こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「レンタカービジネスの集客方法が知りたい」
「地域で自店舗の認知度を高めたい」
「レンタカーの利用者を増やしたい」
そんなお悩みありませんか?
レンタカー市場は拡大しているといっても、どうやって集客すればいいかわからないことってありますよね。
レンタカービジネスの集客では、まずターゲットに合ったプランを作成することと、オフラインとオンライン集客の併用が重要です。
そこで今回の記事では、まず拡大するレンタカー市場について解説し、個人や法人向けレンタカープランの具体例や、簡単に誰でもできる集客方法を解説します。
マーケティング初心者でも取り組みやすい、無料の集客方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
拡大するレンタカー市場規模
始めに、レンタカー市場について解説します。
市場調査会社の(株)富士経済が2020年に発表したレポートによると、2019年のレンタカー市場は4,900億円規模で、約10年後の2030年には倍以上の1兆1,500億円へと拡大すると予測しています。
【参考:MaaS の国内市場を調査 – 株式会社富士経済プレスリリース】
つまり、レンタカー市場は成長していることがうかがい知れます。
その他にも、注目市場としてカーシェアや配車サービス、駐車場シェア市場が取り上げられ、どれも10年間で大きく拡大すると報告されました。
この背景に、人々の車離れが進んでいる点が挙げられます。
「モノ」を所有する時代から、「シェア」や「経験」する方に関心が移っているためです。
従って、今後レンタカーを利用する人が増加すると期待できるでしょう。
レンタカービジネスの集客はターゲットに合ったプラン作成から始まる
レンタカービジネスを軌道に乗せるためには、集客する前にターゲットを決めて、ターゲットのニーズに合ったプランを作成することが大切です。
レンタカーの顧客をターゲットごとに分類すると、以下のようになります。
- 地元住民
- 地元企業
- 観光客
- 中古車購入者
それぞれどのような特徴があり、どんなプランを作成すればいいか見ていきましょう。
地域住民
地域住民にレンタカーを利用してもらいたいとき、まずお店の周辺にどのような世帯の人たちが多いかチェックします。
働き盛りの家族世帯が多いならSUVやコンパクトカーといったファミリカー、若い一人暮らし向けにはデートでも使えるハイブリッドカー、富裕層が多く住んでいるなら高級車や外車など、ターゲットが好む車を用意することが大切です。
「家族でおでかけレンタカープラン」「レンタカーデートプラン」といった名称をつけて、ターゲットにアピールしましょう。
地元企業
周辺に企業が多い場合は、「法人契約プラン」を作成しておきましょう。
従業員や出張者に車を用意する必要のある企業にとって、車を所有すると維持や管理に膨大なお金がかかります。
レンタルする方が経費を抑えられるので、喜ばれるプランです。
利用料金プランや支払い方法をわかりやすく設定し、清掃やメンテナンスも完璧に行っていることをアピールするといいでしょう。
観光客
レンタカーの店舗が観光地にある場合、観光客に向けたプランを作成しましょう。
移動の多い観光客にとっては「乗り捨てプラン」が喜ばれます。
例えば、A市の空港でレンタカーを借りて、次の観光地であるB市まで移動してそこでレンタカーを乗り捨てることができれば、旅行者にとって便利になります。
多店舗展開しているレンタカーショップの場合、乗り捨てプランは作成しやすいので、ぜひ検討してみましょう。
レンタカーの中古車購入者
意外かもしれませんが、レンタカーは中古車販売とも相性のいいビジネスです。
「車をレンタルしてしまっては、中古車が売れなくなってしまわないか」という声もあるかもしれませんが、そんなことはありません。
「実際に乗ってみてから購入したい」というユーザーもいるので、「中古車お試しレンタカープラン」を作成し、レンタカー利用後に購入を決めたら割引や特典をつけるなどして、購入を促しましょう。
レンタカーのオフライン集客方法
レンタカービジネスで集客するには、オフラインとオンラインの2種類の方法があります。
ここではまず、オフラインの集客法をお伝えします。
のぼり旗をあげる
のぼり旗は、集客アップに効果があるため昔から使われています。
近くを歩いている人だけでなく、車に乗っていても目に入る集客アイテムです。
のぼりにPRしたいプラン、ターゲットの特徴、電話番号、QRコードなどを記載し、アピールしましょう。
のぼり旗のカラーも重要で、店舗のイメージカラーや「赤」や「黄」など注意を引く色を使うと、より効果的に周知できるでしょう。
チラシを配布する
レンタカーサービスのチラシを作成し、配布するのも有効な集客方法です。
作成したチラシは、新聞折込として使用したり、近隣の住宅や店舗、企業にポスティングすることもおすすめです。
「このチラシを見てご来店していただけると初回〇%OFF」など特典をつけておくと、利用者数アップが期待できます。
レンタカーのオンライン集客方法
次に、オンラインを使ったレンタカーの集客方法を解説します。
集客方法①:Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策
まずは、Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策を紹介します。
MEO対策とは、自分のお店をGoogleマップやローカル検索で上位表示させる施策で、「ローカルSEO」とも呼ばれています。
例えば、「品川 レンタカー」と検索したときに表示される画面を見てみましょう。
このように、上位3位以内に表示されるGoogleビジネスプロフィールのリストは「ローカルパック」と呼ばれ、露出度が非常に高くなります。
「地名 レンタカー」でローカル検索するユーザーは、今すぐ利用したいから調べていると考えられます。従って、MEO対策を取り上位表示されることで、集客アップに貢献できるでしょう。
Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策には、他にも以下のようなメリットがあります。
- ホームページより上位表示される
- Googleビジネスプロフィールに無料で登録、運用できる
- 写真投稿機能で店内の様子やレンタカーを宣伝できる
- 口コミ機能で顧客とコミュニケーションが取れる
MEO対策で店舗集客を成功させる方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
集客方法②:ホームページやブログを使ったSEO対策
オンライン上のSEO対策も、レンタカービジネスの集客に有効な手段です。
SEOとは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンから、自店舗のホームページやブログに訪れる人を増やすための施策です。
「レンタカー」についてウェブ上で検索するユーザーは、「価格」や「営業時間」といったキーワードと合わせて調べます。つまり、「値段を知りたい」「何時に行けばいいか知りたい」という検索意図がある、ということです。
SEO対策では、どのキーワードを検索しているユーザーをターゲットにしているか考え、ユーザーの検索意図に応えるようなホームページを作成し、ブログコンテンツを頻繁に更新します。
すると、検索エンジンで上位表示されるようになり、広告費を抑えながら広く宣伝できるようになるでしょう。
集客方法③:SNSアカウントの運用
次に、SNSアカウントを使ったレンタカービジネスの集客方法を説明します。SNSはほとんどが無料で運用でき、ユーザー数も多いので情報を拡散するにはぴったりのツールです。
それぞれの特徴を理解しながら、ターゲットに合わせて活用しましょう。
Facebookの特徴として挙げられるのが、他のSNSツールと比べて実名で登録している人が多い、という点です。
実名のユーザーが店舗情報を拡散することで、フォロワーがお店に親しみを持ちやすくなります。
さらに、2021年に発表された株式会社ガイアックスのレポートによると、40代のユーザーが最も多いことがわかりました。
【参考:2021年7月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ – 株式会社ガイアックス】
従って、Facebookでビジネスアカウントを作成して運用する際は、ビジネスパーソンやファミリー向けのレンタカーサービスを積極的に宣伝すると良いでしょう。
Instagramも、レンタカーサービスと相性の良い集客ツールです。
写真投稿がメインとなるので、実際にユーザーが利用するレンタカーの外観、車内などの写真を投稿しましょう。
また、店舗で働くスタッフ写真の紹介も、親近感が湧きやすくなるので掲載をおすすめします。
Twitterは、匿名性が高く短文でのコミュニケーションが特徴のSNSです。
Twitterの拡散力は高いため、個人ユーザーだけでなく企業や店舗オーナーも面白いネタをつぶやこうと工夫しています。
投稿者の個性が光るような面白いネタだけでなく、車の知識や車種など、役に立つ情報を発信するとフォロワーが増えやすくなります。
店舗情報もつぶやきつつ、魅力が伝わる投稿を続けましょう。
LINE公式アカウント
国内のコミュニケーションツールとして広く利用されているのがLINEです。
LINEでレンタカーサービスの店舗情報を発信するには、「LINE公式アカウント」を無料で作成します。
タイムライン投稿、個人トーク投稿が利用でき、LINE限定のクーポンや、来店時にポイントが貯まるショップカード発行機能も搭載されています。
タイムライン投稿には、他のSNSと同じように写真付きでレンタカーの宣伝が可能です。
個人トークへの投稿頻度が高いとブロックされてしまうので、クーポンやキャンペーンなどお得な情報を発信するときに限定して使うといいでしょう。
集客方法④:WEB広告の出稿
WEB広告は、インターネット上で掲載される広告のことで、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告など、さまざまな種類があります。
まずリスティング広告では、ユーザーの関心や好みに応じた広告が掲載されます。
リスティング広告は「検索連動型広告(検索広告)」とも呼ばれ、検索エンジンで調べたキーワードと連動して表示される広告です。
例えば、「レンタカー」と検索すると、検索結果画面の上部や下部に「広告」と書かれたウェブサイトが出てきます。これが、リスティング広告です。
また、アプリやホームページの広告枠に掲載される画像や動画を「ディスプレイ広告」といいます。ユーザーの閲覧履歴や性別、地域などターゲットを絞って表示できる広告です。
最後に、「動画広告」は、YouTubeなどの動画配信サイト、バナー広告枠、SNSのタイムラインなどに差し込まれます。
動画は静止画よりも記憶に残りやすいので、サービスを一気に広めたいときに使いたい集客法です。
集客方法⑤:旅行予約サイトへの掲載
観光客や出張者にレンタカーサービスを提供したい場合、旅行予約サイトへの掲載を検討しましょう。
「じゃらんnet」や「楽天トラベル」といった大手予約サイトに登録すると、露出を高められます。
予約サイトでは「沖縄特集」「直前割引特集」「ポイント5倍特集」など、さまざまな特集に参画することも可能です。
また、クーポンを発行すればユーザーの目に留まりやすくなるので、集客効果が高まるでしょう。
まとめ
レンタカーサービスの集客方法は、オンラインとオフラインの2種類の方法があります。
自社のターゲットを選定し、ニーズに合ったレンタルプランを作成することで、利用者の増加が期待できます。
MEO対策やホームページ作成、SNS運用やリスティング広告など、必要なツールを見極めて導入しましょう。