こんにちは、ケイビーカンパニーWEB戦略事業部です。
「インバウンドMEOを実施することで、どのような効果があるのかを知りたい」
「インバウンドMEOを実施するときのポイントとは?」
「インバウンドMEOを成功させるための秘訣とは何か?」
そんなお悩みありませんか?
インバウンドMEOを実施するときは、地図アプリ上に正しい情報を掲載し、多言語に対応することが非常に重要です。
そこで、今回は、インバウンドMEOについて、初心者でも簡単に分かるようにご説明していきます。
この記事を参考にしていただくことで、お店の集客力アップが期待できるインバウンドMEO対策を実施できるようになります。
インバウンドとは?
インバウンドとは、外国人の方が日本に観光やビジネスを理由に訪れることを表しています。
インバウンド対策は、日本語を習得していない外国人観光客の方に日本を楽しんでもらうためのサービスを用意することであり、新たな顧客の獲得や集客力の向上に繋がります。
また、すでに日本に住んでいる外国人の方にもアピールすることによって、店舗に定期的に通うファンを増やす効果も期待できます。
近年、日本政府が国策として外国人観光客の受入を促進していることや、少子高齢化が進行している影響によって、国内での消費市場が縮小傾向にあると言われています。
そのため、外国人観光客の増加によって、日本経済の活性化に繋がることが期待されており、早めにインバウンド対策に取り組むことが重要です。
インバウンド対策としてのMEOとは?
MEOとは、「MapEngineOptimization(マップ検索エンジンの最適化)」を指す略語です。
主に、Googleマップなどの地図エンジンの検索結果の上位表示を目指すための対策のことを指します。
MEOの特徴は、地図アプリ上で同じキーワードで検索をかけたときに、表示されている地域が変わると検索結果も異なるという点があります。
MEO対策を実施することで、この特徴に考慮した対策ができるようになるため、非常に重要です。
MEOのメリットとしては、SEOよりも利用者の目に留まりやすいことや、実店舗へ来店する可能性が高い利用者に対して効果的なアプローチが可能なことがあります。
インバウンド対策としてのMEOは、通常のMEO対策と並行して、Googleビジネスプロフィールの多言語登録や外国人向けの情報発信を重点的に実施することがポイントです。
インバウンドMEO対策が重要な理由
インバウンドMEO対策が重要な理由として、以下の3点が挙げられます。
- Googleマップは世界的に利用者が多い
- 外国人観光客は旅行中の情報検索として地図アプリを利用している
- Googleマップは世界220以上の国や地域でサービスを提供している
Googleマップは世界的に利用者が多い地図アプリであり、日本を訪れる前の外国人観光客が旅行計画を立てる段階から利用しています。
そのため、MEO対策を実施しておくことで、旅行計画の段階から海外の方に向けてアプローチが可能です。
Googleマップに店舗を登録するときに、多言語対応にすることでインバウンド対策を実施していることをアピールできるため、より効果的なアプローチに繋がります。
また、外国人観光客が日本を訪れている間の情報検索として、Googleマップなどの地図アプリを利用しています。
地方での交通手段や店舗検索の手段として、Googleマップなどの地図アプリが活用されているため、地図アプリ上に店舗の情報を掲載しておくことで集客力向上も期待できます。
Googleマップは、世界220以上の国や地域でサービスを提供し、70以上の言語をサポートしています。
そのため、日本だけでなく、世界中で旅行先のアクセスや店舗検索に利用されているサービスです。
以上の理由から、Googleマップをはじめとした地図アプリに店舗の情報を掲載することで、インバウンド対策として外国人観光客に対するアピールにも繋がります。
地図アプリに情報を掲載するときは、ターゲットの国や地域で使われている言語に対応しておくことで、より集客力や認知度向上を目指しましょう。
インバウンドMEO対策の方法4選!
ここからは、インバウンドMEO対策の方法を解説します。
インバウンドMEOの対策として、以下の4つが挙げられます。
- 店舗の情報を地図アプリに掲載する
- 多言語対応にする
- キャッシュレス決済の導入
- SEO対策と関連づける
それぞれの対策方法について理解することで、店舗のインバウンドMEOの対策を進めやすくなります。
①店舗の情報を地図アプリに掲載する
まず、インバウンドMEO対策として、店舗の情報を地図アプリに掲載しましょう。
掲載しておくとよい情報は、NAP情報をはじめとした店舗に関する詳しい情報です。
NAP情報とは、「NAME(店舗名)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことを指します。
この3つの情報を複数の地図アプリに登録するときは、統一した名称や書き方にするのがおすすめです。
また、利用者が地図アプリを利用するときに検索しそうなキーワードをあらかじめ分析し、店舗情報に盛り込むことで、検索結果の上位表示にも繋がります。
地図アプリ上に記入できる情報はできるだけ全て記入しておくことで、情報の信頼度がアップしやすくなるため、掲載できるところから情報を記入しておきましょう。
店舗情報を地図アプリに掲載したあと、定期的に新しい情報に更新しておくことで、余計なトラブルや検索結果の順位低下を回避できます。
Googleマップ以外にも、世界ではさまざまな地図アプリが利用されています。
「TripAdvisor」や「AppleMap」など、海外で利用されている地図アプリにも店舗情報を登録できるため、できるだけ多くの地図アプリに情報を登録しましょう。
インバウンドで訪れる外国人観光客との接点を増やしておくことで、利用客へのアピールにも繋がり、店舗の認知度向上も期待できます。
②多言語対応にする
Googleマップをはじめとした地図アプリの多くは、利用者の端末で設定されている言語で表示される仕組みです。
また、Google検索自体にも自動翻訳機能がついているため、外国人観光客は自国の言語で店舗の情報を確認できます。
しかし、一部の単語や表現が言語によって正しく翻訳されない場合があるため、注意しましょう。
特に、店舗名や商品名は正しく翻訳されない場合があります。
店舗名や商品情報などは、あらかじめ多言語で設定して適切な状態にしておくことが重要です。
日本はアジアからの観光客が多い傾向があるため、英語だけでなく、中国語・韓国語などアジアで使用されている言語でも登録しておきましょう。
③キャッシュレス決済の導入
外国人観光客の多くは、キャッシュレス決済での買物や精算を希望する傾向があります。
海外には、日本よりキャッシュレス決済が普及している地域もあるため、ターゲットの国で利用されているキャッシュレス決済に対応することが重要です。
例えば、ターゲットの国が中国の場合は「銀聯カード」、アメリカの場合は「AmericanExpressカード」に対応することで、その国の観光客に対応しやすくなります。
日本円は世界的に流通している通貨ではないため、換金することに抵抗がある外国人観光客もいます。
そのため、キャッシュレス決済に早めに対応し、その旨を店舗の入口や公式サイトなどに掲載することでアピールできます。
④SEO対策と関連づける
インバウンド対策としてのMEOに取り組むと同時に、SEO対策も実施しておくことが重要です。
SEO対策とは、公式サイトが検索エンジンでの検索結果の上位に表示されることを目指すための対策を指します。
SEO対策とMEO対策を並行して実施することで、検索エンジンと地図アプリ両方での検索結果上位に表示されやすくなります。
検索エンジンと地図アプリの両方で検索結果の上位に表示されることによって、店舗の集客力や認知度の向上が期待できるため、できるだけ早めに実施すると良いでしょう。
インバウンドMEO対策の成功例をご紹介!
最後に、インバウンドMEO対策の成功例をご紹介します。
今回紹介するインバウンドMEO対策の成功例は、以下の3つです。
- 洋食店での成功例
- 歯科医院での成功例
- 美容院での成功例
成功例を知っておくことで、店舗で活用できるインバウンドMEO対策がどのような方法なのか理解しやすくなります。
成功例①洋食店での成功例
とある洋食店では、インバウンドMEO対策を導入したあと、客層の変化が起こりました。
インバウンド対策によって外国人客が増加し、特に中国や韓国などのアジア圏やヨーロッパから多くの観光客が訪れています。
インバウンドMEO対策と同時に、Instagramに多言語でのコンテンツ投稿や、投稿後のレポート確認などのインバウンド対策も実施しました。
インバウンド+MEO対策を同時に実施したことにより、より効率良く店舗の認知度や集客力が向上し、外国人観光客の増加に成功したケースです。
成功例②歯科医院での成功例
とある歯科医院では、MEO対策として店舗の情報を充実させることを重視し、商品ページを詳しくカテゴライズすることで情報を整理する対策を実施しました。
インプラントや矯正歯科などのキーワードを公式サイトのコンテンツに盛り込むことで、検索エンジンでの関連性から上位表示に繋がりました。
情報整理とキーワードによって、公式サイトが見やすく分かりやすいものとなったことから、公式サイトへのアクセス数増加に成功しています。
また、NAP情報を詳しく掲載したことによる電話からの予約数増加にも繋がったため、MEO対策における情報掲載の重要性が分かるケースです。
成功例③美容院での成功例
とある美容室では、美容院で日々ヒアリングを実施し、ターゲット層をより明確化し、ターゲット層に向けた内容をSNSに掲載しました。
これにより、ターゲット層を中心にSNSの投稿の閲覧数が増加し、概要欄に公式サイトのリンクを掲載することで、公式サイトのアクセス数増加にも繋がっています。
また、情報に興味を持った利用者が、店舗へのアクセス方法を公式サイトで調べられるように導線を配置したことで、実店舗への来店数も増加しました。
SNSでの情報発信から公式サイトへの導線を作ることによって、利用者が実店舗へ足を運びやすくするための対策が成功したケースです。
まとめ
本記事では、インバウンド対策におけるMEOの重要性について解説してきました。
日本では、少子高齢化の影響で日本国内の消費市場が縮小傾向にあるため、外国人観光客の増加が経済に与える影響は大きいとされています。
日本政府は、国策として外国人観光客の受け入れを促進しているため、できるだけ早めにインバウンド対策に取り組むことで、集客力や収益アップが期待できます。
インバウンド対策としてのMEOとして、Googleマップをはじめとした地図アプリに店舗情報を詳しく掲載し、集客力アップに繋げることが重要です。
また、店舗での多言語対応やキャッシュレス決済の導入をすすめ、その旨を地図アプリに掲載して、インバウンド対策を実施している店舗として積極的にアピールしましょう。