こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「カフェを経営しているけれど、どのように集客を行えば良いかわからない」
「カフェの集客を安定させて、売り上げをアップさせたい」
「カフェ集客の中で、何が大切なのか、どの集客法を実践すれば良いかわからない」
このようなお悩みをお持ちではないですか?
カフェの集客では、オフラインだけでなくWEBを使ったオンラインでの集客をうまく取り入れるのがポイントです。
今回は、無料で始められるものや今すぐ取り組めるものなど、マーケティング初心者の方でもわかりやすいように、具体的な集客の方法を解説していきます。
この記事を読めば、自社に必要な集客は何かがわかり、集客効果を高めることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
集客を行う前にすべきこと
闇雲に集客を始めるのではなく、まず以下の2つのことを明確にしてから始めるようにしましょう。
この2つを意識するだけで、あなたの発信が、顧客により刺さりやすくなりますよ。
自分のお店の魅力を明確にする
集客を行う前にまず、あなたのお店の魅力を明確にしましょう。
- お客さんから、どうして選ばれているのか
- お客さんたちは、数あるカフェの中からどうしてあなたのお店をリピートしているのか
- 他店と差異化できる部分や、他店より自信のある部分は何か
これを知ることで、集客をより効率良く進めることができます。
お客さんにアンケートをとってみるのも良い方法です。
自分では気付かなかった部分が、お客さんにとっては魅力になっている場合もあります。
あなたのカフェの「魅力」をはっきりさせておくことで、軸のぶれない情報発信につながるのです。
ターゲットを明確にする
あなたのお店は、ターゲットを設定していますか?
設定していない!という方は、今からでも設定してみましょう。既存のお客さんのうちの誰かをイメージしてもOKです。
男性か女性か、おおよその年齢、ライフステージ(子ども連れ、主婦、学生、独身社会人かなど)好きな雑誌の系統なども具体的にイメージしておくことで、情報発信のテイストが定まります。
ターゲットを絞ってしまうことでお客さんが減ってしまうのでは?と不安に思うかもしれませんが、万人受けを狙えば狙うほど、誰の心にも刺さらないカフェになってしまうのです。
コーヒーにとにかくこだわったお店、コーヒー以外の飲み物が充実していてコーヒーが苦手な人でも楽しめるカフェ、焼き菓子が美味しいカフェ、勉強や仕事をしたい人もゆっくりできるカフェなど、お店によって提供する価値は様々ですよね。
- 来店してほしい人はどんな人ですか?
- よく来店してくれる方はどんな属性の方が多いですか?
これをヒントに、ぜひターゲットを考えてみましょう。
カフェの新規顧客を獲得するための集客方法
ここからは、新規顧客を獲得するための具体的な集客の方法をお伝えしていきます。
全部で8つありますので、それぞれどのような方法なのか、確認してみてください。
①Googleビジネスプロフィールを活用してMEO対策を行う
MEOとは
MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、別名をローカルSEOといいます。
そしてMEO対策とは、MEO対策とは自社の店舗をGoogleマップ検索やローカル検索にて上位表示させるための施策です。
例えば、「渋谷区 カフェ」のように、「地名+業種(サービス名)」で検索することをローカル検索と言います。
表示されるローカル検索結果がこちらの画像です。
これをローカルパックといい、この上位3位以内に表示されるほど、ユーザーからクリックされやすくなるのです。
このローカル検索結果の上位に表示させるための対策が、まさにMEO対策ということになります。
MEO対策についての詳しいやり方などについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールとは?
MEO対策の初めの一歩となるのが、Googleビジネスプロフィールへの登録です。
これは、Googleマップ上にお店の情報を無料で掲載できるサービスで、カフェを経営しているのであれば登録しておいて損はありません。
Googleビジネスプロフィールでユーザーが確認できる情報は、以下のようなものがあります。
- 店舗名
- 利用者の口コミ評価
- 住所
- 営業時間
- 電話番号
- WEBサイト
- 店舗の写真
スマートフォンでユーザーが確認した場合、Googleビジネスプロフィール上に登録した情報が、以下のように表示されます。
Googleビジネスプロフィールのガイドラインでは、登録されているカフェの表示順位は、以下の3つの要素によって決められています。
Googleビジネスプロフィールの表示順位を決める要素
- 関連性:検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合い
- 距離:検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離
- 知名度:ビジネスがどれだけ広く知られているか
【参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ】
上記の3つの要素に加えて、Googleビジネスプロフィールには古い情報は載せない、ユーザーが正しい情報を得られるように常に最新の情報を更新しておくよう気を付けましょう。
Googleビジネスプロフィールの登録方法は、こちらの記事を参考にしてみてください。
②ホームページやブログを活用してSEO対策を行う
ホームページやブログは後回し、インスタグラムなどのSNSやGoogleビジネスプロフィール、口コミサイトなどの集客ツールを活用していれば十分と考える場合もあります。
しかし、ホームページやブログを解説するメリットは、顧客からの信頼性と安心感を得られることです。
また、ホームページやブログのアクセス数が伸びることでSEO順位が上がります。
(SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化とも呼ばれ、Googleなどの検索エンジン上で検索をしたときに自社サイト・ページを検索結果の上位に表示させるための対策です。)
ホームページとGoogleビジネスプロフィールを連携させることもできるので、連携先のホームページのSEOが上がると、MEOにおいても優位に働き、検索結果で上位に表示される可能性が高まるのです。
ホームページを作成する際には、写真や動画などのビジュアルで伝えるのと同時に、必ずあなたの思いを文章でしっかり伝えるようにしましょう。
他の集客ツールでは伝わりにくい、あなたの思いを深掘りして伝えやすいのが、ホームページやブログの特徴です。
メニューや店内の雰囲気はもちろん、どうしてお店を開いたのか、お店の名前にはどんな由来があるのか、看板メニューにはどんな思いが込められているのかなど、これから来てくれるお客さんに手紙を書くつもりで文章を考えてみましょう。
③道端に看板を設置する
お店の顔ともいえるのが看板です。
看板一つで、そのお店の雰囲気が伝わります。
アナログな方法で、即効性はありませんが、どこのカフェに行くか迷った時にふと「あのお店気になってたんだよね」と思い出してもらいやすくなります。
看板を立てる時には、以下のことに気を付けましょう。
- 進行方向と垂直になるように立てる
- 店名だけではなくカフェであることをわかるように記載する(「店名 〜〇〇カフェ〜」など)
- 周りの景色に同化しないデザインにする
- 離れた場所からでも文字が読めるように設置する
- 人通りの多い場所に設置する(「直進○m」「〇〇の交差点を左折」「○m先の交差点を右折」など)
また、看板のデザインは、お店の雰囲気やコンセプトに合ったとものにすると、お客さんのミスマッチを防ぐことができます。
④チラシ
チラシは、新聞の折り込みチラシと、ポストに直接配るポスティングの2種類があります。
紙媒体であるチラシは特に、デジタル媒体を使う機会が少ない高齢のお客さんに有効なアプローチです。
ターゲット層で、比較的高齢層を狙っている場合には、効果が期待できます。
新聞の折り込みチラシは、コストはかかりますが、自分でチラシを配り歩く手間が省けます。
一方、ポスティングは、自分でチラシを配る手間がかかりますが、コストを抑えながら、新聞をとっていない家庭にも配れるのがメリットです。
⑤SNSを活用する
今やGoogleだけでなく、SNSも検索ツールとして使われる時代になりました。
特に、ネット上に情報の少ないローカルでリアルな情報を得るのには大変便利なツールです。
また、投稿数に制限がなく、無料で使用できるのも特徴です。
それぞれのSNSでの集客法について、詳しく見ていきましょう。
ビジュアル重視のSNSで、カフェの雰囲気や世界観を感覚的に伝えてくれるのが特徴です。
ユーザー層として、10〜20代の女性をはじめとして、30〜40代まで幅広く使われているので、ターゲット層に合わせて統一感のある投稿をしていきましょう。
ストーリーズやリールなどの機能を使って、動画で発信していくのも効果的です。
また、インフルエンサーマーケティングといって、有名人やフォロワー数の多いユーザーにカフェをPRしてもらう方法もあります。
ただし、このインフルエンサーマーケティングは、多くの人がアクセスしやすい都心のカフェでは有効な手段ですが、地方のカフェだとあまり効果が見込めない場合もあるので注意が必要です。
Twitterは、多くの人が、最新の情報(リアルな情報)を入手するために使用しているSNSです。
リツイート機能があり、SNSの中では一番拡散力が高いのが特徴です。
一度バズる(たくさんリツイートされる)と認知度も上がりやすくなります。
注意点として、ビジネス感が強いアカウントはユーザーから警戒されることもある点です。
カフェオーナーの個人名や、〇〇カフェの中の人など、個人がやっているアカウントという見せ方をすると、ユーザーから親しみを得やすくなります。
「本日の営業状況」「新メニュー」「限定メニュー」など、日々のリアルな情報を投稿していきましょう。
Facebookは、30代後半〜40代以上がもっともアクティブに活動しているSNSです。
これらの世代をターゲットにしている場合には、Facebookを使うことで効果的にアプローチできます。
他のSNSとの大きな違いは、実名登録が原則で、ユーザーの大まかな現住所がわかる場合もある点です。
地域のユーザーとFacebook上で友達になることで、来店につなげることができます。
LINE
日本で最も多くの人が利用しているSNSといわれているのがLINEです。
カフェの公式LINE@アカウントを作ることで、メッセージを一斉送信できるだけでなく、タイムラインに情報発信を行うこともできます。
メッセージは見ないというユーザーでも、タイムラインの投稿で画像や動画が流れてくると見るというユーザーもいるので、新商品や新メニュー、クーポンの配布、お得情報、季節限定情報などを行うのもおすすめです。
日常的に使うSNSなので、情報発信に気付いてもらいやすいのもLINEを使用するメリットですね。
⑥グルメ系のポータルサイトへ登録する
様々なグルメ情報や店舗情報が集約されているのが、グルメ系のポータルサイトです。
掲載するコストはかかりますが、ユーザーはポイントを得られたりクーポンが使えたりと、お得に利用できるようになっています。
また、ポータルサイトのユーザーの意図が明確なので、多くの集客を見込める方法です。
どうしても集客に困っている、コストをかけてでも認知度を広げたいという場合に利用すると良いでしょう。
⑦オンライン広告を出す
オンライン広告とは、WEB上で展開される広告の総称です。
具体的には、検索の上部に表示されるリスティング広告や、検索エンジンの提携先サイトに掲載されるディスプレイ広告、SNS上で配信されるSNS広告などがあります。
オンライン広告は、コストはかかりますが、その分ユーザーの目に留まりやすく効果も大きい集客方法です。
ただし、多くの人に露出する広告であればあるほどコストも高くなる傾向がありますので、どのくらいの費用をオンライン広告に使えるかを判断した上で利用しましょう。
⑧イベントに出店する
マルシェなど、人が多く集まるイベントに出店するのも一つの方法です。
他のお店目当てで来たお客さんにあなたのカフェを認知してもらう絶好のチャンス。
実際にお客さんと顔を合わせてコミュニケーションをとれるので、お客さんの心をつかめれば、リピートしてもらえる確率もぐっと高まります。
コニュニケーションの中から何か学びを得られる場合があるのも嬉しいポイントです。
マルシェだけでなく、キッチンカーなどを持っていれば、何かのイベントの時にも出店しやすくなりますね。
カフェのリピーターを増やすための集客方法
新規の顧客を集客する方法をご紹介してきましたが、ここからはリピーターを増やすための集客方法をご紹介していきます。
①SNSでの相互フォロー
お客さんに一方的にフォローしてもらうだけでなく、フォローバックすることで親近感を抱いてもらいやすくなります。
ただフォローバックして終わりではなく、その人の投稿にいいねで反応したり、お客さんが来店してくれたときの様子をSNSで投稿してくれた場合には、シェアするようにしましょう。
Instagramであればストーリーズでシェア、Twitterならリツイート機能が便利です。
日々の積み重ねがお客さんとの信頼関係につながっていきます。
②スタンプカードやポイントカードの発行
スタンプカードやポイントカードを取り入れるのも一つの方法です。
スタンプやポイントが貯まったら何かささやかなプレゼントをしたり、お好きなメニューを割引したり、「特別感」「お得感」を大切にしましょう。
ちょっとしたクーポンを用意するのも良いですね。
「早く貯めたいからまた行こうかな」とリピートしてもらえるきっかけになりやすいので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
③LINEの活用
お客さんが、カフェの公式LINE@を友達登録することで、お店のアカウントでお客さんと個別にやり取りできるようになります。
気軽にメッセージをやり取りすることで、親近感が生まれやすいのがメリットです。
また、「電話をするのが億劫」というお客さんも多いので、LINEで簡単に問い合わせがができるのはユーザーにとっても嬉しいポイントになります。
MEO対策やSEO対策、SNS集客に力を入れるべき理由
様々な集客法をご紹介してきましたが、力を入れるべきは、MEO・SEO対策やSNSなどのオンラインでの集客です。
ユーザーはWEBで情報収集をする傾向にあるから
スマートフォンの普及に伴い、ユーザーの多くは、行動する前にまずネット上で情報を集めるようになりました。
チラシの配布や看板の表示、知人からの紹介だけでは、オンラインの拡散力には及びません。
オフラインの集客だけでは、情報が届く範囲が限られてしまうため、オンラインでの集客が必要不可欠なのです。
オフラインの集客では、費用がかかったりコツが必要になる部分もありますが、より多くの人にお店を知ってもらうことができます。
広告やポータルサイトへの登録はかかるコストが大きいから
広告やポータルサイトに集客を頼ると、効果も得られてそこまで労力もかからない場合もあります。
しかし、どうしても費用が膨大になってしまい、経営状況を圧迫してしまうこともあるでしょう。
コストをできるだけかけず、集客効果も得られる方法としておすすめなのが、ホームページやGoogleビジネスプロフィールへの登録、SNS運用などです。
ホームページでSEO対策を行い、GoogleビジネスプロフィールでMEO対策をし、そこに拡散力の高いSNSを取り入れます。
SNSからうまくホームページに誘導できればホームページのアクセス数も伸びて、SEO対策やMEO対策において優位に働きます。
いくつかのWEB集客法をうまく組み合わせながら、相乗効果で集客をアップさせることができるのです。
まとめ
今回は、カフェの効果的な集客方法をご紹介しました。
中でも今後力を入れるべきなのは、オンラインでの集客です。
もちろんオフラインの集客ともうまく組み合わせながら、ご自分のお店やターゲットに合った集客法を模索して見てくださいね。
集客にお悩みのカフェ経営者の方は、ぜひ参考にしてみてください。