない」と回答した割合が、「信頼していて店選びの基準になっている」と回答した信頼派の割合を、大きく上回った。
株式会社TableCheck「グルメサイトに関する意識調査」
このように情報の信頼性に疑問を持っているユーザーが増えているという結果が出ている以上、グルメサイト登録は慎重に検討する必要があるでしょう。
飲食店選びでGoogleマップを重要視する傾向が強まる
一方で株式会社エフェクチュアルが2021年に行った「口コミ・レビューに関する意識調査」によると、次の様な結果になっています。
「飲食施設を選ぶとき、どのサービスの口コミ・レビューを参考にするか」を聞いたところ、2019年に引き続き、1位は「食べログ(54.5%)」だったが、割合としては13.4ポイント減少した。一方で2位の「Googleマップ(44.5%)」は7.8ポイント増加という結果になった。
株式会社エフェクチュアル「口コミ・レビューに関する意識調査」
この結果からは、グルメサイトの情報には、サクラが居たりや店舗側に都合の良い情報が掲載されていたりするのでは…というユーザーの心理がうかがえます。
グルメサイトの信憑性に疑問を持ったユーザーが、Googleマップを使った検索を重視し始めているという変化がみてとれます。
グルメサイトを使わず集客できるのはGoogleビジネスプロフィール
本章では無料で集客に利用できるGoogleビジネスプロフィールについて、詳しく解説します。
グルメサイトGoogleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、GoogleマップやGoogle検索上に、店舗情報を表示できる無料サービスです。
Googleビジネスプロフィールを使って出来ることは次の通りです。
- 店舗・拠点の基本情報を掲載できる
- 店舗・拠点の写真を掲載できる
- 口コミの管理・返信ができる
- リアルタイム情報やキャンペーン・新商品などの発信できる
- 情報の分析ができる
- 無料でサイト作成ができる
これだけの機能が利用できるGoogleビジネスプロフィールの登録が済んでいない場合は、下の記事を参考に登録を進めてみましょう。
グルメサイトよりGoogleビジネスプロフィールおすすめな理由
高額な費用が掛かるグルメサイトと比べて、Googleビジネスプロフィールは無料で利用できます。
長期的にリピーターを増やしていくには、ポータルサイトよりもGoogleビジネスプロフィールを使ったMEO対策のメリットが大きくなるでしょう。
また、まだ十分にMEO対策(Googleビジネスプロフィールを使った上位表示対策)ができている飲食店が少ないので、今参入するメリットは大きいです。
グルメサイト内では、熾烈な競争が繰り広げられていますが、MEO対策ではライバルは近隣の店舗に限られます。
ライバルが絞られることで、個人店でも効果を出しやすいというメリットがあります。
Googleビジネスプロフィールを上手く活用するポイント
Googleビジネスプロフィールも、ただ基本情報を登録して放置しているのでは、集客効果は望めません。
Googleビジネスプロフィールで効果的な集客をするポイントは次の通りです。
- 適切なビジネスカテゴリを選択する
- 適切なキーワードを選択する
- キーワードを意識してビジネス情報を充実させる
- お店の雰囲気が分かる写真を投稿する
- 投稿機能でキャンペーンをお知らせする
- 口コミを増やして返信・管理する
- 最新かつ正確な情報を提供する
- NAP(店名、住所、電話番号)情報を統一する
- お店のサイテーションを増やす
Googleビジネスプロフィールでいかに上位表示を狙うか、そのポイントをまとめた記事もチェックしてみてください。
まとめ
グルメサイトは飲食店の集客に有効な手段ですが、運営には高額な費用が掛かります。
またリピーターを獲得しづらかったり、ユーザーのグルメサイト離れの傾向が出てきたりしている中で、グルメサイトを登録する前にデメリットについてもしっかり知っておきましょう。
費用を掛けずに飲食店の集客をするには、Googleビジネスプロフィールがおすすめです。
お店に合った集客方法を検討できるようにしましょう。