こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「歯医者・歯科医院のためのMEO対策が知りたい」
「MEO対策で、効率よく集患したい」
「MEO対策をするときに、何から始めれば良いかわからない」
このような疑問をお持ちではありませんか?
歯医者・歯科医院の集客では、MEO対策を行うことで、他の媒体に頼らずに自分で集患できるようになり、認知度アップや集患アップにつながります。
今回は、歯医者・歯科医院でMEO対策をすべき理由や、MEO対策のポイントなども解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むことで、MEO対策のために何をすべきかが明確になり、すぐに対策を始められます。
歯医者・歯科医院の集患に欠かせないMEOの知識
まずは、MEOが何か、いまいちよくわからないという方に向けて、基礎的な知識を解説していきます。
MEOとは?
MEOとは、「Map Engine Optimization=マップエンジン最適化」の略称です。
ローカル検索結果で、自社の店舗をGoogleマップ検索やローカル検索にて上位表示させるための施策がMEO対策といいます。
SEOとは?
MEOと合わせて、SEOについても覚えておきましょう。
SEOとは、「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」の略称です。
自社のサイトを検索結果の上位に表示させるための対策のことをSEO対策といいます。
ローカル検索とは?
「札幌 矯正」「名古屋 インプラント」「表参道 ホワイトニング」など、「地域+業種(サービス名)」で検索することを、ローカル検索といいます。
検索エンジンで、何かを検索したとき、以下のような表示を見たことがありませんか?
例えば、「渋谷 歯医者」と検索すると、上のような検索結果が表示されます。
これを、ローカルパックといいます。
MEOの上位3位以内に入ると、このローカルパックに表示されるようになり、露出が高まるのです。
MEO対策を始めるには、Googleビジネスプロフィールを登録が必要
実際に地図に、自分のクリニックを表示させるためには、Googleビジネスプロフィールの登録が必要です。
Googleビジネスプロフィールは、誰でも無料で使えるツールです。
Googleビジネスプロフィールの登録に登録すると、クリニックの住所、営業時間、電話番号、口コミ、WEBサイト、写真などの情報を以下のように一括表示できるようになります。
これらのプロフィール情報が、Googleマップに表示されるようになるのです。
Googleビジネスプロフィールの登録方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
Googleマップに店舗情報を登録する方法!初心者でもできる操作ガイド
歯医者・歯科医院がMEO対策をすべき理由
MEO対策が大切であると、多方面で言われることが多くなりました。
飲食店や娯楽施設に加え、歯医者・歯科医院も例外ではありません。
MEO対策が必要だと言われる理由を確認していきましょう。
詳しい情報を一括してユーザーに届けられるから
MEO対策を行う際に登録を行うGoogleビジネスプロフィールでは、以下のような情報を一括して表示できます。
- 店舗名、ビジネス名
- 住所
- 営業時間
- 電話番号
- WEBサイト
- 利用者の口コミ、評価
- クリニックの写真
ユーザーは、わざわざホームページやSNSなどを見なくても、Google上で必要な情報を一気に見られるので、とても便利です。
より情報を詳しく載せておくことで、集患・集客につながりやすくなります。
SNSやホームページの情報と異なっていたり古い情報を載せたままにしたりすると、ユーザーが混乱する原因になりますので、ネット上の全ての情報を統一しておくことと、常に最新の情報に更新しておくことが大切です。
低コストで集患・集客できるから
Googleビジネスプロフィールは、Googleが提供しているサービスで、誰でも無料で使えるツールです。
自分で情報を発信することで集患を行えるので、自己集客力を高めることで、ポータルサイトなどへの掲載料を抑えられます。
また、MEOの代行業者に頼んだとしても、月2〜3万円で運用できるので、SEOに比べても低コストです。
SEOの場合、業者に委託すると月に10万円以上かかることも多いので、MEOはかなりコストパフォーマンスが良い集患・集客ツールですよね。
ローカル検索を行うユーザーが多いから
実は、Google検索の46%はローカル検索であるということをご存知でしたか?
【参照:SEARCH ENGINE】
MEOに取り組まないということは、この46%のユーザーにアプローチせず、そのまま逃してしまっているのと同じことになります。
ローカル検索をするユーザーに訴求するためにも、MEO対策でクリニックの露出を増やすことが大切なのです。
Googleマップの口コミを参考に歯医者を選ぶユーザーが増えているから
「病院・歯科などを選ぶ際にどのサービスの口コミ・レビューを参考にしますか?」という質問に対し、2021年3月の調査では、47.9%のユーザーが、Googleマップの口コミやレビューを参考にするという結果が出ています。
また、2019年から2021年では、EPARKやマイクリニックなどのポータルサイトを参考にする人が減っている一方で、Googleマップの口コミやレビューを参考にする人の割合は、5%も増加しており、年々Googleマップの影響が拡大しています。
【参照:PR TIMES】
2019年に比べて5%増えており、年々増加傾向にあることもわかっていますので、MEO対策を行って、口コミやレビューを増やすことも集患アップの大切なポイントとなりますね。
地域性の高いビジネスは、MEOとの相性が良いから
歯医者は、その地域に住んでいる人が通う場所なので、その地域の患者さんにいかにアプローチできるかがとても重要です。
このようなローカルビジネスは、MEOとの相性がとても良いので、活用しない手はありません。
ローカルビジネスでは、大手の企業が競合になることが少なく、地域の同業者のみが競合となります。
ですので、MEOで上位表示できればユーザーの目に留まりやすくなり、集患効果が期待できるのです。
競合が少ないから
地域のクリニックのみが競合となる上に、MEO対策に力を入れている歯医者や歯科医院がまだまだ少ないのも特徴です。
競合が少ないうちに、MEO対策にコツコツ取り組んでおくことで、将来の安定した集患につながります。
歯医者・歯科医院のMEO対策のポイント5つ
歯医者・歯科医院のMEO対策を行うポイントを5つ解説していきます。
どのように対策していけばMEOで自分のクリニックを上位表示できるのか、よく確認してみてください。
①Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
まずは、Googleビジネスプロフィールの情報をできるだけ充実させましょう。
項目がある部分は基本的に全て記載し、最新の情報を常に更新しておくのが大切です。
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることは、MEO順位を上げるために、とても重要なポイントといえます。
情報を充実させておくことで、ユーザーが検索するキーワードとの関連性が高まるので、Googleからの評価受けやすくなるのです。
また、予約ページやお問い合わせフォームなどをGoogleビジネスプロフィールと連携させておくと、ユーザーの導線がスムーズになるので、忘れずに連携させてくださいね。
②「商品・サービス」欄に診療内容を記載する
ユーザーが検索する様々なキーワードの検索結果に表示されるように、「商品・サービス」欄に、診療内容を詳しく記載しておきます。
- 一般歯科
- 歯科矯正
- ホワイトニング
- 歯周病治療
- 定期検診
- 予防歯科
- インプラント
診療内容の名称だけでなく、料金や、各内容に対する説明なども書き加えておくとよりわかりやすくなります。
画像は、治療内容がイメージできるもので、清潔感があり、ユーザーが安心感を抱くようなものを使用しましょう。
③投稿で最新情報や写真などを定期的に発信する
投稿機能を積極的に使って、情報発信していくことも大切です。
何を投稿すれば良いか分からない方は、以下のような内容を発信してみてください。
- 定期健診の重要性を促す投稿
- 歯磨きに関する豆知識
- 子どもの歯に関する情報
- 歯ブラシの選び方などのプチ情報
- 今月のおすすめメニュー
- 歯科矯正に関する情報 など
定期的に投稿を更新したいと思っても、Googleビジネスプロフィール用に何か投稿内容を考えるのは手間がかかりますよね。
そんな方は、営業に関するお知らせや、ブログを更新した際に、そのURLや簡単な内容をGoogleビジネスプロフィールの投稿にもシェアすると発信する側の負担も少なくて済むのでおすすめです。
投稿の写真は、院内や治療の様子やがわかるものを使いましょう。
頻繁に情報を発信しているクリニックは、ユーザーからの信頼を得やすくなるので、コツコツ続けてみてくださいね。
④サイテーションを増やす
サイテーションには「引用」と言う意味があり、ネット上の他の場所で、どのように、どれくらい言及されているかの指標です。
このサイテーションが増えるほど、Googleの評価が上がり、上位表示に優位に働きます。
サイテーションになるものは、例えば、歯医者や歯科医院のSNSやホームページ、患者さんが書いたブログなどです。
歯医者・歯科医院やクリニックが無料で掲載できるポータルサイトなど、掲載できる媒体に積極的に情報を載せることで、サイテーションを獲得できます。
ポイントは、Googleビジネスプロフィールに登録したNAP情報(名前・住所・電話番号)と全く同じ情報にすることです。
NAP情報とは、以下の情報のことをいいます。
- Name(店舗・会社名)
- Address(住所)
- Phone(電話番号)
電話番号のハイフンの有無、カタカナ表記かアルファベット表記か、住所の番地表記が全角か半角か、スペースの有無などを統一しておくことで、Googleに認識されやすくなります。
⑤できるだけ評価の高い口コミを増やす
Googleは、口コミが多くなおかつ評価が高い歯医者・歯科医院は、ユーザーに提示する価値の高いクリニックであると判断するので、MEOで上位に表示される傾向にあります。
口コミを投稿したユーザーは、返信を期待している場合も多いので、しっかり返信しましょう。
口コミの数がただ多ければ良いと言うわけでなく、その評価がポジティブなのかネガティブなのかも大きく関わります。
評価の高い口コミを獲得するためには、患者さんの満足度を上げることが一番の近道です。
- 清潔感
- スタッフの対応
- 待ち時間のながさ
- 小さな子どもや子連れへの配慮
- 高齢者への配慮
- カウンセリングの丁寧さ
- 治療内容の説明のわかりやすさ
これらの点を振り返って、改善できる所がないかチェックしましょう。
口コミの内容は検索結果画面に表示されることがあります。
そのため、ユーザーが検索しそうなキーワード(治療内容など)やユーザーが知りたいであろう内容を記載してもらえるとより効果的です。
飲食店などと違って、直接口コミの投稿をお願いすることは難しいので、院内に口コミの投稿をお願いするポップなどを設置してみましょう。
中には良い口コミだけでなく、ネガティブなものもあります。
ネガティブな口コミがあると、他のユーザーが来院したくないと思ってしまいがちなので、真摯な態度で返信することがとても重要です。
まずは不快な思いをさせてしまったことに謝罪し、今後どのように改善していくかを明確にします。
このように対応することで、口コミを見ている他のユーザーが安心でき、逆に好印象につながる場合もあるのです。
嫌がらせや悪質な口コミがあった場合には、Googleに通報して削除してもらうこともできるので、検討してみましょう。
ただし、都合の悪い口コミを書かれたからといってむやみに通報しているとGoogleのブラックリストに登録され、本当に削除したいときにできなくなるので注意が必要です。
MEO対策でやってはいけないNG行為
最後に、MEO対策でやってはいけないNGな行為を紹介します。
注意点も把握して、スムーズにMEO対策を進めましょう。
Googleビジネスプロフィールの管理や更新をしない
Googleビジネスプロフィールのアカウントを作っているものの、全く写真などが投稿されていなかったり、最新の投稿が数年前のものであったりすると、ユーザーが不信感や不安を抱く原因になります。
数ある歯医者・歯科医院の中から選ばれるためには、最新で正確な情報をわかりやすくユーザーに届けることが大切です。
他のクリニックが全く情報を更新していない中に、こまめに情報を発信していればユーザーに選ばれやすくなるので、投稿機能を活用してみましょう。
投稿を更新している歯医者・歯科医院が少ないからこそ、チャンスと捉えて、管理と更新を怠らないように気をつけてみてください。
自作自演の口コミ
歯医者や歯科医院の経営者やスタッフが、自院の口コミを書き込むのはNGです。
Googleビジネスプロフィールのポリシーに違反する行為となっているので、絶対にしてはいけません。
登録を行う際に、必ずポリシーに目を通しておきましょう。
【参照:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー】
Googleビジネスプロフィールの口コミを投稿するためには、自分のGoogleアカウントが必要です。
自分のアカウントで口コミを投稿したことがGoogle側でわかった場合には、ペナルティーを受けることがあります。
検索結果での順位の降下や、最悪の場合には、マイビジネスの削除にまで至ることもあるので、注意が必要です。
いくつかGoogleアカウントを持っている場合にも、Google側では容易に情報を把握できてしまいますので、自分で口コミを投稿する行為は絶対にやらないようにしてください。
報酬を使って口コミを増やす行為
良い口コミを書いてもらう約束で、ユーザーにお金や商品、サービスなどの報酬を渡すこともGoogleビジネスプロフィールのポリシーで禁止されています。
「口コミを書いてくれませんか?」とユーザーにお願いすることはOKですが、口コミの内容まで指定することや、報酬を用いることはNGですので、気を付けましょう。
フラットな意見が口コミであることを忘れずに、真摯な姿勢で患者さんと向き合うようにしてくださいね。
まとめ
歯医者・歯科医院におけるMEOの活用は、効率良い集患に必要不可欠です。
MEO対策が必要である理由を理解して、MEO対策のポイントを意識しながらGoogleビジネスプロフィールを運用してみてください。
すぐには効果が出なくても、コツコツ続けることで、きっと集患やクリニックの経営の強い味方になってくれます。
この記事を役立てながら、MEO対策に取り組んでみてください。