こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「MEO対策は何をすればよいのかわからない」
「自社のGoogleビジネスプロフィールに、何を掲載すればよいのかわからない」
「より多くのユーザーに自社の情報を閲覧してもらいたい」
このようなお悩みはありませんか?
MEO対策において、Googleビジネスプロフィールに写真や画像を掲載することは重要なポイントであり、認知度や集客率を高める効果をもっています。
そこで今回は、MEO対策における写真の効果とメリット、Googleビジネスプロフィールに写真が勝手にアップされる理由、投稿しても写真がアップされない理由を紹介します。
この記事を参考にしていただくことで、よりGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させて、ローカル検索の順位によい影響が与えられるでしょう。
写真はMEO対策にどのような効果がある?
まずは、MEO対策における写真の効果を紹介します。MEO対策(ローカル検索対策)で上位を目指すには、写真の数や質も重要です。
写真を含めた新しい情報の更新はローカル検索結果の順位を改善する
写真を含めた新しい情報を定期的に更新することは、ローカル検索で上位表示させるために必要なことのひとつです。
営業時間や定休日、新メニューやキャンペーンなど、自社の情報を常に最新の情報に保つことで、検索順位が上がりやすくなるとされています。
投稿機能で今後のイベントやキャンペーン情報をアップする、写真機能で魅力を発信することは、情報を更新する手段です。
ただ写真やテキストを投稿するのではなく、Googleビジネスプロフィールが魅力的になり充実する内容を投稿しましょう。
画像の有無は検索ユーザーのアクションに大きく影響する
イギリスのWEBマーケティング会社BrightLocal社が2019年に発表した調査によると、Googleビジネスプロフィールで写真が多く掲載されている企業ほどクリック数や電話による問い合わせなど、ユーザーからのアクションが増えるとわかっています。
【参照:New research shows strong link between Google Business Profile photo quantity and search performance(参照元:BrightLocal)】
具体的には、以下のような効果があるとされています。
- 画像が100枚を超える企業では、平均的な企業よりも電話による問い合わせが520%多い。画像が1枚しかない企業は、平均より71%少ない。
- 画像が100枚を超える企業では、平均的な企業よりもマップで経路検索される回数が2,717%多い。画像が1枚しかない企業は、平均より75%少ない。
- 画像が100枚を超える企業では、平均的な企業よりもWEBサイトのクリック数が1,065%増加。画像が1枚しかない企業は、平均より65%少ない。
画像を掲載することによって、より多くのユーザーから注目を集めて、来店へつながる可能性がより高まるといえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールではどのような写真を投稿すればいい?
魅力的な写真をたくさん投稿したほうがよいと知っても、実際にはどのような写真をアップすべきかわかりづらいかもしれません。
ここでは、Googleビジネスプロフィールにアップすべき写真を具体的に紹介します。
まずはお店のロゴ・カバー写真を設置してお店を認知してもらう
Googleビジネスプロフィールのアカウントを開設したら、まずはお店のロゴやカバー写真を掲載しましょう。
投稿の手順は、Googleビジネスプロフィールにログイン。「写真」から右上にある青色のプラスマークから画像をアップします。
ロゴは、Googleビジネスプロフィールのナレッジパネル(以下の画像)に表示されます。このロゴがあることで、ユーザーに注目されやすい情報になるでしょう。
カバー写真とは、ビジネスを強調する写真でありプロフィールの上部に掲載されます。この部分の写真はランダムで掲載されるため、カバー写真で設定しても希望の写真が表示されない点に注意です。
店内の雰囲気や商品などの写真を投稿し魅力を伝える
ロゴとカバー写真を掲載したら、次にお店の基本的な情報を写真で伝えましょう。
飲食店であれば飲食スペース、美容院やエステ、病院であれば待合室、施術室など、顧客が利用する場所を掲載します。
また定番メニューや人気メニューの商品の写真、メニュー表、料金表を掲載するのもよいでしょう。
また、写真付きの投稿を掲載する際のヒントとして、5つのポイントが掲載されています。こちらのヒントに沿う投稿をしてみましょう。
1.投稿の種類:イベント、特典、季節限定セール、ニュースなど、投稿の種類を考えます。また、来店を促したいのか、購買を促したいのか、新しい目玉商品を発表したいのかなど、投稿の目的も考慮します。
【参照:投稿を書くための5つのヒント|ビジネスに役立つ投稿を作成する-Googleビジネスプロフィール ヘルプ】
2.写真/動画:投稿を目立たせるような、メッセージを補強する高解像度の写真を使用します。
・写真:写真はシンプルで意味がわかりやすく、ピントが合っているものにします。また、幅400px、高さ300px以上の解像度で、JPGまたはPNG形式にします。
・動画:サポートされている動画形式は、AVI、MP4、MOV、FLV、WMV、MPG、M4V、MKV、M2TS、MTSです。動画の最大サイズは100MBです。
3.タイトル(投稿がイベントの場合)イベントを短い言葉で説明してください。タイトルは58文字(全角29文字)以内に収めます。
4.詳細:特典やイベントについて明確に説明します。投稿の詳細は1,500文字(全角文字750文字)までですが、150~300文字(75~150文字)に収めると理想的です。
5.行動を促すフレーズ:「ご購入ください」「オンラインでご予約を」「詳細を見る」「お電話お待ちしております」「ご来店お待ちしております」などの行動を促すフレーズを含めてください。
写真付きで最新情報や新メニューを宣伝する
店内の雰囲気やスタンダードな商品を写真で紹介したら、次は最新の情報も追加していきましょう。期間限定メニューや新メニューの紹介がおすすめです。
Googleビジネスプロフィールのヘルプでは「優れた投稿の例」として、写真+テキストの投稿が掲載されています。
この投稿の優れた点は次のとおりです。
・写真ははっきりとしていて、十分な明るさがあり、構図が良い
【参照:ビジネスに役立つ投稿を作成する-Googleビジネスプロフィール ヘルプ】
・見出しと広告文は行動を促している:「母の日のスペシャルブランチパッケージ」、「お母さんに贅沢なひとときをプレゼント!」
・投稿は簡潔で、必要な情報だけが含まれている:「$20のスペシャルブランチコースメニュー」「当店自慢のピーカンナッツフレンチトースト」
・行動を促す明確なフレーズがある:「ぜひお早めにご予約ください!」
写真付きでキャンペーン情報・クーポンを投稿する
期間限定のキャンペーン情報やクーポンを定期的に掲載することは、最新情報を発信してローカル検索の順位を高めるために役立ちます。
写真や画像を加工して作ったクーポンコードや「この画面を見せた人にドリンク1杯サービス」など、Googleビジネスプロフィールを見たユーザーがお得になる情報を発信してみましょう。
お店選びをしているユーザーが「このお店にしよう!」と思える動機になれば、今以上に来客数・予約数が増えると考えられます。
MEO対策に効果的な写真を投稿するコツ
次は、MEO対策に効果的な写真のコツを紹介します。ユーザー目線で役に立つ、魅力的だと感じられる写真を投稿しましょう。
ガイドラインに沿った写真を投稿することは大前提
写真を投稿するときのルールとして、以下の点を踏まえて投稿しましょう。
- 写真と動画がGoogleのコンテンツポリシーに従っていること
- 写真がJPGまたはPNG形式であること
- 写真のサイズが適切であること
※サイズ10KB~5MB、推奨解像度:縦720ピクセル、横720ピクセル - 動画がガイドラインに従っていること
このガイドラインに沿っていなければ、写真がアップロードできない可能性が高いため注意しましょう。
Googleが示すビジネス用写真を投稿・設定しよう
魅力的かつGoogleからの評価を得るためには、Googleビジネスプロフィールのヘルプで示されているビジネス用写真のポイントを押えることが重要です。
あらゆる種類の写真を掲載するときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
写真の説明 ユーザーのメリット | 写真のポイント | |
外観 | 来店客がお店を見つけやすくなる | ・来店が予想されるあらゆる方角から撮影する ・昼間、夜間それぞれ撮影する |
店内 | 内装や店内の雰囲気を伝えられる | ・客が店内にいる様子が様子が伝わるよう撮影する |
商品 | 代表的な商品、人気商品を掲載。取り扱う商品を理解してもらいやすい | ・最も人気が高い商品をアピールする ・照明が均等に当たるように撮影する |
サービス | ビジネスのスタイルを伝えられる | ・専門分野を含め、多様な種類のサービスが伝わるよう撮影する |
飲食物 | 食事をするシーンを計画しやすくなる | ・最も人気が高い商品をアピールする ・照明が均等に当たるように撮影する |
施設の 共有エリア (宿泊施設等) | 出張や旅行の計画を立てやすくなる | ・浴場、ジム、飲食スペースなどそれぞれ1枚ずつ掲載する |
客室 | 宿泊施設を選ぶ際のポイントになる | ・客室のタイプをすべて撮影する ・客が室内にいる様子が伝わるよう撮影する |
スタッフの写真 | サービスや施設の雰囲気が伝わりやすい | ・少しだけくだけた雰囲気の方が人間味が伝わりやすい ・オーナーやスタッフの個性が伝わりやすく人となりがわかる写真を撮影する |
これらの写真は、いずれも最低3枚以上アップしましょう。
Googleビジネスプロフィールに写真を投稿する方法
Googleビジネスプロフィールで写真を投稿する方法は、以下の通りです。
写真を投稿する手順
- Googleビジネスプロフィールにログイン
- メニューから「写真」を選択
- 十字マークを選択
- 任意の写真をアップロード
パソコンとスマホ、投稿手順は共通です。
より詳細な投稿手順、削除の方法は以下の記事を参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールの写真を追加・削除する方法!メリットやコツも解説
Googleビジネスプロフィールに勝手に写真が投稿されているケースについて
Googleビジネスプロフィールでは、オーナー以外の一般ユーザーでも写真を投稿できます。そのため、オーナーとしては「勝手に投稿された!」と感じるかもしれません。
店舗を利用したユーザーにたくさん写真を投稿してもらうことで、Googleビジネスプロフィールの情報がより充実しやすくなるメリットがあります。
一方で、オーナーが想定外の画像や雰囲気を乱す写真が掲載されることもあるでしょう。ただ、オーナーであっても、ユーザーが投稿した写真を削除することはできません。
ガイドラインに違反していない限り、Googleに報告しても削除できないのです。万が一、誹謗中傷や明らかに不快になる画像、著しく印象を悪くする写真が投稿されたときは、こちらから報告できます。
Googleビジネスプロフィールに写真が反映できないときの対策法
Googleビジネスプロフィールに写真をアップしても、実際に写真が反映されないケースがあります。短い期間の限定的な情報を投稿したいとき、写真がアップできなくては時間が無駄になることも。
このようなときは原因を解明して、スムーズに写真がアップできる方法をチェックしておきましょう。
ガイドラインやポリシーに違反していないかを確認する
ここまで紹介したように、Googleビジネスプロフィールの写真にはガイドラインやポリシーがあります。
項目にひとつでも該当して違反すると、写真がGoogleビジネスプロフィールに反映されないのです。
写真の拡張子や解像度、データのサイズ、明るさなどが適切であるかなど、ガイドラインとポリシーを今一度確認してみてください。
投稿後2~3日経過しても反映されていないときは問い合わせをする
Googleビジネスプロフィールの写真は、SNSのようにリアルタイムで反映されないことがあります。アップして数時間後に掲載されるときもあれば、1日以上かかるケースもあるでしょう。
投稿して2~3日経過しても反映されないときは、Googleビジネスプロフィールのヘルプにある問い合わせから、この旨を伝えて報告してみてください。
まとめ
Googleビジネスプロフィールに掲載する写真は、MEO対策においてよい影響を与えることに加えて、来店や問い合わせにも効果があるとわかりました。
投稿する写真はルールを守ったものであり、ユーザーが見やすいものをアップする必要があります。
今以上にGoogleビジネスプロフィールの順位が上がるよう、写真とともに定期的に新しい情報を投稿していきましょう。