こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「インスタグラム集客に力を入れたいが、何から始めればよいのかわからない」
「インスタグラムを運用しているが、集客につながらない」
「インスタグラムの細かな設定や、投稿のコツが知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
インスタグラムのユーザーは年々増加しており、写真やテキストでユーザーの心をつかみ、運用のコツさえわかれば、大幅に集客効果を高められるツールです。
そこで今回は、インスタグラムを使った集客のコツを紹介します。
この記事を読めば、あなたのインスタグラムで改善すべき点を理解して、運用する方向性が見えるでしょう。
- 1. インスタグラム集客に力を入れるべき2つの理由
- 2. インスタグラム集客のメリット
- 3. インスタグラム集客のデメリット
- 4. インスタグラムで集客をするときの注意点
- 5. インスタグラム集客が向いているビジネス
- 6. インスタグラム集客に不向きなビジネス
- 7. インスタグラムの集客がうまくいかない理由とは?
- 8. インスタグラムで集客するためのアカウント開設方法
- 9. インスタグラム集客を成功させるためのコツ13
- 10. 複数人のインフルエンサー投稿でMEO対策のサイテーション効果も
- 11. まとめ
インスタグラム集客に力を入れるべき2つの理由
インスタグラム集客は、自社アカウントから情報を発信してファンを増やし、実店舗集客へ誘導しやすいことが特徴で、有形商品のアプローチとして有効です。
まずは、インスタグラムで集客に力を入れるべき理由を紹介します。
①インスタグラムのユーザー数が他SNSと比較して圧倒的に増えている
株式会社ガイアックスが2021年に行った調査によると、インスタグラムのユーザー数は他のSNSと比較して、大きな伸び率を示しているとわかりました。
【参照:【最新版】2021年10月更新。12のソーシャルメディア最新動向データまとめ】
Twitter、FacebookとそれぞれのSNSで異なる特徴をもち、顧客へのアプローチの方法は異なります。
ただし、より多くのユーザーに自社をアピールするのであれば、ユーザー数の多いツールを活用するのは、集客の基本といえるでしょう。
②インスタグラムで情報収集する人が増えている
わからないこと、知りたいことを調べるとき、GoogleやYahoo!の検索エンジンを利用する以外にも、SNSで情報収集するユーザーが増えています。
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが2020年に行った調査「イマドキ男子の実態調査 -大学生の男女比較-」によると、情報収集に使うツールはSNSであるとわかりました。
【参照:SHIBUYA109 lab.「イマドキ男子の実態調査 -大学生の男女比較-」|株式会社SHIBUYA109エンタテイメントのプレスリリース】
アンケート結果は、男女別です。男女ともにTwitterが最も多く、女性は2番目に、インスタグラムが情報収集のツールとして利用されています。
男女差は大きいものの、ビジネスのターゲットが女性であれば特に、集客効果を発揮できるといえるでしょう。
インスタグラム集客のメリット
インスタグラムだけがもつ特徴は、集客において大きな効果が期待できます。
さまざまなSNSがあるなかで、インスタグラムでの集客にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
インフルエンサーの影響力が大きい
インフルエンサーとは、SNSや動画サイトにおいて多大な影響力をもつ人物のことです。
インフルエンサーによる集客効果は大きく、サムライト株式会社が2019年に行った調査によると「好きなインフルエンサーの投稿を見て、商品を買ったことがあるか」という問いに対して、9割近くの人が好意的な反応を見せているとわかりました。
【参照:インフルエンサーマーケティングは本当に効果があるのか?8割の人は「インフルエンサーが使用している商品の購入を検討する」と回答!|サムライト株式会社のプレスリリース】
商品がもつ特徴や効果も重要ですが、SNSの集客では「誰がその商品を『よい』と言っているか」が重視されています。
自社製品のPRをインフルエンサーに依頼することで、集客効果の上昇が期待できることは、インスタグラムをはじめとするSNSならではでしょう。
無料で運用できるためコスパが高い
インスタグラムは、登録・運用が無料です。
後ほど紹介するビジネス用の「プロアカウント」に切り替えても運用は無料で、ランニングコストはかかりません。
広告やポータルサイトによる宣伝も集客効果は期待できますが、毎月のコストは数万円~10万円以上かかります。
投稿する写真の撮影はプロに依頼するとなればコストはかかるものの、運用そのものに費用が発生しない点は大きなメリットです。
ユーザーに対して視覚的アピールできる
インスタグラムはほかのSNSと違い、写真や画像、動画がメインです。
- フィード投稿:通常投稿。画像+テキストで発信
- ストーリーズ:画像、テキスト、リンク、質問、スタンプなどが使える、24時間で投稿が消える投稿
- リール:15~30秒のショート動画
- ライブ:ライブ配信
4つの発信方法があり、いずれの投稿方法も、視覚的に情報を得るもので動画では聴覚でもアピールが可能です。
情報過多の昨今では、ユーザーは瞬間的に情報を判断しやすく、文字を読まなくてもイラスト・図・写真・動画で簡潔に理解できるコンテンツが好まれています。
ユーザーと直接コミュニケーションを取りやすい
インスタグラムは、投稿にコメントやいいねをして、相互にコミュニケーションがとれます。
ストーリーズでは、2択アンケートやフリーアンサーでの質問が可能です。
アンケート収集サイトやメルマガでアンケートを募らなくても、簡易的な調査はコストをかけずにユーザーの意見を収集できます。
コメントやいいねだけではなく、ストーリーズのさまざまな機能を使って顧客との接点をとり、ビジネスのイメージを湧かせることも集客によい影響を与えるでしょう。
ユーザーの購買導線が作りやすい
プロアカウントに切り替えることで、電話やメールでの問い合わせ、席予約といった集客の導線が設定できます。
プロアカウントとは
個人アカウントとは異なる、ビジネス系アカウントや著名人向けのアカウント。集客、販促機能に特化しており、インサイトと呼ばれる分析機能やInstagram広告の出稿もできる。
購買意欲が高いままで問い合わせボタンまで誘導できれば、集客の機会を逃すことが減ります。
短い導線で集客できる点は、インスタグラムのプロアカウントならでは。SNS集客をするのであれば、欠かせない設定です。
インスタグラム集客のデメリット
コストを抑えやすく導入のハードルが低いインスタグラムですが、集客においてはいくつかのデメリットがあります。
フォロワーの獲得や集客までに時間がかかる
インスタグラムに限らず、SNS集客は何かをすれば必ず集客できる、利益が向上するといった方法はありません。
そのため、定期的な投稿の更新、インサイトで投稿を見たユーザーの分析、競合他社の分析をするなど、集客できるまで地道な運用を継続する必要があります。
集客効果がなく運用も面倒だからと、途中で投げ出してしまっては、インスタグラムの集客力は0のままです。
日々手探りで投稿や分析を行い、フォロワーの獲得や集客につながるまで、ゴールが見えないまま運用していくことはひとつのデメリットになるでしょう。
拡散力はTwitterより劣る
インスタグラムのデメリットは、Twitterと比較して拡散力に劣る点です。
Twitterでは、ユーザーがいいねやリツイートをした投稿が、フォロワーのタイムラインに流れるように、拡散力の高さが特徴です。
インスタグラムの場合、自分のフォロワーがいいねをしても自分のタイムラインには表われません。
リポストと呼ばれる、他者の投稿をシェア・引用することはできますが、Twitterほどの拡散は期待できないでしょう。
投稿内容や写真などを準備する時間がかかる
インスタグラムで集客を成功させるには、ただ画像やテキストを投稿すればよいわけではありません。
企業のコンセプトに合わせた画像を作成する、投稿写真に統一感をもたせる、ユーザーにとって有益な情報を発信するなど、コツが必要です。
そのため、どのような画像や文章をアップするか、運用の軸を決めたうえで投稿をします。
また、TwitterやFacebookのようにテキストだけでは投稿できないため、1投稿につき1枚以上の画像が必須です。
手間がかかる点は、インスタグラムで集客するときの注意点といえるでしょう。
インスタグラムで集客をするときの注意点
インスタグラム集客をすべき理由、メリット紹介しましたが、実は運用における注意点がいくつか存在します。
拡散力が低く炎上しづらいが最大限配慮は必要
インスタグラムは、Twitterのようにリツイートやいいねによる拡散力がないため、SNSのなかでも炎上しづらいといわれています。
しかし、それでもユーザーや競合企業などに不利益が生じる投稿には配慮が必要です。
ブランドイメージと異なる画像やキャッチフレーズは、一気にフォロワーが減ることも想定できます。
特に気をつけたい点が、スキンケア商品やサプリメントの効果を記載する表現の方法です。
法律により「シミがなくなる」「若返る」といった消費者を勘違いさせる表現は禁止されており、違反表現をすると罰金等の刑が科されます。
投稿から他ページへのリンクが貼れない
インスタグラムの投稿では、テキスト入力部分にURLを貼り付けられるものの、リンクになりません。
投稿で@をつけてアカウント名を記載すると、該当のアカウントのプロフィールページへリンクできますが、httpから始まるインスタグラム以外の外部サイトへのリンクはできないのです。
そのため、投稿からWEBサイトや予約ページへリンクするときは「詳細はプロフィールから」のように、誘導をしてアクセスを促します。
ただ、プロフィールには外部リンク(インスタグラム以外のサイトへリンク)はひとつしか設定できません。
ほかのSNSと比較すると、自社のサイトや予約ページへの誘導が少々手間であることは、注意点となるでしょう。
ストーリーズではリンクを設置できる
投稿では、他ページへのURLを貼り付けてもリンクにならないものの、ストーリーズではリンクスタンプを使うことにより、リンクの設置が可能となりました。
リンクスタンプは、2021年10月に登場し、スタンプ一覧の中から「リンク」を探し、誘導したいURLを貼り付けることで使用できます。下記が、実際のリンクボタンです。
以前はフォロワーが1万人以下のアカウントでは、リンクの設置ができず、外部サイトへの誘導ができませんでした。
このリンクスタンプによりURLでの誘導が可能となり、集客がしやすくなったといえるでしょう。
むやみにフォローやいいねをしても集客効果は出ない
自社に興味を抱いていそうな人、ターゲットの年齢や性別にあった人を、手当たり次第にフォローやいいねをしても集客効果につながりません。
もちろん、ユーザーはいいねをしてくれたアカウントを見に行き、サービスについて知る機会になるでしょう。
ただ、まだ自社のことを何も知らないユーザーであれば、商品を紹介する投稿があっても、集客にはつながりにくいのです。
時間や手間をかけてフォローやいいねをするよりも、まずはアカウントを運用する軸を決める、投稿内容を考えるほうに尽力したほうがよいでしょう。
インスタグラム集客が向いているビジネス
インスタグラムのユーザーの多くは個人であるため、企業が個人に対してサービスを提供するBtoCビジネスの集客に向いています。
インスタグラムを使った集客が向いている職種は、以下のとおりです。
- 美容関連(スキンケアやメイクの商品、ファッション、エステ、サロン、ダイエット等)
- 飲食関連(飲食店全般、宅配やサブスクのサービス、健康食品等)
- 宿泊・体験施設関連(ホテルや旅館の施設、テーマパーク、観光地等)
記事前半でお伝えしたように、女性の65%がインスタグラムで情報収集をしています。
特に女性向けのサービスを展開する企業は、インスタグラムを使った集客の効果を出しやすいといえるでしょう。
インスタグラムで集客が成功している事例
インテリアアイテムを販売する日本の企業Francfrancは、インスタグラムで79万人のフォロワーがいます。Francfrancのインスタグラムアカウント @francfranc_official
Francfrancは、可愛くておしゃれなものが好きな女性をターゲットにしており、ターゲットに刺さる投稿ばかりでしょう。
ブランド独自の世界観を軸にした商品紹介によって、自社製品を魅力的に見せ、顧客が利用するシーンを想像させています。
また、インスタグラムの機能「ショップ」から商品が購入できる導線をつくっています。
ユーザーから寄せられた質問やお知らせは、ストーリーズハイライト(これまでのストーリーズをカテゴライズしてまとめたもの)で紹介するなど、機能を十分に活用していることも特徴です。
インスタグラム集客に不向きなビジネス
インスタグラム集客は、BtoB(企業が企業を対象とする形態)のビジネスには不向きです。
ビジネスパーソンも多く登録するインスタグラムですが、一個人またはひとりの消費者として登録をしているため、集客効果は期待できません。
ほかにも、金融、保険、PCやスマホのアプリのような無形商品も集客しづらいでしょう。
視覚と聴覚でサービスをアピールできるインスタグラムでは、モノをどう扱うかを示せない無形商品の魅力を伝えづらいことが現状です。
BtoBの集客では、自社の公式サイトでオウンドメディアを運用する、セミナー・ウェビナーの開催、WEB広告といった手法のほうが、高い効果が期待できます。
インスタグラムの集客がうまくいかない理由とは?
すでにインスタグラムを運用している人には、思うように集客できないと悩む人もいるでしょう。
長期間運用していても、集客や利益につながらない3つの理由を紹介します。
集客を成功させるコツは、記事後半の「インスタグラムの集客を成功させるためのアカウント運用13のコツ」で解説しています。
①自分好みの投稿だけをしている
集客で失敗しているアカウントにありがちなのが、自分好みの画像を投稿しているだけで、ユーザーのニーズを満たせていない投稿です。
どれだけたくさんの投稿をしても、コンセプトがブレており、ユーザーがフォローしたい、サービスを利用したいと思わなければ意味がありません。
投稿やサービスは、どの性別や年代に向けたもので、誰にアプローチしたいのか決まっていなければ、投稿をタップされることなくスルーされてしまいます。
②結果をすぐに求めている
インスタグラムの運用をスタートして、定期的に投稿をしていても、すぐに集客効果が出るわけではありません。
たとえば1カ月でフォロワーが500人から1,000人増えたとしても、売り上げが2倍になるとはいえないでしょう。
フォロワー数だけではなく、インプレッションやリーチの推移を確認して、ユーザーがどのような投稿に興味をもっているかなど、中長期的に分析する必要があります。
そのため、バズらない限りは数週間~1カ月程度で集客効果は期待できないため、結果が出ないからとすぐに諦めてはいけません。
③投稿の頻度が低すぎる
インスタグラムの投稿頻度は、2~3日に1回がおすすめといわれています。
その理由は、以下のふたつです。
- ユーザーは数よりも質を重視した投稿を好み、質の低い画像や投稿は閲覧されない
- 毎日投稿してネタ切れになる、質の低い投稿をするよりも、継続的かつ高い質のものを投稿することがフォロワー獲得において重要
不定期で、気が向いたときや画像が準備できたときに投稿するのではなく、投稿する曜日と時間を決めておきます。
その場でつくった画像をアップするのではなく、ある程度投稿する写真やテキストはストックしておきましょう。
インスタグラムで集客するためのアカウント開設方法
インスタグラム集客を成功させる第一歩は、アカウントのブランディングです。
集客を成功させるアカウント開設のコツを理解して、フォロワーやブランドのファンを獲得しましょう。
①プロアカウントに切り替える
ますは、インスタグラムのプロアカウントへの切り替えます。
プロアカウントに切り替えると、おもに以下のことが可能になります。
- 問い合わせボタン、住所などを表示できる
- インサイトが閲覧できる
- 広告を配信できる
インスタグラムのインサイトとは
インスタグラムの分析ツールのこと。アカウントを見た人数、リアクションした人数、フォローされた数、フォローを外された数などがわかる
インサイトを使うと、どの投稿が注目されている・されていないがわかります。
ユーザーが好む投稿のテーマや傾向を理解することで、常に多くの人に閲覧してもらう投稿を作成しましょう。
②集客したいターゲットを明確にし、投稿のテイストや軸を決める
投稿を作成する前に、誰をターゲットにして集客するかを決めます。
性別、年齢、興味・関心を抱く内容、ユーザーが抱える悩みなどを具体的にイメージし、ターゲットが好む投稿をします。
ターゲットの選定は、企業がブランドコンセプトを決めるときと、似た作業になるでしょう。
投稿する写真の加工方法や文章のテイスト、文章の中で使う絵文字も変わってくるため、競合や参考にしたい他社を参考にしてもよさそうです。
③わかりやすく目を引くプロフィールを作る
ターゲットを決めたら、ユーザーが一目でわかりやすいプロフィールを作成しましょう。
- 店舗名・サービス名(英語の場合はカタカナで読みを付ける)
- ジャンル
- 商品やサービス、店舗のコンセプト
これらの情報を見やすく整理して記載します。アイコンは企業やブランドロゴなど、一度見たら覚えやすいものがおすすめです。
プロフィール文に使う絵文字や文章のテイストなどは、見やすさを重視したうえで、ターゲットが使うものや好まれるものを使いましょう。
インスタグラム集客を成功させるためのコツ13
それでは、実際にインスタグラムを運用していく上でのコツを13個お伝えしていきます。
①集客ターゲットを具体化しテーマや世界観を決める
インスタグラムの投稿は、投稿1枚目の写真が表示されて一覧に並ぶことがです。
TwitterやFacebookのように過去の投稿が流れにくく、画像の統一感がブランドコンセプトを表し、ユーザーがフォローしたくなる・ならないの分かれ目でもあります。
投稿は自分好みにするのではなく、ターゲットに刺さるか、世界観に合っているかを忘れないでください。
以下では具体的に、テーマや世界観と統一する方法を紹介します。
背景を統一する
商品を紹介する投稿では、商品の背景の色味・デザインを統一しましょう。
背景を統一することで、被写体に個性があっても全体で見たとき、イメージにバラつきがなくなります。
たとえば壁、床、テーブルなど使って、ターゲットに刺さるテイストを考えてみてください。
小物を撮影するときは、A3サイズの背景紙や大きめの布があると便利です。
アングルを統一する
被写体を写すアングル(確度)を決めると、投稿全体の統一感を出しやすくなります。
ただし、毎回同じような写真ばかりだとユーザーに飽きられる可能性があります。
適度に変化をつけつつ、同じ投稿ばかりだと印象をつけないようにしましょう。
色味を統一する
トーン(色味の濃淡)は、投稿一覧で特に目立つポイントです。トーンにバラつきがあると、ブランドのコンセプトが定まっていない印象を抱きます。
淡いカラーの写真とビビッドなカラーの写真が混在していると、煩雑な印象になり、ユーザーにとって魅力的なアカウントになりません。
商品を撮影する前から、どのようなトーンの写真を使うかを決めておきましょう。
加工を統一する
明るさやコントラスト、シャープさなどの加工の度合いを統一することも大切です。
毎回同じくらいに調節するのが難しい場合には、スマホの加工アプリにあるフィルター機能がおすすめです。
どのフィルターを何%にするか、調整した数値や種類をメモしておいて、毎回同じ設定になるように加工しましょう。
②光を味方にして写真撮影を行う
光は、写真撮影において特に重要なポイントです。
自然光は、被写体の撮影において欠かせないものであり、窓際のようなほどよい光が入りやすい場所で撮影しましょう。
暗い場所で撮った写真は、後から加工しても光を取り入れた写真には及びません。
太陽光による自然な明るさが、被写体を明るく、やわらかく見せるコツです。
③ユーザーの役に立つ内容を心がける
自社製品の画像をただ投稿するだけでは、フォロワーを得られません。
発信の内容は、ユーザーの役に立つ情報であるかが重要です。
- カフェ:おしゃれで写真映えするメニューの提案、今日のおすすめメニュー
- レストラン:店舗を利用するシーン、誰と一緒に行くのがおすすめかをわかりやすい投稿にする。キャンペーン情報があると、集客しやすい
- 美容室:季節に合わせたケアケア、正しいシャンプーの仕方、髪をいたわるドライヤーの方法、市販のトリートメントの選び方など
ユーザーのためになる情報を発信するとファンが増えて、徐々に来店や商品の購入につなげられます。
競合他社がどのような投稿をしているか、コメント数を見てユーザーの反応がよい投稿を参考にするとよいでしょう。
飲食店のインスタグラム集客は、以下の記事を参考にさまざまな情報を投稿してみてください。
④位置情報(ジオタグ)を設定する
位置情報(ジオタグ)は、投稿に位置情報を追加できる機能です。
投稿画面にある位置情報をタップすると、同じ位置情報を付けて投稿した人の一覧を見られる機能です。
店舗がわかるピンポイントな場所で追加、または都道府県+市区町村といった大まかな位置情報も付けられます。
⑤ユーザーのアクションに繋がる導線を明確にする
投稿を見たユーザーが、次のアクションにつながる導線を準備しておくことも大切です。
プロフィールの閲覧、ECサイトへの誘導、ホームページへの誘導して集客へとつなげます。
インスタグラムの投稿では、URLを貼ってもリンクになりません。
プロフィールへのリンクとして、画像に「@アカウント名」を載せてタップすると、ユーザーはプロフィールページに飛べます。
また、商品をタグ付けすることで、インスタグラム内のショッピングページや、その先の自社のECサイトなどにつなげることも可能です。
⑥ハッシュタグを活用する
ハッシュタグとは「#インスタグラム」のように、キーワードの冒頭に#をつけたもので、すでに多くの人が活用しているでしょう。
インスタグラムでは、キーワード検索できるものがハッシュタグのみです(投稿に含まれるキーワードでは検索が不可)
たくさん文章を書いていても、ハッシュタグにキーワードが入っていなければ、ユーザーの検索結果には表示されません。
このような理由から、ユーザーによる検索数が多いハッシュタグを使い投稿に入れ込むことがポイントです。
ひとつの投稿につき、ハッシュタグは30個まで付けられます。
ただし、無理やり30個付けて無関係のキーワードが入っていると、インスタグラム側からの評価が下がりやすくなるので注意しましょう。
ハッシュタグをつける目安は20個程度で、意味のないハッシュタグばかりになるのなら15個程度でもOKです。
注意点としては、毎日同じハッシュタグを使っていると、インスタグラム側の判断でおすすめ表示に掲載されづらくなる点です。
バリエーションを何セットか作って、組み合わせながら週に何度かずつ使っていくようしましょう。
ほかにも、ライバルの少ないハッシュタグを取り入れていくことも、ユーザーから注目をあつめるポイントです。
⑦定期的に更新する
インスタグラムの投稿は、2~3日に1回がおすすめといわれています。
これはひとつの投稿のクオリティを保つためであり、質を保てる、ネタ切れにならずともチョキで運用できるのであれば、もちろん毎日でも構いません。
フォロワー数が増えず、集客がうまくいかない人は、一生懸命更新していても投稿の間隔や時間帯がバラバラにしているケースが多いのです。
「毎週何曜日」「 週に◯日投稿」「2日1回」「毎日投稿」など、定期的な頻度で更新するほうが、インスタグラムのアルゴリズムから評価されやすくなります。
アルゴリズムとは
ユーザーにとって利便性の高い投稿が表示される仕組みのこと。自動的に判断されている。
これは、規則性のある投稿を行うことで、ユーザビリティーが高いアカウントだと判断されるためです。
ユーザーも、投稿される時間帯がわからず、更新頻度もバラバラなアカウントよりも、定期的で規則性のある投稿をしているアカウントの方が投稿を見逃しにくくなりますよね。
アカウントが軌道に乗るまでは、毎日投稿か、最低でも2日に1回は投稿しましょう。
⑧リール機能を活用する
リール機能とは、15~30秒のショート動画を投稿できる機能です。
短い動画ではあるものの、商品を使ったビフォーアフター、テレビCMのような映像、早送り機能を活用すると、サービスの魅力を存分にアピールできます。
最近では、おすすめの投稿にリールも表示されるようになり、通常の投稿同様の注目度を集めています。
静止画よりも動画のほうが魅力が伝えやすいビジネスでは、存分に活用してみてください。
⑨ショッピング機能を活用する
ショッピング機能とは、投稿に商品名・値段を表示するタグをつけて、タップすることで商品の詳細ページに飛べる機能です。
インスタグラムの投稿は、URLを貼れてもリンクにならないため、商品購入の際はプロフィールにあるURLへ誘導しなければなりませんでした。
ショッピング機能を使うことで、投稿から直接、インスタグラムの商品詳細ページを閲覧できるため、集客までの導線がスムーズになったのです。
⑩ユーザーにタグ付けしてもらう
タグ付けとは、投稿した写真や動画に、インスタグラムのアカウントを関連づけられる機能です。
インスタグラムは、他SNSと比較して拡散力が弱いのが特徴ですが、タグ付けによりある程度、情報を拡散しやすくなります。
Twitterならリツイート機能、Facebookならシェアボタンがありますが、インスタグラムはストーリーズのシェア機能のみです。
投稿に自社のインスタグラムアカウントをタグ付けしてもらう、または店舗名やブランド名をハッシュタグで付けてもらう方法があります。
タグ付けしてもらった投稿は、お礼としてストーリーズでシェアすると、ユーザーとのコミュニケーションをとるきっかけにもなるでしょう。
⑪フォロワーとのやりとりを大切にする
インスタグラムは、企業からの発信だけではなく、フォロワーとのやりとりが大切な要素です。
インスタグラム側が、相互のやりとりを重要視していることもあり、フォロワーとのやりとりが多いアカウントは、おすすめ表示で優遇されやすいといわれています。
特にストーリーズは、フォロワーに「はい・いいえ」を選んでもらう質問機能や、「何か質問はありますか?」など文章で答えてもらえる質問、いくつかの選択肢の中から回答を選んでもらうアンケート機能があり、気軽にユーザーとやりとりできます。
そのほか、コメントへの返信やいいねを行い、ユーザーの疑問を解決する、企業に対してよいイメージがもってもらえるよう、適度にコミュニケーションをとってみてください。
⑫Instagram広告でより多くの人に知ってもらう
インスタグラムには広告機能があり、フォロワー以外のユーザーにも自社アカウントの存在を認知できます。知ってもらうことができます。
インスタグラムの広告には、以下のような特徴があります。
- 年齢、性別、興味関心、居住地などによって広告を配信するターゲットを絞り込める。
- 数百円からという少ないコストで始められる。
- 配信期間を自分で設定できる。
- 配信を終了したいときにはすぐに停止できる。
- インサイト(リーチ数やクリック率、エンゲージメントなど)が見られるので、分析ができる。
- 過去の投稿を広告として配信できる。
ターゲットとなるユーザーにピンポイントにアプローチできるので、効率よく集客できる方法です。
⑬インフルエンサーマーケティングを行う
インフルエンサーマーケティングとは、フォロワーの多いインスタグラマーにサービスを紹介してもらう集客方法の一種です。
お店やサービス、商品だけでなく、イベントや観光地の紹介してもらい、集客へつなげることもできます。
インフルエンサーマーケティングは、都心であれば効果は見えやすいのですが、地方だと効果を感じにくいこともあるので注意しましょう。
複数人のインフルエンサー投稿でMEO対策のサイテーション効果も
インスタグラムでは、複数人のインフルエンサーが自社に関する投稿をすることで、ハッシュタグ検索された際に上位表示されやすくなります。
このことから、100万人のフォロワーがいる「セレブリティインフルエンサー」よりも、パワーインフルエンサー、ナノインフルエンサー、マイクロインフルエンサーを複数活用するほうが有効とされているのです。
- パワーインフルエンサー:フォロワー10万人以上のアカウント。セレブリティインフルエンサーよりもフォロワー数は劣るが、起用のコストは抑えやすい。
- ナノインフルエンサー、マイクロインフルエンサー:フォロワー数が1,000人~10,000人前後。数は少ないが、フォロワーに投稿を見てもらいやすい傾向にある。
【参照:The rise of ‘micro-influencers’ on Instagram – Digiday】
弊社のインスタグラム集客ツール「インスタドーン」では、エンゲージメント率(ユーザーの反応がよい)の高いナノインフルエンサーやマイクロインフルエンサー複数人に依頼することで、インスタグラム内でのブランド寄与や認知だけでなく、MEO対策のサイテーション効果も獲得できます。
MEO対策とは
マップエンジン最適化のこと。Googleマップに表示される店舗情報を上位表示させる施策で、集客を行う。
参考記事:MEO対策とは?自分でできるやり方!上位表示するための12選を全て公開
サイテーションとは
企業名やブランド名、住所、電話番号のような、自社に関連する情報を他人により言及・引用されること。
SNSやメディアで自社に関連することが記載されると、認知度が高いと判断されて、Googleマップでの検索順位も上昇するといわれている。
参考記事:MEO対策の外部対策とは?サイテーションを獲得するための方法と注意点
弊社の「インスタドーン」には、以下のような特徴があります。
- 複数人のインスタグラマーがPR投稿
1人ではなく、複数人のインスタグラマーが投稿することでより見つけられやすくなります。
また、MEO対策のサイテーション増加としても有効です! - 知識ゼロでも可能
お客様の商材に合ったインスタグラマーを選定し、依頼、運営まで全て対応いたします。 - 予算を決めてその予算内で運用可能
お客様の予算内で運用するため、追加の料金などは一切発生しません! - 小規模店でも運用可能
安価な料金から始められる、かつ様々な業種・業界に対応しているので、小規模店でも運用可能です! - 全国各地の店舗・拠点に対応
場所も選ばず全国各地の店舗・拠点のPRに対応します。
詳細は、インスタドーンサービスページをご覧ください。
まとめ
インスタグラムのユーザー数は増加しています。
消費や集客に与える影響も大きくなり、今後ますます注力すべきSNS集客といえるでしょう。
インスタグラムの運用の仕方がわからない人は、今回のインスタグラム活用のコツを意識して、少しずつ改善してみてください。
正しい方法で継続的に運用していくことで、インスタグラムは集客の強い味方になってくれるでしょう。
すぐに結果を出すことは難しいSNS集客ですが、この機会に取り組んでみてくださいね。